観葉植物「ヘゴ」の育て方!生態をおさえた上手な栽培&管理方法とは?

 観葉植物「ヘゴ」の育て方!生態をおさえた上手な栽培&管理方法とは?

今回は観葉植物としても人気のヘゴをご紹介します。種類や育て方のコツを知って栽培してみませんか。ヘゴは野生下では10メートルにもなる大きな植物で、湿度管理も必要ですが慣れれば簡単です。増やし方から植え替え、販売までご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.ヘゴとは
  2. 2.ヘゴの特徴
  3. 3.ヘゴの種類
  4. 4.ヘゴの栽培
  5. 5.ヘゴの販売
  6. 6.ヘゴの選び方
  7. 7.ヘゴの育て方
  8. 8.育て方:栽培する環境
  9. 9.育て方:水やり
  10. 10.育て方:土・成長期の肥料
  11. 11.植えつけ・植え替え
  12. 12.大きくしたくない場合
  13. 13.根腐れ・害虫
  14. 14.増やし方
  15. 15.場所づくり:ビニールハウス
  16. 16.ヘゴまとめ

ヘゴとは

ヘゴの生態

ヘゴは観葉植物でも人気の種類です。木性シダで、世界の湿度の高いところに生息しています。野生下では高さが最大7~8mと大きなものもあります。約800種類ありますが、日本では6種類で、一般的に流通しているのは南西諸島原産の『ヒカゲヘゴ』と呼ばれる種類です。日の当たる明るめの場所で生育しており、湿度の高いところを好むので乾燥が苦手で、茎の乾燥も枯れの原因になります。育て方をしっかり学び、湿度管理も必要です。現在国内でも販売されていますが、輸入は禁止です。

ヘゴの乱獲

ヘゴは、観葉植物としても園芸用品としても人気です。そのために乱獲され、数が減ってしまいました。なので現在は、ワシントン条約で保護されているため伐採禁止です。販売は今でも楽天などでされているので、購入は可能ですがホームセンターや小さな花屋などではほとんど取り扱いはありませんので、購入の歳は問い合わせてみましょう。増やし方が簡単であれば園芸用品として有能なので増えてほしいですね。

ヘゴの特徴

ヘゴの特徴①茎

ヘゴの茎は特徴的で、不定根とよばれる細い根が絡み合い1本の幹のようになっています。空気中にある水分を集めたり、余分な水分排出をする働きがあります。ヘゴの茎は古くより支柱材料として園芸用品に用いられてきました。乱獲により数を減らしています。栽培する人が増えればいいですね。

ヘゴの特徴②ぜんまい

成長したヘゴの葉は細長いものがたくさんあつまったような形ですが、その下の方から新しい葉が成長する途中、ぜんまいのようにくるくるっとしたものが生えてきます。それが大きくなると葉になっていくのですが、そのまかれたものと葉の共存がなんともデザイン的にもお洒落です。ハワイアンな雰囲気やインドのような雰囲気の部屋でも、どんなデザインにもお洒落に溶け込んでくれるインテリア植物です。

ヘゴの利用

熱帯地の台湾などでは、ヘゴの茎をくり抜いて作った鉢があります。他にもヘゴの幹を砕いたものも園芸用品として販売されています。ワシントン条約により輸入はできないので、旅行で購入しても持ち帰れません、気を付けましょう。現在日本で販売しているヘゴは日本で栽培されているものです。自分で繁殖に挑戦するのも良いですね。

ヘゴの種類

ヒカゲヘゴ

日本でも生息する最大のシダ植物です。南部の森林でよくみられます。高さの平均は5~6mと大きく、最大で15mほどにもなります。そこまで育つと葉だけでも2m以上になります。ここまで育ったものは部屋では栽培できませんね。庭に大きな植物が欲しい方は植え替えても良いでしょう。日本で生息するヘゴの中では唯一直射日光を好む種類です。

食べられる

新芽と成長した幹の芯はなんと食べることができます。あく抜きをして、酢の物や煮物で食べます。八重山諸島では、祭りの際に食べる風習があります。ヘゴの煮物は大根のような食感でおいしいと言われています。なかなか食べる機会がないものですので一度食べてみたいですね。

ヘゴの種類:マルハチ

小笠原諸島原産のヘゴです。林や草木が生えた場所に生息し、10メートルほどの高さになります。とても大きいですね。家庭栽培でも大きくする育て方もあります。

名前の由来

マルハチという名前の由来は、歯が落ちたときの茎の模様です。とても特徴的です。

ヘゴの種類:クロヘゴ(オニヘゴ)

