WOOD LOVE オイルステイン 木部用着色塗料
アサヒペン ニススプレー 420ML 透明(クリヤ)
スポンジハケ [3インチ] 10本セット ムラなくスムーズに塗れる
レック 激落ちくん ( メラミンスポンジ ) S-691
オイルステインとは
オイルステインはDIY材料の中でも扱いやすく、初心者におすすめの塗料です。ステインは「染み・汚れ」という意味で、ワインや紅茶で起こる歯の汚れも同じくステインと言いますね。
オイルステインはペンキと違う?
オイルステインはサラサラした塗料で、木材に染みこませて色をつけます。表面に色つきの膜を作るペンキと違い、中に浸透するので木目や元々の風合いが際立つことが特徴です。
オイルステインと水性ステイン
ホームセンターの塗料売り場に行くと、ステインの中でもオイル(油性)ステインと水性ステインが売られています。塗料に使っている材料が油か水かの違いで、水性は扱いやすいですが耐久性や染まりやすさから、大きなものを塗ることの多いDIYでは油性がおすすめです。
オイルステインのメリット
塗料が染み込むので、初心者でも塗りムラや模様を気にせずどんどん塗れます。また、浸透力が高いために初心者でもきれいに塗ることができるでしょう。
オイルステインのデメリット
ステイン全体にいえることですが、塗ったままだと色移りするのでニスで重ね塗りが必要です。それだけでなく塗料自体のにおいがとても強いので、屋外か換気が出来る部屋で塗装します。
オイルステインを塗るために必要な材料
オイルステイン
WOOD LOVE オイルステイン 木部用着色塗料
オイルステインはホームセンターやインターネットのショッピングサイトで簡単に購入可能です。オイルステインの中にはニス入り、ニスなし、防腐剤や防虫剤入りなど種類がありますが、ニスは別に塗ったほうがきれいに仕上がります。
ニス
アサヒペン ニススプレー 420ML 透明(クリヤ)
ニスもオイルステインを同じカテゴリーでホームセンターなどで購入可能です。ビンや缶に入ってハケで塗るタイプとスプレーで吹き付けるタイプのものがあり、初心者は塗りムラになりづらいスプレータイプがおすすめです。
木材
オイルステインは基本的に木材に対して使います。おおよそどの種類の木材でも染められるので、ベニヤに代表される木材合板にも使えるのが嬉しいですね。
オイルステインを塗るために必要な道具
オイルステインを使うためには塗りたいものとオイルステインやニスだけではなく、いくつかの道具が必要です。必ず使うものやあると便利なものをご紹介します。
ビニールシート
地面や床を汚さないための敷物です。新聞紙や布ではオイルステインが染みこんで通り抜けてしまいます。ビニールシートなどの水分を通さないものを用意しましょう。
ビニール手袋
素手でオイルステインを扱うと色が付いてしまいます。ビニールで滑ってスポンジやハギレが持ちづらいときは上に軍手をつけると滑りません。
紙やすり
木材の表面が毛羽立っていると塗ったときにムラになりやすいため、紙やすりでなめらかにします。リメイク塗装ですでに他のステインやペンキが塗られているときは紙やすりではなく、ニス落としやペンキ落としで塗料を取りましょう。
バケツ・空き缶
オイルステインを小出しにするために受け皿です。大きすぎると使いづらいので、小さめのバケツや低めの空き缶をおすすめします。
雑巾・ハギレ
雑巾やハギレはたくさんの用途に使うので、たくさん用意しましょう。スポンジを置いたり、塗りすぎたときに拭き取ったりだけでなく、オイルステインをこぼしたり飛ばしたときの掃除にも使えます。
スポンジ
オイルステインを塗るために使います。塗装するときはハケを使うイメージがありますが、毛抜けや刷毛目が出ないので初心者にはスポンジがおすすめです。
スポンジの選び方
スポンジハケ [3インチ] 10本セット ムラなくスムーズに塗れる
DIY初心者だけでなくとも、塗装に使うスポンジはどんなものがいいか迷ってしまいますね。ホームセンターで売られている持ち手つきのスポンジは持ちやすくて初心者にも使いやすいです。
レック 激落ちくん ( メラミンスポンジ ) S-691
とにかく安いスポンジが欲しいときには、台所用品コーナーで売られているメラミンスポンジがおすすめです。しっかりとした固さで塗りやすく、カッターで簡単に形を変えられるので広い面も狭い面も簡単に塗れます。
