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モンベル最強のレインウェア「トレントフライヤージャケット」の6つの魅力!

モンベルのレインウェアラインナップで最強と言われるトレントフライヤージャケットの魅力を紹介します。モンベルの他のレインウェアとどの点で差別化がなされ、どのような点が優れているのか、パンツはあるのかどうか、トレントフライヤージャケットの秘密を明らかにします。
更新: 2020年6月7日
tryyua
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この記事で紹介しているアイテム

レインダンサー ジャケット

はじめに

トレントフライヤージャケットと呼ばれるモンベルのレインウェアがあります。今回はその魅力に迫り、その秘密を解き明かしていきます。さらに同社の他のレインウェアとも比較して、そのスペックを探ります。防寒性や耐久性、サイズバリエーションなどは一体どうなっているのでしょうか。

モンベルのトレントフライヤージャケットとは

モンベルのレインウェアラインナップの1つ

トレントフライヤージャケットはモンベルが販売するレインウェアの1つです。ゴアテックスと呼ばれるモンベル社が開発した素材(ゴアテックスファブリクス)を使用したレインウェアになります。後述しますが、トレントフライヤーの特徴はその軽量さと高い透湿性、そして耐久性です。モンベル社のレインウェアラインナップの中でも最上級モデルとして高い評価を獲得しています。なおパンツも販売されています、ジャケットと一緒にパンツを買うことも可能です。

モンベルのレインウェアラインナップは3種類

モンベルのレインウェアのラインナップの残る2つは、ストームクルーザー とレインダンサージャケットです。これら3つのダウンジャケットの違いはその価格と性能、そして着心地に如実に表れています。グレードの高い順に並べると、トレントフライヤー、ストームクルーザー、レインダンサージャケット、となります。ちなみに、ストームクルーザーパンツ、レインダンサージャケットパンツ、のように各モデルのパンツも販売されてます。各モデルのジャケット比較は記事の後半で行います。

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その1

優れた防水(耐水)性と透湿性

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力1つ目は優れた防水(耐水)性と透湿性です。モンベル社が自ら世界最高水準と語るその防水透湿性は、耐水圧が50,000㎜以上、そして透湿性は25,000〜98,000g/㎡・24hrs(JIS L-1099B-1法・参考値)となっています。この高い耐水性や透湿性を可能にしているのが、ゴアテックス パックライト プロダクトテクノロジーと呼ばれる技術です。

ゴアテックスメンブレン:モンベルが誇る高スペック素材

ゴアテックスメンブレンと呼ばれる素材が防水・透湿性を高める役割を果たしています。ゴアテックスメンブレンはフィルム状になっており、軽量な素材です。厚さは薄くなっています。ゴアテックスファブリクス3レイヤー(ゴアテックスメンブレンの表面と裏面に生地を貼ったもの)を例に説明しますと、表面は撥水効果を持っていて、裏面からは水蒸気が逃げていきます。


先ほど紹介したゴアテックスは3レイヤーでしたが、表地だけ貼りつけて裏面には貼りつけない2レイヤータイプのゴアテックスもあります。このタイプのゴアテックスはゴアテックスファブリクス2レイヤーと呼ばれています。ゴアテックスパックライトファブリクスはゴアテックスメンブレンに非常に小さな孔を設けた、3レイヤーよりも軽量・耐久性に優れた素材です。この孔が、ジャケットの内側で発生した水蒸気を外部へ排出する部分で、水滴と比較して、この孔は非常に小さいため外から浸水することもないのです。

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その2

軽量なレインウェア

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その2は、軽量なレインウェアである点です。トレントフライヤージャケットは平均重量が215gとなっています。このような非常に軽いレインウェアを完成できた理由は使用された素材にあります。素材の見直しや選択によって、徹底した軽量化を行い、トレントフライヤージャケットの軽量化は行われました。

素材・技術で軽量化

実際、どの箇所に軽量化が施されたのでしょうか。1つ目は、縫製部分です。トレントフライヤージャケットの縫製箇所が見直されました。これによって縫製する量が削減、軽量化につながっているのです。2つ目はシームテープの見直しです。今まで使われていたシームテープのテープ幅に注目し、この幅を従来よりも狭くしました。それによってその幅の差分軽くなっています。

縫製箇所の削減やシームシール幅の変更など、見えないところになされた軽量化がトレントフライヤージャケットを軽くしているのです。

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その3

素材へのこだわり

トレントフライヤージャケットの魅力その3は、使用されている素材へのこだわりです。すでに紹介したゴアテックスパックライトファブリクスに加え、強度・軽量性・薄さに優れたバリスティックエアライトという素材が採用されています。バリスティックエアライトには伸縮性に優れたものもあれば、透湿性に優れたものがあるなど、様々な使用用途に対応できる素材です。

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その4

スマートソーイング:独自の縫製技術で耐久性もアップ


スマートソーイングというモンベル独自の縫製技術もトレントフライヤージャケットの魅力の1つです。生地の縫製部分の余分な個所を取り除き、縫い目の上からシームテープを貼りつけています。余分な個所を取り除いたことで軽量化に成功し、さらにシームテープを縫い目上に貼ったことで糸の露出が無くなって耐久性が高くなりました。軽量・耐久性向上を縫製技術で達成しているのです。

