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高野龍神スカイラインの見どころやコース情報を解説!走る前には要チェック!

高野龍神スカイライン見どころ、コースの情報を開設します。紅葉見頃や規制状況、スカイラインまでのアクセスや周辺の健康スポットの情報など、高野龍神スカイラインの様々な情報を解説しました。高野龍神スカイラインに行って走る前に、ぜひともチェックしてみてください。
2020年8月27日
麦食くま
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はじめに

高野龍神(こうやりゅうじん)スカイラインを紹介します。和歌山の高野山と龍神温泉を結ぶ紀伊半島の山の尾根の高台を縫う(ぬう)ように通っているスカイラインは、元々有料道路でしたが、今では無料開放され、主に紅葉の見頃には大人気のスポットです。今回は、この高野龍神スカイラインのコースにあるスポット情報や、紅葉の時期以外の見どころなどを紹介します。

高野龍神スカイラインツーリング① 概要/歴史

概要

高野龍神スカイラインは、和歌山県の高野山から龍神温泉を結ぶ、かつての有料道路です。延長42.7kmあり、2003年に無料開放されました。現在は国道372号線の一部となっています。道路の途中、和歌山県最高峰近くの護摩壇山(ごまだんざん)をはじめとする尾根伝いを道路が走っていて、大変すばらしい景観の見どころがあります。

歴史

1980年(昭和55年)7月21日に、高野龍神スカイラインは開通しました。当時は、和歌山県道路公社が管理した有料道路でした。この道路の完成で、関西側から龍神村に行くのに、和歌山の海沿いを経由する必要がなくなりました。 2004年に世界遺産登録された、「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録見通しに備え、観光客や観光バスが自由に往来できるように、2003年に無料開放しました。

高野龍神スカイラインツーリング② アクセス

北側(高野山側)までのアクセス

高野龍神スカイラインの北側の起点は、和歌山県高野町です。そこまで向かうアクセスは、九度山(くどやま)経由の国道370線と371号線が、ほぼ並行して通っています。国道371号線の場合は、高野山からそのまま高野龍神スカイラインへと続きます。両方の国道とも和歌山県橋本市内を通過しますので、最初に橋本市をめざしてから高野山を経由し、そのままスカイラインに進むことになります。

南側(竜神側までのアクセス)

高野龍神スカイラインの南側の起点は和歌山県龍神村です。この龍神村に向かうアクセスは、国道425号線です。この国道は三重県の尾鷲(おわせ)市と和歌山県の御坊(ごぼう)市を結んでおり、紀伊半島の真ん中を横断しています。紀伊半島各地から、まず国道425号線に向かい、そこから龍神村にあるスカイラインの起点に向かいます。

高野龍神スカイラインツーリング③ コース情報

北側起点(高野山側)

高野龍神スカイラインの北側(高野山側)は、観光地高野山の「奥の院」のすぐそばの交差点からスタートしています。あまりにも近く、ほとんどが無料の駐車場が近くに多数あります。スカイラインへドライブするときの行きか帰りに高野山に立ち寄りやすくなっています。また、駐車場には公衆トイレがあり、駐車場の近くには、レストランもあります。


コース途中

高野龍神スカイラインを含めた国道371号線には、「酷道(こくどう)」と呼ばれるような、通行に困難を極める区間もありますが、スカイラインは元有料道路だけに、そのようなことも無く快適にドライブできます。道路沿いにはごまさんスカイタワーをはじめ、途中に鶴姫公園の公衆トイレ、他にも待避所の様な小さな駐車場が何か所かあります。

南側起点(竜神側)

高野龍神スカイラインは、すでに無料の国道なので、南側の終点付近はあいまいになっていますが、おおむね「道の駅龍神」あたりが南側の起点と見ることができます。この道の駅は、龍神温泉のエリア内で、近くには温泉以外に、「龍神村曼荼羅美術館(りゅうじんむらまんだらびじゅつかん)」や、「野々垣内の吊橋(佐久間橋)」というスリルのある吊り橋が近くにあり、ドライブのついでに立ち寄れます。

高野龍神スカイラインツーリング④ 道路情報

通り抜けまでの所要時間

高野龍神スカイラインを通り抜ける所要時間は、途中休憩も何もしなければ1時間程度あれば十分です。ただこれは何もない、スムーズに走る事ができる場合で、秋の紅葉シーズンになると、渋滞近くになるほどの車がスカイラインに押し寄せます。また冬場はタイヤチェーン必須の規制があります。その場合はより所要時間がかかります。

休憩所・トイレ情報

高野龍神スカイライン周辺の休憩所ですが、北の起点高野山側の「奥ノ院」の中には、自由に休憩できる場所があります。駐車場内にはトイレもあります。スカイラインの途中は、「ごまさんタワー」や「鶴姫公園」に、休憩所とトイレがあります。南の起点でもある、龍神温泉側には「道の駅竜神」で、休憩やトイレ利用ができます。またそれらの場所の近くにはレストランあります。そのため道中安心してドライブが楽しめます。

高野龍神スカイラインツーリング⑤ 紅葉の見頃

和歌山の原生林が織りなす色鮮やかな紅葉

高野龍神スカイラインのドライブで最も良い季節は、紅葉の見頃の時期です。この時のスカイラインには年々多くの車が押し寄せるようになり、2011年の情報では、「大丈夫」といわれていた渋滞が、2015年ごろには発生するようになっています。道中、赤く染まる紅葉に加え、ブナなどの原生林が多く(特に護摩壇山(ごまだんざん)付近)ので、黄色い紅葉となり、周囲の山は全体が黄色く覆わる姿が見られます。

