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刺身が絶品「セイゴ」とは?美味しい食べ方と釣り方を解説!狙い方とは?

セイゴとは、とある魚の小さな頃のよばれ方になっております。そんなセイゴの釣り方、仕掛けの種類や餌やルアーに関しての話から、おいしく食べる食べ方や調理法などレシピを合わせて、今回ご紹介させていただいております。是非、ご覧くださいませ。
更新: 2021年1月13日
riockdododoto
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セイゴってどんな魚?

セイゴってシーバスのことなの?

釣り人の中では、セイゴを釣りに行くぞと息巻いておいて、釣って帰ってきたのが、見たことある魚、スズキ(シーバス)だったということがあるかもしれません。

セイゴは、実はシーバスと同じ、スズキと呼ばれる高級魚のことを指します。北海道から九州までの広い地域に生息し、夜行性で夜釣りが盛んな魚、スズキです。では、このスズキという魚が、セイゴと呼ばれているのかについてお話ししましょう。

セイゴと呼ばれる理由とは?

実は、このスズキという魚は、出世魚で、各地方で成長につれ、さまざまな呼ばれ方をされています。このセイゴというのは、関東で20センチから30センチのサイズでのよばれ方、その後フッコ(60センチぐらい)、スズキと呼ばれるようになります。

関西では、セイゴ、ハネ、スズキの順で呼ばれますね。また、東海地方では、セイゴという呼び名は、60センチまで呼ばれているそうです。他にも各地方ごとに呼ばれ方は様々なので、是非、調べてみてください。

セイゴ後釣れるシーズンとは?

セイゴの釣りやすいシーズンはいつごろ?

実は、セイゴは年中釣ることができます。時期によってエサになるものが変わるので、釣り方や餌の種類、ルアーの種類を変えて、対応する必要があります。

春はバチパターンと呼ばれるシーズンも含み、他にアミや稚アユなども捕食する変色の時期に入ります。夏には、ベイトを追い回すシーズンで、水深のある河口に入ってきます。

秋になると、他の魚も釣れやすくなり、同じく初心者もおすすめのシーズンに入ります。大型も狙える時期ですね。冬は、基本オフですが、エビ撒き釣りなどが徐々に楽しくなりますね。

セイゴ釣りの釣り方の種類について

セイゴ釣りの種類は意外と多い?

先ほど言ったように、時期によってベイトが変わり、さまざまな釣り方で対応する必要性が出てきます。ウキ釣りだけでも、エビ撒き釣りや飲ませ釣り、ぶっこみ釣りにルアーフィッシングと様々な対応策があります。

今回は、その中でも、簡単にセイゴを狙いやすいぶっこみ釣りとルアー釣りの2つの釣り方、仕掛けについて徹底解剖していきます。では、まずぶっこみ釣りからお話ししていきましょう。

セイゴのぶっこみ釣りとは?

セイゴを狙う釣り方、ぶっこみ釣りとは?

ぶっこみ釣りというのは、簡単に言うと投げ釣りの派生の釣り方になります。仕掛けには、投げ釣りのようにフルキャストする必要がないため、あまり天秤が使用されないのが、このぶっこみ釣りの仕掛けの特徴になります。

狙える魚は、セイゴを含め、アナゴやクロダイなども釣れることがあります。害魚として、夜釣りの場合、大型のゴンズイがかかることがあるため、その際は、ご注意ください。(ゴンズイに関しては後にお話しさせていただきます。)

セイゴのぶっこみ釣り仕掛け タックル編

セイゴのぶっこみ釣りのタックルをご紹介!

それでは、セイゴのぶっこみ釣りのタックルについて、ご紹介していきましょう。まず、竿ですが、磯竿、投げ竿のどちらかを用意します。リールは、中型のスピニングリールに道糸、ナイロンorフロロカーボンの2号から3号のものをまきます。

先に中通しオモリを用意し、サルカンをまたいで、ハリス2号のラインを1メートルほど+チヌ針やセイゴ針を付けて完成です。中通しオモリの部分は、面倒であれば天秤などで代用しても問題ありません。

セイゴのぶっこみ釣り仕掛け 釣り方のコツ編

セイゴのぶっこみ釣りのコツをご紹介

ぶっこみ釣りは基本的には、軽く投げて竿を置いて待っておくというシンプルな釣り方です。いろんなポイントを回ったりする釣りではありません。とはいえ、魚のいそうなポイントを厳選し、少しずつ探りに入れること自体は重要です。

もちろん、釣り場によっては、キャストポイントが限られると思われます。釣り場に余裕さえあれば、竿をい本ではなく、2,3本投入して、ヒットする確率を上げてのもありですね。ただし、反応がいい日はかなり大変な作業になるので、上級者におすすめしたいですね。

セイゴのぶっこみ釣り おすすめの餌編

セイゴのぶっこみ釣りのおすすめの餌2選!


