アウトドアで大活躍する小型クーラーボックス
クーラーボックスとは、内部の温度を一定に保ったまま、食品などを持ち運ぶことができるものですが、最近では性能を保持しつつ、より機能的な商品が各メーカーから出ています。
ロゴス 抗菌 デザインクーラーL
出典:Amazon中でも、従来品より小型で軽量といったクーラーボックスに注目が集まっています。この手軽さが、更にクーラーボックスの活躍の幅を広げています。
クーラーボックスと言うと、これまではキャンプなどのアウトドアが活躍の中心でしたが、軽量でよりコンパクトな作りになったことで、ランチバッグとして、大型スーパーなどへの生鮮食品の買い出しなど、もっと身近な使い方が当たり前になってきています。
小型クーラーボックスの選び方
タイプから選ぶ
でも小型クーラーボックスを使ってみたい！と思っても、何を基準に選んだらいいの？と思う方もいるかもしれません。まずは、小型クーラーボックスのタイプを見ていきましょう。
ハードタイプ
キャプテンスタッグ クーラーボックス 6.8 UE-78
出典:Amazonまずはハードタイプをご紹介。たぶん多くの方がイメージされるのが、こちらのタイプでしょう。四角く、硬く頑丈な作りのこのタイプは、ちょっとやそっとじゃへたりません。しっかりとした作りだけに、若干の重さや収納時のスペースが気になることもありますが、機密性が高いため、保冷力に優れているのが人気の理由でしょう。
ソフトタイプ
コールマン アルティメイトアイスクーラーⅡ 25L
出典:楽天これこそ小型クーラーボックスの真骨頂！といえるコンパクトで軽量という特徴を持ったタイプ。使わなくなれば畳んで収納、ハードタイプと比較してもかなり軽量なので、女性でも持ち運びが楽と、使い方の幅が大変広いのがおすすめのポイントです。
素材から選ぶ
もうひとつの選ぶポイントが、保冷力にも大きく関係するクーラーボックスの素材です。ここでは各素材を比較し、保冷力の高いものからご紹介しておきます。
真空断熱パネル
シマノ FIXCEL ULTRA-PREMIUM 170
出典:楽天ほぼ外からの熱を通さないため、中の温度を最小限の保冷剤で保ち続けることができます。この素材が、保冷力では最強と言えるでしょう。主に釣具メーカーの高機能モデルに使われています。しかし、ご想像の通り他の素材と比較すると、ややお高め価格となっています。
発泡ウレタン
コールマン エクスカーションクーラー 16QT
出典:Amazon次に保冷力が高いのが、発泡ウレタン。一般のクーラーボックスには、こちらの断熱材が使われていることが多いです。アウトドア用とされているものの中では、種類も豊富で選びやすいかもしれません。性能としては、断熱材の厚みに比例して、保冷力も高くなります。それと同時に価格も上がりますね。
発泡スチロール
キャプテンスタッグ クーラーボックス 発泡スチロール製 8L
出典:Amazon保冷力は1番劣るものの、軽量で安価なため、手軽に利用しやすい素材です。さほど冷やしたりせずとも、熱くならない程度に温度を保っておきたいお弁当や買い物の荷物などは、こちらがおすすめではないでしょうか。
性能をチェック
保冷力
キャプテンスタッグ 保冷バッグ 12L UE-609
出典:Amazonここからは、小型クーラーボックスを選ぶうえで、チェックすべき性能やその他スペックを見ていきます。まずは一番大切な保冷力から。先程ご紹介したタイプと素材の組み合わせで考えると、最強なのは「ハード×真空断熱パネル」となります。逆にソフトタイプの発泡スチロール素材は手軽ですが、保冷力は低くなりますね。
重さ
サンカ ベリアスクーラー 9L
出典:Amazon持ち運んで使用する小型クーラーボックス。重さも重要です。容量によっても当然違いは出ますが、一般的に、真空断熱パネルや厚みのある発泡ウレタンのクーラーボックスは、重さがあります。
発泡ウレタンのもので、0.8kg～1.7kg程度、真空断熱パネルで、2.5kg～3.0kg位になります。0.3kg～という軽さを実現するソフトタイプと比較すると、かなり重く感じてしまうかも。
容量
サンカ クーラーボックス バンセレーノ 7.6L
出典:Amazon容量、つまりどのくらい物が入るかと言う問題ですが、これも重要ですよね。小型クーラーボックスというくくりで見ると、概ね3L～8L程度のものがメインのようです。
大きさとしては、幅300mm前後×高さ200～250mm×奥行き150～250ｍｍが、平均的な数字でしょうか。中に入る量の目安はありますが、ソフトタイプは柔らかい素材のため、中身の形と量にある程度対応可能なのと比較し、ハードタイプは一定量しか入らないという弱点も。
