日光白根山の基本情報
日光白根山は栃木県日光市と群馬県片品村にまたがる標高２５７８mの山。日本の百名山に名を連ねる名山です。春夏秋冬において、登山が楽しめ、山屋の人達に大変親しまれている山です。高山岳地帯ですので、天気変化に注意する山でもあります。
日光白根山は、どのような場所にあるか
前述のとおり、群馬県と栃木県の境界線上に位置しています。栃木県側周辺は、日光東照宮を代表とする歴史的遺産群がある日本屈指の観光地。群馬県側周辺は、冬は丸沼高原スキー場等のスキー関連レジャーが楽しめ、夏は高山植物の観察する事ができます。どちらの県側から登山開始するにも、申し分無いシュチエーションといえます。また、宿泊しての登山であっても、キャンプ場 民宿 ペンション ホテル などが、両県側共に数多くありますので、本当に申し分のない場所に位置しています。
日光白根山の周辺の山と代表的登山ルート
日光白根山は日光山群の主峰となります。周辺の山としては、金精山 五色山 座禅山 蛍塚山 前白根山 外山などがあります。 代表的登山ルートとしては、１、丸沼高原スキー場ゴンドラ駅ー山頂駅ー（避難小屋）－日光白根山 ２、日光湯元温泉ー外山ー前白根山ー（避難小屋）－日光白根山 ３、菅沼登山口ー座禅山ー日光白根山 ４、金精峠トンネル登山口ー金精山ー五色山ー日光白根山 以上の４ルートが有名で、組み合わせるとバリエーションあふれるコース組みが可能です。
日光白根山の特徴
観光地と人気レジャー地に挟まれた格好の山ですので、交通アクセスは問題ありません。日本列島において、日光白根山より高い山は、ここより北にはありません。２つの山上湖（弥陀ヶ池・五色沼）を従え、日光山群の主峰とあれば、山頂の景観はスケールあるアルペン的風貌が望めます。また、いろいろな高山植物が自生しており、登山者の目を楽しませてくれ、男女共に人気の山となっています。
日光白根山の季節による天気状況
日光白根山は高山岳地帯ですので、突然の天気変化は起こります。少し前まで晴れていたのに、急にガスが出てきて目の前が見えなくなった。当然、そのような場面も予想されます。そんな時にあわてないため、四季においての天気状況をつかんでおくのも重要です。
日光白根山、一年の降雨降雪量の統計
天気統計を調べるのに便利なサイトを紹介します。山レコというサイトです。山データー山情報ー百名山ー奥白根（日光白根山）で統計データが得られます。月ごとの降雨データ、冬季の積雪データをグラフで表しています。そして、便利なのが現在の山頂付近の最高・平均・最低気温データが得られます。これらだけでも、重要参考になるのですが、会員たちがアップロードした山行記録も参考となります。日光白根山の山行記録も、かなりあります。
日光白根山の天気予報チェックサイト
山に登ると決めた時、当然気になるは天気です。昔は、天気図を読む人もいましたが、現在の天気予報は精度が向上していて、一般でも簡単に見れるようになっています。パソコンやスマートフォンの接続環境があれば問題ありません。有料サイトもありますが、事業者専用と考えください。いろいろな山の天気を必要とする人には不向きといえます。ここでは無料サイトを紹介します。
tenki.jp（日本気象協会）
行きたい所の天気予報が簡単に見られ、週間予報はもとより10日間予報も用意されている。また、洗濯指数や体感温度指数など、ユニークな指数も多数用意されています。レジャー天気の項目より山を選びます。そこには百名山の項目があり、その中より奥白根（日光白根山）を選ぶと詳しい情報が得られます。片品村と日光市の天気気温などが、同時に見られるのも便利です。スマートフォンでの使用はアプリケーションを登録すれば、使用可能となる。
YAHOO天気
YAHOOが運営するサイトです。天気予報は当然として、天気に関する情報や災害情報が見れる天気災害総合サイトとなっている。10日間天気予報は用意されていません。週間天気予報は、閲覧できます。天気予報を見るエリアを決めて登録すると、毎日表示してくれるパーソナル天気があり便利です。雨雲レーダーも装備され、今後の雨雲予測も可能です。その他YAHOO運営サイトにも、簡単移動ができる。スマートフォンでの使用も可能です。
goo天気
gooの天気サイトです。天気予報・災害情報の総合サイトで、10日間予報はありませんが、週間予報は掲載されています。雨雲レーダーも使用できます。過去の天気では、１９６１年以降のデータがすべて掲載されています。周辺の天気を調べるのは十分ですが、日光白根山をピンポイントは調べることはできませんでした。gooが運営するサイトの移動が簡単にできます。スマートフォンへの登録もできるので、使い勝手の良いサイトといえます。
天気予報サイトをうまく使う
登山日が決定したら、10日間予報または週間予報を毎日チェックします。天気の変化具合がよくわかり、登山のこころ構えや準備が行いやすくなります。ほかにも無料天気予報サイトはありますが、気象庁から発表されているデータをもとに、すべてのサイトは運営されています。お気に入りのサイトを発見したら、10日間予報、週間予報を注目しても問題ありません。
日光白根山の登山当日の天気判断
当日、登山口に立ち日光白根山に登るぞと意気込みますが、天気はどうなのでしょうか。パソコンやスマートフォンの天気予報サイトで確認済みでしょうが、それだけでは足りません。一歩間違えれば、登山は命にかかわるのですから。丸沼高原スキー場ゴンドラ駅ー山頂駅ー日光白根山ルートで検証してみます。
丸沼高原スキー場ゴンドラ駅より日光白根山ルートの天気判断（参考）
早朝、丸沼高原スキー場ゴンドラ駅に立ちます。目視天気は薄曇りです。ここの標高は１３９０ｍです。問題なくゴンドラに乗り込みます。ゴンドラが止まっていなければ、乗車で問題ありません。１５分ほどで山頂駅に到着。ここは標高２０００ｍ。わずか１５分ほどで、６００ｍ以上登りましたが、天候はどうでしょう。先ほどと同じだとして、日光白根山の山頂は望めますか。ガスが少しかかっていても見えれば進んでください。このように、ルートの要所で進むか返るかの判断をしましょう。せっかく来たのだからは無しです。
日光白根山の天気判断（参考）その後
二時間ほどで山頂に到着すると思いますが、その途中に避難小屋があります。季節により、天候変化が激しい山なのです。だから、避難小屋を設置してあるのです。山頂を中心として、二ヶ所に避難小屋が設置されています。入山するのでしたら、必ず避難小屋の位置は頭に入れておきましょう。また、午後からは、天気の変動が激しい時間帯ですので、リスクを考えての登山スケジュールを立てる必要がありますね。初心者の方は、注意してください。
日光白根山、天候変化によるルート確保
ガスが急に出てきて周囲が見えない、豪雨で避難中ルートを見失った。小さいものなら、頻繁に起こります。以前は、コンパスと地図をたよりにしていました。地図読みのできる人でも、まちがえる事があります。現在では、それを回避するために、さまざまなツールがあります。山岳用携帯GPSもその一つです。カーナビの山岳版と考えればよいです。ルートを登録すれば、下山口まで案内してくれます。
まとめ
日光白根山は高山であるため、天候変化が激しい部類の山といえます。その山に登ろうとするのですから、一般的な準備のほかに、天気の細かいチェックは必要です。登山ができるという期待感とうれしさで、準備段階でのチェックもれは多いのです。山の天気は激しく変化すると、いつも考えておくこと。必要以上に準備しても問題ありません。パソコンやスマートフォンで天気予報はチェックできるので活用しましょう。