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大磯港釣りを攻略!釣れる釣り場のポイントや狙う魚、釣果情報まで徹底解説!

神奈川県は大磯町の大磯港は、相模湾を代表する港のひとつです。そして大磯港は関東の釣り人を惹き付ける、釣り場としても一目置かれる場所。湘南あたりでの釣りを検討しているなら、大磯港の釣れる魚、釣れるポイント、使うべき仕掛けなど頭に入れて行きませんか。
更新: 2021年5月14日
はぐれ猫
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大磯港とは

今から大磯港へ釣りに出向くならば、大磯港の立地や、ちょっとしたな豆知識についても頭に入れておいてください。

大磯港の位置

富士山がはっきり間近によく見える、湘南地域の大磯町。相模湾に面している照ヶ崎という岬の突端に、大磯港があります。東側には大磯海岸が伸び、西側には照ヶ崎海岸が伸びて、その真中で海に突き出ています。

大磯港の特徴

大磯港は昭和48年に完成して以来、漁業の船舶が利用する漁港としての役割を担います。また、釣り人にとっては、釣り船チャーター会社もあり、堤防や岸壁が良質な釣り場として知られます。港の敷地内では「ボートハウスてるがさき」という、夏季に営業するプール施設で遊ぶこともできます。

大磯町について

神奈川県南部の湘南地域にある、人口3万人程度の小さな港町です。大磯港があるので、はんぺんなど練り物や魚の干物が名物です。町内には巨大プール施設のある大磯ロングビーチや、高麗山など著名な観光スポットがあります。

大磯港の駐車場

アクセス容易な駐車場が目の前にあって、釣りをしたい人は全く困ることがないのが、大磯港の良いところです。

大磯港第一駐車場

国道1号バイパスの真下にゲートのある駐車場です。第一と第二を合わせた正式名称を、大磯港臨港道路付属駐車場といいます。収容台数は114台あり、年中無休で管理人常駐しています。大磯港の釣り人がトイレを利用する時も、こちらを訪れます。

大磯港第二駐車場

国道1号バイパスと大磯港に挟まれた立地の、大規模な有料駐車場です。収容台数は239台あり、港に近い立地を望むならばこちらです。料金や利用時間などは、第一と第二で変わりません。

駐車場の利用時間

利用時間は季節により異なります。4月~9月にかけては朝の4:00~夜22:00、10月~3月にかけては朝5:00~夜22:00までです。

駐車場の料金

普通車の場合、1時間ごとに310円です。最大料金は普通車の場合は1日1,020円となり、高すぎる心配がありません。原付や二輪は1時間ごと160円、最大で520円と割安です。なお、大型車の場合は1時間ごと620円、1日最大料金は2,060円となります。

駐車場の利用方法

大磯港第一駐車場・第二駐車場とも、国道1号バイパスの側道に、出入りするゲートがあります。入場の時は入場券を取ってから、ゲート内に入ります。出る時の支払いは、現金のみに対応しており、カードは使うことはできません。大磯港に来るなら、必ず現金を用意してください。

大磯港について

大磯港までのアクセス

東名高速道路から

秦野中井インターから、県道71号線を南方の海岸までひた走ります。国道1号バイパスを東へ走り、大磯港出口を降りたら、国道の側道をわずかに走って大磯港駐車場に達します。所要時間は30分ほどです。

新湘南バイパスから

茅ヶ崎市に通る、新湘南バイパスからのアクセスです。茅ヶ崎海岸インターを出て、海沿いの国道134号、1号バイパスと走っていきます。インターから大磯港までは15分ほどです。

大磯駅から

JR東海道本線の、大磯駅が最寄りになります。大磯駅を出たら南へ少し歩いて、国道1号(東海道)を越え、東へ向かって国道1号バイパスを過ぎれば、駅から徒歩10分で大磯港に到着できます。

大磯港の禁止事項

はやく釣りたい大磯港ですが、実は結構ルールが厳しい漁港としても知られています。一体どんな禁止事項があるかを知らなければ、釣りは始められません。

コマセは禁止なので注意


エサ釣りならコマセを使いたいですが、大磯港では数年前からコマセ禁止の情報が流れ始め、コマセ禁止の表示・看板が出ていますので注意しましょう!思わず使いたく気持ちはおさえておきましょう!

大磯港遊歩道(西防波護岸・西防波堤区間)の利用について ​​​​​​​(釣りの利用) 利用者は、西防波堤の「釣り場」において釣りを行うときは、次に掲げる事項を守 らなければならない。 (1) 釣糸による方法以外の方法で水産動植物を採捕してはならない。 (2) 投げ釣りをしてはならない。 (3) まきえさ、コマセを使用してはならない。 (4) ルアー及び掛針で釣りを行ってはならない。 (5) 「釣り場」以外の所で釣り(投げ釣りを含むすべての釣り)をしてはならない。 (6) 消波ブロックに登って釣りをしてはならない。 (7) 釣竿や荷物等を長時間放置してはならない。 (8) 船舶の航行に支障となる行為をしてはならない。