使いやすさ
ロックブロス ソフトクーラー 22L
出典:Amazonその他としては、持ち手や肩掛けベルト、キャスターなどと言った持ち運びのための機能性。またソフトタイプに多いポケットなどの追加機能も、使い方に応じてチェックするとよいでしょう。
おすすめの小型クーラーボックス6選
①コールマンテイク6
クーラーボックス テイク6
出典:Amazonアウトドアブランドとしても、人気の高いコールマンの小型クーラーボックス。350ml缶が6本入るコンパクトサイズ。6本入れて隙間に保冷剤が入り込む程度のスペースを開けたのみのジャストな作りです。
機密性がよく、保冷力は十分。ふたの部分は、裏に返すとくぼみがあり、飲み物を置けるようになっており、テーブル代わりにもなる心憎い面も。
②イグルーレジェンド6
イグルー レジェンド6
出典:Amazon先程ご紹介したコールマンとほぼ同程度のスペックを持つのが、イグルーのレジェンド6。持ち手は収納すると、本体とほぼ一体に。スタイリッシュな見た目とカラー、安定的な性能が人気です。
③シマノフィクセル・プレミアム120
シマノ フィクセルプレミアム120
出典:Amazonこれは、釣具メーカーの保冷力にこだわった小型クーラーボックス最強タイプ。釣った魚の鮮度を保つため、他のアウトドアタイプと比較すると、バツグンの性能を備えます。
また釣り仕様の滑り止めや、ワンタッチでロックが可能な「ラックトップレバー」、水栓つきや庫内が抗菌仕様となっているのも、嬉しいところです。私は個人的にこの高級感あふれるスタイリッシュなたたずまいが気に入っています。
④イグルー プレイメイトエリート ザ ボス
イグルー43581
出典:Amazonイグルーの中でも、かっこいいデザインのモデルもご紹介しておきましょう。缶が26本入る大きさで、片手で持てるデザインです。1泊程度なら保冷力が保持されるため、最大限にアウトドアを楽しみたいという場合にぴったり。フタの開け閉めが行いやすいのも特徴的です。気になるという人は、ぜひこの機会に購入してみてください。
⑤ダイワZS700
ダイワ ZS 700
出典:Amazonこちらも、釣具メーカーのコンパクトなハイスペックモデル。ほぼ同サイズの廉価タイプと比較すると、価格は2倍以上！それもそのはず、6面全てに真空断熱パネルが採用されています。その保冷力は言うまでもないでしょう。肩ベルトもついていて、持ち運びもラクラクです。
⑥サーモスソフトクーラーRFD-005
保温ポットで名高いサーモス。その性能のよさは折り紙つきです。350ml缶なら6本、500mlペットボトルなら4本と収納力も高いのに、たった0.3kgと言う軽量さ！小型クーラーボックス人気ランキングでは、常にベストテン入りの人気商品です。またびっくりするほど安いのも、最強と言えるでしょう！
⑦ロゴスハイパー氷点下クーラーM
ハイパー氷点下クーラー
出典:楽天アウトドアメーカーのロゴスから発売されているソフトタイプクーラーボックス。商品名にもなっている「氷点下」パックという専用保冷剤を使用することで、その保冷力がアップ！できるため、セット使いがおすすめとか。使い終われば、再度ジッパーを締めてコンパクトに。
ほぼ同サイズのハードタイプクーラーボックスの半分の重さという驚きの軽量さも見逃せません。
⑧コールマンエクストリームアイスクーラー
エクストリームアイスクーラー 15L
出典:Amazon最後はやはりコールマンから。ソフトタイプとしては比較的重さがあるこの商品のポイントは、15Lという小型クーラーボックスとしては大容量なところ。
サイズとしてはコンパクトでありながら、500mlペットボトル13本の収納を可能にした最強小型クーラーボックス。また、その保冷力をできる限り下げないために工夫された、ふた上部の取り出し小窓もポイント高いです！
用途や使用シーンに合ったモデルが大切
保冷力か軽量・コンパクトか
ここまで、小型クーラーボックスのチェックすべき性能を見てきましたが、その使い方によって、タイプや性能を選ぶ必要があることが分かったかと思います。つまり、保冷力か軽量・コンパクトか、といったところでしょうか。
生ものの鮮度を保つ保冷力
釣りなどのシーンで鮮魚を持ち運ぶ、刺身など生ものを保管するなど、鮮度を保ちたいものは、絶対的に保冷力重視で選ぶべきです。
釣りなどは魚を入れることが主な目的ですから、魚のサイズによっては、今回ご紹介したようなサイズでは、収まらないかもしれません。サイズもよく確認しましょう。釣りなどでは、ハードタイプのクーラーボックスを、椅子代わりにしている人もよく見かけます。そういった使い方は、ソフトタイプには不可能ですよね。
