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あのAKIRA「金田のバイク」で走りたい!世界のコンセプトバイクをご紹介!

AKIRAに出てくる「金田のバイク」はその独創的なデザインやスペックから近未来のコンセプトバイクと言われています。そのため、世界中でファンが多く、今でも「金田のバイク」はモーターショーや展示などで人気があります。今回はそんなコンセプトバイクについて紹介します。
2020年8月27日
高橋元輝
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はじめに

最近はバラエティでもツーリングの放送がされるなど、バイクに注目が集まってきていると思います。また、バイクを題材にした漫画やアニメなどの人気もあり、AKIRAという映画の「金田のバイク」などバイク好きにはとても有名なバイクでもあります。 今回はそんなアニメや漫画に出てくる架空の乗り物を実写にして制作したコンセプトバイクについてご紹介していきたいと思います。

コンセプトバイクとは

コンセプトバイクとはバイクのコンセプトモデルの事です。コンセプトモデルは販売予定のある商品とは別に、自社の将来の技術や目指す概念などを外にも知らしめるために作られる商品の事です。つまり、「自分の会社はこんな技術を持っていて、将来こんなことをやっていきたいよ」ということをアピールするための商品なんです。 そのため、コンセプトバイクは、自社の技術を最大限に使ったバイクのモデルの事です。売るものではないですから、漫画やアニメに出てくる架空のバイクを制作することができるのです。

AKIRAの「金田のバイク」はとても人気

AKIRAとは

AKIRAとは漫画でアニメ映画も作られている人気作品です。超能力による戦闘やその先頭による恐怖などが描かれており、また、近未来の巨大都市の荒廃や崩壊等が描かれているSF漫画です。この作品は80年代に連載された作品のため、80年代のコミックに必要である、不良とバイク、友情、恋愛、闘いなどがたくさん盛り込まれた作品で、とても人気が高いです。

金田のバイク

漫画でのAKIRAの作中の主人公である、金田は盗んできたバイクを自分の物として使っているのですが、そのバイクはとても個性的で、またバイクの性能が当時実際に売られていたどんなバイクにもない性能で独自のものだったため、とても注目されたようです。世界中で再現されたり、金田のバイクを彷彿とさせたバイクモデルが出るなど、今でも度々話題に上がることもあるようです。人気が大きい分、賛否があるようですが、それだけ人の心をつかむバイクという事なのですごいことだと思います。

AKIRAの「金田のバイク」は海外でも人気が高い

AKIRAの「金田のバイク」は海外でも人気が高く、本物に限りなく似てるバイクが作られたり、コンセプトバイクとして披露されたりしています。また、日本の漫画自体が海外で人気が高く、また日本の製品も海外の一部で人気が高いので漫画に出てくる日本のバイクはとても人気が高いといえるでしょう。

映画にも登場

金田のバイクはスティーブン・スピルバーグ監督の撮影した映画にも実写で登場します。その中ではバイクの実写だけですが、それだけでもAKIRAの「金田のバイク」の人気が伺えます。 スティーブン・スピルバーグ監督の映画は2018年に日本で公開するらしく、「金田のバイク」のファンの方々は映画を見て、どこにバイクがあるのか探してみると面白いかもしれません。


AKIRAの「金田のバイク」のスペック

スペック

全長2,947㎜ 全高:1,171㎜(シールド含) 全幅:831㎜ シート高:340㎜ 乾燥重量:154Kg タイヤサイズ:前輪18インチ、後輪19インチ 発電機:常温超電導 最高発電量:83kw.12,500rpm 最大電圧:1,200V 最高速度:243km/h

金田のバイクは近未来のバイク

金田のバイクのスペックは技術の進んでいる今の日本でも再現するのは難しく、映画などの実写や本物に似た物しか作れません。そのため近未来のバイクとも言われているくらいです。しかし、一万二千回転の200馬力であり、電子制御のABSが付いているというスペックは現在の2018年のいくつかのバイクで実現しているスペックであり、この先、技術がどんどん進んでいけば、設定どおりのバイクが制作でき、本物のAKIRAの「金田のバイク」として販売される日が来るかもしれません。

AKIRAの「金田のバイク」は売られているのか

AKIRAに出てくる「金田のバイク」はとても人気で手に入れたいと思う人はとてもいますが、現在は売られていません。よく似てるバイクを制作している人はいるようですが、それでも制作するのにとてつもない時間と金額がかかるようです。そのため、実際に作って乗るというよりかは、企業が作ったよく似ているコンセプトバイクをイベントなどで見て楽しむといったような楽しみ方になるのではないでしょうか。

AKIRAの「金田のバイク」を実写化した物もある

先程、AKIRAの「金田のバイク」は売られていないと言いましたが、実際に作って実写化した人もいます。と言っても、よく似てるバイクですが、それでもAKIRAの「金田のバイク」を目指しとても長い期間と高い金額がかかっています。その年数はなんと7年です。そして金額は販売するなら1,890,000円だそうです。とてもではありませんが、手には入りませんね。

プロモーション用で作られた「金田のバイク」

映画のAKIRAのプロモーション用で作られた「金田のバイク」もあります。こちらは映画化された際にプロモーションに欠かせなかったため作られましたが、残念ながら盗難に遭ってしまったようです。人気作品の人気のあるバイクなだけに災難に遭ってしまい今もまだ戻ってきていないそうです。