オイルステインの塗り方①
下準備
オイルステインを塗る木材がデコボコしていたり毛羽立っていたりしたら、塗りムラの原因になります。表面がなめらかになるように木目に沿って一方向にやすりをかけることがきれいに仕上げるコツです。
やすりがけをしたら、必ず表面についたゴミを雑巾やハギレで掃除します。表面はきれいでもゴミがついたままでは塗りムラの原因になります。
リメイクのときの下準備
色を変えたいときのリメイクDIYでは、リメイクしたい木材にすでにニスやペンキが塗られて色が付いています。他の塗料が付いていると思い通りの色にならないので、やすりがけの前にあらかじめペンキ落としなどの溶剤で落としましょう。
1回目の塗り①
表面がきれいになったら、早速オイルステインで塗装開始です。受け皿に少量出したオイルステインをスポンジにつけて全体に満遍なく塗っていきます。やすりがけと一緒で木目に沿って塗るのがムラが少なくするコツです。
1回目の塗り②
全体が塗れたら色合いやムラをチェックします。このとき色が濃かったりオイルステインが一部に片寄ったりしていてムラになっていたら雑巾やハギレで拭き取りましょう。拭き取るときは1ヶ所だけでなく、全体の色が平均になるようにまんべんなく拭きます。
乾燥
オイルステインのムラや片寄りがなくなったら表面を乾燥をさせます。においが強いので、風通しのいいところに置くといいですね。
オイルステインの塗り方②
2回目以降の塗り
オイルステインは乾燥すると、乾燥前より色が少し薄くなります。拭き取っているとより薄くなりますので、好みの色になるまで1回目同様の塗装と乾燥を繰り返すことが必要です。
ニス塗り
好みの色に塗れたら、完全に乾燥していることを確認してからニスを塗って仕上げます。ニスを塗らないとオイルステインはいつまでも色移りをしてしまいますので、必ず塗りましょう。
ニス塗りの注意
オイルステインの重ね塗りのときは、表面が乾いていれば中が乾いてなくても問題ありません。しかし、ニスを塗るときは中まで完全に乾燥していないと、中からオイルステインが染み出してきて色ムラの原因になります。
完成
ニスが完全に乾いたらオイルステイン塗装の完成です!ニスを塗って防水性がアップしているので、屋外での使用もできますね。
おすすめの塗り方・仕上げ方
アンティーク風の塗り方①
オイルステインを塗る前に、白色や灰色のペンキでランダムに塗ってからオイルステインを塗るとペンキの部分が染まらずにアンティーク家具のような風合いになります。ペンキを全面に塗らなくていいのでお手軽にできる塗り方です。
アンティーク風の塗り方②
反対に黒っぽいペンキをランダムに塗ると、長年手で触っていたような使い込み感が出ます。それらしく塗るコツは、真ん中よりも角や側面の持ちやすい所を重点的に塗ることです。
わざとムラを出す
全体にオイルステインを薄めに塗って乾かした後、あえてムラになるように振り掛けたり指で塗ったりします。オイエルステインのムラはペンキを塗って加工するよりも自然に見えますし、材料を買い足さないでできるので初心者でもチャレンジしやすいですね!
ニス前にやすりがけ
オイルステインが乾燥してニスを塗る前に、紙やすりでまばらに色を落とすと使って込んで色が落ちたように仕上げられます。アンティーク風の塗り方②のように、角や側面を中心に色を落とすことがそれらしく見せるコツです。
金属もアンティーク風に
オイルステインはブリキやスチールといった金属の表面を薄く色つけられます。内に染み込まない金属の特性を生かして、オイルステインで汚れやサビのようになるアンティーク風の加工です。
木材と同じように表面を掃除した金属へ、スポンジにつけたオイルステインを全体に満遍なく塗って乾かします。染み込まないために表面につかない分は流れ落ちてしまいますので、塗装するときや乾かすときには必ずビニールシートを使いましょう。
まとめ
初心者にも扱いやすい、オイルステインの特徴や塗り方はいかがだったでしょうか?DIY塗装の入り口として使いやすいオイルステインは、使い方ひとつでアンティーク風や高級家具風にもできる便利な塗料です。オイルステインの使い方を覚えて素敵なDIYにチャレンジしてみましょう!