平塚新港とは
平塚新港には、人生でまだ釣りに出かけたことがない人のために、平塚新港の基本情報からお伝えします。
相模湾に突き出た人気の釣り場
相模湾の湘南エリアでは、釣り人が足げく通っている、人気釣り場が幾つもあります。中でも釣り人を惹き付けるのが、平塚市の海域に突き出た平塚新港。釣りがしやすい漁港、防波堤、駐車場、トイレなど施設が整っていることで、神奈川や東京方面からの釣り人のお気に入りなのです。
多様な魚が釣れる平塚新港
平塚新港が釣り人を引きつけている理由のひとつが、1年を通じ色んな種類の魚が釣れることにあります。チヌ、アジ、グロ、ヒラメからアオリイカなどなど。ウキ釣り、サビキ、ルアーなど、釣り人は思い思いの仕掛けで釣りに興じています。
ひらつかタマ三郎漁港
平塚新港には何時の日からか、「ひらつかタマ三郎漁港」という愛称がついています。タマ三郎とは平塚新港に住み着いているマスコットキャラで、猫耳とタコヒゲを蓄えて、なんとも怪し・・・愛らしい漁師の姿をしています。
平塚新港の祭り
この港では秋になると「FeelSHONAN ひらつかタマ三郎漁港まつり」も開催しています。美味しい魚を手に入れたり、魚釣りなどのイベント、美味しいお料理に出くわしたりすることもできます。
平塚新港の駐車場とアクセス
港の前には広大な駐車場があり、漁業関係者のみならず、釣り人も使うことができるので困りません。ただ始めてなら、アクセスで迷う可能性があります。
駐車場の開場時間
場内には駐車券を取ってゲートから入ります。通常期と呼ばれている11月から5月にかけては、朝の8時~夕方18時までの利用ができます。それ以外(6月~10月)は、7時~20時とやや長めに使えます。
平塚新港の駐車場は有料
2時間以内までなら1台200円と割安ですが、2時間じゃ物足りないのが普通の釣り人。2~4時間は400円、4~7時間は700円、7時間以上は1,000円という駐車料金です。半日釣りを楽しむなら400円以上は確実です。ちなみにこの駐車場、何故か両替は不可能なので100円玉が必須です。
駐輪場は無料
平塚新港の中には、駐輪場も設置されています。ここは無料なので、近所の人が自転車や原付きで釣りに来る時、使いたい場所です。漁港の建物の真正面に設置されています。
平塚新港までのアクセス
大磯側(西側)から
国道から一気に平塚新港に向かえないので、初心者は迷う可能性があります。国道134号線の高浜台交差点から国道129号に折れ、平塚漁港の横を通り、トラスコ湘南大橋の下を抜けて平塚新港の駐車場にたどり着きます。
茅ヶ崎側(東側)から
新湘南バイパスの茅ケ崎南インターがいちばんの最寄りです。相模川に架かる湘南大橋を越えたら、すぐ左折する脇道があります。脇道を湘南大橋の下にいったん出てから、平塚新港のほうに向かいます。もし脇道に入れなければ、大磯側と同じルートを通ります。
気をつけたい立入禁止・釣り禁止区域
平塚新港での楽しい釣りですが、しかし釣りのポイントを間違ったり、時間外に入ってしまうと、良い釣果どころか大変な事態になってしまいますよ。
西側のフィッシャリーナ
平塚新港の西側の防波堤から、中央桟橋の西半分にかけては、フィッシャリーナと呼ばれています。ここはプレジャーボートや遊漁船などの係留がされている場所。平塚市役所の情報によれば、立ち入り禁止・釣り禁止区域です。
防波堤のテトラ帯も立入禁止
南東側の大きな防波堤はどこでも大丈夫かと思いきや、こちらも相模湾に向かうテトラ帯側は立ち入り禁止となっています。間違ってテトラ帯のほうで釣りをしないよう気をつけてください。
深夜から早朝は全体が立入禁止
