プラバンのアクセサリーとは
プラバンはプラスチックの板
プラバンは薄いプラスチックの板の様なもので、厚さは製品によりますがどれも0.5ミリぐらいまでのしかありません。
これほど薄いとアクセサリーできないと思うかもしれませんがプラバンはオーブントースターで仕上げる時に縮かむので厚さが増し3倍以上の厚さになるので綺麗なアクセサリーにもなります。最近はどの100均でもプラバンが取り扱われているので入手しやすく失敗しても安いので精神的なダメージも少ないです。
チープな印象
プラバンは簡単に作れる分チープな印象になりやすいので大人でも使えるアクセサリーにするには少し慣れや経験が必要ですが、コツが分かってくるとチープな感じはなく綺麗に作れます。またチープな印象ですが手作りと分かりやすいのでプレゼントにもピッタリです。
100均にあるプラバンの種類
注意
100均は商品の入れ替えが早いので店舗や時期によって取り扱われていない場合があります。
透明のプラバン
一番多い種類で100均でも厚さがいろいろあります。プラバンが透明なのでトースターで仕上げた後から色付けたり裏側に色付けすることで少し立体的な印象のプラバンできます。厚さによB4やA5などがあり初心者は0.3ミリ前後が作りやすいです。
透明感を活かした物を作る時はこちらのプラバンを使うとできます。手作りに見えやすいのも特徴です。
白いプラバン
透明なタイプが多いですが向こう側が透けてない白いプラバンもあります。こちらのタイプは色付けする時は表からするしか方法がなく立体的に見せることはできませんが、白を活かしたデザインや白いため色が透明と比べはっきりとみえたりします。
白いプラバンはおもにダイソー(DAISO)で取り扱われているのことが多いですが最近では他の100均でも買えるようになってきました。
夜光タイプ
暗くなると光るタイプのプラバンで大きさは他のプラバンより少し小さなものが多いです。暗くなると光るのでクリスマスの飾りんど少し変わったアクセサリーを作ることができます。
色鉛筆など対応のプラバン
あらかじめ片面だけ削ったようにデコボコになっているのでヤスリで加工しなくても色鉛筆やパステルを使って色付けすることができるプラバンです。2018年4月2日現在では全ての100均にまだあるわけではなく一部の100均にのみ取り扱われています。
印刷可能なプラバン
普通のプラバンはプラスチックなのでインクを弾くため印刷はできませんがインクジェットプリンターに対応したプラバンも100均であります。
サイズはプリンター非対応のプラバンと比べると通常のプラバンがA5やB4などの大きさに対してプリンター対応のプラバンは、はがきサイズとかなり小さいです。色はダイソーは白色でセリア(Seria)では透明のものもあります。作り方も普通のプラバンより簡単で絵心が無くてもデザインを簡単に作ることができます。
プラバンアクセサリーを作る時に必要な道具
デザイン・色付けに必要な道具
油性ペン、水彩ペン、色鉛筆、パステル、マニキュア、アクリル絵の具など
大まかな色付けのしかた
プラバンに工夫しなくても色付けできる画材は油性ペンなどプラスチックでも弾かれないで着色できるものです。発色が綺麗なプラスチックにかける水彩ペンも利用できます。 少し工夫がいる色付けとしては色鉛筆、パステルなどです。これらの画材は裏側デザインをから描くものが多いので透明のプラバンのみできる手法です。
加工や仕上げする時に必要な道具
ハサミ、カッター、軍手やピンセット、オーブントースター、厚めの本、1穴用のパンチ、アルミホイルもしくはクッキングシート トースターはオーブントースターしか使えません。ポップアップ型、ホットサンド型でプラバンは作れないので注意してください。
アクセサリーにする時に必要な道具
Tピン、9ピン、丸カン、ボールチェーンなど作りたいアクセサリーに合ったパーツが必要になります。ボールチェーンなどはプラバンに1個だけ付属していることが多いです。これらのパーツも100均で揃うものが多いのでプラバンといっしょに購入してくると手間が省けます。
プラバンアクセサリーの作り方:大まかな流れ
デザインを決めて描いていく
手作りになのでデザインは好きなようにして大丈夫ですが絵心に自信がない人は有名ブランドのロゴなど写すやり方があります。とくに透明のプラバンは透けて見えるのでそのままロゴにプラバンを当て描いて行きます。
