ラッキークラフト ミノー ワンダー80
ダイワ ラテオ 100ML・Q
【ダイワ】月下美人 澪示威 35S ギャラクシー
ジャクソン(Jackson) にょろにょろ S 105mm LIW(レーザーイワシ)
邪道 アトール ヨレヨレ 80mm 09(レインボー)
ジャンプライズ かっ飛び棒 130BR 10(リアルイワシ/強化プレーンホロ)(東日本店)
シンキングペンシルタイプのルアーについて
シンキングペンシルってどんなルアー?
ルアーの種類には、さまざまなものがあります。ミノーやバイブレーション、クランクベイトにメタルジグなどなど、どれも個性をもったルアーの種類です。中でもペンシル系のルアーは、大きく分けて2種類あり、1つはフローティングタイプといって、浮くタイプのペンシル。もう1つが、今回紹介させていただくシンキングタイプ、沈むペンシルルアーがあります。では、シンキングペンシルについて、さまざまな観点からお話しさせていただきましょう。
シンキングペンシルの大きな特徴について
シンキングペンシルの基本仕様と特徴について
まずは、シンキングペンシルのルアーの特徴についてお話ししていきましょう。まず、ミノーなどにあるリップがペンシル系にはありません。シンキングペンシルは、形としては、かなり細長く設計されたものが多いです。2つの理由として、飛距離が一気に出せるルアーとしての設計を突き詰めた結果になるでしょう。リップがあるミノーなどに比べ、引きの抵抗があまりなく、ごく自然なアクション対応ができるのも、このシンキングペンシルの大きな特徴です。スレにも強く、広いフィールドへの対応力があります。
シンキングペンシルでのターゲット魚種
シンキングペンシルで狙える魚種5選ピックアップ!
シンキングペンシルを使用して狙える魚種を大きく分けて5種類にして、ご紹介させていただきましょう。かなり様々な魚たちが狙えますよ。
①シーバス
ルアーゲームの定番中の定番のシーバスですね。初心者の方々には、ミノーで釣るイメージが強いかと思われますが、シンキングペンシルで狙いたい時期があります。特にシーバスは、シーズンごとにエサとなるベイトが大きく変化するため、それに合わせる必要があります。中でも、シンキングペンシルをおすすめしたいのは、バチ抜けパターンと呼ばれる春先の季節にバチと呼ばれる虫エサを荒食いするシーズンでの使用ですね。デイゲームのシーバスにもおすすめです。
②ヒラメ、マゴチ
サーフでのルアーゲームでおなじみのヒラメ、マゴチもシンキングペンシルで狙えます。主に、ヒラメやマゴチの活性が高くなっている状況下で、かなり実績が高く、おすすめできるルアーのタイプですね。基本的には、海底に身を潜めているため、メタルジグやワームのズル引きなどで狙うのが定番の釣り方なのですが、活性が高く、活動的になれば、中層以上を泳がせてやっても割と食いつきやすいです。実は、シンキングペンシルで狙ってみてほしいターゲット魚種なのです。
③青物、シイラなど
ナブラが起こっているようなポイントに向けて、シンキングペンシルをキャストしてあげると、青物が心地いい引きを見せてくれるでしょう。トップウォーターで表層から誘いをかけるのもいいですが、シンキングペンシルで表層から中層のあたりから誘いをかけても、割と青物系は乗ってきます。ツバスレベルの小サイズの青物から場所によっては、市場で取引されるような大型のブリサイズの青物まで相手にすることができます。青物は、釣り上げたら、早めに締めることをおすすめします。
④タチウオ、サゴシなど
青物と同じく回遊魚であり、秋口からシーズンインを迎えるのが、サゴシや太刀魚などの牙物系の魚種ですね。どちらもメタルジグ、バイブレーションなどで狙うのが基本とはなりますが、自然な弱ったベイトを演出しやすいシンキングペンシルでもかなり釣果としては期待できます。青物に比べると走りはましかもしれませんが、歯が丈夫なので、狙う際は、リーダーをフロロカーボンやナイロンの太いもの、または、専用のワイヤーのリーダーを用意しておくようにしましょう。
⑤根魚
シンキングペンシルには、割と小型のサイズのものも多く販売されています。なかでも、メバルやカサゴ、アイナメなどの根魚を狙ったメバリングでの使用もかなり有効です。基本的には、ワームとシグヘッドやリグでの釣りになりますが、近年のメバリングで注目されているのは、プラグでの釣りになります。とくに、シンキングペンシルの操作性と演出力はかなり高く、メバリング専用のシンキングペンシルも多数販売されているのを見れば、かなりおすすめできるものなのは理解していただけるかと思います。
シンキングペンシルでのゲームはデイゲーム!?