日中に釣りをする人は、たまには気分を変えて、夜釣りや朝釣りをしたくなってしまう平塚新港です。しかし近年はずっと、深夜から早朝にかけては港全体が立入禁止状態です。もし夜間に平塚新港の中に入ってしまうと、大変なことになってしまいます。
過去には何十人も検挙者が出た
実は平塚新港では、夜釣りで入って警察を呼ばれて御用になっている方々が、過去に何十人もいて後を絶たないとの話です。1日を無駄にするのみならず、人生の汚点になってしまうだけに、気をつけたい話です。
平塚新港の釣れるポイント①北と東の岸壁
駐車場からも近い
漁港の北側と東側の岸壁は、もっともお手軽な釣りポイントとして考えてみたい場所。なぜなら平塚新港の中でも駐車場やトイレなどからいちばん近い場所になるためです。港は割と深さがあり、漁船は停泊も通過もしないので、釣りのしやすさがあります。
サビキでアジやイワシが狙える
港の建物に近い場所は、サビキ釣りをする絶好ポイントになります。サビキの仕掛けで釣れるのはアジやイワシを中心とします。また、ここはハゼやキスなどもよくヒットするので、ウキ釣りやチョイ投げもできます。
平塚新港の釣れるポイント②中央桟橋
船が並ぶ中央桟橋
駐車場からすぐの場所といえば、中央桟橋も見逃せない釣り場。手前は漁船がよく停泊している場所ですが、奥に向かうと桟橋の先で、相模湾と繋がる港の入り口にも近くなります。漁船の間に釣り糸を垂らしても、かなり釣果は期待できます。
ルアーでヒラメやスズキも
中央桟橋のあたりも、東岸壁同様にサビキの仕掛けで、アジやイワシが釣れます。また、外海に近い場所は海底が砂地になっているため、ヒラメがルアーでよく釣れるポイントです。シーバス(スズキ)やメバルなどもルアーで狙い目です。
釣り禁止区域と漁船に配慮
すぐ西側はフィッシャリーナの釣り禁止区域であり、また漁船の作業員が出入りしている場所でもあります。ここでは常に港の作業員が優先されていますので、釣りの時は配慮しておくべきです。
平塚新港の釣れるポイント①南岸壁
東西300メートルの防波堤の岸壁
平塚新港の巨大な防波堤は、釣り人も見逃せない釣りポイントです。東西に300メートルほど伸びる防波堤は幅が15メートルほどもあって、釣り人が歩きやすい環境です。南へ行くほど遠くなるので、釣具を持って自転車で移動するのもアリです。
一か所気になるポイント
この防波堤を目にすると、1か所だけ、平塚新港の中に突き出た小さな防波堤が目に付きます。ここは釣りの穴場スポットなだけに、アナゴも釣れるしサビキでアジもイワシも釣れてしまいます。訪れたらチェックしてみてください。
ルアーでアナゴもヒラメも
海底が砂地であるために、このポイントあたりはアナゴやヒラメが、ルアーで釣れると知られています。東の方ならサビキでアジ、ソフトルアーでカサゴ、メバルなどの魚も狙って行けます。
漁船の出入りに気をつけたい
とくに午前中は、平塚新港に漁船が出入りしている時間帯です。漁船が近づいてきたら邪魔にならないよう、配慮が必須です。また、ここは外海のテトラポット側は立ち入り禁止となっていることも、覚えておきたいところです。
平塚新港の釣れるポイント①防波堤南端
もっとも外海に近い釣り場
平塚新港の最深部にあたる、防波堤のはじっこあたりは、大物を狙う釣り人が集まっている場所です。相模湾の外海が目前に広がり、大物も釣れる可能性が高くなります。漁船が出入りしているところなのは、言わずもがな気をつけたいことです。
チヌを狙うならここ
平塚新港のなかでも、チヌ(クロダイ)が狙える一番の場所です。ロッドはチニングロッドで、仕掛けはシーバス用ルアーからチヌ用ルアーまで意外と何でも使えます。ここはメジナ(グレ)やイシモチなども釣ることができます。
エギングするのもここ