西防波堤釣り場はルアー禁止

安全な設備が整った大磯港の西防波堤釣り場については、ルアーが禁止されているとのこと。エサ釣りはやらず、ルアーしかやらないという人は、おいそれと近づけない釣り場なのです。

西防波堤釣り場は投げ釣り禁止

大磯港の西防波堤釣り場は、釣り人が大勢たむろす場所柄もあってか、基本的に投げ釣りが禁止の場所なのです。しかし厳禁なのは遠投だけであり、チョイ投げであれば特に問題はないとのことです。

西防波堤釣り場は夕方17時まで

夜間も釣ってみたい気持ち高まる大磯港ですが、西防波堤釣り場については、大磯漁協が夕方17時以降の釣りを禁止しています。もし17時以降も続けていると、外に出るよう促されます。17時になったら別の場所に移動するなどしてください。

西防波堤以外は禁止されていない

大磯港は、全体に厳しいルールが規定されているのではありません。西防波堤釣り場の他の場所では、特に禁止事項は聞かれていません。夜釣りもルアーも、投げ釣りもokです。もしルールに縛られたくないなら、西防波堤釣り場じゃないポイントを狙ってみましょう。

大磯港の釣りポイント①

西防波堤釣り場の北側

長い間封鎖されて立入禁止だった、伝説の西防波堤。しかしここは2016年より、釣り場として釣り人の出入りが解禁されるようになりました。堤防のゲートから先端まで190メートルほどの長さがあり、先端に灯台が据え付けられています。

釣り場にはフェンスがあるため、子供連れでも利用は安全な場所です。港の内側なので水深があり、もっとも釣りやすさを感じるポイントです。17時までと時間制限や、ルアー禁止、投げ釣り禁止などのルールには気をつけましょう。

チヌやアオリイカが釣れるポイント

相模湾に突き出た場所であり、エサでチヌ(クロダイ)を釣るには絶好の環境です。また、灯台のそばから沖合にチョイ投げして、ルアーじゃなく、生きた小魚をエサに使ったウキ泳がせ釣りの仕掛けで、アオリイカを狙ってみても良いです。アジやイワシなどをサビキの仕掛けで狙えます。

西防波堤からテトラ超えを狙う

西防波堤の南側に沿って、幅広なテトラ帯が続いています。こちらはチョイ投げどころか思いっきり投げ釣りをしている人もいるようです。テトラ帯の南側はキスやアオリイカが狙えるにしても難しいところなので、チャレンジはおすすめしません。

西防波堤のテトラは立入禁止

南側テトラ帯は、邪魔と思って入り込みたい衝動を覚える人は多いようです。しかしテトラ帯については立入禁止となっています。ここに入り込むと、港の出入り禁止にされる恐れもあるので、入らないのが無難です。

大磯港の釣りポイント②

西防波堤釣り場の先端

チョイ投げの釣り人が集結しているのが、西防波堤釣り場の最深部にあたる、防波堤の先端部。大磯港の中でも、相模湾にいちばん突き出した場所で、ここは水平線が綺麗に見渡せます。ポップな鳥のイラストがデザインされた、大磯港西防波堤灯台が立っています。

青物も釣れる

西防波堤の先端は、青物を釣り上げたい人々が注目の場所です。テトラを越えたチョイ投げ程度でも、ソウダガツオやイナダなど青物がヒットする可能性があります。ただルアーが使えないことで、青物の釣果は今ひとつという意見もあります。チヌやシーバス狙いでも良さそうです。

大磯港の釣りポイント③

東防波堤の外側

平塚・江ノ島方面の東防波堤は、くの字型に300メートルほども沖合に伸びています。西防波堤と違って、東防波堤はフェンスのない無機質な構造体で、テトラ帯があるところならば投げ釣り専門。釣果の上がる釣り場として注目です。

キスやヒラメが釣れる


相模湾の海底は、遠浅の砂地が広がっている場所です。だからヒラメが多くいる海域であり、ルアーでヒラメの釣果を得ている人も目立ちます。シーバスやキスがよく釣れるポイントでもあります。

東防波堤のテトラも立入禁止

こちらの防波堤にも、外洋がわにテトラ帯が作られています。テトラ帯が立入禁止になっているのは同様ですので、入らないようにしましょう。

大磯港の釣りポイント④

東防波堤の内側

東防波堤で、大磯港内に向かって釣りができるポイントです。漁港内なので水深は比較的に深く作られています。漁船は時折行き来しますが、海域は穏やかであり、初心者もルアーやエサ釣りをしたい場所のひとつです。

チヌやアジが釣れる

この海域の釣れる魚といえばアジ。仕掛けはサビキを使って釣果を上げられます。最初からアジング目的で訪れる人も多いのです。チヌもよく釣れるのでチニングのしどころです。メバルもよく釣果が上がっています。

大磯港の釣りポイント⑤

漁船の船着き場

大磯漁協に所属している、多数の漁船が停泊している場所です。早朝の漁業時は、釣りをすることができない時間帯もあります。日中や午後にかけては、漁船の間にサビキの仕掛けで釣りをする人が多く見かけられます。駐車場とトイレが近いこともメリットになります。

