ナイキ フリー スケシュー
VANS ヴァンズ バール プロ ブラック
DC インフィニット スケシュー
ES ACCEL OG
DKL デッキテープ
VANS ERA PRO
CHIMA PRO 2
スケートシューズの選び方
初心者にとってのスートシューズの選び方とは・・・
スケートボードのシューズのことを略してスケシューなどと言いますが、どのように選べばいいのでしょうか?まず一番大事なのがアッパー部分の生地で基本的にスウェードを選んでください。
その次に大事なのがインソールで靴の形などは本当に好みで問題ないです。スケートシューズには普通のスニーカーの形もあればハイカットタイプ、また靴紐がないシューズもあります。
好きなブランドでも好きな色でもなんでもOK!
特に一番最初は好きなものを選ぶのがいいでしょう。スケートボードのトリックを練習するのにやる気がでます。またスケートシューズは消耗が早いです。練習頻度にもよりますが早いと1か月、長くて半年と考えるのがいいでしょう。
そう考えたら値段で選ぶのも悪くないです。そしてネット通販で買うよりも実際に履いてみることをおすすめします。ブランドによってサイズ感が違うことは当然ありますし、同じブランドでも横幅が違うというのもしょっちゅうあるからです。ここからはさらに細かく選び方を解説していきます。
選び方1:生地
スウェード生地
スケートシューズを選ぶにあたり初心者が知っておくべきことは「とりあえず生地はスウェード」ということです。スケーターから圧倒的人気のスウェードは皮革生地の一つで、見た目や触り心地が少し動物の毛っぽく耐久力があり破れにくいのが特徴です。
スケートボードのデッキは表面がヤスリ状になっているため耐久力のある生地を選ばなければいけませんが、スケートボードショップに行くと売っているほとんどの靴がスウェードです。手に入りやすく長持ちするので、普通の靴屋さんでスケートシューズを買うにしてもスウェード生地であることを考えるのがよいでしょう。
レザー・ヌバック生地
レザー、ヌバックのような皮革生地も破れにくく長持ちするのでおすすめできます。しかし前述の通りほとんどのスケートボードショップで売られているのがスウェードなのが現状です。
キャンバス生地
おそらくスニーカーや運動靴で最も一般的で人気な生地がキャンバスでしょう。キャンバス生地は通気性があるのが特徴です。一方でスケートボードのシューズとして使うにははっきり言って耐久力が少なく破れやすいです。
スケートボードの表面はヤスリ状になっていて、足の甲側でデッキを擦り上げるトリックというものもたくさんあります。スウェードよりも安いですが、ロングスケートボードのような滑ることだけをするのならば選択肢に入りますが基本的にはキャンバス生地はやめておいたほうがいいでしょう。
スケーターからポーザー(格好だけでスケボーをしない人)と思われてしまいます。
選び方2:クッション性
インソールをチェック!
スケートボードをするにあたり、意外と大事なのがインソールです。何段もあるステアから飛び降りるようなトリックをするのであればインソールでの衝撃の吸収は大事な要素と言えるでしょう。
スケートボード初心者であってもフラットな場所で何度もオーリー(スケートボードでのジャンプのこと)をする、あるいはおじさんスケーターで膝への衝撃を和らげたいのであればインソールは大事です。
スケートシューズによっては、靴の見た目は一緒だけどプロモデルとなって割高になっているものがあります。そのような場合はインソールがスケートボード向けにハイテクなものになっていることが多いです。もちろん自分でインソールを買って取り付けても問題ありません。
選び方3:靴底の構造
2つの靴底の構造
スケートシューズは靴底がフラットになっているものを選びましょう。スニーカーやランニングシューズのようにデコボコなものはスケートボードに適していません。また靴底部分の構造としてカップソールとバルカナイズドソールがあります。ただしこの2つを考えて選ぶというのは少しマニアックすぎるかもしれません。
①バルカナイズドソール
バルカナイズドソールは平らなゴムでできた靴底の上にアッパー部分(スウェードでできている部分)を接着して作られた靴のことを言います。
バルカナイズドソールの特徴として靴底が柔らかいことが挙げられます。靴底のゴム部分がカップソールより薄いのがその理由です。スケートボードをテクニカルに操りたい人向けと言えます。
②カップソール
カップソールはバルカナイズドソールと比べて、カップ状のソールにアッパー部分を接着して作られた靴のことを言います。バルカナイズドソールと比べて分厚くなります。また踵の部分にエアバッグを搭載しているモデルもあります。値段的にはカップソールの方が高いのも特徴です。
靴底の構造を基準にして選ぶのは少しマニアックなスケーターです。破れやすい、長持ちしないなどの耐久性は靴底の構造とは関係ありません。インソールの技術の発展によりこの2つの特徴の壁はより低くなっていると言えます。またバルカとカップソールの技術を合わせて作られている靴もたくさんあります。
選び方4:縫い目の位置
スケートボードで一番よく使う足の部分は小指の付け根あたりです。そこに縫い目があるとスケボーデッキのやすりの部分で糸がほつれて大きな隙間ができてしまいます。長持ちさせるならつま先から小指の付け根までは縫い目がないものを買うのがいいでしょう。