セイゴ釣りでおすすめできる釣り餌(虫餌)を2つご紹介しましょう。

①アオイソメ

最もポピュラーな虫餌であるアオイソメが、このセイゴ釣りにおいても特におすすめできる釣り餌です。コストパフォーマンスも優しいですし、1本掛けや房掛けなど様々な掛け方でアピールできます。

イシゴカイなどでもよいですが、柔らかくちぎれやすいという欠点もあり、軽く投げ込むこの釣り方とは、あまり相性がいいとは言えません。無難に、アオイソメを使うのが無難なところかと思われます。

②マムシ(本ムシ)

特に大型の魚、このセイゴもそうですが、真鯛などを狙う場合においても使われている虫餌が、このマムシとよばれる虫餌です。アオイソメに比べて、このマムシとよばれる虫餌は、やや太めでサイズが大きい虫餌になります。加えて、価格がアオイソメに比べて、やや高めです。

マムシは最近では、ある程度出回ってはいますが、どんな釣具店にでもあるわけではないので、事前に購入予定がある場合は、先にご確認したうえ、釣り場へ向かうことをおすすめします。

セイゴのぶっこみ釣り仕掛け 動画編

セイゴのぶっこみ釣りを動画で学ぼう!

セイゴのぶっこみ釣りの動画を2つご紹介させていただきます。

①福浦岸壁でシーバスがぶっこみ投げ釣りで釣れちゃった!真冬のサプライズ

セイゴ(シーバス)のぶっこみでの実釣動画になります。どのように釣れるのかがわかっていただけるかと思われます。是非、ご活用ください。

②セイゴ(ヒラスズキ仔魚)ぶっこみ仕掛けをセッティングする 和歌山釣太郎

セイゴのぶっこみ釣りの仕掛けのセッティング方法を解説する動画です。特に初心者のために、仕掛けのセッティングがわからないかたは、こちらであらかじめ、仕掛けの付け方を勉強しておくとよいでしょう。

セイゴのルアー釣りとは?

セイゴを狙う釣り方、ルアー釣りとは?

少し前に触れたように、季節によって追うベイトが変わります。例えば、バチパターンだとワームや表層を泳ぐバチカラーのトップウォーターやポッパー、フローティングミノーなど、アジなどがベイトの場合は、類似カラーを中心にプラグなどで狙うようになります。

ルアーでの釣り方は、ルアーのタイプを環境とその時々のベイトによって、臨機応変に変えることができるのが、他の釣り方ではできなりメリットだと思われます。

セイゴのルアー釣り タックル編

セイゴのルアー釣りのタックルをご紹介!

では、セイゴをルアーで狙うスタンダードなタックルをご紹介しましょう。季節ごとにやや変わりますが、平均的な構成にしております。

まずは、竿からですが、もちろんシーバスロッドですね。リールは、中型のスピニングリールにPEの1号~1.5号ぐらいをまきましょう。リーダーには20~30ポンドのナイロンorフロロカーボンのラインを用意しましょう。最後にその状況に合うルアーを用意して完成になります。かなりシンプルな構成ですね。

セイゴのルアー釣り 釣り方のコツ編

セイゴのルアー釣りのコツをご紹介

セイゴのルアー釣りで最も骨として重要なのは、大きく分けて2つです。まずは、ポイントとマズメの把握力ですね。まず、基本的に朝マズメ、夕マズメ、夜がセイゴの特に釣れる時間帯になります。その時間帯を把握したうえで、セイゴの居つきそうなポイントを把握しましょう。障害物回りのほか、夜なら常夜灯下に集まる傾向があります。

2つ目は足を使うことです。ルアー釣りの基本ですが、とにかく歩いて、いろんなポイントを探して回ります。足を動かすほど釣果が上がると頭に入れましょう。

セイゴのルアー釣り仕掛け 動画編

セイゴのルアー釣りを動画で学ぼう!