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その5

スタッフバッグに収納できる

モンベルのトレントフライヤージャケットの魅力その5は、スタッフバッグに収納できる点です。トレントフライヤージャケット専用のスタッフバッグが付属しています。そのスタッフバッグに収納すれば、着用しない時はコンパクトに収納して携帯することができます。収納サイズは男性用ジャケットで7 x 7 x 14cm、男性用パンツで6 x 6 x 11cmです、高さのみに注目すれば15㎝定規よりも小さいです。

不安定な気候で突然雨が降り出すような環境ではカッパやレインコートの着脱回数は自然と増えます。使う時まではリュックに収納しておいて必要な時に取り出したい、そのためにはこのようなコンパクトに収納できるタイプが活躍します。リュックの中でかさばる心配もなくなり、リュック内の整頓もバッチリです。

モンベルのトレントフライヤージャケットと他シリーズを比較

トレントフライヤージャケットは最高グレードのレインウェアですが、他の2つのレインウェアであるストームクルーザーとレインダンサージャケットと、それぞれのスペックはどうなっているのかをチェックします。

トレントフライヤージャケット

トレントフライヤージャケットのスペックを基準に、以下ではストームクルーザーとレインダンサージャケットを見ていきます。

ストームクルーザージャケット

ストームクルーザージャケットのスペックをトレントフライヤージャケットのそれと比較すると、基本的にほとんどすべてが異なります。まず、価格が違います。ストームクルーザージャケットは定価で税抜19,500円ですが、トレントフライヤージャケットは21,060円前後となっています。価格にして違いはおよそ2,000円ほどになります。

重量に注目すると、ストームクルーザージャケットは257g、トレントフライヤージャケットは215g、その差は42g程度となっています。素材では、ストームクルーザージャケットはゴアテックスファブリクス3レイヤーが採用され、対するトレントフライヤージャケットにはゴアテックスパックライトファブリクスが採用されています。後者の素材は3レイヤーのものよりもコンパクトで軽量です。軽量性・コンパクト性に関してはトレントフライヤージャケットが勝っていると言えるでしょう。

カラーバリエーションを比較すると、ストームクルーザージャケットはトレンチフライヤージャケットよりも豊富と言えます。ストームクルーザーの色の種類は7種類であるのに対し、トレンチフライヤージャケットは4種類です。ポケット数はストームクルーザーのほうが多いのですが、トレンチフライヤージャケットは光に反射する仕組みが付いているので夜間に活躍します。トレンチフライヤージャケットよりもタウンユースの色合いが強い評価が付きやすい印象を受けます。

レインダンサージャケット


レインダンサー ジャケット

【スペック】 価格:税抜16,800円(2018/3/29時点) サイズ:S、M、L、XL カラー:ブラック(BK)、セルリアンブルー(CEBL)、セイラーブルー(SLBL)、サンセットオレンジ(SSOG)、サンフラワー(SUF) 平均重量:335g 素材:ゴアテックス:registered:ファブリクス3レイヤー[表:50デニール・ナイロン・リップストップ] 収納サイズ:9×9×17cm その他特徴: ジッパー付きポケット2個(ハンド2) ネームタグ付き スタッフバッグ付き

トレントフライヤージャケットと比較すると、その平均重量の差が目立ちます。120gほど重たくなっており、同社のレインウェアラインナップの中では最重量です。デニールは50でトレントフライヤーの4倍以上の厚さです。金額は税抜で16,800円、最上位グレードタイプより4,000円ほど安くなっています。素材は3レイヤータイプとなっています。カラーは5種類、ラインナップの中で2番目の数です。

価格は3タイプの中で最も低いですが、最も重量があるレインウェアとなっています。これまでに紹介した3つをすべて比較すると、ゴアテックスの種類によって防水性ではなく重量に大きな違いが表れていると評価できます。サイズに関しては全モデル同じサイズを提供しているので、大きさで選ぶ必要ななさそうです。

トレントフライヤージャケットの評価

トレントフライヤージャケットはエンドユーザーから高く評価されています、ネット販売の口コミでも5段階評価で5に近い評価を獲得しています。このエンドユーザーはトレイルランニングに着用しており、防寒や雨などの厳しい環境下でも安心感を得られるジャケットと評価しています。防寒性・耐久性が評価されていると言えるでしょう。

良い点: とにかくゴアテックスの安心感。厳しい状況で頼りになる。 軽い。 畳むとコンパクトになる。 脇のピットジップが良く効きくので、脱いだり着たりが少なくて済む。 困る点: 無し。レベルの高い製品だと思います。コスパ良し。 ランナーは手が隠せるようにサイズを選ぶと、 ちょっと手袋代わりになっていいですよ。

登山に着用した別のエンドユーザーは、他の服と合わせて着て防寒できたと述べています。トレントフライヤーと他の服と合わせて防寒対策を行えば防水と同時に防寒対策もできて非常に便利です。

百名山の四阿山にて。 霧氷が付くほどの気温で台風並みの強風の環境下だったが、ロングスリーブのアンダーシャツ+厚手のウールシャツ+コレでまったく寒さは感じなかった。 汗はかいたけど、蒸れた感じはまったくなく、快適に登山できました。

まとめ

トレントフライヤージャケットには素材からレイヤーの構造、そして重量や収納など、実際に使用するにあたり非常に重要な部分にこだわりをかけたレインウェアとなっています。防寒にも活躍し、耐久性も高くなっているので、ぜひ大事に使っていただきたいモデルです。ジャケットに加えてパンツも販売しているので、購入して防寒・防水対策を徹底しましょう。