RCF 防根防竹シート 50cm×10m
黒竹 戸隠風 丸竹ざる
池田壹岐作 黒竹茶筅 真数穂
特選 黒竹 弁当箱
ベストコ(Bestco)ND-4351
尾上製作所(ONOE)トタン散水ジョーロ 4L
瀬戸ヶ原花苑 山野草専用培養土 5L
プロトリーフ 腐葉土 5L
プロトリーフ 赤玉土(小粒) 5L
IB緩効性肥料 1kg
第一ビニール 観葉支柱 直径4.0mm×75cm
家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml
家庭園芸用マラソン乳剤 100ml
ショーワグローブ TYPE-R 65
FORESIA 剪定ばさみ
黒竹(クロチク)ってどんな植物?
黒竹(クロチク)は、淡竹の一種です。黒竹(クロチク)の直径は2~3センチ、高さは3~5メートルです。黒竹(クロチク)は、よく見るマダケなどの種類と違ってあまり大きくならず小ぶりで、手入れや増やし方も簡単なので、ガーデニングにも用いられています。黒竹(クロチク)の細めの黒い幹は、和モダンな雰囲気を醸し出してくれます。黒竹(クロチク)は、地植えと庭植えどちらでも栽培することが可能です。
黒竹(クロチク)のタケノコも美味しい
おもに鑑賞目的の植え方で重宝される黒竹(クロチク)ですが、黒竹(クロチク)のタケノコは、ほかのスタンダードな緑の竹のものと同じで、春の食材として美味しく食べることができます。ただしタケノコは黒竹(クロチク)の新芽なので、あまり取りすぎてしまうと、そのあとのガーデンのイメージに影響してしまうことも。また、黒竹(クロチク)の鉢植えの場合は、タケノコを収穫するまでには成長しないことがほとんどでしょう。地植えの黒竹(クロチク)を手入れしながら、不要なものをタケノコとして楽しむとよいでしょう。
黒竹(クロチク)の幹は2年かけて黒色になる
黒竹(クロチク)の幹は黒色ですが、黒竹(クロチク)の葉っぱは、美しいグリーン色です。黒竹(クロチク)の幹と葉っぱの鮮やかなコントラストは、とても素敵なものです。なお、黒竹(クロチク)の幹は、幼い株のうちは、ほかの竹と同じような緑色をしています。黒竹(クロチク)が成長し、だいたい2年くらいすると、だんだんと黒竹(クロチク)独特のツヤのある黒い幹に変色していきます。また、黒竹(クロチク)は、日当たりがよい乾燥地を好み、環境のあったところでは、より鮮やかな黒色の幹になります。
黒竹(クロチク)は筆軸などの工芸品になる
黒竹(クロチク)の幹は、伐採したあとも美しい黒い色が変わらず、古くより、筆の軸や掛け軸といった工芸品の材料として重宝されてきました。現在では、和歌山県日高町や高知県中土佐町が、黒竹(クロチク)の産地として有名で、こまめに手入れされた美しい黒竹(クロチク)を見ることができます。
黒竹(クロチク)の風鈴
黒竹(クロチク)を丸く編んで形づくった風鈴です。夏の暑さを和らげてくれそうな涼やかなアイテムです。
黒竹(クロチク)のざる
黒竹 戸隠風 丸竹ざる
職人がひとつひとつ手作りした黒竹(クロチク)のざる。ふちの部分は飾り編みが施されています。果物やお菓子のほか、夏のそうめんを盛り付けてもよいでしょう。
黒竹(クロチク)の茶筅
池田壹岐作 黒竹茶筅 真数穂
お茶をたてるのに必要不可欠な茶筅。100本立できめの細かいお茶をたてることができます。
黒竹(クロチク)の弁当箱
特選 黒竹 弁当箱
繊細な編み目が大変美しい黒竹(クロチク)のお弁当箱。おにぎりに玉子焼きといった和風のほか、サンドイッチなどの洋風にもマッチするのが不思議です。お弁当箱としてだけではなく、裁縫道具やちょっとした小物入れにしても素敵です。
黒竹(クロチク)の基本データ
科名属名
イネ科マダケ属
学名
Phyllostachys nigra
和名
黒竹
別名
ニタグロチク
英名
Black bamboo
原産国
中国
黒竹(クロチク)の育て方1「土づくり」