セイゴをルアーで狙った動画を3つご紹介させていただきます。狙い方が3種異なりますので、気になる釣り方のアクションなどの再確認などに活用していただければと思います。では、どうぞ。

①早春の東京湾奥・バチ抜けパターン攻略法を公開!!

春のバチ抜けパターンのセイゴのルアー釣りの動画になります。東京湾での動画になりますが、バチ抜けシーズンになれば、どの釣り場でも同じような攻略をこなせるかと思われますので、参考までに、ぜひ、ご活用ください。

②コアマン泉裕文-デイゲームシーバスLIVE-実釣-ワーミングの奥義

ワームでのデイシーバス攻略動画になります。日中でのシーバスも狙いえる時期には、かなりこの動画が参考になるかと思われます。場所は、神戸港、和田坊、新波止だそうです。一見する活は十分にあります。是非、ご活用ください。

③初秋のシーバス&チヌ!トップウォーターゲーム/松岡豪之 (571)

秋のシーバス、チヌを狙うトップウォーターでのルアーゲームの動画になります。細かく機敏なポップアクションが、セイゴやチヌを誘います。見ていてハラハラして、個人的に最も好きな釣り方です。かなり参考になるので、トップゲームで狙ってみたい方はぜひ、ご活用ください。

セイゴ釣りの外道!ゴンズイに気を付けよう

ゴンズイの毒は危険!注意しましょう!

ゴンズイは、口の周りにひげを持ち、頭部から尾にかけて黄色のラインが特徴の海のナマズとして知られる魚種に当たります。このゴンズイという魚は、釣りをするにおいて、危険生物として指定され、各地で注意されています。

その原因になるのが、毒針からの毒です。かなり強力な毒で、摂取量が多ければ多いほど、危険な状態になり、最悪の場合、死を招くことさえあります。

ゴンズイの注意点、釣った後の処理などについて

ゴンズイの毒針は、背びれと胸びれの2か所にあります。この毒針は、もしゴンズイが死んだとしても、毒は回り続けるため、死んだからといって触るのは危険です。可能な限り触らないよう注意しましょう。

美味ということでも有名なので、持ち帰る場合は、毒針は切ってしまうことをおすすめし、誰の手にも触れないように処分しましょう。釣り場に残すと他の釣り人が犠牲になる場合もあり得ます。

ゴンズイの毒の対処法とは?

万が一刺さってしまった場合は、すぐに高温のお湯につけましょう。お湯がない場合、近くの自販機などで、お茶など暖かい飲料を流し込むだけでも違います。もし温泉、宿がちかくにあれば、湯につからせてもらうのが一番です。

刺さった程度では、基本的にすぐ処置すれば、命にかかわるケースはかなり低いです。早急な対処をするようにしましょう。

セイゴを美味しく食べる食べ方とは?

セイゴの無駄なくおいしく食べる食べ方と調理法!

セイゴの最もおいしく食べることができる食べ方は、やはり刺身かあらいなどになるでしょう。大型なものだと、調理はやや手間取るかもしれませんね。

基本的な調理は、どの料理もまず3枚おろしからスタートです。調理の基本ですが、これができないと話になりません。

とはいえ、調理ができない人にも助けはあります。お魚屋さんに調理を頼む方法です。こういった調理は、スーパーの魚屋さんでも可能です。(場所によって、こういった部外者が持ち寄った魚の調理は別途料金がかかります。)

場所によっては、やや生臭さがある?

調理途中や食べる際に気になるのが、生臭さですね。どうしても水質の問題であったりもありますが、セイゴ自体が、河口域に生息するというのもあり、生臭さが気になるというケースはあるでしょう。

その場合、あまり刺身などの食べ方はおすすめできないので、代わりにあらいをしてみてはどうでしょう。詳しくはレシピと共に後程、解説させていただきます。

セイゴの刺身を食べる!注意点をご紹介

セイゴには流行りの寄生虫はいない?