デイゲームでの使い方は?
基本的に、シンキングペンシルでの釣りは、ナイトゲーム、デイゲーム問わず釣果につなげてくれます。とはいえ、シーバスゲームにおいて、特におすすめしているのは、デイゲームになるでしょう。デイゲームでのシーバスを狙う、シンキングペンシルの使い時の図り方は、表層でのボイルの確認、ベイト自体が浮かされている(逃げ場のない状態)などがわかれば、シーバスが表層近辺に意識をとられているのがわかるので、狙い時ですね。デイゲームの表層狙いはシンキングペンシルが有効です。
ナイトゲームでの使い方は?
デイゲームのほうがおすすめできますが、ナイトゲームでも使っていただけたらと思います。細かなアクションを必要とするデイゲームに比べて、基本アクションのスローリトリーブで狙います。狙いどころは、障害物やライト回りなどの基本的にシーバスが集まりやすいポイントを確実に攻めるという感じですね。
シンキングペンシルのおすすめの使用時期は?
シンキングペンシルを使用したい時期について!
対象魚種によっても変わってしまうので、今回はシーバスにかんしてのお話しをメインにさせていただきます。軽く触れたバチパターンである春先、また、表層で狙いやすい秋口に特に、このシンキングペンシルを使用していただけたらと思います。バチパターンは、バチカラーを採用し、基本的にはスローリトリーブを中心に狙っていきます。秋口は、ベイトである小魚を演出したアクション(弱った魚、群れからはぐれて慌てふためく魚などをイメージする)で狙いをかけましょう。
シンキングペンシルとミノーの大きな違いとは?
ペンシルとミノーの使い方の違いとは?
ペンシルには、シンキング、フローティングの2種類があるとお話ししましたが、ミノーに関しても、シンキング、フローティングの2種類が存在します。故に、ミノーとペンシルの大きな違いとは何か気になりますね。大きく違うのは、アクション性が全く異なるというところです。ミノータイプのルアーは、割と小刻みなアクションするタイプ、対して、ペンシル系は、大きな違和感を与えないアクション性を持っています。弱く見せることのできる強みがあるのがペンシルルアーですね。
シンキングペンシルを使ったタックルをご紹介!
シンキングペンシルを使う基本タックルとは?
では、シンキングペンシル使用したタックルをご紹介しましょう。対象魚は、仮にシーバスとしておきます。まず、ロッドですが、キャスティング向きのある程度の重さに対応できるシーバスロッドを用意します。リールは3000番前後のスピニングリールに、PEラインの1号~1,5号あたりのものをセットします。リーダーには、フロロカーボンお20から30ポンドのフロロカーボンorナイロンラインを用意し、その先にシンキングペンシルを装着します。これでタックルは完成です。
シンキングペンシルの使用におすすめロッドとは?
シンキングペンシル使用タックルに合うロッド2選!