手前にテトラポットが置かれてはいますが、相模湾の遠方までも開けた場所です。エギングの仕掛けを用意して、アオリイカを狙ってみても釣れる場所です。
平塚新港の釣れるポイント①人工砂浜
漁港の東隣の砂浜
平塚漁港の東隣には、近年に嵩上げ工事をしていた人工砂浜があります。ここは相模川と平塚新港の間であり、相模湾の南方を見渡せる場所です。駐車場がわから、堤防沿いを伝って入ることができます。
砂浜でヒラメやアオリイカ
この砂浜は、エギングでアオリイカを狙えるし、ルアーのし掛けでヒラメ、キスやクロダイの釣果もまずまずな場所です。サーフフィッシングを試してみたい人なら、是非とも足を運びたい釣り場です。
平塚新港の釣れるポイント①相模川河口
港に接する海域
国道134号線の湘南大橋から、平塚新港東側の人工砂浜の近くまでは、相模川に沿う堤防や防波堤が南北に長く伸びています。千石河岸と呼ばれる場所です。ここは本来海水と淡水が交わる汽水域のはずですが、釣果が上がるのは以外と海水魚がメインです。
全体でチヌやグレの釣果
チヌというと、磯釣りではかなりの大物です。それがこのエリアのルアーフィッシングで釣れる、メインなお魚です。シーバスもこの海域では一年中ヒットする魚。サビキの仕掛けでアジ狙いもできます。
平塚新港の釣れるポイント①堤防
駐車場よこの堤防
駐車場のすぐ真横には、相模川の流れに沿って、千石河岸の堤防が南北に伸びています。堤防から階段を降りた先の川べりは、駐車場から徒歩1~2分で到着できる近場です。港の中に入らず、気軽に釣りをしたいならば選んでみてください。
シーバスの人気ポイント
湘南大橋から相模川の沖合にかけては、シーバス(スズキ)が1年を通じて釣れる海域。そのため、ルアーの仕掛けでは、最初からシーバスをお目当てにする釣り人が多くなります。
チヌもヒラメも釣れる
ここは相模川の淡水が流れ込む汽水域ですが、やはり海水魚がメインな様子です。湘南大橋より北側に向かっても同様。ルアーやウキ釣りで釣れる魚で大物はチヌ、ほかヒラメなどもいます。
上流の平塚漁港方面に行ってみる
湘南大橋よりもさらに上流部へ足を伸ばすと、平塚漁港が見えてきます。平塚漁港内までが海水域で、漁港入りは汽水域です。このへんはシーバス、チヌ、ウナギなどもいます。平塚漁港入り口より北の相模川は、コイなど淡水魚が釣れるようになります。
平塚新港の釣れるポイント①平塚海岸
平塚新港の西側には、平塚海岸の広い砂浜が、ずっと西のほうまで続いています。このエリアは相模湾の遠浅の砂地の海が広がっているために、サーフフィッシングをするにはもってこいです。ただ夏は海水浴客、冬は時間帯によってサーファーがいるので気をつけたいところです。
投げ釣りをしたい人向き
障害物がないため、思い切り投げ釣りをしたい人には向いています。投げ釣りならシロギスやイシモチの釣果があります。ルアーで釣るなら、ヒラメやキス、シーバス、サバなども釣果が高い場所です。夏以降なら弓角サーフトローリングの仕掛けで、ソウダガツオなどの青物の釣果もあります。
ビーチセンターを休憩に使いたい
平塚海岸の中央には、湘南ひらつかビーチセンター(湘南ベルマーレひらつかビーチパーク)があります。平塚新港駐車場から600メートルほどです。ビーチバル SUCCAという人気レストランもあります。休憩所、シャワー、トイレ等の使える施設で、釣りをするときも忘れてならない名所です。
平塚新港に行こう
タマ三郎のいる平塚新港は、釣り場全体に魅力があり、様々な釣果を期待できる場所なことがわかりました。南関東では注目度が高いのも頷けます。訪れるたびに違うポイントで、違う魚を狙ってみてはどうでしょう。
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