AKIRAの「金田のバイク」の展示

「大友克洋GENGA展」での金田のバイク

大友克洋GENGA展では金田のバイクに跨ることができ、写真撮影ができ、そして赤いレザージャケットさえも実際に貸してという大盤振る舞いです。また、制作された中では限りなく本物に似てるため、販売されていないのがとても残念に思います。 ちなみにバイクに跨るには500円の募金が必要で、自閉症の子供の自立支援を目的とした団体に協賛が必要だったらしいです。バイクにも乗ることができ、しかも人の役にも立てるなら喜んで募金してしまいますね。

東京モーターサイクルショーでの金田のバイク

東京モーターサイクルショーでは実写の金田のバイクが展示されていただけではなく、プラモデルの小さい金田のバイクが限定で販売されていました。こちらも制作されたものは本物ととても似てるため人気で、プラモデルを求める人が多かったようです。 また、こちらは跨ったり、赤のレザージャケットの貸し出しはありませんでしたが、それでもとても人気だったようです。


AKIRAの「金田のバイク」とコンセプトモデル

世界で発表されたバイクのコンセプトモデルは「金田のバイク」を真似したのか、「金田のバイク」のモデルととても似ています。それは、AKIRAの「金田のバイク」がとても近未来的な形をしていたため、作り手であるメーカー側も近未来のバイクを想像すると「金田のバイク」を想像するのかもしれません。 また、外見だけでなく、スペック等もまだまだ本物には及びませんが、そのうち実現する可能性もあります。

AKIRAの「金田のバイク」を彷彿とさせるコンセプトバイク

ヤマハ LUXAIR

このモデルのバイクは実際に販売されていて、購入も可能です。どこが金田のバイクと似てるかというと、エンジンとモーターを搭載したハイブリッドなバイクだということです。ただし、それ以外は金田のバイクと似ているというわけではありませんので、AKIRAの「金田のバイク」に影響されていたかどうかはわかりません。

HONDA Chopper

このHONDAのchopperは見てわかる通り、外装を金田のバイクに影響されています。近未来的なコンセプトバイクで中身は特に気にしていないようです。 また、医療機器やスターウォーズからも影響を受けているようで、その二つと金田のバイクの全部で三つが合わさり、このような形になったそうです。

FALCO-RUSTYCO(ファルコ・ラスティコ)

このモデルはスズキが1985年の東京モーターショーで発表した近未来のコンセプトバイクです。発表が1985年ということで、AKIRAの連載が始まったのと同時に作られているのでAKIRAの「金田のバイク」をモデルにしたということは十分にあり得ます。 外見はそれほど似ていませんが、スペックは10年後の未来を見据えていたようで、様々な性能がとてもハイスペックに作られていたようです。

その他の近未来的なコンセプトバイク

HONDA V4コンセプトモデル

こちらはHONDAの歴史と伝統を重ねて作り上げたHONDAバイクの結晶ともいえる近未来的なコンセプトバイクです。今までV4エンジンを作り続けてきたHONDAですが、制作にあたり、これからの方向性を決めていくバイクというHONDAにはとても重要なコンセプトバイクです。 また、まだ販売はしていませんが、これから先、スペックももっと充実して、外装も内装も充実したコンセプトバイクとして販売される日も近いかもしれません。


YAMAHA 03GEN-f

このヤマハのコンセプトバイクはなんと言ってもマルチホイール構造のため近未来感がとても出ていますね。テーマが「future racing」ということで、ヤマハのレーシングイメージを見て分かるように表現しています。 これも実際に販売されているわけではありませんが、日本の技術の進化とともに、ハイスペックなバイクが班日されるかもしれません。

SUZUKI G-STRIDER

このスズキのモデルは次世代のモーターサイクルを目指した、近未来デザインコンセプトバイクです。電子制御式CVTとオートマチックエンジンを搭載しており、近未来のコンセプトバイクを作っています。

フェラーリのコンセプトバイク

こちらのコンセプトバイクはAmir Glinik氏がフェラーリのバイクを想定して考えたコンセプトバイクです。形としては「金田のバイク」と似てる形をしています。 また、跳ね馬のマークもしっかりとありフェラーリらしさもある高級感のあるコンセプトバイクです。販売はしていませんが、実際に販売されるとなるととても高そうですね。

VISION NEXT 100

このコンセプトバイクはBMWグループがグループの100周年を記念してイベントで発表されたコンセプトバイクです。このバイクの形も「金田のバイク」に似てる形をしており、転倒しないセルフバランシング制御機能や数々の安全システムがあり、絶対に転倒することがないと提唱しているコンセプトバイクです。 こちらも販売はされていませんが、販売される日がいつか来るかもしれません。

まとめ

現在ではあまりバイク自体が人気があるとは言えませんが、1980年代には男性のバイク人気は高かったでしょうし、AKIRAの「金田のバイク」が人気になったのは時代に合っていたからなのかもしれません。また、近未来のコンセプトバイクとして「金田のバイク」を彷彿とさせるバイクが多いのも「金田のバイク」がとても人気だということが分かるような気がします。 今はまだ本物は作れませんが、これからもっと技術が進んで行けば、実写だけでなく、本物のバイクに乗り運転できる日が来るかもしれません。