湘南の美術館「山内龍雄芸術館」特集!画家・山内龍雄の芸術を心ゆくまで鑑賞できます。のイメージ

湘南の美術館「山内龍雄芸術館」特集!画家・山内龍雄の芸術を心ゆくまで鑑賞できます。

神奈川県藤沢市にある画家・山内龍雄(1950-2013)の絵画作品常設展示施設です。 山内龍雄の芸術を落ち着いた空間で心ゆくまで鑑賞できる芸術館。常時作品の解説も行っております。

2018年05月29日更新

山内龍雄芸術館
山内龍雄芸術館
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目次

  1. 湘南の美術館・山内龍雄芸術館
  2. 山内龍雄芸術館はこんな施設
  3. 山内龍雄芸術館が作られたわけ
  4. もっと詳しく、山内龍雄について
  5. 山内龍雄芸術館のご利用案内
  6. 山内龍雄芸術館のまとめ

湘南の美術館・山内龍雄芸術館

山内龍雄芸術館とは

山内龍雄芸術館は、山内龍雄(1950-2013)という画家を、より多くの人に知ってもらい画家が生涯にわたって制作した作品を安全に後世に残し、また、山内龍雄の作品を観たい時にいつでも観ることができる山内作品常設展示施設として、2016年4月に神奈川県藤沢市に開館しました。

山内龍雄という画家

40歳の頃の山内龍雄

1950年に北海道・厚岸町上尾幌の原野に生まれ、生涯その地に暮らしました。独学で絵を学び、自分の芸術を追及し続け、2013年に急逝するまで芸術のために生きた画家です。

山内龍雄の作品

油絵用のキャンバスを、数年かけて紙のように薄くなるまで削っていくという独自の技法で描かれた山内の作品は、ヨーロッパで「新しい美術様式の誕生」「描かれた哲学」と称賛されています。画像では伝わらない山内作品の深さをぜひ、実際足をお運びいただき、ご覧いただきたいです!

山内龍雄芸術館はこんな施設

山内作品を最良の状態で観られる芸術館

山内龍雄の作品が最良の状態で観られるためにさまざまな工夫をこらして設計し、作られた建物です。山内作品の展示と作品の保存をしております。それでは、館内の様子を見ていきましょう。

展示室

天井高4メートルの開放的な空間です。大きな作品もゆったりと鑑賞できます。山内龍雄の作品を引き立たせるモノトーンの部屋です。天井には神奈川県産の材木を使用した梁をめぐらせてあります。自然光を取り入れた照明で、繊細な作品を本来の色調で鑑賞できるよう、工夫してあります。

談話室

作品を鑑賞された後などに、お客様がゆったりとおくつろぎいただくためのスペースです。お客様にはお茶のサービスをしております。神奈川県産の杉と檜を使って作られた談話室です。ご希望がございましたら、芸術館の須藤から作品の解説も常時いたします。

図書もいっぱい

館内には、芸術館の蔵書がたくさんあります。ご自由にご覧いただけます。山内の資料、山内が愛読していた本、山内が装丁を手がけた本の他に、美術書、展覧会カタログ、美術雑誌等が多数あります。

芸術館のお店ヤマドリ

山内龍雄の画集や冊子、ポストカードなど、芸術館のオリジナル商品を多数扱っている雑貨店です。山内龍雄の小作品や、芸術館おすすめの画家の作品なども販売しています。

デッキでのんびり

緑がいっぱいの庭に面したデッキです。雨の日以外は、こちらでもおくつろぎいただけます。こちらには芸術館の飼猫のクロが遊びに来ることもあります。

庭の散策もおすすめです

山内龍雄芸術館の庭は、四季を通して様々な植物をお楽しみいただけます。梅、ツツジ、サツキ、夏みかん、椿、松、南天、センリョウ…。芸術鑑賞のあとは、ぜひ庭の散策もお楽しみください。

猫もいます

芸術館の飼猫のクロです。昼間は庭を散歩しています。ちょっと人見知りですが、猫好きな方はぜひ遊んでやってください。5歳の雄猫で、趣味は木登りです。

山内龍雄芸術館が作られたわけ

友情が作った芸術館

上尾幌にて 左が山内/右が須藤

山内龍雄芸術館を作ったのは、画商の須藤一實です。山内と須藤は1984年、山内が34歳で須藤が36歳の時に出会います。以来、二人の友情は山内が亡くなるまで約30年続きました。山内が亡くなった2013年末、須藤は「山内の作品を世に残す」と決意し、私財を投じて自宅敷地内に芸術館を作りました。

