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マトリカリアとは?花の特徴や育て方をご紹介!手入れは簡単?

夏の初めにかわいい花を咲かせるマトリカリアは、植え替えや管理なども手間がかからずガーデニング初心者にも扱いやすい植物です。今回は、マトリカリアの育て方や温度湿度の管理で注意する点、害虫対策から素敵な花言葉までご紹介しています。
更新: 2021年12月30日
kaorin007
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マトリカリアとは

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基本情報

●科名:キク科 ●属名:ヨモギギク属 ●和名:ナツシロギク ●学名:Tanacetum parthenium

開花時期

マトリカリアは、二年草扱いの植物です。ただし、温度や湿度などの管理を充分におこなえば、夏越しも可能なため多年草に分類されています。開花時期が長いのが特徴で、5月~7月頃に花を咲かせます。マトリカリアの花は、白と黄色をしており草丈は15cm位のものから100cm位まで育ちます。

マトリカリアの花の特徴

マトリカリアは、小さな花を沢山つけるのが特徴です。花の形は、小菊のような形状をしています。真ん中の黄色い花芯部分が、少し盛り上がっているのが独特の形状です。装飾用などに品種改良されたものの中には、咲き方に特徴のある花も出回っています。

マトリカリアの特徴

古くからハーブとして活用される

マトリカリアは、ヨーロッパ地域において古くからハーブとして栽培されているのが特徴です。効能・効果としては、解熱剤、頭痛や関節炎などに効くといわれています。また、有効成分であるパルテノリドががんに効果的だとも言われているようです。

温度や湿度を管理すれば長く楽しめる

秋に種をまく場合、凍らない程度の防寒対策を施すことで次の年もマトリカリアの開花を楽しむことができます。夏場の高温多湿を上手に管理することで、夏越しをおこなうことができ多年草としても楽しめるのが特徴です。鉢植えなどで、栽培環境を上手に管理することにより毎年美しい花咲かしてくれることでしょう。

初心者にも栽培しやすい

マトリカリアは、夏場の高温多湿地や冬場の寒さに対する対策をしっかりしておけば比較的手入れの必要がない植物です。庭植えの場合には、水やりどおこまめにおこなう必要もないので初心者にも扱いやすいといえるでしょう。手入れとしては、品種によっては、100cmほどの草丈になるので支柱をたてる必要があるくらいです。

マトリカリアの品種

サンタナ・イエロー

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舌のような形状をした花びらとクリーム色の筒状の花からなる種類です。全体的にクリーム色におおわれているので、黄色いイメージが強くなります。草丈は、15cmほどであまり大きくならない品種です。初夏にかわいらしい花をつけてくれます。フィーバーヒューという別名でも知られる花です。


シングル・ベグモ

出典: https://item.rakuten.co.jp/hanadonya-associe/ks-0041/

小振りのマーガレットのような花がいくつも花を咲かせるのが魅力的な品種です。草丈は100cm位にも育ちます。切り花用の品種として、よく出回わっています。ハーブのようなナチュラルなテイストが可愛らしい花ですね。

ベグモ・スノーボール・エキストラ

ポンポンのように丸く膨らんだ花が特徴の品種です。おもに切り花用に使われることが多いといえます。最近では、花にピンクの色を施した品種も出回っているようですね。他の種類とは違い、ボリューム感のある花が装飾用の花にはピッタリだといえるでしょう。

マトリカリアとカモミールの違い

カモミールとは

和名を「カミツレ」ともいうカモミールは、マトリカリアとよく似た姿をしています。こちらもキク科の一種で学名は「Matricaria recutita」です。カモミールは、ハーブティなどにも良く使われる植物で、安全で効果的なハーブとしてヨーロッパやアラビアで用いられていました。中世のフランスでは、薬草としても重宝されていた植物です。

カモミールとの見分け方

マトリカリアとカモミールの違いでもっとも見分けやすいのが、葉の形です。カモミールは、細く細かな葉の形をしていますが、マトリカリアはそれよりも大きめの葉をつけています。マトリカリアは、もともとカモミールと同属のマトリカリア属だったため、この名前が付けられたのです。実際のマトリカリアは、マトリカリア属ではなくヨモギギク属になります。

マトリカリアの花言葉

楽しむ・集う喜び

マトリカリアの花言葉には、「楽しむ」や「集う喜び」というものがあります。これらの花言葉は、マトリカリアの花の姿からイメージされたもののようです。小さなかわいらしい花がたくさん集まっているマトリカリアの姿が、花々の集いを楽し見ながら喜んでいるように見えることからこれらの花言葉が付けられたのでしょう。

鎮静

マトリカリアの持つ「鎮静」という花言葉は、この花の持つハーブとしての特性から名付けられた花言葉です。マトリカリアは、昔からヨーロッパなどではハーブとしてよく用いられています。ハーブは、心を落ち着かせる作用があるので「鎮静」という花言葉が付けられたのでしょう。

マトリカリアの育て方のポイント

置き場所

庭植えでの育て方は、日当たりのよい水はけのよい場所を選ぶのが育て方のポイントです。寒さにとても弱いというほどではありませんが、冬の時期はビニールの覆いなどで防寒対策をはかることが育て方での大切な点です。鉢植えの育て方は、日当たりがよく風通しの良い場所に置くのが育て方のポイントになります。夏場の育て方としては、高温多湿になる場所を避けることがポイントです。