アジやハゼが釣れる

漁船の出入りがない時間帯は、海水面がもっとも穏やかなのがここ。漁船の近くにはアジやハゼなどが多く泳いでいます。アジ釣りの仕掛けはサビキでエサ釣りをすることができます。ハゼ釣りはエサ釣りが一般的ですが、ルアーで狙うこともできます。

漁業者優先

春から夏にかけては、早朝4時から釣りにやってくる人もいる大磯港ですが、早朝は大磯港の漁師が船と港で仕事をしている時間帯です。ここで早朝に釣りをすると、怒られてしまうことがあります。したがって早朝は避けたほうが無難なエリアです。

大磯港の釣りポイント⑥

東岸壁

大磯港の中央に突き出た埠頭の東側が、東岸壁と呼ばれています。トイレや駐車場までは目と鼻の先です。ここは漁船の通り道ではありますが、普段は漁船が停泊していることもありません。外洋と港を魚が行き来する場所にあたるので、様々な種類の魚の釣果が期待できます。

サビキでアジやイワシが釣れる

小型の魚なら仕掛けはサビキで、イワシやアジが釣れやすい場所です。タチウオ、メバル、チヌなど中型の魚も多くいて、釣り初心者でも岸壁からルアーをチョイ投げするだけで、ヒットの確率は高いです。

大磯港の釣りポイント⑦

中央岸壁

駐車場の真正面に当たるのがここで、車から出てすぐ釣りたいという希望を叶えます。中央岸壁は大磯港でも一番奥まった場所で、波はかなり穏やかであり、漁船の航行も普段はまったくないところ。だから初心者の釣りをするにも向いています。

アジとイワシを中心とする

このエリアでは、アジやイワシがよく泳いでいて、仕掛けはエサのサビキで釣れやすいところ。意外にもチヌが入り込んで、それなりに釣果が上がっています。ルアーのチニングを試すなら絶好の場所です。

大磯港の釣りポイント⑧

大磯海岸

大磯港のすぐ東側は、大磯海岸(大磯海水浴場)の砂浜が、東の平塚方面へと伸びているところです。砂浜は真夏は海水浴客が多く、秋や冬にかけてもサーファーが見られる場所です。港の近くは海面に岩場が露出している場所がありますが、港から少し離れると岩場が邪魔になりません。


弓角サーフトローリングも

大磯海岸の砂浜あたりは、ルアーの投げ釣りをするならば、ヒラメやキス、イシモチの釣果が上がる確率が高い場所です。弓角サーフトローリングにより、イナダなど青物を狙ってみるのもおすすめです。

大磯港近くの釣具店

釣りをするとき、エサや仕掛けがなくて、慌ててお店を探しに行った経験はなかったですか?慌てず釣果を上げるため、大磯港の近くの釣具店もチェックしておいてください。

すずき釣具店

大磯港から徒歩3分でたどり着ける釣具店です。大磯港の国道1号バイパスガード下から、大磯駅へと伸びる通りを、100メートルほど進んだところの交差点を曲がってすぐの場所。ダイワの釣り用品、がまかつ等の看板が、店頭に並んでいます。小規模店ながらエサ、仕掛け、釣具は揃えられます。

すずき釣具店

みとめや釣具店

JR大磯駅チカ釣具店といえばみとめやです。国道1号の大磯消防署前交差点の細い道を、南に入ってすぐの場所です。見るからに年季の入ったお店ですが、エサやルアーや仕掛け等一通り揃えられます。駐車場が無いのですが、港から徒歩4分程度なので、歩いても問題ないでしょう。

タックルベリー大磯店

出典: http://www.tackleberry.co.jp/shop/news/index.cgi?cid=27

釣具のリサイクル品も扱っている、全国チェーンの釣具店です。大磯店は、平塚駅と大磯駅のほぼ中間の、国道1号線高麗交差点そばです。中古釣具という黄色い看板と、黄色い建物が目印になります。仕掛け、ルアー、エサや釣り竿など、あらゆるものが手にはいります。

タックルベリー大磯店

大磯港あたりのごはん処

大磯港で釣りをエンジョイするならば、腹ごしらえが大切です。釣り情報ついでに、ごはん処についてもチェックしておいてください。

めしや大磯港

大磯港のど真ん中に出店しているのが、めしや大磯港。大磯漁協が直営している海鮮料理店です。大磯港での魚の釣果に関係なく、釣り人はみんなここに立ち寄ります。メニューは存在せず、お昼ならその日に取れた魚を使った定食メニューが味わえます。夜なら1品料理で居酒屋風になります。

めしや大磯港

BESNUG

焼き立ての手作りハンバーガーを提供している、大磯町の人気ハンバーガー店。国道1号線の照ヶ崎海岸入口交差点そばに出店しています。一番人気のアボカドチーズバーガーや、定番プレーンバーガーなど、25種類ものハンバーガーを用意しています。

BESNUG

大磯港で釣りしよう

大磯港は一部ルールが厳しいところもありますが、多様な釣り場があり、施設が整っていることが分かりました。様々な魚の釣果が期待できることも、魅力的に見えてきます。相模湾でどこの釣り場に行こうか迷ったら、大磯港を優先的に考えても良いですね。

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