選び方5:甲の部分の厚さ
スケートボードをやりはじめると意外と盲点になるのが甲の部分の厚さです。普通のスニーカーと比べ、スケートシューズは少し分厚くなっているものが多いです。これはスケートボードでトリックをしたときに、失敗して足の上に落ちてきた時のことを考えて作られています。
スケシューを長持ちさせる方法1:デッキテープを変える
ブランドによって粗さが違うデッキテープ
スケートボードのデッキテープが粗いタイプのものであれば靴が破れやすくなります。もちろん粗いのにもメリットがあって、靴にしっかり喰いついてトリックがやりやすいのですがあまりにも破れるのが早ければ、デッキテープを交換すれば長持ちするようになるのでおすすめです。
ちなみにスケートボードのデッキテープで目が粗いので有名なのがMOBGRIP、細かいので有名なのがJESSUPというブランドのものです。
2016年に生まれたブランドが生み出したデッキテープ
DKL デッキテープ
DKLから発売されているデッキテープはスケートボード界に一石を投じたデッキテープでおすすめです。こちらは表面がやすり状ではなくラバーゴムのようなものになっています。そのためキャンバス生地のスニーカーでも問題なくスケボーができます。
一方、おすすめできない点としてはこちらのデッキテープは剥がれやすいです。現状ではデッキテープを変えることはほぼないけど靴が破れやすいか、靴は破れないけどデッキテープの交換の頻度が多くなるかの選択になっていると言えます。
スケシューを長持ちさせる方法2:シューグーを塗る
シューグー
スケートボードをやっていると多くのスケーターの靴が接着剤のようなもので補修されていることに気づくと思います。これは長持ちさせるためにシューグーというものを塗っているのです。
アッパー部分だけでなく、靴底にも使用する人がいます。シューグーは破れる前にすり減った部分に塗ったり、破れて小さい穴が開いたときに補修する形で使用するのがおすすめです。
スケシューのおすすめ人気ブランド4選!
さてここまではスケボー初心者向けにスケートシューズの選び方について解説してきましたが、ここからは人気スケートシューズブランドについて解説していこうと思います。破れづらく、長持ちするおすすめのブランドとそのブランドに所属する人気プロスケーターも一緒に紹介していきますね。
1:ナイキSB
スケートボード界でも不動の人気を誇るブランド
スポーツスニーカーブランドとしてナイキは世界中で人気がありますが、スケートボード業界でも最も人気のあるブランドです。普通のスニーカーであればナイキなのですがSBがついています。
このSBの意味、もちろんもうお分かりですよね?「skateboarding」のSBなんです。先日権威あるスケートボードの大会「ストリートリーグ」のロンドン大会で日本人で初めて優勝した「堀米雄斗」選手もナイキSBに所属しています。
スケートボードだけじゃない老舗ブランドで安心!
画像の「ステファン・ジャノスキ」というモデルはスケーターのみならず人気のモデルになっています。ナイキというブランドなので安心、信頼もできますね。ナイキSBは一般の靴屋さんでも普通に売られているので最も手に入りやすいスケートシューズと言えます。
ただナイキSBは一般向けにも販売しているため安価なキャンバス生地のものも多く売られているので、特にネット通販で購入する際には注意が必要です。
かつては不人気ブランドだったナイキSB・・・
実はナイキは一度スケートボード業界に参入して失敗し撤退した過去があります。こんな老舗ブランドが失敗するなんて意外ですよね。1997年にスケートシューズを出したのですが、プロスケーターをスポンサーせず売り出してしまいました。当時は雑誌やビデオなどが情報源であり、誰もナイキの靴を履いていないので当然人気は出ませんでした。
反省したナイキは2001年に何名かのプロスケーターを迎え入れて再出発します。その人選が通好みだったのが成功した理由の一つでしょう。例えば上の画像の長髪の「ステファン・ジャノスキ」はスケーターとして結果を出しているというよりもアーティストといった面が強い人でした。
彼をモデルにしたスニーカーがそのまま名前になっていますね。大会などでの活躍といった面ではこちらの画像の「ポール・ロドリゲス」が唯一と言えます。
人気を得たナイキSBですが一方で嫌われている面もあります。最初のプロスケーターこそ通好みだったのですが結局「金にものを言わせて」数多のプロスケーターを迎え入れたのです。
堀米選手もそうですし、画像の「ナイジャ・ヒューストン」は現在トッププロの中でもトップといわれる一人ですが、違うスケートシューズブランドから引き抜かれました。2016年・2017年の「ストリートリーグ」の上位5人の内4人がナイキSBだったりします。良くも悪くもナイキらしいと言えるでしょう。
だからといって品質などが落ちるということはありません。丈夫で長持ちするスケートシューズだからこそ人気を維持していると言えます。画像は最新の「ナイジャ・ヒューストン」モデルです。日本人として「堀米雄斗」モデルが出てほしいですね。
おすすめモデル:Free(フリー)
ナイキ フリー スケシュー