種類により変わってくるのですがオーブントースターで仕上げる時必ず大きさは縮み厚さは増えるので欲しいサイズの2倍ぐらいの大きいイラストやデザインを書くことが大切です。詳しい縮み方や大きさはパッケージに書いてあるのでよく目を通しておきます。
オーブントースターを使って仕上げへ
色付けがおわるとパンチで穴をあけて余分なプラバンを切って行きます。白のプラバンは余白を残してしまうと意外と目立ってしまいます。
オーブントースターがあたたまるとプラバンいれ縮みきったら取り出しプラバンがまだ熱いうちに本に挟んでプラバン自体は完成です。あとは出来上がったプラバンの穴に各種作りたいアクセサリーに合わせてパーツを付けて終了です。
プラバンアクセサリーの作り方:色付け①
油性マジック・水彩ペンを使った色付け
油性マジックを使うと時上手に見えるコツはあまり濃くならないように気をつけることと、透明なプラバンならデザインの輪郭だけを表に描くコツがあります。濃くならないようにというのはどの画材もそうなのですがプラバンはかなり縮むので色がどれも濃くなりやすく、特に油性マジックは元々が濃く見えるため縮んだ時を考えると薄めで大丈夫です。
輪郭だけ表に描く理由はそうすることで絵やデザインが立体的に見えるのます。普通に塗るのか立体的に見せるのかは作るアクセサリーに合わせ使い分けてください。
油性マジックや水彩ペンのコツ
油性マジックだけでプラバンのアクセサリーを作るのはあまりおすすめしません。裏から別の画材で塗ったほうがアクセサリーとしてが雰囲気あります。ただ油性マジックでの作り方は子どもでも簡単なので親子での手作りにも向きます。
チープに見えやすい理由としては塗りつぶした時に油性マジックは塗りムラが多くなるからチープに見えますが逆を言えば手作りの質感は出しやすい画材です。
プラバンアクセサリーの作り方:色付け②
色鉛筆・パステルを使った色付け
色鉛筆やパステルはそのまま描いてもプラバンの表面はすべすべしているので色が付かず、拭くだけで色が消えてしまい思ったようにえがけません。色付けするには紙ヤスリなどで傷を付けていくのですがこの時、一定の方向に削るのではなく縦横斜めといろいろな方向にかけることで曇りガラスのように傷ができるのでその面に色を付けていきます。
色鉛筆やパステルで色付けをする時は少し塗り終わると一旦指の腹の部分で円をえがくようにこすりなじませる動作を繰り返します。
色鉛筆・パステルのコツ
最大の魅力はひと手間がかかる分美しいグラデーションができることです。また色も力加減で淡い色でデザインや絵を描きやすいのでプラバンをオーブントースターで仕上げた後の出来上がりが濃くなりすぎないので綺麗です。
プラバンを綺麗に見せるコツはやはり濃く描き過ぎないことで、グラデーションのコツは色を選びで間違わないことで濃さの調節は再びヤスリをかけると薄くなったり消すことができます。
プラバンアクセサリーの作り方:色付け③
アクリル絵の具・マニキュアを使った色付け
あらかじめ色付けしておくと有害物質や燃えてしまう可能性があるほか縮む時に絵の具がひび割れたりするので、アクリル絵の具、マニキュアで色付けする場合オーブントースターの後で色付けします。
アクリル絵の具は水の量が少ないと乾いた時にひび割れてくるので水彩絵具のようように水の量を調整しながら薄く重ね塗りをします。マニキュアは普段どおりネイルで模様やグラデーションをえがくようにするだけです。
アクリル絵の具・マニキュアのコツ
アクリル絵の具を綺麗に塗るコツは白を足すとムラが出にくくなり、蛍光色やゴールドなどはマニキュアや水彩ペンを使うほうが発色が良くなります。
マニキュアのコツは好きな色を揃えることで、混色はあまりしなくても100均のマニキュア特にダイソーのマニキュアは100色以上のバリエーションがあるので自分で混色するより欲しい色を揃えたほうが発色が綺麗で手間もかからずおすすめです。
プラバンアクセサリーの作り方:番外編
プリンター対応のプラバンの作り方
最近の100均にはプリンター対応のものがあり手軽に購入できますが、紹介する方法は非対応のプラバンを印刷可能にする荒業で、少し手間がかかります。作り方は普通のプラバンにヘアスプレーをまんべんなく吹きかけてしっかり乾かします。