シンキングペンシルを使用するタックルで、特におすすめできる専用ロッドを2種類ピックアップさせていただきましょう。
①メジャークラフト 釣り竿 ロッド クロステージKガイド CRK-962L
大人気シーバスロッドであるメジャークラフトのクロステージのCRK-962Lになります。クロステージシリーズの中で、シンキングペンシルの使用モデルとしてかなり評価が高いモデルとなっております。竿も軽く、キャスティング、アクションに疲れにくいよう設計されています。価格は、初心者にもお勧めできる1万円代となっているので、これからシーバスゲームを始められる方には是非おすすめしたいロッドですね。シンキングペンシル以外にも、幅広いルアーへの対応力を見せます。
②ダイワ ロッド ラテオ 100ML・Q
ダイワ ラテオ 100ML・Q
ダイワから出ているラテオ 100ML・Qになります。サーフや河口活きでかなり実績の高いロッドとして、名が知れ渡っています。シンキングペンシルのキャストを違和感なくこなす、かなり良好なロッドですね。他にも、重量級のミノーやバイブレーション、さらにはメタルジグも軽々とかなりの飛距離を出してくれるロッドです。遠投性が高く、シーバスゲーム以外にも、ヒラメ、コチのサーフゲームでもかなりお勧めできるかと思われます。是非、通常以上の飛距離の実現を体感してください。
シンキングペンシルのアクションについて
シンキングペンシルの使い方、アクションについて
シンキングペンシルのルアーの特性にあったルアーの使い方、アクションには、どのようなアクションがあるのでしょうか。おすすめできるアクション方法を3種類ご紹介させていただきましょう。
①ただ巻き
基礎中の基礎、ただ巻きですね。別名、スローリトリーブとも呼ばれています。難しいことはせず、ただ、一定のスピードで巻き上げるだけという大変シンプルなものです。ただ、ただ無心で巻き上げるのではなく、ベイトの泳ぎに演出、速度の調整をすることで、対象魚がとらえやすくするにはどうするべきかを考えながら巻くように心がけましょう。ただただ巻くだけでは、釣れることはそうないでしょう。
②ストップ&ゴー
こちらもシンプルなアクション方法です。スローリトリーブ中に、急停止し、再び巻きだすというシンプルなアクションです。このアクション方法は、シーバスや青物などに有効で、基本はやくバイトしてくる魚に、食わせるタイミングを与えてやるというアクションになります。可能な限り違和感のないように停止、リトリーブを繰り返すように意識しながら、アクションをとるのがベストとなるでしょう。
③ドリフト
こちらのドリフトと呼ばれるアクションは、主にナブラ周辺の青物やシイラなどにかなり有効なアクション方法です。ドリフトは、シーバスの河川などでのアクションとしても有効で、流れに逆らうアクションは、対象魚に違和感を与え、たいていバイトしてこないです。そんなケースに、川や潮の流れに流し、ロッドを動かすことで、大きくU字軌道を描き、手前でルアーが翻るようなアクションを演出することができます。これがドリフトと呼ばれるアクションですね。
シンキングペンシルは飛距離が命!?
飛距離はジグ以上!?シンキングペンシルの武器!
シンキングペンシルを使用するにおいて、武器になるものは飛距離であるという点は、覚えておきたいですね。中には、ジグ以上の飛距離を実現できるシンキングペンシルも多く、幅広い範囲を狙うことができるのが、このシンキングペンシルならではの個性であり、武器でもあります。特に、青物系は、沖合の遠いポイントにて、ナブラを絶たせるケースも多く、なかなかポイントまでルアーを届かせる飛距離が出せません。ですが、シンキングペンシルは、不可能とされる飛距離の実現が可能なのです。
シンキングペンシル おすすめ5選をご紹介!
おすすめのシンキングペンシルを5種類ご紹介!
