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釈迦ヶ岳の登山ルートと難易度を徹底解説!駐車場やアクセス方法も紹介!

釈迦ヶ岳は、山梨県笛吹市にある標高1641メートルの山梨百名山にも数えられる山です。釈迦ヶ岳山頂付近は遮るものがなく、富士山や南アルプス、奥秩父山系などの大パノラマの絶景を楽しむことができます。登山初心者から上級者までが楽しめる山といえるでしょう。
2020年8月27日
Kiyo
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釈迦ヶ岳の基本情報

釈迦ヶ岳は、山梨県笛吹市にある標高1641メートルの山頂部がピラミッド型の岩山です。御坂山塊に位置し地図上でいうと甲府と富士河口湖の境界線上にある山、というとわかりやすいのではないでしょうか。 釈迦ヶ岳山頂付近の南西面には、『屏風岩』と言われる切り立った岩壁があり、見どころのひとつとなっています。またピラミッド型の尖った山頂部分は視界を遮るものがないため、富士山をはじめ南アルプスや八ヶ岳、奥秩父山系を臨む360度の大パノラマの絶景を楽しむことができます。

初心者でも楽しめる!

登山口は複数あり、コースによっては2時間足らずで登頂できるので、初心者でも気軽に登山を楽しむことのできる山といえるでしょう。釈迦ヶ岳山頂では、夫婦地蔵が笑顔で登山者をお迎えしてくれます。

山梨県警察
登山届は必ず提出しましょう。郵送、メール、FAXでも提出可能です。

釈迦ヶ岳の登山ルートと難易度

釈迦ヶ岳には、複数の登山ルートがあります。東側のすずらん群生地からのルートは比較的穏やかな尾根道で、初心者から本格的に登山をする人まで楽しみながら登ることのできるルートです。 西側の檜峰神社からのルートは第一登山道から第三登山道で、急登あり、なだらかな尾根道ありで変化に富み、すべての登山者にとっても飽きない山といえるのではないでしょうか。また西側からは、きれいなピラミッド型の釈迦ヶ岳が臨めます。どのルートも難易度は低く、初心者でも比較的短時間で釈迦ヶ岳山頂からの絶景に出会うことができるでしょう。

短時間での登山だからコースを考えることもできる!

短時間で登れることから、黒岳や大栃山とセットで登山することも可能です。とはいえ自然が相手の登山なので、常に地図やGPSを携帯し、もしもの時に備えて装備は万全に整えて臨みたいものです。ここでは、代表的な登山ルートと、全体的に難易度は低いながらも釈迦ヶ岳登山道内での難易度を★の数でご紹介します。 画像はすずらん群生地からの地図ですね。ポイントがわかりやすくまとめられています。

釈迦ヶ岳の登山ルート:難易度①/すずらん群生地側

登山ルート

すずらんの里駐車場からアプローチする、一番メジャーな登山ルートです。釈迦ヶ岳登山道の中では、標高が一番高い1350メートルからのスタートになります。登山道入り口からなだらかな林道を上ると日向坂峠(どんべい峠)の分岐があります。 そこからは尾根に出ますが、木々が生い茂る時期は残念ながら眺望は期待できません。秋は素晴らしく色づいた紅葉の中を、葉がすっかり散った時期には木々の間から富士山や八ヶ岳、南アルプスを望むことができます。尾根伝いに歩き府駒山を通過すると適度なアップダウンがあり、変化にとんだ地形を楽しむことができるでしょう。釈迦ヶ岳山頂手前は急傾斜の岩場になります。ロープ場が3か所ほどありますが補助的かつ注意喚起的なものなので、足元に注意しながら登りましょう。

難易度

すずらん群生地からのルートは難易度も低く、子供から大人までが気軽にチャレンジすることができる初心者にもやさしいルートになります。釈迦ヶ岳山頂までは、普通に歩いても2時間足らずなので、眺望の開けた場所ではのんびりティータイムなどしてもいいかもしれません。頂上付近は3か所のロープ場があるので若干難易度は上がりますが、注意は怠らずに登れば特別難しいということはないでしょう。


釈迦ヶ岳の登山ルート:難易度①/第一登山道

登山ルート

檜峰神社の駐車場から、第一登山道にはいります。トビス峠を目指して歩きますが、杉林から落葉樹に変わる場所の分岐では左に行きます。ここには標識がないため、注意が必要です。地図を見ながら進むと良いでしょう。また登山道はしっかりしていますが、トビス峠手前はかなりの急登になります。トビス峠からの分岐は左側に進みましょう。ここからは尾根の歩きやすい道が続きます。アップダウンを何度か繰り返し急登になった先が、神座山山頂です。釈迦ヶ岳のピラミッド型の雄姿を臨むことができます。神座山山頂からは、小さなピークはあるもののなだらかな下り坂になり、檜峰神社からの第二登山道と合流します。さらに、すずらん群生地からの合流、第三登山道からの合流と続き、3か所のロープ場を経て絶景の釈迦ヶ岳山頂に到着です。