山内と須藤の出会い

山内と須藤の出会いの絵《一輪車を持てる人》

1984年、当時銀座の画廊勤務をしていた須藤は、その仕事で釧路市内にて絵画展をしていました。その会場に現れたのが、釧路の近くに住んでいた山内です。8年かけて描いた絵《一輪車を持てる人》を須藤に差し出し、電気代が払えないので買取ってもらえないだろうか、と話します。須藤は、その絵の純粋さに心を打たれ、人生で初めて個人として絵を買いました。それが、二人の友情の始まりです。

画家と画商の二人三脚

山内の東京での最初の個展 左が山内/右が須藤

1988年、二人の出会いから4年。須藤は勤めていた画廊を辞め、山内の作品を紹介するためだけだけのギャラリーを設営します。「時間は一番不変的なもの」という山内の言葉から、そのギャラリーを《ギャラリー・タイム》と名付けました。山内は「すーさんを世界の画商にする」と言い、作品制作だけのために生きました。須藤はそんな山内の制作と生活を、精神的にも経済的にも支え続けました。二人の《画家と画商の二人三脚》は、山内が亡くなる2013年まで約30年続きました。

もっと詳しく、山内龍雄について

生涯を過ごした地、北海道厚岸町上尾幌

山内龍雄は1950年、北海道東部の厚岸町上尾幌に生まれました。見渡す限り草原の中にある山内の生家は、山内の父が大工道具から手作りして作ったものです。「自分の足許」を常に描いていた山内は、生涯ほとんどの時間をこの家とその周りで過ごし、制作をし続けました。

芸術のための人生

山内龍雄の代表作《老賢者と少年》ができた日 1992年

山内は常に絵のことを考えていました。自分には見えている宇宙の構造のようなものを表現したいと考えていて、それを表現するために、キャンバスを紙のように薄くなるまで削っていくという独自の技法に辿り着きました。それは、一枚の絵を完成させるために数年かかることもある気の遠くなる作業で、山内は昼夜関係なく、人生のほとんどの時間を制作に打ち込んでいました。

山内龍雄の作品

山内の作品の変化をざっくりとご紹介いたします。

最初期の作品

《家の前》

山内の家の前に、山内の母が座っている水彩画です。まだ山内独自の技法は表れていませんが、深い色合いは生涯共通のものがあります。

初期作品

《案山子と鳥》

キャンバスを削るという独自の技法を始めた初期の作品です。まだ画面の中に形があります。油絵ですが色はとても日本的です。

初期から中期へ

《禅》

まだ形が画面上にありますが、だんだんと抽象化された世界になっていきます。

中期

《私的精神的空間(S氏に捧ぐ)》

題名に出てくる「S氏」とは、須藤のことです。山内の作品によく登場する柱が出てきました。

山内芸術の到達点

山内龍雄芸術の到達点と言える作品をいくつかご紹介いたします。

《作品》

《不変の存在》

《魂の構造(S氏に捧ぐ)》

いかがでしたか。ご紹介した作品の他にも、たくさんの名作があります。山内作品、ぜひ実物をご覧いただきたいです!

山内龍雄芸術館のご利用案内

開館日・入館料

芸術館の庭のミミズク。庭にもたくさんの仕掛けがありますよ。

開館日:金・土・日・月曜日と、祝日
開館時間:12:00-17:00
入館料:大人500円/学生250円※高校生以下無料
※開館日でも、展示替え休館をしている場合などもあります。芸術館のサイトでご確認のうえ、お出かけください。
芸術館サイトのご利用案内ページ
 

交通案内

芸術館はバス停のすぐ前です

○交通案内○
JR東海道線・小田急線・江ノ島電鉄線「藤沢駅」北口下車。ビックカメラ前7番乗場からバスで15分。神奈川中央バス 02、03系統「上村経由高山車庫行」乗車、「NOK前」下車すぐ。
  ※バスは15分に一本くらいの間隔で運行しています。
バスの時刻表のページへ
 

周辺観光案内

辻堂海岸から見える富士山

芸術館から3キロほど南下すると、湘南の海が広がっています。晴れた日は富士山が大きく見えます。藤沢市アートスペースや、湘南t-site、テラスモール湘南は徒歩圏内です。湘南観光のコース中に、ぜひ山内龍雄芸術館も入れてください!
芸術館の周辺観光案内

山内龍雄芸術館のまとめ

芸術の世界に入り込む時間を

日常と離れて、静謐な山内芸術の世界にひたる時間は特別なものです。画像では伝わらない山内作品の魅力を、ぜひ芸術館に訪れて体感していただきたいです。
○山内龍雄芸術館について、もっと詳しく知りたい方はこちらもぜひご覧ください。
山内龍雄芸術館のサイト
○インスタグラムもしています
山内龍雄芸術館のインスタグラム
○フェイスブックもしています
山内龍雄芸術館のフェイスブック
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