MSRとは
みなさん、MSRって聞いたことありますか。登山が好きな方、雪上歩行が好きな方は聞いたことがあるかもしれませんが、知らないという人も大勢おられるようです。ですので今一度MSRってどんなブランドがおさらいしてみましょう。MSRはテント、ガソリンストーブ、スノーシュー、浄水器など登山やキャンプにかかせないギアを開発し、世界中の冒険家や登山者、または世界を旅する旅行者から愛され続けているブランドです。
MSRで一番人気なのはスノーシュー
前述にも述べたようにMSRは数多くのアイテムを販売しています。MSRの中でも一番人気なのはやはりスノーシューです。MSRは男性用、女性用だけでなく、子供用のスノーシューも販売しています。
スノーシューって何？
販売していますと、よく聞かれるのはスノーシューっていったい何なの？と聞かれることがあります。スノーシューとは雪上歩行をする時に便利なアイテムです。通常雪上歩行すると雪の中に足が沈みますよね。スノーシューを履くとそれを防いでくれてスムーズに雪上歩行することができます。日本だと有名なのがかんじきです。かんじきの西洋版だと思っていただければ大丈夫です。
かんじきとスノーシューの違い
さらによく聞かれるのはかんじきとスノーシューと何が違うの？と聞かれます。一体何が違うのでしょうか。
価格
なんといってもまず違うのは価格です。かんじきが1万円前後に対し、スノーシューは3万～4万円くらいします。スノーシューは高いので、とりあえず雪上歩行したいという方はかんじきを買っていかれる方が多いです。
サイズと重量
かんじきとスノーシューの違いの2つ目の点はサイズと重量です。かんじきが約800グラムで小さいのに対して、スノーシューは約2キログラムありサイズは長いです。現地までの持ち運びはかんじきのほうが勝っているといえるかもしれません。
浮力
かんじきとスノーシューの違いの3つ目の違いは雪上歩行する際の浮力です。かんじきは結構沈むのに対して、スノーシューは少ししか沈みません。ですから体力の点でいうと、倍以上スノーシューのほうが楽といえるでしょう。
歩行時かかとが固定されているか、されていないか
かんじきとスノーシューの違いのラストは雪上歩行する時にかかとが浮くかどうかです。かんじきは足全体が本体に固定されるため雪上歩行するときには、足全体を引き上げて歩きます。しかしスノーシューはかかとが固定されていませんので、通常の歩行と変わりなく雪上歩行することができます。この点でもスノーシューはかんじきに勝っています。
かんじきよりもスノーシューがおすすめ
ここまででかんじきとスノーシューの違いについて考えることができました。価格が高いのと、重量が重いですが、雪上歩行するときの体力のことを考えるとスノーシューをおすすめします。では次に数あるスノーシューブランドの中でなぜMSRをおすすめするかについて取り上げていきたいと思います。
MSRスノーシューをおすすめする理由
MSRのスノーシュー以外にもスノーシューは数多く販売されています。例えばモンベルからはアトラスというブランド、ほかにもタブスやTSLなどがあります。ではMSRと他のスノーシューとは何が違うのでしょうか。
裏の歯の数と面積
アトラスやTSLは裏の歯の数がとても少ないです。対してMSRのスノーシューは縦に伸びる歯と横に走る歯があります。歯の数が多い、面積が広いということはそれだけ雪上の斜面に対して咬む、つまり滑りにくいということです。ですから他のブランドのものよりもMSRのスノーシューをおすすめいたします。
装着の仕方がストラップ
タブスのスノーシューは、足とスノーシューの固定する方法に、BOAシステムを使用しています。一見楽そうに見えますが、ストラップと違いBOAシステムはワイヤーが食い込むという難点があります。力のない女性ならいいのですが、男性の場合MSRのスノーシューのように、ストラップできちんと留めた方が各部分が緩みにくく履き方も簡単です。あとはストラップの場合のほうが修理が簡単にできるのでおすすめです。
MSRのスノーシューをおすすめします
いかがでしたでしょうか。MSRのスノーシューは他のスノーシューと比べて歯の数、面積が違うということ、足への固定の仕方がストラップなので、優しいながらしっかりとフィットする、ということを学ぶことができました。もちろん他のブランドが悪いというわけではありませんが、いろんなフィールドに出かけることができるという点ではMSRが抜きんでています。ですからMSRのスノーシューをおすすめします。
