ナメタガレイとは?絶品高級魚として人気な魚の食べ方や下処理方法をご紹介!

ナメタガレイとは?絶品高級魚として人気な魚の食べ方や下処理方法をご紹介!

知られざるナメタガレイの生態と、他のカレイとは違い高値で取引される旬の高級ナメタガレイの魅力に迫ります。一度釣りあげると、その釣り人がナメタガレイ釣りにはまり込んでいく理由とは?さらに、人気な食べ方のレシピを3つご紹介しています。

記事の目次

  1. 1.ナメタガレイとは?
  2. 2.ナメタガレイの生態
  3. 3.ナメタガレイは高級魚!
  4. 4.ナメタガレイと他のカレイとの見分け方
  5. 5.ナメタガレイに釣り人が魅了される理由
  6. 6.ナメタガレイの下処理方法
  7. 7.ナメタガレイのおすすめの食べ方①
  8. 8.ナメタガレイのおすすめの食べ方②
  9. 9.ナメタガレイのおすすめの食べ方③
  10. 10.まとめ

ナメタガレイとは?

標準和名:ババガレイ(婆鰈) 分類:カレイ目・カレイ亜目・カレイ科・カレイ亜科・ババガレイ属 学名:Microstomus achne 名前の由来: 陸にあげられると体の粘液で外見がうす汚れてしまうこと、さらに皮の質感が老婆の肌を連想させるためババガレイと呼ばれるようになったと言われています。

ナメタガレイと呼んでいる地域は?

ババガレイのことをナメタガレイと呼んでいるのは関東、茨城県、宮城県、岩手県、北海道の一部などです。地方によりさまざまな呼び名をもつカレイで、下記がその数例です。 ・ババガレイ(北海道) ・アワダチガレイ(秋田県) ・ヤマブシガレイ(新潟県) ・インドガレイ(島根県) ・アワフクガレイ(山形県) その他、アブクガレイ、テンカンカレイ、アワフキ、ノメル、ウバ、バッコ、ウバガレイ、ビタガレイ、オバガレイ、ブタガレイ、クロガレイ、ボサツ、メッタ、シャボン、ヤナギガレイ、ダラリ、ダルマ、ダルマガレイ、ダルマビラ。

ナメタガレイの生態

日本近海では駿河湾より北の太平洋沿岸に多く分布しています。水深50m~400mに生息しており、大量の粘液を出すことが特徴です。3月~4月に産卵期を迎えます。1年で10㎝、2年で15cm、3年で20㎝程に成長していきます。寿命は長くおよそ15年です。ナメタガレイはメスの方がオスより体が大きく最大で全長60㎝、重さは2㎏ほどに成長します。ナメタガレイは海底の砂地の根回りに生息しているため北海道などでは底引き網や底刺し網などで漁獲が盛に行われ、市場に流通され食卓に上ります。

ナメタガレイは高級魚!

旬と価格

ほかの種類のカレイと違いナメタガレイは人気の高い高級魚として取引されます。子持ちのメスは旬の時期には1㎏当たり1万円を超える高値で取引されることもあります。旬は脂がのる秋11月ごろから産卵前の子持ちのメスが漁獲できる4月で、冬場の北海道産は特に美味であるとされ人気が高くなります。

縁起もよい魚

三陸地方では子持ちで縁起がよい魚として、ナメタガレイを正月に食べる習慣があります。その家庭によって親から教わったレシピを持っているようです。一般のスーパーで見かけることはほとんどありませんが、おもに料理店やデパートなどの高級魚店で売られています。最近ではインターネットでも通信販売されて、簡単にお取り寄せできます。脂身が少ない白身のため、いろいろな食べ方が楽しめます。北海道、太平洋側の三陸では生活になじみ深い重要なカレイです。

ナメタガレイと他のカレイとの見分け方

ナメタガレイには他のカレイとの違いがいくつかあります。まず、真上から見ます。体の形が角ばりのなり細長い楕円形をしていることが特徴です。さらに、口を開いてみます。下あご側だけに歯があるのがナメタガレイです。また、尾びれが短く口が小さいという特徴があります。高級魚を釣りあげたと分かれば、喜びも倍増しますので、これらの違いを覚えておくと役立ちます。お店などで売られている場合は一般的に「ナメタ」や「ババガレイ」と表記されています。

ナメタガレイに釣り人が魅了される理由

出典: http://castingnet.jp/shop/detail.php?s=34&no=32681

大型の引き味は圧巻です!

