両面砥石 400/1000包丁研ぎ FIRIK (フィリク) 荒砥石 中砥石 家庭用 ゴム台付き
キング砥石 キングデラックス 高級刃物用砥石 標準型 中仕上用 #1000 DX-1000
貝印 ダイヤモンドシャープナー AP-2456
LANSKY(ランスキー) シャープナー ブレードメディック LSPSMED01
キャンプ用のナイフとは?
数多くの種類がある!
アウトドアに使うキャンプ用ナイフには数多くの種類があります。簡単なキャンプで使う折りたたみナイフから本格的なブッシュクラフトで使うブッシュナイフなど幅は広くてそれぞれに特徴があります。しかし、それでも刃があって使い続ければ欠けたり磨り減ったりするのはどれも同じですので、砥石で刃を研いでメンテナンスをする必要が出てきます。
使い方にあったナイフを使おう!
数多くの種類があるナイフですが、それぞれには用途に合った大きさや素材が使われています。例えばフィッシングナイフなどは海水に触れる機会が多いために鋼は使わず、ステンレスやチタンなどを多く使います。また大きさは携帯性に優れるように刃長が5.5cm以下で折りたたみナイフという形が最近の人気ですね。このように多くのナイフは用途によって特性があるので使うだけでなくメンテナンスにも特徴が出てくるんです。
ナイフの刃の素材とは?
鋼(はがね)
鋼とは別の言い方だと「炭素鋼」と呼ばれます。ステンレスと違って非常に錆びやすいのですが、切れ味が非常に良く和包丁では多く使われている素材ですね。硬度的にも硬いのでハードワークの多いアウトドア用の山刀などにもよく使われています。水砥石と相性がよくて粗めの砥石から中砥石までで切れ味の良い刃がつくので鋼は比較的に研ぎやすい素材となっています。
ステンレス
ステンレスは近年の刃物用素材としてはオードソックスなものになり始めました。錆びにくくて生産性に優れることから量産品のナイフでは多くがステンレスを使っています。手入れを殆どしなくていいのもポイントですね。メンテナンスに関しては水砥石以外にオイルストーンや簡易シャープナーを使って研ぐのもおすすめです。
チタン
チタンは最近になって使われ始めた最新の素材です。絶対に錆びないののと非常に軽量なことから登山用キャンプナイフなどには特に効果的な素材となっています。チタンと聞くと非常に硬い素材だと思われがちですが、刃物用としては柔らかい素材なので通常の砥石で問題なく研ぐことができます。手入れやメンテナンスがほぼ必要ないのもステンレスと同じくポイントが高いです。
砥石の種類
水砥石
水砥石は主に自然石とセラミック製などの種類があります。自然石は現在では貴重なもので中々に手に入りませんが、セラミック製の砥石はメーカーがいろんな種類を販売しているのでそちらを購入しましょう。もっとも定番な水砥石は使用する前に水に漬け込んで、十分に水を吸い込んだ砥石をゴム板や濡れ雑巾などで研ぎ台に固定して使います。
オイルストーン
オイルストーンは水砥石と違って専用のオイルに漬け込んで使う砥石です。固定する砥石だけでなく、スティックタイプの物も多く、出先でも気軽に使える便利さがあります。元々西洋で主に使われていたものなのですが、日本でも最近は西洋式の刃が多いので用途的には相性が良い砥石でもありますね。包丁とかではなく、キャンプ用ナイフとかにはこちらをおすすめします!
シャープナー
シャープナーとは水砥石やオイルストーンと違って水やオイルの必要もなく手軽に研ぐことができる器具です。素材にはセラミックや人工ダイヤモンドが使われることが多くて、スティックタイプや抜き差しするだけコツとかが必要もなく刃が研げるものなどが多く作られています。携帯もしやすく簡易的なメンテナンスがしたいときにはおすすめです。
ナイフの基本的な研ぎ方
ナイフの刃によって研ぎ方が変わる!
