キッチン手作り作業台をDIYしよう!
あこがれのアイランド式キッチンで家族や友人とワイワイと料理を作る。レシピを広げて、調理器具を置いてアメリカの家庭みたいな広々とした作業台スペース。そんなシーンを一度は自分も体験してみたいあこれのキッチンだという人も多いのではないでしょうか。
日本の住宅事情
でも、日本の住宅事情はアメリカとは違います。一人ぐらしのワンルームマンションや、マンションなど集合住宅ではキッチンスペースも限られてきます。とてもアイランド式テーブルなんて置く場所がありませんね。それなら狭いながらも使い勝手のよい作業台を手作りしてしまいませんか?今日は調理台がないとお悩みの人のために、DIYで簡単に作れる手作りの作業台の作り方をご紹介します。
キッチン手作り作業台DIYする理由①不足を補う
調理台がない
手作りの作業台の作り方の前に、まず、あなたがなぜ手作りの作業台をDIYしようと思ったか、その理由を考えてみましょう。まず、第一に今のキッチンに調理台がないから欲しいという欲求です。調理台がないので料理ができないという逼迫した環境ですね。そんな人はすぐにでも作業台づくりに取り掛かりましょう。
もっと調理器具を置きたい
一人暮らしでも料理が趣味の人など、もっと調理器具を揃えたいけれど置く場所がないという人もいますね。そんな時に使えるのが作業台下のスペースです。調理器具を使わない時は収納しておいて、使うときだけすぐ出して使えるそんなテーブルがあったらきっと役に立つでしょう。
キッチン手作り作業台DIYする理由②不満の解消
高さが合っていない
手作り作業台をDIYしたい理由が、今使ってる作業台への不満である人もいるでしょう。使いにくい作業台の理由として、コンロ台と高さが合っていなくて使いにくいというものがあります。コンロ台などはある程度高さが決まっているものですが、最近は使う人に合わせて背の高いもの、低いもの高さにもバリエーションがでてきました。それによって既存の作業台デーブルだと高さが合わないこともあるのです。
デザインが気に入らない
誰でも自分好みのテイストがあるものです。自分が揃えたいイメージの作業台がなかなか見つからない。アイランド式テーブルが欲しい。などなど・・・。自分の好みのテイストで出来るのが手作りの作業台の良さです。好みで揃えたキッチンは統一感が出て狭くてもおしゃれに感じます。
キッチン手作り作業台DIYする理由③既成品がない
スペースに合うものが売っていない
コンロ台との高さはバッチリで、おしゃれなデザインで気に入った作業台が既存の品であっても、それがとても大きくてキッチンに置いたら動く場所がなくて使いにくそう。そういった理由で作業台を持っていない人もいるでしょう。そんなスペース不足も解消できるような作業台をDIYしていきましょう!
高くて買えない
既成品の作業用テーブルで、とても気に入ったものがあったけれど値段を見てとても手が出ないと思うこともあるでしょう。そんなときこそ、そのアイデアをいただいて、似たものを自分でDIYしてみてはいかがでしょうか。手間をかけることで材料費だけで済んでしまうので、既成品を買うよりも安く仕上がることもあります。
キッチン手作り作業台DIYする理由④当面の必要性
一人暮らしのワンルーム
キッチンに調理台がない理由に「今は一人暮らしなので、買ってもゆくゆくは使わなくなるから買わない」「一人ぐらしだからこれ以上家具を増やすことができない」という人もいるでしょう。一人暮らしをしているけれどいつかは実家に帰ったり、結婚の予定があったりという人です。そんな人にも安価で手軽に作れる手作りの作業台がおすすめです。
家族の人数が少ない
料理は好きだしキッチンにはこだわりたい。でも、今はまだ二人暮らしでそんなに大きな作業台などあっても広すぎてどうしていいのかわからない。そんなこともあるでしょう。ゆくゆくは大きなものに買い換えるつもりでも、今は不要。それならば、いずれ買う予定の作業台はDIYで自分の自由に遊んでみてはいかがでしょうか。
キッチン手作り作業台DIYする理由⑤収納を増やす
キッチンが狭いなら収納を増やすのが良い
