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スキー板の選び方とは?重要なのは長さ?大切な選び方を徹底解説!

オーストラリアより来日し新潟県高田にて高田58連隊の青年将校スキー専修員にスキーを教授したのが日本スキーの発祥とされるスキー。シーズンを迎えるにあたりスキー板の選び方や重要なポイントさらに長さとの関係などスキー板を徹底解説します。
更新: 2021年3月11日
空田茂樹

はじめ

スキーで重要なのはスキー板の選び方です。いろいろな種類、サイズや規格の中からお気に入りのメーカーやおしゃれなデザインのもの、カラフルな物、なかには奇抜なデザインもあり冬のゲレンデでは目も楽しませてくれます。

自分に合ったものを選ぶには、スキー板の長さやモデルにより変わってくるスキー板の機能が自分に合っているか、また初級者へのおすすめは、などいろいろな種類の中から選ぶこともスキーヤーの楽しみです。

これから迎えるシーズンに向け準備するうえで大切なスキー板の選び方と自分に合った長さや機能などスキー板を徹底解説していきます。初級者から上級者までスキー板の選び方と機能や特徴など参考になればと思います。


スキー板の今と昔し

スキーの歴史は古く紀元前2500年といわれています。古代では実用スキーとして、かんじきの役割を果たすものだったようです。日本スキーの歴史も同様で今日のスキーとは違うものだったようです。
 

では、今日のスキーはいつ頃からでしょうか。1870年にノルウェーの軍隊でスキー部隊が訓練として競いあったことからスポーツとして現在でも多くの人々に親しまれるスキーへと広がったようです。


スキー術の革命児としてハンネスシュナイダーは国際大会で輝かしい成績を残したことから日本のスキー場にコース名として残っているようです。
日本ではオーストラリアより来日したレルヒ少佐がアルペンスキーを指導したことから定着しました。
 

スキー板の選び方1:状況を選ぶ

ここではスキー初級者から分かりやすくスキー板の選び方や機能など比較し徹底解説していきます。まず、種類やサイズはスキー板を選ぶうえで重要なポイントです。滑る状況に応じて選ぶことが大切です。
 

一般的なスキーはオールラウンドスキーがおすすめです。きっちりと管理されたスキー場の圧雪されたゲレンデでスキーを楽しむには最適です。

中級者や上級者にはオールラウンドスキーに併せてオールマウンテンやフリーライドスキーさらにスピード競技などで使われるレーシングスキーなど使用する目的により、さまざまなサイズや種類からスキー板を選ぶ必要があります。


オールラウンドスキーでもスキー板に特徴があり滑る目的によって選ぶ必要があります。スキー板の形状やサイズは滑るスキーの目的に応じて適切な種類やサイズを選ぶことが大切です。

スキー板の選び方2:技術レベルと体重

スキーを滑る状態、目的が決まれば次は技術レベルと個々の体型を考える必要があります。比較的緩やかな斜面を滑る初級者と滑走速度の速い急な斜面を滑る上級者とでは選ぶスキー板の種類やサイズは変わってきます。

比較的ゆるやかで速度の遅い斜面ではスキー板のネジレ剛性が低く遅い速度でも簡単にスキー板の操作ができるものを選ぶ必要があります。上級者など速度の速い急な斜面を滑る場合は遠心力の大きさに反応できるスキー板の剛性が高い上位モデルがおすすめで種類やサイズを選ぶことが大切です。

スキーヤーの体重によりスキー板は選ぶ必要があります。体重が重くなれば長いスキー板を選ぶ必要があります。このことは滑走中の浮力に影響し長いスキー板は浮力は大きくなり短くなれば浮力は小さくなります。

スキー板の選び方3:スキー板の長さ

スキー板の適切な長さについて取り上げてみます。わたしがスキーを始めた30年前ではスキー板のトップを動かし方向付けをしたスキーですが現在では開発も進みある程度スキー板が方向付けをするようです。

昔ではベント、現在のキャンパースキーでは長さが重要であったようです。ところが現在ではロッカースキーに注目されているようです。前記で紹介したおすすめもメンズ、レディースともロッカースキーに対する開発により簡単にかつ安定したスキー板の操作ができます。

スキー板のタワミを使った操作からスキー板自体の方向性による操作へと変化によりスキー板を選ぶ時の長さやサイズは以前より重要ではないようです。

スキー用品のショップで紹介されていたのは身長はあまり関係せず男性では160cm~175cm、女性では155cm~170cmぐらいがよいとしています。

身長とスキー板の長さや重要性についてもスキー板の開発が進み操作しやすいスキー板を選ぶとよいでしょう。レベルや好みによって使いやすいスキー板を選ぶことが重要です。

初~中級者向けオールラウンドスキー板(メンズ)

