ドラゴン (DRAGON) ダンシング八ちゃん 4.0号 [ピンク] / タコ専用餌木
オクトパスタップ 3.5号 ホワイトグロー
TAKAMIYA(タカミヤ) ルアー エギ タコエギボンバー オーロラピンクホワイト 3.5号
メガバス(Megabass) エギ 8Pod TACO-LE 99(タコーレ99) ピンクグロー 37230
YO-ZURI タコやん 3.0号 REEB
タコエギ釣り、他のタコ釣りとどう違う
タコエギとは、簡単に言ってしまえば、オモリを取りつけ、タコ釣り用に改良されたルアーの一種です。エギは「餌木」と書き、元々はイカの釣り方に用いられていた「エギング」という仕掛けを元にしているとされ、エギを好んで使用する釣り人の事を俗に「エギンガー」と呼ぶそうです。タコエギ釣りなら「タコエギンガー」という感じですね。
イカ釣りの仕掛けから派生した仕掛けと言えば、タコスッテもそうですが、タコエギは比較的最近登場したもので、他の仕掛けに比べると歴史は浅めです。いまだにタコ釣りの定番の仕掛けと言えばタコテンヤやタコスッテの二強で、タコエギは二種に並ぶポテンシャルを秘めてはいますが、まだまだ目立たない存在です。
そもそも「エギ」とは?
エギは日本古来のルアーと言える存在で、今船上を始めとする様々な場所で行われる、ルアーによる釣り方の大本をたどっていくとエギに行きつくと言われています。基本的にその外観はイカあるいはタコが好むとされる「エビ」に似た形状をしており、魚釣り用のルアーと比べると形が曲がりくねっていると言う特徴があります。
「元祖ルアー」と言えるエギは、ルアー同様に様々なカラーが存在し、タックルに合わせ使い分けられます。エギに使用されるカラーは、船から見た空模様や海の濁り具合により変化するとされ、このカラーが一番釣れる!というものはないそうです。この辺はルアーのカラーとほぼ同じですね。
タコエギならではの魅力
タコの釣り方と聞いて思い浮かぶのは、定番中の定番であるタコテンヤ。そしてタコテンヤのライバル的存在と言えるタコスッテ。と言ってもタコエギの釣り方も負けてはおらず、知名度は劣るもの最近何かと注目されている仕掛けのひとつです。注目される理由はタコテンヤやタコスッテにはない独特の形状とアクション。ルアーでタコを釣ると言うアクションが楽しめるのはタコエギだけです。
エサ要らずで根掛かりも少ない!
他にも、タコエギならではの魅力として、タコエギ単品で釣れるため、餌を必要とせず、また針も少ないため、タコスッテの様に根掛かりを起こしたり、針が刺さって船上でケガするなんてトラブルも減らすことができます。タコテンヤの様にエサを用意する手間が省け、かつ根掛かりも起こさずアクションが行える、タコエギは2種のメリットを両方併せ持つ、魅力的な仕掛けと言ってもよいでしょう。
他にもあるぞ、タコ釣り仕掛け
タコ釣りに用いられる、マイナーながら強力な仕掛けはタコエギのみでなく「タコジグ」と呼ばれる、ちょっとユニークな形をした仕掛けを使用し、釣りに挑む方も中には居ます。なんといってもタコジグの特徴は「デフォルメされたタコ」そのままなユーモラスな形状。使わなくともタックルに入れているだけで何となく和んでしまうような、愛嬌のある顔をしていますが、そのアクションは本物です。
陸で狙うならタコジグ!