キッチンが狭いと感じる理由に収納が足りないという原因があります。収納が足りないので外に物が出しっぱなしになってしまい、作業するスペースが無くなってしまったという例です。一人暮らしなどのキッチンとリビング、ダイニングが一体化したような作りは特に部屋の広さはあるけれどキッチン部分が狭く感じるのはそのせいです。収納を増やすには作業台下のスペースを利用するのがおすすめです。
見えない収納・見せる収納
収納にも見せる収納と見せない収納があります。キッチンで使う作業台なら、キッチン側は見せない収納で反対のリビングやダイニング側は見せる収納でインテリアと実用性の両面を持つものを作ることも可能です。なかなか既存の作業台に両方の機能を持ったものってありませんよね。手作りならではの便利なアイデア作業台です。
キッチン手作り作業台DIY:材料
作業台を手作りでDIYする理由にはいろいろありました。自分がどんな理由で作業台が欲しいか、そのためにはどんな作業台にしたらいいのか頭の中にイメージできたのではないでしょうか。それでは、ここからは数千円でできる簡単でおしゃれな作業台の作り方をご紹介していきます。
用意するもの
①カラーボックス2つ 幅420mm 高さ880mm ②木材 1×4材 6フィート(1820mm) ③塗料 オイルステイン 1缶 ④L字金具4個 ⑤両面テープ(超強力) この他、刷毛と金具を取り付けるドライバーを用意しましょう。
購入場所
購入場所はカラーボックスはニトリ。木材、塗料、金具、両面テープはホームセンターでそれぞれ購入することができます。すぐに揃えたい人は近所のお店で。少しでも価格を比較して安くあげたいならネット通販を利用して同じもので安いものを探すのもよいでしょう。
参考価格
カラーボックスはニトリで1つ1,102円のものを2つ、木材は1本178円のものを15本で2,670円。オイルステインは1缶600円~1,000円程度。L字金具は1個100円~200円程度の小さなものを使います。両面テープは木材も剥がれない超強力なもので900円ほどで購入できます。
WOOD LOVE オイルステイン Sウォルナット
L字金具
超強力両面テープ
キッチン手作り作業台DIY:作り方①
SPF材はサイズも色々ですが長いものを買ってカットしてもらった方がお得です。ここで紹介するのは。自分が作る作業台に合わせた寸法にカットする作業についてです。
木材カット
木材カットはホームセンターで買った時に切ってもらいます。1×4のSPF材を1600mmに4本、残りはすべて880mmにカットしてもらいます。ホームセンターの木材カットサービスを利用すると、のこぎりなどを用意する必要がなくて楽ですね。
キッチン手作り作業台DIY:作り方②
作業台といえども、少しでもおしゃれに仕上げるにはちょっとした塗装で天板もおしゃれに仕上げましょう。ここでは、オイルステインを使って今風な感じに仕上げていきます。
カウンターの塗装
木材の中で1600mmに切ってもらったもの4本はテーブルのカウンターになります。オイルステインを塗り、乾かしておきます。
キッチン手作り作業台DIY:作り方③
カラーボックスを使って作っていくので、あらかじめ幅は決まってしまっています。「でも、自分はもう少しテーブルとしての幅が欲しい」という人のための、テーブル幅をつけていく作業になります。
幅を付ける
カラーボックスを2つ並べただけでは作業台テーブルの幅としては少し物足りないですね。ここでカットした木材の余りを利用してテーブルに幅をもたせます。カラーボックスの上と下にそれぞれ、木材を用意しておいたL字金具でしっかりと固定します。
キッチン手作り作業台DIY:作り方④
カラーボックスに天板をつけただけでは、お世辞にもおしゃれな作業台とは言えませんね。見せたくないカラーボックスと幅をつけたした部分に木材を貼り付けて見栄えよく仕上げましょう。釘など一切使わないのでとっても簡単に素早く作業が進みます。
目隠し
カラーボックスにとその間に目隠しとして880mmにカットした1×4材をつけていきます。超強力の両面テープなら釘などを使わなくても手軽にしっかりと板を接着してくれます。ちょっと引っ張ったくらいでは取れません。これをコの字型に貼り付けていきます。最後に天板も同じく両面テープで貼り付けて完成です!