スプレーが乾くと普通紙(A5とかのコピー用紙)にマスキングテープを使ってプラバンはりあとは印刷していきます。印刷する画像は反転させておくと仕上がりが画像のとおりにできます。
絵心なくてもできるプラバンアクセサリーの作り方
マスキングテープを使うと手作りでも綺麗になります。100均にはマスキングテープもたくさん売られていて種類も豊富です。ペンなどを使うより簡単なので小さなお子さんと一緒に作れます。
作り方はプラバンが縮むことを考えつつ作りたいアクセサリーの大きさに切りオーブントースターで加熱します。加熱した後のプラバンに好きなようにマスキングテープをはりレジンやネイル用トップコートを使ってコーティングして完成です。
プリンター対応・マスキングテープのコツ
プリンター対応にするときのコツはうまくスプレーを振りかける、よく乾かす、印刷する画像を左右反転させておくことです。そして印刷が終わるともう一度ヘアスプレーを振りかけることでインクが掠れることがなくなります。マスキングテープを使用する場合最後のコーティングする時レジンはぷっくりとするぐらい盛ると綺麗です。
プラバンアクセサリーの作り方:オーブントースター~仕上げ
余白や余分な場所を切り穴を開ける
アクセサリーにするには穴を開ける必要があります。オーブントースターで仕上げてからは厚さが増して穴を開けにくくなるのでこの時に開けて余分な部分や角を取ります。0.3ミリぐらいの厚さなのでプラスチックでもハサミで簡単に切れます。角を取る理由としては仕上がると非常に固くなるの危険だからです。
オーブントースターで仕上げ
デザインができたらいよいよ仕上げです。ここで失敗するとやり直しができないので気をつけましょう。 まずオーブントースターにしわくちゃにしたアルミホイルかクッキングシートを敷きある程度予熱します。
庫内がアツアツになるほど予熱する必要はなく庫内の熱ムラが無いぐらいに暖まれば大丈夫です。あとはプラバンによって縮む速さがかわるのでパッケージに書いてある時間を目安にオーブントースターをかけます。
すばやく本などで押さえてプラバンの完成
縮み終わるとスイッチを切りプラバンを箸やピンセットなどで取り出し熱いうちに本などの平らなもので押さえて反り返った部分を直します。冷えると固くなり強度のあるプラスチックになます。火傷しないように注意しながら作業してください。後は穴にアクセサリーとなる金具などを取り付けると完成です。
プラバンの接着方法
プラバンを各種パーツに接着させる方法はプラスチック対応の接着剤で大丈夫です。またレジンを使って接着する方法もあります。レジンを接着面に塗りUVライトなどで固めるだけです。
例:ピアス
できたプラバンに丸カンを付けてピアスの金具とプラバンをつなぐだけで完成です。
100均で手に入るアクセサリーのパーツ
イヤリング、フェイクピアス(イヤーカフ)、指輪、チェーン、各種ピンなど
プラバンアクセサリーの作り方:アクセサリーパーツについて
さまざまなアクセサリーパーツがある
手作りのアクセサリーで難しいのがあまり慣れない金具の使い方です。簡単にですがよくアクセサリーパーツの使い方を一部紹介します。
丸カン・Cカンの使い方
丸カン、Cカンの開き方は左右に引っ張らないで奥と手前に引っ張り、戻す時も同じようにもどします。左右に開くと金属疲労がしやすく折れやすいので気をつけてください。
バチカン・Aカン
バチカンは広げて使いAカンはせばめて使います。パーツの穴にAカンをあわせ指で軽く閉じその後ヤットコできっちりと固定します。
Tピン、9ピンの使い方
Tピン、9ピンの使い方はパーツを通した後ピンの根本を90度に折り曲げ根本から7ミリ残してピン切ります。そのごピンの先端をヤットコでつかみ手首を返して丸めます。9ピンは丸めた時横にして「∽」のようになっている方が綺麗です。
革紐などの結び方(止め結び)
アクセサリー通し終わった紐は下から拾うよにして2箇所結ぶことでアジャスターのような役割をしてある程度自由に長さを調節することができます。手作りでも簡単に調節できる機能がこの結び方で作れるのでネックレス、ブレスレットなど作る時参考にしてください。
プラバンアクセサリーの作り方:注意点
レジンについて
レジンは未硬化の時と硬化中はアレルギーの原因となりますので必ず換気をして素手で触らないようにしてください。使うレジンによりますが太陽光でする場合かなりの時間がかかるのでブラックライトなどがある方が便利です。