ナメタガレイは白身のおいしさだけではなく、その体形と体の使い方から生み出される強烈な引き味も釣り人から愛されています。他の魚とは違い独特のファイトをするので一度味わうと、それが忘れられずナメタガレイ釣りにはまり込む釣り人もいます。上あごにかかった場合、力が強すぎてハリが折れてしまうというケースもあり、大型を釣る場合は飲ませてから取り込むという方法もあります。枚数を楽しむ釣り人もいますが、おもに大型を狙うことを楽しみます。大型にターゲットを絞るときは大きめの針を使用します。

ナメタガレイを船から釣る

水深が深いところに生息するため一般的には船から釣ります。北海道、東北、太平洋沿岸では特にナメタガレイ用の漁船がよく出ており釣り人に人気な魚です。漁船はシーズンに合わせて様々な魚を対象にしているため、ナメタガレイのシーズンをまず確認することが大切です。乗合の価格は船により違いますが1人で行く場合6000円~9000円程度が相場です。ほとんどの場合、餌代や氷代が料金に含まれます。

ナメタガレイを陸から釣る

場所や地形によっても違いますが、陸や岩場から遠投してナメタガレイを狙うことも十分可能です。陸からでもナメタガレイを狙える人気のポイントが北海道、三陸を中心に多くあります。釣れるポイントを探すときは、ナメタガレイが生息している海域沿岸の釣具屋さんに尋ねることがおすすめです。地元の釣具屋さんは毎日情報を交換しているので、雑誌などより旬な情報を知っているからです。大型をコンスタントに釣りたい場合は、船で水深がある沖合いに出ることをおすすめします。

ナメタガレイの仕掛け

出典: http://www.johshuya.co.jp/shop/detail.php?s=114&no=173

蛍光パーツが付いたものがよく釣れて人気です

ナメタガレイは海底の砂地のなかでも根周りに生息することを好む魚なので、根掛かりと隣り合わせの釣りです。そこで片テンビン式に太めのハリスで2本バリの仕掛けを使うのが一般的です。ナメタガレイは動くものに強い興味を持つ魚なので、目立つように蛍光パイプや蛍光ビーズなどがついている仕掛けが効果を発揮します。集魚パーツに引き寄せられ餌に近づいても、すぐには食いつかなかったり、食いついた後に吐き出したりする性質を持っているので、しっかり食い込むまで待つ忍耐力が必要な釣りです。

ナメタガレイ釣りのシーズン

ナメタガレイを釣るシーズンは場所によって多少異なります。およそ11月~2月にかけてがナメタガレイ釣りがシーズンを迎える季節です。ナメタガレイは高級な魚なので、旬の時期には場合によっては料亭や漁港に売ることもできるようです。それらを考慮に入れると、ナメタガレイ釣りの最盛期はナメタガレイの市場価値が上がる時期、つまり子持ちのメスが狙える12月と1月です。確実に旬や釣行を知るためには、インターネットで「ナメタガレイ 船」または「ババガレイ 船」などで釣り船のホームページを見つけ、ナメタガレイを専門にやっている釣り船の船長に電話で確認する方法がベストです。

ナメタガレイの下処理方法

買う時に店員さんにお願する

一匹まるまる売られているのを見ると「料理に手間がかかる」「まな板が臭くなるのがいや」と敬遠してしまいがちです。ところが、実はほとんどの魚屋さんやスーパーで担当の店員さんにお願いすると無料で下処理をしてくれます。どんな料理にしたいか、または「切り身で4等分にしてください」とか「三枚おろしにしてください」とお願いできます。魚屋さんは一般的においしい食べ方を知っていますので、食べ方やレシピを尋ねると喜んで教えてくれます。次回、店頭で一尾丸ごと売られているナメタガレイを見かけたら、是非気軽に店員さんに声を掛けてみてください。