キッチン手作り作業台DIY:アレンジ①
対面式にする
今回、カラーボックスの間に板を渡し、片側だけから使えるようにしました。ここで、アイランド式のように両面から使えるようにするには間に木材を使わず天板で二つのカラーボックスをつなぎ、目隠しをカラーボックス2つにそれぞれ行います。収納場所は減ってしまいますがこれでなんちゃってアイランド式カウンターテーブルにアレンジできます。
キッチン手作り作業台DIY:アレンジ②
幅を広げる
普段のキッチンにはコンパクトなテーブルが良いけれど、たくさん物を置きたい時だけ作業場所を増やすテーブルにすることもできます。カラーボックスの横に補助の天板を蝶板でとりつけ、下に支えとなる足が出るようにします。
キッチン手作り作業台DIY:アイデア①
アイランド式
一人暮らしでリビングダイニングキッチンでスペースはあるけれど居住空間と共有しているという人には、アイランド式風の作業台テーブルは意外と便利です。食事用テーブルとしても利用できますし、調理台がないという悩みも解決できます。裏側には収納場所を増やすこともできます。そのシーンによって活用できるので狭いスペースの有効活用になります。
テーブル兼用
狭い日本住宅では、どうしても個々の役割を持った家具を揃えるのは難しいです。特にキッチンは狭いスペースで設計されていることも多く、たくさんの家具を置くことができません。ダイニングキッチンの場合作業台を置くと食事用のテーブルが置けないということも。作業台下に収納を増やし、使い終わった調理道具はすべてそこにしまうようにするとテーブルと兼用で使うことができます。
キッチン手作り作業台DIYは魅力的で大満足
スペースに合ったサイズ
狭いキッチンで使いやすい作業台をDIYするには、自分のキッチンの空きスペースに合った作業台の大きさにすることが大切です。いくら調理台がないので増やしたいからといって、やたらと大きくしてしまっては、結局邪魔で使えないということにも。DIYなら自分のキッチンの空きスペースを考えて大きさを決めることができます。
コンロ台との高さ合わせ
こだわりの注文住宅ならすべて自分の好みで揃えることができますが、一人暮らしなどの備え付けのキッチンの場合コンロ台の高さと合う市販の調理台がないということもあるものです。できればコンロ台と作業台の高さは揃えたいものですね。作業できる場所を増やすなら、コンロ台の高さと合わせて作れるDIYがおすすめです。
キッチン手作り作業台DIY参考例5選
①アイランド式
アイランド式テーブルは流行のおしゃれなキッチンを演出してくれます。DIYなら大きなアイランド式テーブルを入れなくてもちょっとしたアイランド式キッチン気分が味わえます。小さくても孤立しているテーブルなられっきとしたアイランド式テーブルです。
②コロコロの足がついたテーブル
ワンルームに住んでいる人など、キッチンに調理台がないということもあるでしょう。このような調理台がないし、置く場所もないというときにはコロコロの足がついたテーブルがおすすめです。ワゴンのように移動できるので作業台がないキッチンの簡易作業台として利用できます。
③フックやバーの設置
一人暮らしなどによくある、とっても狭いキッチン。作業台の裏側にフックやバーをつけてリビング側で使う小物や雑誌などを収納できるようになっています。既存の作業台を買ったときも、このようにちょっとしたDIYで一人暮らしのワンルームの狭さが解消できます。
④収納を増やす作業台
調理台がないため新たに付けた作業台の下が、見事に容量たっぷりの収納スペースとなってキッチンの収納力を増やす役割をしています。リビング側からもキッチン側からも収納スペースがあるとさらに一人暮らしには便利そうですね。
⑤コンロ台に合った作業台
コンロ台と作業する場所の高さが合わないと、非常に使いにくい作業台になってしまいます。できればコンロ台と作業台の高さは会わせたいですね。こちらのようにカウンターになったいるものでも、コンロ台と高さが合えば持って振り向くだけでスムーズに作業が行えます。
まとめ
今回は数千円で作れる手作りの作業台の作り方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。使いやすくする作り方のポイントは、コンロ台などとの高さを揃えること、収納場所を増やして狭いキッチンを広く活用できるようにすること、バタフライテーブルなどに仕立てて不要な場合はできるだけキッチンスペースを広くして動きやすくすることの3点でした。これで調理台がないという悩みもキッチンが狭いという悩みも一気に解決できますね。こちらを参考に素敵なテーブルを作ってみてはいかがでしょうか。
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