ナイフの刃はいくつかの形があってそれによって研ぐ際の角度や接地面が変わります。一般的なナイフや洋包丁は刃の先に小刃と呼ばれる急角度の刃が付いています。この部分が研ぎ直して整える部分で、それ以外の部分は砥いではいけません。逆にブッシュナイフなどは小刃がないので刃の面ごと研ぎ直します。自分が研ぐナイフなどの刃がどのようなものなのかをよく知っておきましょう。
ナイフの研ぐ方向とは?
刃物全般で言えることですが、刃を研ぐ方向は決まっている場合もあればどちらでも良い場合があります。一般的なナイフの砥ぎでは押し込むのがおすすめでしょう。シャープナーやオイルストーンではスライドさせて研ぐのも問題ありませんが、角度を一定に保ちつつ研ぐのは中々難しいのでなれてからにしましょう。
ナイフの研ぎ方のコツとは!?
砥石の面を平らに保つ!
ナイフを研ぐ時のコツとしては砥石の表面状態も関係してきます。どの砥石でも研ぐことによってナイフとの接触面が削れて凸凹になってきますが、そのままの状態で研いでしまうと刃との接触が斑になってしまうので良い切れ味の刃が作れません。良い刃を付けるためのコツは砥石の表面を常に平にしておくことで、レンガや大理石など平で硬い石に擦りつけて平面を保ちましょう。砥石がなくなっていくのがもったいない気がしますが、凸凹の状態で使い続けるよりも良い効果が得られます。
一定の角度を保とう!
ナイフを研ぐコツその2は研ぐ時の角度を一定に保つことです。よく聞くのは十円玉が2枚入る角度が一番切れ味の良い刃がつくとされていますね。ナイフの角度を一定に保ちつつ押したり引いたりするのは慣れないうちは大変で結構ぶれてしまうことが多いです。コツをつかめばできるようになりますが、それまで待てないという人にはコツを掴まなくても角度を保つアイテムも販売され始めていますので、購入してみるのもおすすめです。
ナイフの研ぎ方! No.① 鋼製
少し粗めの砥石で
鋼製のナイフは硬度が高めですので、まず粗めの砥石で研いでいくのがおすすめです。粗い砥石で刃の欠けなどを修正したら今度は中砥石で仕上げをしていくのが鋼では効率が良く素早く仕上げることができます。砥石の表面はきちんと平面にしておくのが重要で、いくつものナイフを研ぐ時には状態を気にして整えていきましょう。
セラミック砥石がおすすめ
鋼のナイフにはセラミック砥石がおすすめです。セラミック砥石は砥石の中でも硬度などが自由に作られるので鋼にあった硬めの砥石が多く、砥石の手入れをこまめにしなくても済むのが良いです。同じようにセラミックのシャープナーなども水を使わずに鋼のナイフを手入れできるので、キャンプ道具に混ぜておくのもようですね。
ナイフの研ぎ方! No.② ステンレス製
中砥石でOK
ステンレスは鋼よりも硬い素材ですが、粘りが多めなので粗い砥石よりも中砥石から仕上げ用砥石を使うのがおすすめです。一般的なナイフはオイルストーンを使って研ぐことが多いのですが、オイルストーンのシャープナーやセラミックのシャープナーで研がれることも最近では多くなってきました。砥石の粗さは同じなので研ぎ方によって使いやすいものを選びましょう。
オイルストーンを使ってみよう
オイルストーンは慣れてしまえば水砥石よりも準備が少なくて気軽に使える砥石です。手入れも必要なく、オイルにつけておけばいつでも使えるという気軽さが良いですね。漬け込むタイプでなくてもオイルをつけてすぐに使えるシャープナーが多いのでナイフの手入れの際には使ってみましょう!
ナイフの研ぎ方! No.③ チタン製
中砥石以上で研ごう!