自分で下処理をする場合

ナメタガレイはぬめりが強い魚なので、まず、たわしなどを使ってしっかり裏表のぬめりを取るところから始めます。少し塩を振って洗うとぬめりがとれやすくなります。頭と内臓をとる際、子持ちの場合は卵を崩さないように注意が必要です。ここから先の下処理の方法は食べ方によって異なりますので、下記のレシピの【料理手順】の中で記述しています。そちらを参照してください。

ナメタガレイのおすすめの食べ方①

煮つけのレシピ

材料

ナメタガレイ  4切れ しょうが    1片 水       1/2カップ 酒       1/4カップ しょうゆ    1/4カップ みりん     1/4カップ 砂糖      大さじ1

料理手順

①頭と内臓を取った状態で、骨と皮ごとざっくり切り身にしていきます。 ②切り身にお湯を回しかけ身の表面が全体的に白くなる程度にします。(または、沸騰させたお湯にお玉一杯の水を注ぎ、切り身を入れて表面が白くなったら取り出します。) ③しょうが、酒、水を煮立て砂糖を溶かしてから先ほどのカレイの身を入れて弱火で5~10分程煮ます。 ④煮汁の量や味をみながら醤油を少しずつ足して煮汁をスプーンでかけながら、煮汁がとろっとするまで煮ます。⑤火をとめて味を入れます。 ⑥身を取り出して、煮汁をひと煮立ちさせて盛り付られた身にかければ完成です。

ポイント

煮汁に生の切り身をそのまま入れず、料理手順1の下処理をしっかり行います。身に味が入るのは調理後に冷ましているときなので、味を入れようとして長時間煮込まないように気を付けます。

ナメタガレイのおすすめの食べ方②

唐揚げのレシピ

材料

ナメタガレイ 1匹 塩      少々 片栗粉    少々 揚げ油    適量

料理手順

①ナメタガレイの表面に塩を振り、ぬめりと鱗を取り、三枚におろします。皮をはぐ必要はありません。このとき背骨の部分も捨てずにとっておきます。 ②塩・こしょうを振り10分程度置き水気をふき取ります。 ③片栗粉をまぶします。 ④160℃~170℃の油で揚げて完成です。背骨の部分はカリッとなるまで揚げることによっておいしく食べられます。

ポイント

唐揚げは皮ごと揚げるため料理手順1でしっかり鱗を取ります。また、料理手順2の下処理をしっかり行うことによって、揚げたときにカラっと仕上がります。

ナメタガレイのおすすめの食べ方③

お刺身のレシピ

材料

ナメタガレイ 塩      適量 刺身醤油   適量 わさび    適量

料理手順

①表面に塩を振り、ぬめりを取ります。 ②三枚におろしたら、皮を引きます。 ③えんがわを手でとりわけます。 ④身は少し厚めに切り、重ね盛りにすると美しく盛り付けられます。

ポイント

お刺身は特別な食べ方で、新鮮なものでないとお刺身として食べることができないので注意が必要です。生で食すため下処理の衛生状態に気を付けてください。ナメタガレイの身は柔らかいので薄く切るより厚めに切り分けることによって食感を楽しめます。

まとめ

ナメタガレイ(ババガレイ)は高級魚、また縁起のよい魚として日本人に親しまれてきました。特に北海道や三陸では食卓に上ることが多い魚です。食卓のメインディッシュになる魚なので、お父さんと息子が釣って帰って来ても、お母さんが嫌な顔をしない魚であることは間違いありません。また、釣れ過ぎてしまった場合は、旬のナメタガレイは人気があるので、切り身にしてからレシピと一緒にご近所さんに差し入れるのも喜ばれます。では、魅力あふれるナメタガレイの強烈な引き味と高級な白身のおいしさを是非一度お試しください。

KERA
ライター

KERA


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