難易度

第一登山道は、檜峰神社側からは一番時間をかけて登るルートで、その分難易度も一番低いのではないでしょうか。尾根に出るまでは、急登のロープ場があるので注意が必要ですが、尾根に出てからは気持ちよく歩ける道になります。釈迦ヶ岳山頂手前は、他のルートと同様3か所のロープの岩場になるので、足元に注意して登りましょう。

釈迦ヶ岳の登山ルート:難易度②/第二登山道

登山ルート

檜峰神社の駐車場の脇からはじまる登山道が、釈迦ヶ岳第二登山道です。釈迦ヶ岳と神座山の稜線の間を登るルートで、目印の赤色テープが巻かれた杉林が登山道入り口です。登山道を入るとすぐ分岐になるので、右側の広い道を進みましょう。杉林を抜けると尾根までは急登で尾根に出てからは穏やかな道になります。その後大きなアップダウンが2回ほどありますが特別難しいということはありません。すずらん群生地からの登山道、檜峰神社からの第三登山道と合流し3か所のロープ場を登ると山頂です。

難易度

第二登山道は、第一登山道と第三登山道の間を登るルートになります。難易度としては尾根までは急登が続くので第一登山道よりはきつく、第三登山道よりは難しくないでしょう。初心者でも、体力さえあればクリアできる登山道といえます。

釈迦ヶ岳の登山ルート:難易度③/第三登山道

登山ルート

複数ある登山ルートの中でも最短で登頂できるのが第三登山道です。入り口からしばらくは舗装路の林道ですが、道標が不親切なため地図をよく見ながら進みましょう。舗装路から土の道に変わってからは急登になり、つづらもなくほぼ直登です。あちらこちらに道標があるので迷わないようによく観察しながら進みましょう。尾根より手前はロープ場もありかなり急登の岩場になるため、登山初心者は下りは別ルートを下山するのが賢明です。尾根の分岐点からはすずらん群生地からの登山ルートと合流するかたちになり、三か所のロープ場を登ると山頂です。

難易度

第三登山道は、檜峰神社側からのアプローチでは一番短時間で釈迦ヶ岳山頂に到着できます。急登が多くロープ場や規制線、標識も多いため一番難易度の高いコースではないでしょうか。登山初心者でも可能ですが、急登が多いので十分注意して登りましょう。山頂からの下山時は別ルートを選択したほうが無難と言えます。

釈迦ヶ岳登山口周辺の駐車場

釈迦ヶ岳には、車で出かける登山者が多いのではないでしょうか。なぜならば、公共の交通機関が充実しているとは言い難いからです。ただし冬季は、路面凍結や通行止めの恐れがあるので事前にしっかりチェックして出かけましょう。ここでは、釈迦ヶ岳登山道の入り口から近い駐車場をご紹介します。

すずらん群生地


すずらん群生地周辺には第一駐車場から第三駐車場まで無料の駐車場がありますが、一番広い第一駐車場は50台ほどの駐車スペースがあります。駐車場最奥部に登山道入り口があり、トイレも完備されているため便利です。すずらんの時期は、第一駐車場で「すずらん祭り」が開催されます。小さくて希少な「ニホンスズラン」の群生を見に、登山の後に立ち寄ってみても良いかもしれません。

檜峰神社

檜峰神社側からの登山ルートでは、檜峰神社の駐車場が便利でしょう。登山道や所要時間などが書かれた地図も設置されています。駐車場への神座山林道入り口には、害獣防止のゲートがありますが、自分で開けて車を進め必ず閉めましょう。檜峰神社隣接の駐車場は無料で、10台ほどの駐車スペースがあります。トイレや名水の水場もあるので、空の水筒を持参して登山のお供に持っていくのもよいでしょう。神社の駐車場脇には第二登山道の入り口があり、神社手前の檜峰二号橋付近の路肩にも駐車スペースがあり、こちらは第三登山道の入り口になります。

釈迦ヶ岳から黒岳へ

黒岳は、日本三百名山、山梨百名山に数えられる標高1793メートルの御坂山地の最高峰です。黒岳は、地図で見ると釈迦ヶ岳とはすずらん群生地を挟んで正反対の方向にあります。尾根伝いに登山道がつながっているため釈迦ヶ岳と黒岳をセットで縦走する人も多いのではないでしょうか。黒岳山頂は特に眺望はありませんが、200メートルほど進んだ展望台からは大きな富士山と河口湖が望めます。