通常のスニカーと比べ通気性の高いモデルがフリーシリーズです。軽量で重たくなく扱いやいモデルとなり留め具はレースアップになります。シンプルなスケシューですが、スケーターから支持されている人気モデルのスケシューですが比較的珍しいと言われていますよ。
2:VANS
スケボー界の老舗ブランド
人気スニーカーブランドのvansですがスケートシューズでも有名です。画像のタグの「VANS OFF THE WALL」はまさしくスケボーの形になっています。ちなみにこのVANSですが日本国内の靴屋さんではABCマートが独占して販売しています。スケボーショップでは何種類かはありますが、VANSを買うならABCマートに行くのが一番いいでしょう。
VANS ERA PRO
ERAPROモデルはERAのインソールをよりハイテクなものにしたスニーカーで、スケートボードにぴったりでおすすめです。ナイキSBと並んで手に入りやすいブランドなのもいい点ですね。
CHIMA PRO 2
所属するプロで有名なのは「チマ・ファーガソン」でしょうか。今年2月には彼のシグネイチャーモデルが発売されました。VANSの特徴として靴紐がないモデルがたくさん出ているというのがあります。スケボーにおいては切れやすくなってしまうため、靴紐がないモデルの方がいいという人におすすめのブランドです。
おすすめモデル:バールプロ
VANS ヴァンズ バール プロ ブラック
VANSらしさのある側面のラインが特徴的なスケシューとして使えるスニーカーです。新技術の特殊なソールが使われているため足にフィットして操作性がいいと言われています。スケーターから支持されている人気ブランドということでおすすめです。
3:DC
続いて紹介するのは人気スニーカーブランドのDCです。ナイキやVANSはスニーカーブランドとしてスタートしていますが、DCは最初からスケートシューズブランドとしてスタートしています。そのためスケーターのニーズを満たし、破れづらく長持ちするブランドなのがDCです。ちなみにブランドとしてスタートしたのは1996年と比較的新しいです。
所属するプロで有名なのは「ダニー・ウェイ」でしょう。万里の長城をスケボーで越えたり、ヘリコプターからドロップインしたり、スケボーをやっている誰もが思いつきもしないようなことを数々成し遂げたレジェンドです。ちなみにかつて「ナイジャ・ヒューストン」が所属していたブランドでもあります。
おすすめモデル:インフィニット
DC インフィニット スケシュー
人気ブランドのDCから発売されているスケートボード用の靴です。スニーカーですが正真正銘のスケシューになり多彩なデザインが特徴になります。幅広なデザインですが、スリムなスケシューもありDCはおすすめです。
4:es
最後に紹介するスケートシューズブランドはesです。スケボーショップでしか中々見られないブランドです。esは基本的にスケボー関連のグッズを多く取り扱っているメーカーです。
esのシューズの特徴として丈夫で長持ちすることと、他メーカーと比べデザインが少しゴツいモデルが多いことが挙げられます。ですのでesの靴を履くのであれば、太めのズボンと合わせるのがいいでしょう。
今でこそトレフリップが特徴的なプロスケーターと言えば「ナイジャ・ヒューストン」という人も多いかもしれませんが、es所属の「ウェイド・デザルモ」のトレフリップも小さな動きの中でうまく板を回すライダーです。
ちなみにかつては「ポール・ロドリゲス」が所属していたブランドでもあります。DCのナイジャといいスケートボード業界でナイキがいかに力を持っているかがわかりますね。
おすすめモデル:ES ACCEL OG
ES ACCEL OG
古くから人気のあるモデルのスケシューでスリムなスケシューが多いですが本品は存在感のある重厚感が特徴的です。スケボーのため靴となり厚めの靴底と生地で激しい滑りをしても高い強度で壊れにくくなっています。
ワークマンの靴はスケシューとして使える?
おすすめはデッキシューズ
ワークマンは近年カジュアルシューズ、スニーカーもたくさん発売していてスケボーでも使えるのではないかと言われています。結論から言うとスケボーでも使えるシューズとしてデッキシューズがおすすめです。
ワークマンでスケシューの代用となるシューズを買うとコスパの高さが大きな魅力になります。また、デザイン性も高く有名ブランドのスニーカーと比べ遜色がないというメリットがあり人気です。
きちんと使える
実際にワークマンの靴を使っている動画です。耐久性もきちんとありスケシューとして機能していますよ。低価格でスケシューのように使いやすいと言われていてきちんと使えると評価されています。
注意点
ワークマンの靴はあくまでもタウンシューズ、カジュアルシューズです。本来はスケボーのためのブランドでもなく専用の靴ではないため激しい動きをすると壊れる可能性があります。スケシューとして使う場合は、基礎練習などに使うといいでしょう。
スケートシューズの選び方についてのまとめ
いかがだったでしょうか?スケートボードは文化的にも「自由」という面が強いですが、やはりパーツを選ぶにしろシューズを選ぶにしろ最低限のことは知っておきたいですね。できればスケートボードショップで店員さんと相談して決めてほしいですが、それが中々難しい人にこの記事が役に立ってくれると嬉しいです。