水やり

マトリカリアは、比較的水やりの手間がかからない植物です。庭植えの場合は、自然の雨水があればほとんど水やりをする必要がないといえます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いているようなら水を与えてやりましょう。マトリカリアは、どちらかというと乾燥に強い植物です。逆に湿度には弱いので、根腐れなどを起こさないためにも水のやり過ぎには注意しておきましょう。

マトリカリアの植え方のポイント

鉢への植え方

マトリカリアは、成長がはやいので鉢植えの場合はすぐに根詰まりをおこしてしまいます。根詰まりを起こさないためにも、1~2年に一度は鉢を変えてやるのが植え方のポイントです。用土には、赤玉土、腐葉土、酸度調整済みピートモスなどにリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量加えたものを選びましょう。植え方で注意するポイントは、用土の肥沃さと水はけの良さです。また、マトリカリアは、酸性の土に弱いので用土に苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。

庭への植え方

庭での植え方のポイントは、酸性土を避けることです。植える場所に苦土石灰などを万遍なく混ぜておくことが植え方で気を付けておく点だといえるでしょう。植え付けの際には、肥料を充分に与えておくことも植え方のポイントです。マトリカリアは、毎年同じ場所に植えると生育が悪くなるので気を付けておきましょう。

マトリカリアの増やし方のポイント

種まきでの増やし方

マトリカリアを種まきで増やす増やし方は、比較的簡単です。種まきのおすすめ時期は、9月下旬~10月頃になります。秋に種をまく増やし方は、寒さの影響を受けにくいマトリカリアにはおすすめです。3月~5月に種をまく増やし方もありますが、寒冷地以外では夏の高温多湿の影響で育ちにくい増やし方になります。

さし芽での増やし方

マトリカリアをさし芽で増やす増やし方は、株元にできる太くしっかりとした新芽を先端から3cmほど切ってさし芽します。さし芽に適した時期は、6月~7月と9月~10月です。年数を経た古い株は、根腐れしやすいといえます。できれば、毎年さし芽などで新しい株を作り直すことが増やし方のポイントです。

マトリカリアの植え替えのポイント

マトリカリアの植え替えでポイントになるのは、根を切リ詰めることです。根を1/3程度に切り詰めて植え替えることにより、新しい目の成長を促してくれます。植え替え時期としては、3月~4月がおすすめです。鉢植えは、根詰まりをおこしやすいので1~2年に一度は植え替えをおこないましょう。植え替え場所で気をつける点は、夏に高温多湿になる場所は避けることです。高温多湿は、マトリカリアの大敵のため庭への植え替えの際には注意しておきましょう。

マトリカリアのお手入れのポイント

花がらをこまめに処理

枯れた花や傷んだ花は、花に悪影響を与えます。花がらをこまめに摘んで手入れしないと、灰色カビ病をおこしたり新芽の発育を阻んでしまうことにもなりかねません。花がらをこまめに摘んで手入れすることにより、新芽の成長を促すだけでなく花自体の寿命も長持ちさせてくれるでしょう。花がらをこまめに摘めんで手入れしておくことで、見た目にも美しい姿を楽しむことができますね。

枝をすいて風通しを良くする


マトリカリアは、高温多湿に弱い植物です。枝などが混んでくると風通しが悪くなり、夏など高温多湿の時期には株が蒸れて腐りやすくなります。そうならないためにも適度に枝をすき、風通しを良くしてやるのがお手入れのポイントです。込み合っている部分を適度に空いてやることで、風通しがよくなり蒸れを防ぐことができます。

マトリカリアにつきやすい害虫と対策

アブラムシ

3月~11月にかけて発生しやすい害虫が、アブラムシです。害虫であるアブラムシは、放っておくと増えていきます。見つけた時は、早めの害虫駆除が大切です。風通しを良くしておくと、比較的害虫の発生を抑えることができます。枝などが込み合ってくる前に枝すきなどをして風通しを良くしてやりましょう。害虫駆除方法としては、アブラムシがつきやすい新芽やつぼみなどに害虫対策用の薬剤を散布するのもおすすめです。

ハダニ

4月~10月ごろにかけて発生するのが、ハダニです。ハダニは、雨の少ない乾燥気味の時期に多く発生します。対策方法をしては、ハダニが発生しやすい葉の裏を水にぬらしておくことです。葉の裏を水でぬらすことにより、ハダニの発生を抑えることができます。ただし、雨が続くような時期には、過度に湿気を与えてしまうことになり株が蒸れていたいて目ることになるので気を付けておきましょう。

マトリカリアの害虫対策におすすめの薬剤

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【ベニカベジフルスプレー】は、アブラムシだけでなく幅広い害虫に対応できる殺虫剤です。野菜や果物などにも使うことができます。アブラムシならカ月近く持続性があり、即効性が期待できるのも魅力です。成分は、葉の裏にまで浸透し葉を全体的に害虫から守ってくれます。

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【モストップジンRスプレー】は、草花や野菜の害虫や病気に対応できる薬です。害虫には、接触効果があり効果の持続性も期待できます。病気には、予防効果だけでなく治療効果もあるといえる製品です。害虫のアブラムシ対策だけでなく、ハダニにも効果的なのもうれしいですね。

まとめ

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可愛い花を群生させるマトリカリアは、花言葉も「集う喜び」など楽しげな意味を持っています。ハーブとしての効能効果もあるといわれ、古くからヨーロッパの家庭でも栽培されていた植物です。ガーデニング初心者でも手間をかけずに気軽に栽培できるのが魅力だといえるでしょう。マトリカリアは、お手入れや管理にも手間がかからず簡単にお庭に植えることができます。夏のお手入れや管理を怠らなければ、毎年可愛らしい花を楽しめるでしょう。