釈迦ヶ岳から黒岳へのアプローチ方法

釈迦ヶ岳山頂から黒岳へは、すずらん群生地からのルートを戻る形となります。まずは日向坂峠(どんべい峠)を目指して歩きましょう。府駒山山頂を過ぎるとすずらん群生地との分岐があるので、すずらん群生地方面には行かずに通り過ぎます。分岐には標識があるのでわかりやすいでしょう。分岐から緩く下ると日向坂峠です。ここにも若干の駐車スペースがあるので、時間短縮に活用してみてはいかがでしょうか。日向坂峠の入り口にはゲートがありますが、自分で開閉して通り抜けることができます。ゲートから山頂までは広い尾根道になっており、たくさんの木に赤色の目印のテープもついているので道に迷うこともないでしょう。黒岳を先に登り釈迦ヶ岳を目指す場合は、すずらん群生地の駐車場が便利です。

釈迦ヶ岳周辺の温泉

釈迦ヶ岳は、比較的短時間で登れることから登山帰りに温泉を楽しむ人も多いのではないでしょうか。 山梨県笛吹市は、石和温泉に代表されるように温泉地としても有名です。 ここでは、釈迦ヶ岳登山のついでに立ち寄れる、リーズナブルで絶景な日帰り温泉をいくつかご紹介させていだだきます。

ももの里温泉

桃源郷を一望できる、高台にある温泉です。桃の花の時期には、ピンクに染まった桃源郷の絶景を楽しむことができます。また、夜は夜景がとてもきれいです。 【料金】大人(中学生以上)620円     小人(小学生)  420円     (市民はいずれも半額です) 【泉質】アルカリ性単純温泉 【住所】山梨県笛吹市一宮町金沢387-1 【電話】0553-47-4126

ももの里温泉

ほったらかし温泉

ほったらかし温泉は、笛吹川フルーツ公園のさらに上にある温泉です。「あっちの湯」と「こっちの湯」があり、どちらも晴れている昼間は富士山や、夜には甲府盆地の夜景に癒されながら入浴できます。 【料金】大人(中学生以上)800円     小人(小学生以下)400円 【泉質】アルカリ性単純泉 【住所】山梨県山梨市矢坪1669-18 【電話】0553-23-1526

ほったらかし温泉

みはらしの丘 みたまの湯

笛吹市からは少し離れますが、標高370メートルの甲府盆地を見下ろす場所にあります。レンタルタオルがありアメニティも充実しているので、気軽に立ち寄ることができる温泉施設です。 【料金】大人(中学生以上)770円     小人(小学生)  500円 【泉質】アルカリ性単純泉 【住所】山梨県西八代郡市川三郷町大塚2608 【電話】055-272-2641

山梨の日帰り温泉 みたまの湯 天然温泉の絶景露天風呂で人気
山梨の日帰り温泉は「みたまの湯」都心から100分の名山を眺められる絶景の天然温泉が人気。山梨百名山・八ヶ岳連峰・南アルプス・北岳、夜は甲府盆地の夜景を満喫できます。農産物直売所・食事処などの施設も充実。大塚にんじんや甘々娘の産地で有名。

野天風呂 天水

河口湖北湖畔にある日帰り温泉施設です。3つの岩風呂は富士山からの風が気持ちいい露天風呂になっています。内風呂には寝湯もありしっかり疲れがとれそうですね。またフェイスタオルの販売(250円)やバスタオルのレンタル(300円)もあります。 【料金】大人(中学生以上)1000円     小人(小学生以下)800円 【泉質】カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉(低張性・アルカリ性低温泉) 【住所】山梨県南都留郡富士河口湖町河口水口2217-1 【電話】0555-76-8826

釈迦ヶ岳までのアクセス方法

釈迦ヶ岳への交通は、公共の交通機関を使う方法もありますが、車でのアクセスが多いのではないでしょうか。公共交通機関はバスのみで本数も少ないうえ、バス停からいずれの登山道入り口までそこそこの距離があり、檜峰神社前のバス停から登山道入り口までは4キロほどの舗装路を歩かなくてはなりません。とはいえ、時間と体力に自信がある人は地図を片手に、季節を楽しみながら歩いてみるのも良いかもしれませんね。

すずらん群生地までのアクセス

・車でのアクセス 中央自動車道河口湖ICより国道139号線、県道707、701号線経由 20キロ(35分) ・公共交通機関でのアクセス JR甲府駅よりバス80分(上芦川バス停下車) 徒歩90分 JR石和温泉駅よりバス50分(上芦川バス停下車) 徒歩90分 ※出発地によっては石和温泉駅までの高速バスを利用すると便利です。

檜峰神社までのアクセス

・車でのアクセス 中央自動車道一宮御坂ICより国道137号線、神座山林道 ※国道137号から檜峰神社へ続く神座山林道への分岐はわかりづらく、カーナビによっては案内しない場合があるので道路にある檜峰神社への案内板を頼りに進んでください。 ・公共交通機関でのアクセス JR石和温泉駅よりバス20分(檜峰神社前バス停下車) 徒歩90分 ※バス停からは距離があります。迷わないよう地図を見ながら進みましょう。