MSRスノーシューの選び方
ここまででMSRのスノーシューがいかに優れているかを考えることができました。MSRのスノーシューは確かに価格は高いです。しかしMSRのスノーシューはいろんなところに行けます。それで多くの人はスノーシューの中でもMSRのスノーシューを選ぶのです。ではMSRのスノーシューにはどんな種類があるでしょうか。大きく分けて3つあります。
MSRライトニングシリーズスノーシュー
このモデルの選び方のポイント。MSRのライトニングシリーズはとにかく軽いものを選びたいという方におすすめのシリーズです。他のモデルに比べて歯の数が多いので雪上に対してよりグリップが効くようにできています。
ライトニング アッセント 女性用
MSR REVOシリーズスノーシュー
このモデルの選び方のポイント。MSR REVOシリーズはフレーム全体がプラスチック樹脂でできているため非常に頑丈にできています。それにスチールの歯をあわせているので、どんなところでもガシガシ歩くことができます。
MSR EVOシリーズスノーシュー
このモデルの選び方のポイント。MSR EVOシリーズの特徴は軽量でありながらグリップ力が強いというものです。他の2つのモデルに比べて価格が安いのでこれからスノーシューを始めたいと思っておられる入門者におすすめのシリーズです。
選び方
まずはこの３種類の中の選び方について考えてみましょう。ライトニングシリーズの選び方はとにかく軽くて、角度のある坂を上りたい人におすすめです。こちらのモデルだけ横歯が２本あるのでよりきつい山も登れます。REVOシリーズの選び方は、とにかく何も考えずにガシガシ歩きたい人、ライトニングシリーズまでいかなくても坂を上りたい人におすすめです。EVOシリーズの選び方はとにかく安くしたい人におすすめです。
3種類の中でもさらに分けれる
ここまでで、MSRの種類がライトニングシリーズ、REVOシリーズ、EVOシリーズの３種類に分けることができるということを取り上げました。でもMSRのスノーシューはその中でもさらに分類することができます。ではそのどんなモデルがあるのでしょうか。比較してみましょう。
MSR ライトニングシリーズ2選
MSR ライトニングシリーズは大きく分けて2種類あります。MSR ライトニングアッセントとMSR ライトニングエクスプローラーの2種類です。それぞれが男女モデルがあり、サイズも２種類あります。サイズは22インチモデルと25インチサイズの２種類です。
MSR ライトニングアッセント
いろんな地形に対応するMSRスノーシューの上級者モデルです。デッキを囲むフレームに歯があることで、フレーム自体でもグリップし、全ての方向に優れたトラクションを発揮します。横方向の２本の歯により、軽さと剛性を両立しています。丈夫でしなやかなデッキがいろんな地形に追従し、急斜面の登りやスノーシューが苦手とするトラバース時にもしっかりと地面を捉えます。留め方はストラップです。
MSR ライトニングエクスプローラー
いろんな地形に対応するMSRスノーシューの上級者モデル。フレーム事態が歯になっているので、フレーム自体でもグリップし、全ての方向に優れたトラクションを発揮します。横方向の２本の歯により、軽さと剛性を両立しています。丈夫でしなやかなデッキがいろんな地形に追従し、急斜面の登りやスノーシューが苦手とするトラバース時にもしっかりと地面を捉えます。留め方はラチェット式です。
MSR REVOシリーズ2選
MSR REVOシリーズも２種類あります。REVOシリーズは、エクストラクトデッキを採用した新世代のスノーシューです。フラッグシップのライトニングと定番のEVO、双方の特徴を兼ね備えました。こちらもサイズは２種類あり22インチと25インチサイズの２種類です。こちらも男女あり。
REVOアッセント
本体がコンポジット構造で出来た新世代のスノーシューです。ライトニングとEVO、双方の特徴を兼ね備えました。登りでは縦歯のスチールフレームが強力なグリップ力を発揮し、トラバースではプラスチックのエクストラクトデッキが適度にたわんで地形に追従します。登るときにはかかとを持ち上げれるので、つま先側に荷重をかけやすくすると同時に、ふくらはぎにかかる負担を軽減してくれます。留め方はストラップです。