レジンは製品によりますが半年ぐらいから黄変し最終的にはかなり黄ばみが出ます。黄ばみを戻す方保はないのでそれを考慮して作品に利用しましょう。
火傷注意と角を丸める
オーブントースターで縮んだ時は熱いで火傷しないように気をつけてください。また前述しましたが角はペラペラのプラバンからは想像できないほど固くなるので丸めるなどしないと危ないです。
プラバンアクセサリーデザイン参考例:花
花のプラバンアクセサリー①
透明プラバンの質感が綺麗な花のアクセサリーです。花の芯はプラバンではなさそうですが花びらは透明プラバンで薄っすらと模様が書かれていて素敵な作品となっています。花びらの細かい成型はハサミよりデザインカッターを使うほうが作りやすく失敗が少ないのでおすすめです。
花のプラバンアクセサリー②
レジンを使ったりプラスチックなので接着剤を利用すると立体的な花も作れます。熱いうちに平らにせずあえて曲げる方法などもあります。曲げる場合は軍手をするなどして火傷に気をつけて作業してください。
立体の作り方
熱いうちに軍手をしてそのまま曲げることで角度や形を整える手法です。あまり力を加えたりプラバン自体が細い部分は冷えた時に割れてしまうので気をつて曲げます。
プラバンアクセサリーデザイン参考例:蝶
蝶プラバンアクセサリー①
蝶がモチーフのプラバンアクセサリーです。透明プラバンのならではの透明感と油性マジックでは出せない綺麗な質感です。羽を平らにしないで曲げているのも特徴です。U字ピアスの金具も100均で取り扱われています。
蝶のアクセサリー②
透明のプラバンの特性を活かして表から輪郭となる黒色、裏から他の色で色付けされた蝶です。この手法だとやはり立体的に見えて綺麗です。これも少し曲げているようですが曲げずに平面にした場合でも綺麗に見えます。
プラバンアクセサリーデザイン参考例:キャラクター
キャラクターのプラバンアクセサリー①
透明のプラバンならそのまま画像の上にプラバン載せ写すだけで好きなキャラクターのアクセサリーが簡単に作れます。色が濃いとかなり濃くなるのでこれも縮かむことを考えてかなり薄めに色付けする方がうまくいきます。手作りの良いところは自分だけが使用するぐらいなら既存のキャラクターもある程度使用可能です。
キャラクタープラバンアクセサリー②
イラストもオリジナルのキャラクターを使うと手作りならではのプラバンアクセサリーができます。好きなキャラクターを描くのもいいですが自分で考えたキャラクターをアクセサリーにするとより愛着が湧きます。ピンは見えませんがブローチです。
プラバンアクセサリーデザイン参考例:プラバンの色を活かす
透明を活かしたアクセサリー
プラバンの透明を部分を活かしたアクセサリーです。表面にレジンを塗ることで光沢が出て綺麗に仕上がります。また透明を部分にラメやシェルフレークを置いてレジンで固めると写真のようにキラキラした透明感のある作品も作ることができます。
パンチで穴を開けた時大きく感じるかも知れませんが縮むとちょうどいいザイズの穴になり目立ちません。
白色を活かしたアクセサリー
白いプラバンの色を利用した作品です。もともと白いものは色付けする必要はなくモノトーンの作品などにも合います。白いプラバンで色付けすると鮮やかに見えるのでそちらもおすすめです。
プラバンアクセサリーのまとめ
十人十色でいろいろ作り方
あえてチープにつくり一目で手作りとわかるように作ることも、グラデーションや曲げたりして綺麗に作ることもできるのでいろいろなアクセサリーが作れます。プラバンはやり方を覚えると子どもでも簡単にできるので一緒に作っても楽しいのでおすすめです。
ハンドメイド作家は塗り方だけではなくさらに綺麗にプラバンアクセサリーを作るにはどのくらい縮むか計算さして作っています。
プラバンのテスト
どのように縮むか計算するかと言うと10センチの四角いプラバンをオーブントースターに入れて仕上がりのサイズを計測することで使っているプラバンがどのくらい縮むか正確にわかります。
また印刷できるタイプのプラバンを使用している人はパソコンで印刷する画像あらかじめ引き伸ばしたりして仕上がりが綺麗になるように調整しているみたいでプラバンの作り方は十人十色です。
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