車で運ぶか手で持ち運ぶか
JEJアステージ クーラーボックス
出典:Amazonキャンプなど目的地まで車で移動する場合は、あまり重さも気になりません。しかし自分で持って歩くとなれば、できるだけ軽くて持ちやすいものがいいですよね。
ソフトタイプは肩からかけたり、腕にかけたりもできますが、ハードタイプはその辺りが弱い所。逆に運動会などでは、簡易のテーブルとしても使うことができたりして重宝することもありますが、運搬にはカートなどが欲しい所ですね。
キャンプのパッキングも楽に
Beikemall クーラーボックス 10L
出典:Amazonキャンプなど荷物が多くなる時に、小型クーラーボックスは便利です。大型のものはそれだけで場所を取りますが、小さいものならパッキングもしやすくなります。またソフトタイプなら使い終われば、コンパクトに収納して持ち帰れます。
ただし、バーベキュー用のお肉など生ものは、保冷力の高いタイプがいいでしょうね。すぐに消費してしまうビールなど、長時間の保存を想定していないものはソフトタイプ、と使い分ければ、飲み物に肉のドリップが…などという悲しいことも防げます。
保冷力を発揮させる使い方のポイント
どんなに性能がよいクーラーボックスでも、正しい使い方をしなければ、その能力は半減してしまいます。では、どんなことに注意したらよいのでしょうか。
クーラーボックスは冷蔵庫に非ず
パイクスピーク クーラーボックス 5.5L
出典:Amazonクーラーボックスの使い方として、1つ忘れてはいけないのは、「クーラーボックスは冷蔵庫ではない」ということ。つまり冷やしてくれるわけではなく、冷たい状態に保つだけ。
そのため、入れ物であるクーラーボックス自体が冷えていることも大切なのです。食材などを入れる前に、氷や予備の保冷材などで、中を冷やしておきましょう。その後の保冷維持力がぐんと変わります。
食材も保冷剤代わりに
ロゴス ハイパー氷点下 クールマスター 81670065
出典:Amazon食材や可能な限りの飲み物も、冷凍して保冷剤代わりにしましょう。それ自体が冷たい状態であれば、長時間冷たい状態を保てますし、外に出せば自然解凍できます。ただしできるだけ食材などは、小分けしてジップロックなどで密閉しましょう。
先程もご説明した通り、クーラーボックスは冷たい状態を保つ機能はある程度ありますが、次第に温度は上がって解凍されていきます。食材同志の汚染や匂い移り、クーラーボックス自体の汚染をできるだけなくし、清潔に保てるようにしましょう。
開閉は最低限に
タイタン クーラーボックス Deep Freeze 20L
出典:Amazon外気と触れる時間が長ければ長いほど、クーラーボックスの保冷力は下がります。開閉は最低限にしましょう。開けっ放しなどはもってのほかです。ですからクーラーボックスの中身は、取り出しやすく整理されていることが望ましいです。
また、できるだけ中身がぎゅうぎゅうに入っている方が保冷力は高まるので、クーラーボックスが大きすぎて中身がスカスカというのは、ちょっともったいない。やはり、必要十分な容量のクーラーボックスを選ぶことが大事と言えます。
各通販サイトでの人気ランキング
Amazon売れ筋ランキング
ここでは、アマゾンで実際に売れている小型クーラーボックスのランキングをご紹介して、その傾向を見ていきたいと思います。
強い！キャプテンスタッグ
シエロ クーラーボックス 6.8L
出典:Amazonおなじみのアウトドアメーカー、キャプテンスタッグ。リーズナブルな価格で人気です。なんとランキングベスト20に、5つの商品が入るという強さを見せています。断熱材は発泡スチロールですので、保冷力はそう高いとは言えませんが、人気の理由は十分に機能を併せ持ち、価格相応と思わせる使い勝手にあるようです。
第2位のアステージも見逃せない！
フォレスクルー FRC-10
出典:楽天2位のアステージは、ハードタイプの小型クーラーボックス。ハードタイプにしては軽量で、しかも容量はたっぷりなところがランキング上位の理由でしょうか。そして何と言ってもお安い！1000円でお釣りの来るタイプもありました！キャプテンスタッグもそうですが、こちらも安心の日本製。日本企業頑張ってますね！
価格ドットコム売れ筋ランキング
コールマン エクストリームホイールクーラー 28QT
出典:Amazonもうひとつ、価格ドットコムの売れ筋ランキングものぞいてみました。
コールマンは安定のランキング上位
コールマン デイリークーラー キャンプマップ 10L
出典:Amazonやはり、ここでもご紹介したモデルが上位にランクされています。コールマンやサーモスはそのスペックからすると、低価格であることも、最強小型クーラーボックスの所以でしょう。