黒竹(クロチク)は、水はけがよく、さらに水持ちのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に腐葉土を混ぜたものを準備するとよいでしょう。市販の山野草専用の培養土を利用しても便利です。ただし、黒竹(クロチク)は、丈夫な植物なので、それほど植える土に神経質にならずとも、枯れる心配はあまりありません。
山野草専用培養土
瀬戸ヶ原花苑 山野草専用培養土 5L
赤玉土(小粒)
プロトリーフ 赤玉土(小粒) 5L
腐葉土
プロトリーフ 腐葉土 5L
黒竹(クロチク)の育て方2「肥料」
黒竹(クロチク)は、それほど肥料を必要としない植物です。黒竹(クロチク)は、肥料を施さずとも枯れるようなことはほとんどありません。黒竹(クロチク)をはじめに植えつける際に、元肥として緩効性の化成肥料を少し施すとよいでしょう。そのあとは、ほとんど肥料を施す必要はありません。
緩効性化成肥料
IB緩効性肥料 1kg
黒竹(クロチク)の育て方3「水やり」
黒竹(クロチク)は、丈夫な植物で、あまり水やりに神経質になる必要はありません。地植えの場合はほとんど水やりしなくてもよいでしょう。ただし鉢植えの真夏の管理のみ注意が必要で、あまりに乾燥しすぎると黒竹(クロチク)が枯れることもあります。鉢植えの場合には、黒竹(クロチク)を植えている土の表面が乾いたら、水やりをしましょう。また、黒竹(クロチク)の根元への水やりとは別に、霧吹きで葉水を与えてあげると、黒竹(クロチク)の幹や葉のツヤがいっそうよくなります。
じょうろ
尾上製作所(ONOE)トタン散水ジョーロ 4L
霧吹き
ベストコ(Bestco)ND-4351
黒竹(クロチク)の育て方4「場所」
黒竹(クロチク)をはじめとする竹の仲間は、とても生命力が強く、さらに繁殖能力の高い植物です。少々日陰になる場所でも枯れることはあまりありません。逆に、黒竹(クロチク)は、枯れるというより、その繁殖能力の高さから、むしろ増えすぎに気を付けて場所を選ぶ必要があります。
黒竹(クロチク)の繁殖力に注意
黒竹(クロチク)の繁殖能力には注意が必要です。黒竹(クロチク)は、地下茎を広げながら生育していきます。ほかの植物などに影響を与えないように、はじめに黒竹(クロチク)を植えつける際に、よく考えて場所選びをしましょう。黒竹(クロチク)を地植えする場合には、土のなかをトタンなどで仕切る植え方をするといった工夫をしましょう。心配な方は、鉢植えで楽しむことをおすすめします。
防根シートや防竹シートが便利
黒竹(クロチク)をはじめとする竹類を地植えで栽培する場合、防根シートや防竹シートと呼ばれる地下茎が広がらないアイテムが販売されています。こうした便利なアイテムを利用するのも黒竹(クロチク)の植え方のコツです。
RCF 防根防竹シート 50cm×10m
黒竹(クロチク)の育て方5「植えつけ」
黒竹(クロチク)の植えつけに適した時期は、3~4月ごろです。黒竹(クロチク)の根っこは細かく枝分かれしているので、根っこを傷つけないように、また根っこをあまり乾燥させてしまわないように注意しましょう。
黒竹(クロチク)に支柱をしよう
黒竹(クロチク)は、幼苗のうちは細く心もとないので、風などに吹かれて倒れてしまわないようにしましょう。鉢植え地植えともに、植えたての若い黒竹(クロチク)には、1本支柱をしてやるのが植え方のポイントです。黒竹(クロチク)を植えつけたら、日当たりのよい風通しのよい場所で管理しながら、水やりを続けましょう。
支柱
第一ビニール 観葉支柱 直径4.0mm×75cm
黒竹(クロチク)の育て方6「植え替え」
黒竹(クロチク)は、生育スピードの早い植物です。黒竹(クロチク)を鉢植えで楽しむ場合には、定期的な植え替えをして根詰まりを防ぐことが必要です。黒竹(クロチク)の鉢植えの植え替えの適期は、3月ごろです。これまで植えていたものよりひとまわり大きな鉢を準備します。植え替えたい黒竹(クロチク)を、鉢からぽこんと抜き取ります。根っこが乾燥しないように、すみやかに植え替えしましょう。植え替えの際に一緒に株分けするとよいでしょう。
黒竹(クロチク)の育て方7「病害虫」
病気