チタンは刃物としては柔らかい素材で、粗い砥石で研ぐのはあっていません。チタンに適しているのは中砥石から仕上げ砥石の柔らかい砥石となっています。非常に粘りこくて研ぐのが難しいのですが、刃自体は長持ちするので一回研げばしばらくの間は研がなくても済むはずです。変わった研ぎ方はなくて他の素材のナイフと同様にやりましょう。
機械研ぎはしないように!
チタンのナイフはよくある機械式の回転砥石では研がないでください。チタンは研ぐとまくれが発生しやすく、機械で研ぐと刃がつかずに反り返りだけが発生してしまいます。まくれというのは研いだときに出る金属の返りで、ごく小さく指先でしか確認できないようなものです。通常の返りは研ぎの最後に角度を変えて研ぐことで落ちて刃がつくのですが、チタンは粘っこいのでいつまでも返りが発生してしまうのです。ですので、チタンのナイフは手研ぎで刃付けをしましょう!
ナイフのメンテナンスは大事!
研いだあとにも
ナイフを研ぎ終わったあとにもメンテナンスは必要です。チタンのナイフはほぼメンテナンスすることはないですが、鋼のナイフとステンレスのナイフは研いだあとに水気をしっかりととって表面に軽く錆止め用に油を塗るのがおすすめです。塗る油は機械油ではなく、くるみ油や荏の油などの自然油を使えば食品を切る時にも軽くぬぐい取るだけで使えるのでおすすめです。
こまめに研ごう!
研ぐ感覚というのは実際にしないと覚えられません。キャンプで使い終わった時やハードワークの後、長期間の保存の前などには刃を研いでからしまうようにしましょう。こまめに研ぐことで次に使うときにもベストな状態で持ち出すことができます。
おすすめの砥石!
両面が使えて便利!
両面砥石 400/1000包丁研ぎ FIRIK (フィリク) 荒砥石 中砥石 家庭用 ゴム台付き
素材にコランダムを使っている人工砥石で裏面と表面で2種類の粗さがある砥石です。程よい粗さなのでこれだけで十分な刃がつけられます。ゴムの台座もついてくるので滑りにくく研ぎやすい商品です。
中仕上げにはこれが一番!
キング砥石 キングデラックス 高級刃物用砥石 標準型 中仕上用 #1000 DX-1000
砥石では有名なキング砥石の中仕上げ用砥石です。粒度も安定していて大きいので非常に安定して研ぐことができます。大きな刃の欠けがなければこの砥石さえあれば済んでしまうほどに汎用的な砥石ですので、どの砥石を買うか迷った方はこちらをおすすめします。
おすすめのシャープナー!
スピーディーに研ごう!
貝印 ダイヤモンドシャープナー AP-2456
こちらは人工ダイヤモンドの粒子がついた簡易シャープナーです。幅の広い面で安定した刃をつけられるのですぐに使える刃が簡単にできます。簡易シャープナーなので刃が長持ちはしませんが、キャンプなどで急に使いたい時にはおすすめです。
シャープナーの有名どころ!
LANSKY(ランスキー) シャープナー ブレードメディック LSPSMED01
こちらの商品はいくつかのシャープナーが合成されたシャープナーです。セラミック、ダイヤモンド、カーバイドなどの砥石がついていて、どんなナイフにも対応できます。非常に小さいので携帯性は抜群です! 登山などにも軽いので負担にならないのが良いですね!
ナイフの研ぎ方のまとめ
ナイフの研ぎ方
ナイフの研ぎ方については種類によって変わるということをを知っていただけましたか? 色々なナイフがあるので自分が持つナイフに合わせて適切な研ぎ方をしてくださいね。上手く研げたナイフはきっとキャンプやアウトドアで活躍してくれるはずです! 大事なナイフですので長く使ってあげましょう! 良いナイフは一生ものの宝物になるはずです!
ナイフが気になった方はこちらもチェック!
ナイフについて気になった方は下記にナイフ関係のまとめ記事のリンクを張っておきますので、よろしければあわせてお読みください!
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この状態の砥石は使い物にならない!