ランキング上位は、ややハードタイプが多いようでしたが、ランキング全体としては、ソフトタイプも負けていませんでしたね。形も普通のトートバッグタイプなども売れているようです。
まとめ
最強のクーラーボックスとは
YETI ソフトクーラー HOPPER FLIP 12
出典:Amazon今回は、小型クーラーボックスをいろいろな側面から比較検討してみました。最後に「最強なクーラーボックス」とは？についてまとめてみたいと思います。
保冷最強は間違いなく釣り仕様
ダイワ クーラーボックス クールライン SU800X
出典:Amazonクーラーボックスに求められる機能は、間違いなく保冷力。その性能に特化しているのは、間違いなくダイワやシマノといった釣具メーカーのものです。コンパクトでありながら、真空断熱パネルなどの技術を駆使し、最強の保冷力を提供してくれます。また釣りを想定して備えた機能も、アウトドアなどでも便利なものとなること間違いなしです。
コスパよし！なモデルが人気
キャプテンスタッグ クーラーボックス 25L
出典:Amazonクーラーボックスとしての性能で比較すれば、結論は出ますが、実際に売れているモデルの特徴はまた別のようです。価格ドットコムの売れ筋で見ると、ハードタイプとソフトタイプの人気は五分五分と言ったところ、価格は1000～4000円といった低価格帯が売れている傾向が見えました。
安かろう悪かろうではなく、各メーカーの企業努力により、安価でよりよいものがどんどん出てきているということなのかもしれません。
こだわりの逸品を
クーラーボックスはギアの中でも存在感があり、常に使うものなだけにこだわりも強いようです。人と被らないブランドやデザイン、とにかく高性能なものなど、さまざまな情報を集めています。
購入時のお値段はそれなりでも、ギア愛があれば使い込むため、結果的にはコスパよし！なわけですね。またカスタマイズもおてのもの、デザイン的なものから機能的なものまで、幅広く使いやすく自分好みの逸品に仕上げているようです。
番外編
クーラーボックスも機能だけでなく、デザインが重視されるように。ナチュラル好きな女子から人気を集めているのが、藤かごのようなデザインのクーラーボックス。おしゃれしてお弁当持ってのデートに、ハードなクーラーボックスじゃ嫌！という方におすすめです。
工夫次第で保冷力はキープできる！
軽量・コンパクトが、小型クーラーボックスの最大の持ち味だと思いますが、やっぱり保冷力も欲しいなと思うのは当たり前。でも工夫次第で、いまあるクーラーボックスの保冷力をよりキープすることも可能！なんです。
銀マットを活用
できるだけ外気を遮断することが、保冷力アップのコツ。100円ショップなどで売っている銀マットを、適当な大きさにカットして、内ふたのように被せるのもひとつの方法です。大きめのものなら、クーラーボックスごと覆ってしまっても、いいかもしれませんね。
直射日光、直置き禁止！
これも、当たり前と言えば当たり前ですが、意外と気にしていない方が多いんです。日の当たる場所の地面に、直接クーラーボックスを置いている方！もろに熱を浴びたりすれば、当然クーラーボックス自体の温度が上がってしまいます。日陰など置き場所には気を付けましょう。
クーラーボックスを探すならキャンプグッズが豊富な通販サイト「エルブレス」もおすすめ！
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ブランド別やカテゴリ別にも検索できるので、検索しやすいところもポイントが高いですね！これからキャンプを始められる方や、キャンプグッズを新調したい方は、エルブレスをチェックして、楽しいキャンプライフを楽しみましょう！
クーラーボックスを上手に使って暑い夏を快適に！
ロックブロス ソフトクーラー 超保冷
出典:Amazonいかがでしたか？クーラーボックスの性能や使い方について、多少知って頂くことができたでしょうか。今年も暑い夏になりそうです。冷たいものの取り過ぎには注意が必要ですが、やはり外でこそ冷たい飲み物が欲しくなる季節になってきました。
夏休みにお出かけを予定している方も、軽量・コンパクトで持ち運びに便利な小型クーラーボックスを、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょう？小さいながらに機能が充実したモデルが続々登場しています。
飲み物だけでなく、熱中症予防に冷えたタオルを入れるなど、いろいろな場面で活躍しそうなクーラーボックスを、ぜひ生活の中に取り入れてみてくださいね！
出典：amazon.co.jp