REVOエクスプローラー
REVOアッセントと同様、本体がコンポジット構造で出来た新世代のスノーシューです。ライトニングシリーズとEVOシリーズの、両方の特徴を兼ね備えたモデルです。登りでは縦歯のスチールフレームが強力にグリップし、トラバースではプラスチックのエクストラクトデッキが適度にたわんでくれるので、地形に追従します。登るときにはかかとを持ち上げれるので、つま先側に荷重をかけやすくすると同時に、ふくらはぎにかかる負担を軽減してくれます。留め方はラチェット式です。
MSR EVOシリーズ4選
MSR EVOシリーズは4種類あります。スノーシューハイキングに必要な機能が搭載され、比較的安価なモデルとなっています。そのほとんどがストラップで留めるタイプになっています。そしてサイズはすべてワンサイズとなっております。
EVOアッセント
登山からバックカントリー、平坦な場所まで、あらゆる場所に対応できるMSRスノーシューのスタンダードモデルです。スノーシューに必要とされる機能を備えています。全体がプラスチックのユニボディーデッキで出来ているためは耐久性が高く、いろんな地形に合わせて適度にしなってくれます。サイドに平行に配置したスチール製の縦の歯はグリップ力が高く、トラバース時の横ズレを防止します。
EVO
EVOアッセントと同様、登山から平坦な場所まで、あらゆる場所に対応できるMSRスノーシューです。スノーシューに必要とされる基本機能を備えています。全体がプラスチックのユニボディーデッキで出来ているためは耐久性が高く、いろんな地形に合わせて適度にしなってくれます。サイドに平行に配置したスチール製の縦の歯はグリップ力が高く、トラバース時の横ズレを防止します。EVOアッセントとの違いはヒールリフターがついていないことです。
デナリクラシックアッセント
デナリクラシックは名前の通り、モデルチェンジ前からあるモデルです。地形を選ばない優れた性能は、いまも高いレベルです。フレーム全体がプラスチックのユニボディーデッキなので、耐久性が高く、様々な地形に合わせて適度にしなってくれます。平行に配置してあるスチール製の縦の歯はグリップ力が高く、トラバース時の横ズレを防止します。登るときにかかとを持ち上げれるようになっており、つま先側に荷重をかけやすくすると同時にふくらはぎにかかる負担を軽減してくれます。
EVOアキュブレイド
こちらのモデルはヨネックスから出ているスノーボードブーツ専用になっています。歩行性と耐久性に優れ、多くのスノーボーダーが愛用しています。先端の金具につま先を合わせ、踏み込むだけで装着できるステップイン式です。素早く、簡単に脱着できるのが魅力です。専用なのでブーツが必要になりますので注意です。
MSRのスノーシューの特におすすめのモデル
いかがでしたでしょうか。MSRのスノーシューはこんなに種類があることを知れたのではないでしょうか。これらの中でも一番人気で、一番のおすすめはライトニングアッセント22インチです。22インチなので取り回しがしやすく、林の中に入っても木にぶつかりません。あとはなんと言っても軽いということです。勿論おすすめであってこれじゃないといけない訳ではありません。予算と機能性を考慮して選ぶようにしましょう。
アフターフォローについて
長年使用しているとどうしても修理が必要になってきます。修理の内容によってはパーツを取り寄せればよいだけかもしれませんが、その際ユーザー登録してあるかどうかがカギとなります。輸入品と正規品を区別するため正規品にはユーザー登録のはがきがついてます。もししてないと3倍くらい価格が変わるため、ユーザー登録は必ず行いましょう。
MSRのスノーシューで雪山を楽しもう
いかがでしたでしょうか。MSRのスノーシューがいかに優れているかわかったのではないでしょうか。値段は高くてもアフターフォローや性能を考えるとスノーシューはMSRにしようと思われたのではないでしょうか。実際いろんな地形に行くスノーシューユーザーのほとんどはMSRのスノーシューを購入しています。ですからMSRのスノーシューを買って、いろんなところに行って、楽しい思い出をたくさん作りましょう。