黒竹(クロチク)のかかりやすい病気として、てんぐす病、さび病、すす病などがあげられます。なかでも、てんぐす病は、進行速度の速い病気なので注意が必要です。てんぐす病は、胞子により発生する病気で黒竹(クロチク)がてんぐす病にかかると、葉っぱがあっという間になくなってしまい、やがて枯れることも。てんぐす病が発生した場合には、すみやかにその病斑部を切り取って焼却処分しましょう。
害虫
黒竹(クロチク)には、マダラガ科のガの幼虫である「タケノホソクロバ」という害虫がつくことがあります。タケノホソクロバの幼虫は、2センチくらいの芋虫様で、黄色い胴体に黒い斑点があります。そして胴体には無数の毒性のあるトゲがついています。タケノホソクロバは、おもに竹や笹に発生し、葉っぱを食べてしまい、黒竹(クロチク)が枯れることもあります。
タケノホソクロバは毒性があるので注意して駆除しよう
タケノホソクロバの毒性のトゲに人間が触れると、かぶれて痛みを伴います。黒竹(クロチク)を手入れしようと、タケノホソクロバが発生しているのを知らずに触れてしまって被害にあうこともあります。タケノホソクロバが発生しやすい時期は春から夏にかけてです。その時期には注意しながら黒竹(クロチク)の手入れをしましょう。なお、タケノホソクロバを見つけた場合には、殺虫スプレーなどで注意深く駆除しましょう。
スミチオン乳剤
家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml
マラソン乳剤
家庭園芸用マラソン乳剤 100ml
グローブ
ショーワグローブ TYPE-R 65
黒竹(クロチク)の育て方8「剪定」
黒竹(クロチク)の美しい姿を鑑賞するために、剪定をして手入れしてあげましょう。黒竹(クロチク)は繁殖力が強いので、放任していると、もさもさとして野暮ったくなり、さらには荒地のように見えてしまうことがあります。こまめな剪定は黒竹(クロチク)を美しく見せる植え方のポイントとなります。
黒竹(クロチク)の剪定の時期
黒竹(クロチク)の剪定の時期は、黒竹(クロチク)の株の年齢より少し異なります。黒竹(クロチク)がまだ若く、幹が緑色の時期には、だいたい3~4月ごろの時期に剪定します。そして、黒竹(クロチク)が成長して幹が黒くなってきたものについては、だいたい6~7月ごろの時期に剪定するとよいでしょう。
剪定用ハサミ
FORESIA 剪定ばさみ
黒竹(クロチク)の剪定の仕方
まず、黒竹(クロチク)の様子を観察して、混みあっているところの枝を根元から切り取って剪定します。また、黒竹(クロチク)を植えている風景の全体のバランスを見ながら、いくつかの黒竹(クロチク)の株を適度に芯止めして、高さを調整する剪定もおこないましょう。さいごに、それぞれの黒竹(クロチク)の樹形を整えるための手入れをします。それぞれの黒竹(クロチク)を見ながら、不要な葉っぱを取り除き、より美しく見えるように剪定しましょう。
黒竹(クロチク)の増やし方「株分け」
黒竹(クロチク)の増やし方としては、株分けによる方法が一般的です。黒竹(クロチク)は丈夫な植物で、株分けによる増やし方は比較的簡単です。黒竹(クロチク)の株分けによる増やし方に適した時期は、3月ごろの黒竹(クロチク)の新芽が出てくる時期です。株分けしたい黒竹(クロチク)の根っこを少し掘り起こして、芽のついている場所を見つけます。芽のついた根っこを親株から切り離して植え替えましょう。株分けして植え替えた株がしっかり根付くまで、こまめな水やりを続けましょう。
黒竹(クロチク)で日本らしい和モダンを楽しもう
黒竹(クロチク)のつやつやとした黒い幹は、とても美しいもの。日本では、古来より黒竹(クロチク)を筆軸や掛け軸などの伝統工芸品に利用して、黒竹(クロチク)美しさを愛でてきた歴史があります。黒竹(クロチク)は植え方や増やし方が比較的簡単で、手軽にお庭に和モダンな雰囲気を醸し出せる植物です。ただし手入れを怠ると、その繁殖能力の高さから、うっそうとした状態になってしまいがち。黒竹(クロチク)をこまめに手入れして、美しい樹形をキープしましょう。