①LUCKY CRAFT 【ラッキークラフト】ワンダー80
ラッキークラフト ミノー ワンダー80
シンキングペンシルの元祖というべき存在である、ラッキークラフトから販売されているシンキングペンシル、ワンダーシリーズです。サイズの幅も広く、メバルなどの根魚をはじめ、シーバスや青物まで幅広く狙えるシンキングペンシルとなっています。ただ巻きでのリアルなアクションは必見ですね。バチパターンもこのワンダーにお任せです。価格は約1400円前後となっています。
②ダイワ 月下美人 澪示威 35S
【ダイワ】月下美人 澪示威 35S ギャラクシー
メバリングでおなじみ、ダイワの月下美人シリーズから澪示威をご紹介します。シンキングペンシルではありますが、基本的にシグヘッド+ワームの感覚で手軽に扱うことができ、自由なアクションを演出してくれます。メバル系の根魚はもちろんのこと、アジングとしても有効です。ワームでなかなかアタリの出ない場合などの救済ルアーとしても、かなり注目されているようなので、今後つかっていきたいおすすめのシンキングペンシルですね。
③ジャクソン にょろにょろ
ジャクソン(Jackson) にょろにょろ S 105mm LIW(レーザーイワシ)
バチパターンのシンキングペンシルといえば、ジャクソンのにょろにょろは外せませんね。カラーバリエーションこそ少なく思えますが、独特のフォルムからのバチパターン攻略への貢献度は、他のシンキングペンシルをも凌駕します。個人的には、バチパターンに関してのみいうと、このルアーは、絶対持っておきたいですし、おすすめさせていただきたいです。
④邪道 アトール ヨレヨレ 80mm
邪道 アトール ヨレヨレ 80mm 09(レインボー)
メタルジグ並みの飛距離を出してくれるのが、邪道のアトールヨレヨレですね。ミノーなどで狙っても、なかなか反応しない場合に、このアトールヨレヨレにチェンジして、再度キャストしてあげると、見向きもしなかったシーバスたちが、再度、目の色を変えてバイトしてきます。飛距離ももちろんですが、演出力の高さもぴか一ですね。
⑤【ジャンプライズ】かっ飛び棒 130BR
ジャンプライズ かっ飛び棒 130BR 10(リアルイワシ/強化プレーンホロ)(東日本店)
40グラムのメタルジグをも脅かすほどの飛距離を実現したのが、このかっ飛び棒と呼ばれるシンキングペンシルになります。かっ飛び棒は、他のシンキングペンシルに比べて、価格帯は上がるものの、カラーバリエーションの豊富さ、文句なしのアクション性能など、さまざまな部分でカバーしてくれております。シーバスのデイゲームにもしっかり対応でき、特に青物を狙うときには、持っておきたいシンキングペンシルですね。
シンキングペンシルの使い方を動画で学ぶ!
シンキングペンシルの使い方を動画で解説!
シンキングペンシルについての解説動画をご紹介します。是非、ご活用ください。
デイゲームで使えるシンペン・Berimbau135s
シンキングペンシルを使用してのシーバスデイゲームの実釣動画になります。使い方をテスター松原ムツミ氏による解説付きでお送りします。是非ご覧ください。
シンキングペンシルの欠点について
シンキングペンシルの欠点とは?
いいとこ尽くしに聞こえるが、欠点などあるのでしょうか。欠点として挙げられるのは、設計上の問題になります。リップがない話はさせていただきましたが、逆にないと浮きやすい使用になってしまいます。また、リアルな弱った魚の演出に向いていますが、きびきびしたアクションには向かず、アピール力が足りない部分があります。このあたりは、他のルアーとの個性の違いととらえていただくしかないですね。
シンキングペンシルの釣り人による評価とは?
使い替えが重要!釣り人のシンキングペンシルの意見
釣り人から様々な意見や評価をいただいております。当たり前ですが、やはりさまざまなルアー、シンキングペンシルはシンキングペンシル、ミノーはミノー、バイブはバイブの強みがあります。1つのルアーですべてを請け負うのではなく、さまざまなルアーを使用し、環境や個性に合わせて使用する。当たり前ですが、重要な話ですね。シンキングペンシルは広範囲に狙える飛距離が武器です。存分に生かしましょう。
シンキングペンシルを使って釣りを楽しく!
シンキングペンシルで遠距離ポイントも攻略!
いかがでしたでしょうか。通常なかなか狙えないポイントも、確実に攻略してくれるのが、このシンキングペンシルの強みでしょう。今後、さらなる飛距離を武器に、メタルジグをも上回る飛距離を携えたシンキングペンシルの登場があるかもしれません。今後も使い方をしっかり把握したうえ、釣りを楽しめるよう、我々も努力しましょう。