ヒガケヘゴより小さい、ヘゴのなかでも小さな種類です。小さいと言っても野生下では7メートルほどになります。こちらのクロヘゴはあまり情報がありませんが、育て方は他ヘゴと同じで比較的小さいので部屋で育てたい人には向いているといえますね。

ヘゴの種類:メヘゴ

高さ(茎)は2メートルほどと小さいですが、出回っている品種ではありません。小笠原諸島の父島に生息しており、 現在は絶滅危惧ⅠB類 に指定されています。

ヘゴの栽培

観葉植物ヘゴ

野生は密集して生えていますが、1本だととてもお洒落で涼しげですね。湿度管理が必要ですが、観葉植物としても人気です。

ヘゴの栽培難易度★★★☆☆

寒さに弱く、乾燥にも弱いため温度湿度管理や置き場所を考えるといった育て方になります。特に乾燥は、土だけでなく茎も気を付けなければ枯れてしまいますよ。成長期には植え替えも必要になります。トマトやネギなどと違い少しだけこまかな管理が必要な植物です。

ヘゴ大きさ

家庭で育てた場合、50センチから2メートルほどに成長します。比較的大きな植物ですので、鉢や場所も広いところを確保してください。

ヘゴの販売

インターネット販売

今の時代、ネットでも観葉植物を販売しています。楽天やAmazonなどでも植物専門店が販売をしています。ただ、すでに大きく成長したものだったりと植物は運ぶのが難しいため送料が高くなることがあります。インターネットでの購入は便利ではありますが、植物のストレスなどを考えたらお店に足を運ぶのが良いかもしれませんね。実際にみてみると、意外と同じ植物でも表情が違って楽しいですよ。

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植物専門店

街の花屋さんやホームセンターでも販売しているところもありますが、ヘゴやガジュマルなど比較的大き目の観葉植物を多数揃えている専門店もおすすめです。店員さんも詳しい人が多いですし、きちんと管理されているので元気な個体で安心です。結構たくさんあるのでお住まいの近くで植物専門店を検索してみてくださいね。現在ではワシントン条約のため輸入ができないので、専門店でもヘゴを置いていないところは多いです。一度電話などで確認をとってから行ってみましょう。

大阪市福島の観葉植物の店 OSLO オスロ
JR福島駅から徒歩10分の観葉植物店です。植物の販売の他にも、住宅のお庭や店舗のアウトドアグリーン、クリニック・オフィスのインナーグリーンの設置などもご相談ください。

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東京都小岩駅にある植物専門販売店です。観葉植物がたくさん販売されていますのでみてみてください。

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東京都江戸川区の観葉植物専門店「ワールドガーデン」は、法人から個人向けまで大小豊富に取り揃えております。都内最大級の品揃えで、比較的珍しいものや大型の観葉植物をお探しなら、ぜひワールドガーデンへ。駐車場も完備しております。

ヘゴの選び方

栽培が初めての方

初めての方は、幹がしっかりとしていて葉も綺麗に広がった健康状態の良いものが良いです。暖かい場所での栽培が必要で湿度管理もしなくてはいけない観葉植物なので、準備ができていない場合は暖かい春になってから購入しましょう。植え替えなどストレスのかかる行為も春に行いましょう。

お好みで

幹が曲がったものもありますが、病気な弱い個体というわけではないのでお好みのデザインで選んでも良いでしょう。インテリアとしても人気でとてもお洒落です。

ヘゴの育て方

同じヘゴでもヒカゲヘゴ以外は直射日光のあまりあたらない湿度の高い所を好みます。こういった育て方のポイントをいくつかご紹介いたします。

育て方:栽培する環境

ヘゴが好む環境

ヘゴはもともとは熱帯地域に生息している湿度を好む植物です。比較的日本も湿度が高いと言われてはいますが冬では乾燥したりしますよね。この乾燥こそがヘゴがもっとも苦手とされている環境になります。枯れてしまう恐れがありますので育てる場所もきちんと管理してあげましょう。簡単なビニールハウスを作ってあげるのも良いかもしれませんね。

直射日光を好む種類

先ほど説明した通り、直射日光を好む明るい場所を好むのはヒカゲヘゴのみです。直射日光を好みますが茎の乾燥はよくないので湿度は気にしてあげましょう。こまめに霧吹きをかけたり幹全体にかかるように水をあげてくださいね。