愛嬌たっぷりな見た目をしたタコジグのアクションが真価を発揮するのは、船上ではなく陸地。主にタコジグは堤防釣りの中でも、タコエギやタコテンヤでは狙いにくい足元を集中して狙う際に用いられる仕掛けで、軽く投げて足元を泳がせるときに珍重します。タコエギは船のみでなく陸地でも性能を発揮してくれる仕掛けですが、タコエギでは物足りなくなったらタコジグを検討してみましょう。
タコエギを選ぶ時の見方
タコエギを選ぶときに気を付けるべきポイントはイカ釣りに使用されるエギとほぼ同じ。狙う種は異なるもの、どちらも魚の釣り方と同じ手法で挑んだら釣れてくれないようなクセモノのため、勿論エギの種類やオモリなども、ルアーとはまた違う個所に気を付けなければいけません。とはいえ基本はルアーと同じ、これからあげる3つを把握し、ぴったりなエギを選んでいきましょう。
タコエギの選び方①・カラーで選ぶ
エギ釣りにおいてカラーを把握しておくのは非常に重要、エギに使用されるカラーは「ベースカラー」と「ボディカラー」の2種が存在し、ベースには主に「金あるいは銀、赤或いは虹色」が用いられ、ボディカラーには「オレンジやピンク、青やオリーブ」と言った派手めなカラーが使用されます。勿論、派手なカラーであればあるほどタコの目を引くことに間違いありません。
一番派手なカラーを使用すれば釣れるのか?と言うとそうでもなく、タコがお腹を空かせているか空かせていないかで船上での反応は変化します。基本的にはタコが活発に活動する時間帯には派手なカラーを、あまり活発でない場合は地味目のエギをと、異なるカラーのエギをタックルに組み込むのが重要です。タコエギの作り方を覚える際も、カラーを意識しておきましょう。
タコエギの選び方②・サイズで選ぶ
タコエギは「普段タコが食べている魚のサイズ」に近ければ近いほど釣れる確率が上がるとされています。同じタコでもイイダコとマダコでは食べるもののサイズは大違い。タックルには常に色んなサイズのタコエギを用意しておきましょう。タコは大体「自分の胴長の1.5倍くらいの魚」とされるため、選び方がわからない場合はとりあえず3.5号を購入しましょう。オモリもサイズで選べば自然と合わせることが出来ます。
同じタコでも船上での様子や季節により手応えが変化するため、とりあえず3.5号から3.0号までのタコエギを揃えておくか、作り方を覚え増やしておけば問題ありません。タコはとにかく気まぐれな為、サイズピッタリなエギでも釣れてくれなかったり、小さなエギで釣れる場合もあります。これでは釣れないと思わず、まずはオモリもサイズも気にせず作り方を覚え、タックルに組み込みましょう。
タコエギの選び方③・オモリで選ぶ
エギには大きく分けて「ノーマルタイプ」と「シャロータイプ」と「シンキングタイプ」の3種類が存在し、後者の2種はオモリの特徴もアクションも異なります。シャロータイプのエギはオモリが軽めで、ゆっくりと沈み、シンキングタイプはオモリが重めで、早く沈むと言う特徴があります。見分ける方法は商品名やケースに書くれたアルファベットを見ること、Sならオモリが軽めで、Dならオモリが重めと言う訳です。
オモリが軽めのシャロータイプは浅い場所を探るのに適しており、シンキングタイプはオモリで深い場所まで狙え、潮にも流されず、1つのポイントを集中し狙うことが出来ます。と言っても、深い場所であえてオモリが軽い仕掛けを使用するのもテクニックの1つ。まずはノーマルタイプを購入し、それからどちらのオモリがいいかで使い分けると良いでしょう。タコエギ用タックルには、常に3種のオモリを用意しておくことをおすすめします。
おすすめタコエギ①・人気商品!