紅葉の季節以外にも新緑の時期はおすすめ

高野龍神スカイラインの有名な「紅葉」以外の時期でも、実は見どころに満ちています。それは初夏の「新緑」が、見頃の季節です。この時期は紅葉の時期のように車が殺到しませんので、快適にドライブを楽しめます。標高1000mを越える紀伊山地の原生林の青々とした新緑の尾根伝いに走るツーリングの爽快感は、スカイライン本来の姿であり、ドライバーの心が洗われるような気持ちになります。

夜の星空も素晴らしい


高野龍神スカイラインは、夜も紅葉に負けず劣らぬ光景を見ることができます。晴れた日の夜空を見上げると、どこか遠い島で見るような、無数の星空が、夜空に覆いつくし、かすかな輝きを届けています。ただし、視界が必ずしも良くないのと、時折鹿が入ってくる場合がありますので、細心の注意が必要です。なお、冬期(12月中旬から3月下旬)のスカイラインは、夜間は通行止になります。ご注意ください。

高野龍神スカイラインツーリング⑥ 他の見どころ

ごまさんスカイタワー

高野龍神スカイラインの見どころの一つはちょうど中間のあたりの護摩壇山(ごまだんざん)にある「ごまさんスカイタワー」です。ここは和歌山で最も高い地域にあり、言い伝えでは、落ち延びた平維盛(たいらのこれもり)が、逃れてきた時に、平家の命運の占いのために護摩を焚いた場所とされています。スカイタワーの展望台は有料ですが、そこからの眺めは絶景で、素晴らしい見どころに満ちあふれています。

護摩壇山森林公園ワイルドライフ

護摩壇山(ごまだんざん)の近くには、もう一つ見どころの場所「護摩壇山森林公園ワイルドライフ」があります。ここは後世に大切な森林を守り、自然とのふれあいを大切に使用という目的で設立しました。6万6000本のシャクナゲが、和歌山県民のボランティア活動で植栽(しょくさい)されました。ここは見頃の美しい森林を楽しめる場所だけでなく、天然林の保存・保護を目的とした調査研究の場所でもあります。

鶴姫公園展望台

高野龍神スカイラインでも「穴場」といえる場所が、「鶴姫公園展望台」です。ここは、「ごまさんスカイタワー」と比べて知名度が低い場所ですが、ここの展望台は、無料で利用できます。展望台まではスカイラインのコースから1kmほど離れていますが、途中風力発電所の施設があり、のどかに感じる風車の姿が見られます。展望台には、「幸せの鐘(天空の響き)」という鐘があり、自由に鳴らすことができます。

高野龍神スカイラインツーリング⑦ 規制情報

冬の規制

高野龍神スカイラインは、標高1000mを越える場所にあり、冬の時期の積雪が相当量あります。そのため、この時期は交通規制(12月中旬から3月下旬ごろまで)があります。具体的には、昼間の走行時には自動車のタイヤチェーン携行の規制が、夜間は全面通行止めになります。またこの規制時には、昼間であっても2輪車の通行は全面禁止となります。

紅葉時期の規制

高野龍神スカイラインで、最も多くの車が押し寄せる紅葉の見頃の時期は、年々車が増えてきています。以前とは違い道路の渋滞が起きています。2018年5月現在では、冬季の通行規制のような情報は入っておりません。ただ、「和歌山県一の紅葉の見どころ」となっているだけに、今後より車の量が増えた場合には、そういった規制などが行われる可能性がありますので、今後の情報を注視する必要があります。

高野龍神スカイラインツーリング⑧ 周辺情報


高野山

高野龍神スカイラインの入口の隣にあって、アクセスも便利な高野山は、世界遺産に登録され、ますます注目のパワースポットといえる場所です。スカイラインへのツーリング、観光時には是非組み入れたい場所です。例えば新緑が見頃の午前もしくは午後に、スカイラインと高野山に立ちよりましたら、豊かな自然と霊的なパワーをもらって元気がみなぎります。ドライブの後に、宿坊で宿泊したら、夜は心落ち着く気持ちになります。

九度山

高野山のふもと「九度山(くどやま)は、2016年のNHK大河ドラマで取り上げられた「真田幸村(さなだゆきむら)」ゆかりの町です。関ヶ原の合戦の後、徳川家康により謹慎となった幸村は、この九度山に移り住んで、来るべき時のために日々特訓を重ねました。その後大坂の陣で、最後の活躍を見せます。快適なドライブの帰りに、歴史が好きならぜひこの町にも立ち寄ってみてください。

竜神温泉

高野龍神スカイラインの南側の起点にある竜神温泉は、1300年の歴史があります。この温泉は「日本三美人の湯」の一つとして、日高川に沿った静かな温泉街となっており、昔ながらの温泉旅館が立ち並びます。外湯施設「龍神温泉元湯」があり、日帰りのドライブでも龍神の美肌効果が期待できる温泉に浸かれます。この温泉の泉質は、炭酸水素塩泉(ナトリウム)で、源泉温度は48度です。

十津川村

より長距離のドライブコースを楽しみたいとか、宿泊を前提としているのでしたら、高野龍神スカイラインの東側にある奈良県十津川村にまでアクセスをしてみたいところです。日本最長の生活用鉄線の吊橋「谷瀬のつり橋」や、共同浴場や日帰り入浴施設もある十津川温泉もあります。特に温泉は龍神温泉との入り比べをするのも楽しいところです。龍神温泉から車で1時間30分から2時間くらいの距離です。

まとめ

以上で、高野龍神スカイラインのついてまとめてみました。2003年の無料化により、紅葉の見ごろとして有名になったスカイラインですが、実は紅葉の時期だけでなく新緑の季節も素晴らしいですし、周辺にはパワースポット高野山や温泉地龍神と観光地の見どころが数多くあります。ぜひとも紀伊半島の天井を突き抜けるツーリングコース、「高野龍神スカイライン」に足を運んで見てください。