直射日光が苦手な種類

ヒカゲヘゴ以外のほかの種類の栽培は直射日光を避け、湿度が高く7かつ明るいところで管理しましょう。日照時間の少ない場所にベランダや庭がある場合は、乾燥に気をつけて外においても良いでしょう。風通しが良すぎると幹の乾燥が早まってしまいますので、風のあたらないところへおいてあげてくださいね。

湿度・温度

湿地帯に生息しているので、乾燥が苦手です。風がよくあたるような場所は避け、湿度の高いところで育ててください。また、土だけでなく茎の乾燥も気にしてあげてください。暑さには強いですが寒さに弱い植物なので、冬は室内で5℃以上を保ち、明るい場所へおいて乾燥しないように加湿も心掛けてください。

育て方:水やり

水やりの仕方

土だけでなく、幹の乾燥も大敵です。十分に水やりをしてください。土にたっぷり水をやるだけでなく、幹全体が濡れるように全体的にかけてあげることが大切です。湿地帯で育つ植物ですので幹の乾燥も大敵です。夏はじょうろを使って全体的にかける方法で良いですが、冬は春夏ほど土に水をあげなくても良いので霧吹きを使用してください。

霧吹きも利用

冬は土の表面の乾き始めくらいで水をあげます。ですが、葉っぱや茎の乾燥は大敵ですので霧吹きをこまめにかけてあげましょう。サボテンみたいですね。茎の乾燥が原因でかれてしまうこともありますので毎日かけてあげてくださいね。

育て方:土・成長期の肥料

適している種類の土は赤玉土小粒主体の用土です。赤玉土小粒7+腐葉土3がおすすめの割合です。

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成長期

ヘゴの成長期は5月~9月頃です。チッ素(N)、リン酸(H3PO4)、カリウム(K)が含まれたものを置き肥で施してください。細くなったり冬に枯れやすくなる可能性があるので成長期には肥料を足してあげてくださいね。しっかり栄養を与えていても、野性下とは違い鉢に植える育て方をすれば巨大化することはないので安心してください。

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植えつけ・植え替え

時期

植えつけも植え替えも5月から7月中旬に行います。寒さに弱い植物ですので、暖かい時期に行うのがおすすめです。冬もよくないですが、真夏のようにとても暑くなる前には作業をしましょう。熱すぎも寒すぎもよくありませんね。

植え替え

ヘゴは成長が遅いので、毎年の植え替えなどは必要ありません。ちょっと大きくなってきたな、と感じる2、3年に1度に、今より少し大きな鉢へ植え替えます。植え替えをする適期は暖かい5~7月頃です。冬は避けましょう。赤玉土小粒主体の用土の使用がおすすめです。

大きくしたくない場合

室内で栽培

室内で栽培したい方は、大きくても3メートルくらいでないと困りますよね。野生下では根っこも好きなだけ広がるのでどんどん大きく成長し、10メートルほどになる個体もいます。それを防ぐには、盆栽をお手本にする育て方をしましょう。

盆栽

盆栽といわれてよくイメージされるのは松の木ですが、本来松の木はとても大きく、50メートルほどにも成長することもある植物です。ですが盆栽で手入れされている松の木は何年も小さな鉢の中で生きています。その方法を使用して小さなまま育てていきましょう。

小さいままで育てる方法

盆栽が大きくならない理由

植物は、基本的に『根と幹の大きさは同じ』です。そのため、小さな鉢にいれたまま育てていると根が伸びないので幹も成長しません。ですが、鉢だけが小さいまま水と日光だけを与えていると、まれに生命力の強い個体や種類では鉢すら突き破って根が成長してしまうことがあります。まれではありますが、植物の生命力はすごいですね。

方法

鉢を小さいままにして、少し成長してきたときは不要な葉や枝は切ってあげてください。盆栽では『根切り』といって植え替えの際にその名の通り根を半分ほど切る管理方法があります。これは、根を切ることでまた新しく根が伸びることを利用して土台を強くしているのです。これで、小さな鉢=根が短い状態でもしっかりと幹を支えることができます。ヘゴではほとんど必要ありませんが、思ったより大きくなったけど今の鉢で育てたい方はやってみてはいかがでしょうか。根の増やし方は他の植物でもできます。

根腐れ・害虫

根腐れ

水やりの後、受け皿の水を放置していると根腐れの原因になります。水をやる度にたまった水は捨ててあげましょう。根腐れが起こると、根が短くなり幹が支えられなくなって倒れてしまったり、十分な水分が取れずに枯れてしまいます。