ここでオールラウンド初~中級者へ選び方とおすすめを少し紹介しておきます。さまざまな種類やサイズがあるので参考になれば幸いです。メーカーで取り上げてみると、やはり代表的なのはROSSIGNOL(ロシニョール)

さらに日本のメーカーとしてはOGASAKA(オガサカ)のスキー板は知名度も高く初級者も多く使用しておりおすすめです。

初~中級者向けでやはり簡単にスキー板を操作できることが取り上げられています。SALOMON(サロモン)X-MAX-SXME RCURYのスキー板で見てみると形状の異なるロッカーで快適にスキーが楽しめるようにコントロール性があると示されています。

FISCHER(フィシャー)PROGRESSOR F16+RS10 Powerrail BFAKE78Gも同様にスキー板のトップ部分とテール部分で異なる形状を採用することでターンの導入がスムーズになるなど、ロッカースキーに注目をしているようです。

ロッカースキーに関しては、のちに解説をしますがスキー板が安定し初級者でも扱いがスムーズにできるよう配慮、開発されています。

前記したロシニョールやオガサカさらにVOLKL(フォルクル)にHEAD(ヘッド)などスキー板のメーカーを見てみると、現在の主流となるロッカーの形状にこだわることでスキー板の操作がスムーズに行える工夫がされているようです。

初~中級者向けオールラウンドスキー板(レディース)

前記ではメンズを取り上げましたが、ここではレディースを見ていこうと思います。

メンズと同様のメーカーに加えATOMIC(アトミック)にK2(ケーツー)さらにELAN(エラン)に注目です。女性らしくおしゃれなデザインがとっても印象的でメンズと同様さまざまな種類やサイズがあり、ロッカースキーに配慮された操作にすぐれたスキー板が特徴です。

さらにメンズと比較すると軽量にも配慮がされています。ロシニョールではスキー板トップの構造がハチの巣状で柔らかくすることにより軽量にし浮力を大きく滑走性を高めています。

サロモンでは女性に優しく衝撃吸収性に配慮した構造になっています。女性向けに軽量でソフトさらにスムーズな操作性を備えたスキー板が注目を集めています。あわせておしゃれなデザインも特徴です。

中級者も使用できる上級者向けスキー板

上級者向けスキー板でも中級者の使用できるスキー板があります。スキー板のメーカーで代表的なオガサカスキーKEO'S KS-RX+FL585 RACE16です。スキー板のバランスとサイドカットがスリムになったことが特徴で新雪や悪雪などの雪質やコブ斜面など選ぶことなく自在に操作ができるテクニカルオールラウンドモデルです。

 

NORDICA(ノルディカ)のDOBERMANN SPITFIRE PRO EVOなど、いろいろな種類があります。上級者向けのスキー板を中級者も使用できる背景には数年前から広がり始めたロッカー形状のスキー板にあります。

初~中級者向けも同様で現在多く種類があるスキー板の傾向としてロッカー形状があるようです。

主流のロッカー形状とカービングスキーがターンの切り替えもスムーズに行えターン時の回転性が向上したことでスキー板の操作性がよくなり中級者スキーヤーも上級者向けスキー板を使うことができるようになりました。

スキー板の特徴や形状についてはロッカースキーでもう少し詳しく紹介したいと思います。

ファーストスキーのスキー板

ファーストスキーではスキー板のセンター幅が重要なポイントとなります。スキー板の選び方とおなじくスキー場や使用目的にあわせてスキー板のサイズや種類などから適切にセンター幅を選びます。

センターの幅は110~130mm、90~110mm、80~90mmとあり滑る雪質によって変わってきます。スキー板のサイズを選ぶひとつの参考になればと思います。

まず、腰まである新雪を滑る場合パウダーをメインで滑りたいであればセンター幅は110mm~130mmのものでスキー板の操作には165cm~175cmくらいがおすすめです。

スキーの操作に自信がある場合スキー板の長さが長いほど浮力が強くなるので185cm以上のスキー板がおすすめです。

次にパウダーが好きで一般ゲレンデも滑りたい場合はセンター幅が90~110mmがおすすめです。スキー板も長すぎると反応が鈍くなり扱いづらいので身長+10cmくらいがおすすめです。

一般ゲレンデをメインにパウダーも少しというスキーヤーにはセンターの幅が80~90mmで小回り大回りオールラウンドに扱える長さは身長と同じくらいから-10cmほどがおすすめです。スキー板の性能向上とロッカースキーなどで短めのスキー板を選ぶことも可能と変化をしているようです。