ドラゴン (DRAGON) ダンシング八ちゃん 4.0号 [ピンク] / タコ専用餌木
数あるタコエギの中でも特に人気で、数多くの釣り人に愛用されているタコエギがドラゴン (DRAGON) の「ダンシング八ちゃん」です。人気の秘訣はタコエギとしての性能のみでなく胴付シンカーを取りそろえ、素早いボトム取りが可能なコト。タコエギとしての基本アクションは勿論、そこに潜んでいるタコまで狙えます。とにかく人気で性能のいいタコエギが欲しい!と言う方におすすめのタコエギです。
おすすめタコエギ②・入門にもおすすめ
オクトパスタップ 3.5号 ホワイトグロー
人気かつ、とりあえずタコエギとしてちゃんと機能してくれるものが欲しいあなたにおすすめなのがオクトパスタップ。名前の通りタコ専用のエギで、タコ用の大型の三本針を持ち、マルシンが誇るタコ釣り用品の技術が惜しみなく使用された人気商品です。安価のため作り方の参考にするほか、タコエギ釣り入門としてもおすすめですよ。
おすすめタコエギ③・マダコを狙うときに
TAKAMIYA(タカミヤ) ルアー エギ タコエギボンバー オーロラピンクホワイト 3.5号
タコの中でも特に「マダコ」を狙いたいときにはTAKAMIYA(タカミヤ) のタコエギボンバーの出番!一度海に投げ込めば絶妙なアクションと魅惑のフェザースカートでタコを誘います。底取りに便利なリーダーとシンカーも付いている為、マダコはあまり活動していない時間帯でも安心。タコエギ本体はオモリが軽めなため、フローティングさせる事も出来ます。
おすすめタコエギ④・より動きをリアルに!
メガバス(Megabass) エギ 8Pod TACO-LE 99(タコーレ99) ピンクグロー 37230
メガバス(Megabass) の「TACO-LE 99」は見た目がエビそっくりと言うユニークな形状をした人気タコエギ。タコ釣り師の要望を徹底的に盛り込んだ「タコを狙うために生み出されたルアー」であり、エビそっくりな形なのもよりリアルに見せるため。浮力調整により根掛かりを防ぎ、ボトムの種類を釣り人へ正確に伝え、他にもタコの興味を引くアピールパーツが取り付けられます。見た目がエビそのものなので。タックルに組んだ時も間違って使用するなんてことがありません。
おすすめタコエギ⑤・広範囲にアピール
YO-ZURI タコやん 3.0号 REEB
YO-ZURIの「タコやん」は広範囲にアピールすることを重視したタコエギ。ボディが浮くため根掛かりの心配もなく、幅広く動かしてタコを誘き出せます。更にヌリボディのため吸い付きも抜群、獲物に抱き着いたら離さないタコの様に、しっかりと獲物を捕らえることが出来る。安心して使用できる人気タコエギです。
タコエギは自作も出来る!その作り方
タコエギは購入する他にも、材料を揃え作り方を把握すれば自作することだって出来ます。中々ピッタリなタコエギが見付からないと言う場合は、思い切って自分で作ってしまうのもアリでしょう。作り方はとても簡単なうえ、材料も安上がりで、100均で材料を揃えることが出来てしまいます。
作り方①・まず針を作る
タコエギの作り方で、まず最初に揃えるものはタコ用のハリを作る事。まずは1.6mmの針金を15㎝程カットし、両端を尖らせたらU字に折り曲げていきます。折り曲げたら次に木製の丸い棒に小さな穴を平行に二か所開け、U字に曲げた針金の先端を差し込んでいきましょう。このさい用意する棒は「ゴマすり棒」がおすすめです。
作り方②・エギに針を入れる
穴に差し込んだらペンチで角度と形を調整し、ちょうどいい形になったら棒から引き抜きます。これでタコエギ用針が完成。針を作ったら100均で販売されている安価なエギを用意し、まずはお尻部分にあるカンナをペンチで外しておきます。そして、針を付けるときはコンロなどで根元が赤くなるまで熱を通し、火傷しないようお尻に差し込んでいきましょう。
作り方③・針を固定する
針を入れたら熱を通し柔らかくしたペットボトルを巻きつけ、熱したナイフで調節し、黒くコーティングていきます。もっと簡単な固定法としてダイソーで売っている「グルーガン」でスティック樹脂を溶かし固定すると言う方法も存在します。やや強度は劣りますが、簡単でタコエギが浮きやすくなるため、こちらもおすすめします。
タコエギでタコ釣りをエンジョイしよう
タコテンヤやタコスッテに比べ知名度がいまいちなタコエギですが、タコエギの世界も奥深く、どこまでも極められる釣り道具と言えるでしょう。何よりエビに似た形状は船釣りでも目を引き、タックルに組み込みたくなるような姿をしています。タコエギの性質や選び方を把握し、あなたも船でタコ釣りに挑みましょう!