カイガラムシ

シダ植物にはカイガラムシが発生します。気が付いたときには大量発生して駆除が難しくなるので、たまに葉の裏などを確認して害虫管理もしてあげてください。

カイガラムシを見つける方法①

すす病

『すす病』が葉にでてきたら要注意です。症状がでている葉の付近にカイガラムシやコナジラミが発生している可能性があります。『すす病』とはカビの一種で葉や茎が黒っぽく枯れたような色になります。虫が発生したためにすす病になるのではなく、すす病は虫の排泄物を好んで集まる習性があるので、すす病がでた場合はすでに虫がいる可能性が高いです。

カイガラムシを見つける方法②

アリ

庭で栽培している場合、幹の根本を見てください。アリがを砂や土を盛っていた場合、その中に虫を隠していることがほとんどです。

カイガラムシを見つけた場合

取り方

見つけた場合は歯ブラシなどでこすって落としてください。発見が遅れると殻も固くなってしまいます。

防虫

カイガラムシを防ぐには、まずはこまめに茎を濡らすことです。乾燥に弱い植物ですし、害虫の発生も抑えられるので霧吹きでの湿度管理は徹底しましょう。それでも発生してしまう、発生が心配という方はやはり農薬の使用をおすすめします。。

農薬

マシン油乳剤がホームセンターなどで販売している、唯一カイガラムシに有効な農薬です、今はさまざまな農薬が混ざったカイガラムシにも対応している農薬がありますが、単体ではマシン油乳剤のみです

増やし方

増やし方:胞子

シダ植物は、野生化では胞子を使って繁殖しています。家庭では胞子での繁殖方法は一般的ではないので普通、シダ植物をもう一つ欲しい、といったとき新たに購入することが多いです。ヘゴは株分けでの増やし方はできません。

増やし方の説明

家庭栽培では一般的ではありませんが、胞子での増やし方は一度にたくさん増殖ができるので販売目的やたくさん育てたい方にはおすすめです。胞子の採取も簡単です。

増やし方①胞子の採取

シダ植物は、葉の裏に胞子がついています。これを新品の皿や紙(クッキングペーパーのような)に集めます、ピンセットなどでこすれば簡単に採取できますよ。

増やし方②胞子の給水

胞子に水分を含ませて発芽させます。ミズゴケなどの上にいくつか胞子をまきます。このとき、あまりたくさんのり過ぎないように筆などにつけてミズゴケの上にまきましょう。常にミズゴケが濡れている状態にするために、ミズゴケの鉢の下は水が入った受け皿を置いてください。直射日光の当たらないところで育てましょう。

増やし方③胞子の発芽

数か月で数ミリほどの前葉体とよばれるものができてきます。小さなハートの形をしていて、この中に精子と卵ができます。1,2か月後に発芽します。だいたい12か月後には小さな植物の芽のような形になっていきます。

増やし方④ヘゴの形

18か月ほどで見慣れたヘゴの姿になってきます。そうしたら、少しおおきな鉢に植え替えても良いですね。

場所づくり:ビニールハウス

ビニールハウス

湿気が苦手でいつも部屋の除湿をしてるけれどヘゴを育てたい方に。ビニールハウスのご紹介です。庭に空きスペースがある場合、他の植物も育てられますしおすすめですよ。楽天やAmazonなどでもさまざまな大きさのビニールハウスが販売されています。

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室内で育てたい

外じゃなくて室内で育てたいといった方に。ビニールハウスは部屋にはおけませんが、ガラスでできた透明のボックスが販売されています。風も当たらないので湿度も管理しやすくなりますし、寒さにやられてしまうこともなくなります。中にいれた植物もしっかり見えるのでインテリアとしても十分な役割を果たしてくれます。おうちの中にミニ植物園があるようで癒し効果は抜群です。

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ヘゴまとめ

いかがでしたでしょうか。毎日霧吹きでお手入れをしてあげると愛着もわきそうですね。管理が必要で放置で育つ植物ではありませんが、難しいことはあまりないので挑戦してみても良いでしょう。愛情をかけてあげればしっかり葉や茎に現れる育てがいのある可愛い植物ですね。

sakura206
ライター

sakura206

毎週のようにハイキング・野鳥観察・水族館・動物園と出かけています。得意分野は生き物関係です。アウトドアについてはBBQやキャンプの集まりを主催しています。


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