まず、セイゴの食べ方として注意しなければいけないのは、刺身などの生食で食べる食べ方の場合ですね。刺身などで食べる場合、たいていの魚の注意しなければいけない点は、寄生虫の有無です。

どうしても、刺身などの食べ方は、生食ゆえ、熱に弱い寄生虫などの除去はしにくい点が目立ちます。ですが安心してください。セイゴには、アニサキスなどの寄生虫は、ほとんど含まれません。

故に刺身などの生食は安全と思われがちですが、そうではありません。別の危険が刺身などの生で食べる食べ方と隣り合わせなのです。


セイゴに含まれる寄生虫について

先ほどあまりいないといいましたが、アニサキスはいないだけで、別種の寄生虫は存在します。ウオノコバンと粘液胞子虫とよばれる寄生虫です。

アニサキスのせいで刺身などの生での食べ方で食べると、寄生虫による害が出る可能性があると思われがちですが、セイゴに含まれる二種の寄生虫は、人体に寄生するタイプではなく、害もそこまでありません。あるとすれば、ややグロテスクというぐらいです。

セイゴの刺身などの食べ方で注意するのは雑菌!?

では、セイゴを刺身でいただいた時に腹痛などを起こした場合の原因は別にあるということです。それはなんなのでしょう。

正解は、雑菌になります。魚に付着している雑菌というのは、どうしても食物連鎖の上で、食べた魚の菌によって感染してしまう場合があります。結果、腹痛、最悪食中毒につながってしまったというケースですね。

この辺りは、衛生面の管理を徹底するにつきます。魚の体の表面や血などついたまな板や食器は、他の食材に雑菌として感染します。しっかりと洗浄するようにしましょう。

セイゴの料理 おすすめ3選

セイゴ料理の中でもおすすめ3種類をご紹介

セイゴの料理方法は、さまざまなものがレシピとともに存在しています。今回は、そんなたくさんの食べ方の中から、3つの料理をレシピと共に公開します。

①セイゴのあらい(レシピ有)

では、セイゴのあらいのレシピをご紹介しましょう。といっても、レシピといえるようなたいそうなことはしません。重要になるのは刺身状薄く身を切りそろえた後です。ここから刺身の調理と異なります。

まずは、刺身上に切ったセイゴの身を、白っぽくなるまで、約10分ほど氷水につけておきます。時間がたてば、しっかり水けをふきとって盛り付けて完成です。身の臭みが取れるため、セイゴのほかにも、コイなどの川魚でも使われる調理法ですね。

②セイゴのムニエル(レシピ有)

では、セイゴのムニエルのレシピをご紹介します。

まず、3枚におろしたセイゴのみを用意します。卵1個、水大さじ1、小麦粉大さじ1を混ぜ合わせたものをボールに用意します。そして、パン粉(パセリを混ぜてもOK)に先ほど混ぜ合わせたものにつけたセイゴの身に衣としてつけていきます。そして、フライパンのやや多めの脂を引き込み、軽く揚げるイメージで調理していきます。最後にバターをなじませて完成です。

こだわりがある方は、野菜などを付け添えておきましょう。

③セイゴのアクアパッツァ(レシピ有)

では、セイゴのアクアパッツァのレシピをご紹介しましょう。レシピは様々な作り方ですが、シンプルなものを紹介します。

まず、セイゴの切り身2枚ほど(小型のものは1匹)を用意します。フライパンにニンニクと赤唐辛子をオリーブオイルを流し炒めていきます。切り身を入れ、白ワイン120cc+水120ccを投入し煮立ったら、アサリを投入します。アサリが開くと、プチトマト、ミニ人参、芽キャベツなどを入れ、彩を良くします。後は完全に火が通れば完成です。

最近流行りのレシピになりますので是非お試しを。

セイゴは楽しく釣って美味しくいただこう!

様々な釣りを楽しみ、おいしく終わろう!

いかがでしたでしょうか。餌釣り、ルアー釣りともに、セイゴを狙うには意外と難しいものではありません。スズキといえば、勿論高級食材としても知られていますので、是非、おいしく食べていただきたいですね。

食べ方や超地方も慣れればそこまで難しくないので、ある程度の料理をされている方は、この際に魚のさばき方などの基本的な調理をマスターしてみてはいかがでしょうか。今後、釣りをするのも食べるのも今以上に楽しくなること間違いなしです。