ロッカースキーのスキー板

2010年、2011年モデル頃にロッカースキーという言葉を聞くようになりました。それまでは人間の足裏と同じく、土踏まずのような形状をしていたスキー板が偏平足のように全体が平面な形状へと変化をしました。

トップとテールが反った状態でロッキングチェアーの脚に似た形状からロッカースキーと呼ばれたようです。

ロッカースキーのメリットは短いスキー板を履いた時のように扱いやすく、新雪や悪雪でも板が浮いて滑りやすい。デメリットとしては直進での安定感とスピードを出した時の安定感が通常のキャンパススキーに比べ劣る。

さらに初級者向けでいえばトップとテールをロッカー形状にすることで楽に扱えるスキー板へと開発されています。ちなみに中、上級者向けでいえばトップのみをロッカー形状にすることでターンの導入を入りやすくし加速性を損なわず安定感を増したスキー板へと変わってきたようです。

子供用スキー板の選び方

子供用スキー板の選び方として成長を考慮する必要がありますが、長めを選ぶ場合でも身長までが適当です。

身長が110cm以上のお子様の場合
スキー板の長さ=身長-10~0cm

身長が110cm未満のお子様の場合
スキー板の長さ=身長-10~-15cm

上記を目安に選ぶとよいと思います。
 

ちなみにブーツ選びは普段履きの+1cmを目安に、ストック選びは持った状態でヒジが上に軽く80°くらいを目安にするとよいと思います。

スキー板のお手入れ方法1:シーズン中!

シーズン中のスキー板に対するワクシングです。よりよくスキーを楽しむためにワックスを塗ることをおすすめします。ここでは簡単ホットワクシングと簡単ワクシングの方法を紹介します。

スキー板の簡単ホットワクシング!

①滑走後のスキー板、ビンディングについた雪や水分をよく拭いておく。
②作業台にしっかりとスキー板を固定する。
③滑走面の汚れをリムーバーもしくはブラシなどでキレイに拭き、取り除く。

④固形ワックスをアイロンで溶かし、スキー板の滑走面に適量をたらします。
⑤ワクシングペーパーをしっかりとアイロンに貼り、上からワックスをワクシングペーパーに染み込ませます。
⑥滑走面にたらした適量のワックスをアイロンでしっかりのばして丁寧に塗ります。

⑦ワックスが常温で固まるまで静かに置きます。
⑧スクレーパーでワックスをキレイに取り除きます。
⑨滑走面に残ったワックスを丁寧にブラシで取り除きます。

以上です。

スキー板の簡単ワックス!

①滑走後のスキー板やビンディングについた雪、水分をよく拭いておく。
②作業台にしっかりとスキー板を固定する。
③滑走面の汚れをリムーバーもしくはブラシでキレイに拭き、取り除く。

④簡単ワックスを滑走面に適量を塗ります。
 ・液体、ペーストは付属のスポンジで丁寧に塗ります。
 ・固形の簡易ワックスはコルクで丁寧に塗ります。
⑤さらに、もうひと手間!滑走面に残ったワックスを丁寧にブラシで取り除くとなお良し!

以上です。

トップからテールへ向かってブラシを丁寧にかけましょう。

スキー板のお手入れ方法2:シーズン後!

ポイントは
①滑走面とエッジをワックスで保護しておくこと!
②湿気のある場所に保存しないこと!

シーズンが終わったスキー板はチューナップショップにもっていくのが一番ですが、自身でホットワクシングや手間をかけたくない場合でも簡易ワックスは塗っておきましょう。

スキー板のお手入れ方法3:保管方法!

スキー板の保管方法ですが湿気の多い場所はエッジが錆びるので注意、湿気の少ない場所で保管してください。
簡単なホットワクシングの場合は①~⑦を施します。

簡単ワックスの場合は①~④を施します。
 ・サイドのエッジにも簡単ワックスを塗っておくこと。

上記の状態(ワックスを剥がさずに)で湿気の少ないところで保管しましょう。
 

シーズン始め、滑走前のスキー板準備

チューナップに出した方やホットワクシングをしてオフシーズンの間スキー板を保管していた場合はスキー板の簡単なホットワクシングの方法⑧~⑨を行いワックスを取り除いてください。

保管中にエッジが錆びてしまった場合はサビ落としを使ってキレイにできます。
 

まとめ

これからシーズンを迎えます。スキー板の準備をしっかりとしてゲレンデで会える日を楽しみにしています。スキーヤーとしてのマナーと白銀を風切り滑る楽しさに心ときめかせステキに過ごしましょう。