育てやすい人気常緑樹の選び方
庭木の選び方には、結構気を使ってしまいますよね。常緑の庭木を植えたい場合、夏場の暑い日差しを遮る自然のクリーンカーテンにもなりいます。
その常緑の庭木の中でも、シンボルツリーに適した植木・ガーデニングの一環に使えそうな低木の植木など様々あるんですよ。さらに、常緑ならではの庭の手入れがいらない利点があります。庭に植える際の参考にしてみてくださいね。
おすすめの育てやすい常緑樹の条件
庭に植えるシンボルツリーは、庭の印象を決める大事な存在です。植木にはたくさんの種類があって迷ってしまいますが、一緒に生涯共にしていくであろう植木ですよね。
その場所に適した日当たりや、高木なのか低木なのかで将来の日陰具合も変わってきます。常緑樹のシンボルツリーの場合は、冬の間にも緑に囲まれるという利点や落ち葉の手入れがいらないということも大きなポイントになってきますね。
ガーデニングをするうえで、シンボルツリーの木陰になっている場所を使ったガーデニングも楽しむことができます。今回は、洋風・和風に合わせた、庭木の人気シンボルツリーをまとめました。さっそく見ていきましょう。
育てやすい人気の常緑樹(洋風)おすすめ第5位
洋風ガーデニングに適したシンボルツリーの庭木で、人気の高い「ブラシノキ」が紹介していきます。ブラシノキは、もともとはオーストラリア原産の常緑樹です。
ブラシのような花を咲かせるのが最大の魅力でもある、庭のシンボルツリーとして人気の花木です。この花の特徴から、英語では「ボトルブラッシュ」と呼ばれているんです。庭木としても人気ですが、満開になった枝を切りとって切り花にも適した植木なんです。
ブラシノキ
低木から高木まで、幅広い種類があります。夏の西日を避けたい場合は、日陰を作るようにして庭に植えると良いと思います。常緑で暑さに強い庭木なので、木陰作りにも適しているようですよ。また、高木の種類でも、剪定の仕方で小さく仕立てることもできます。
分類
ブラシノキの科名属名は、フトモモ科マキバブラシノキ属です。
庭木の樹高
樹高は、品種によって異なりいます。矮性の庭木では1mほどに収まり、大型の品種は大きくなると約3mにもなります。
用途
赤いブラシの形をした花が魅力なので、常緑の花木として庭のシンボルツリーに適しています。耐暑性は抜群で、暖かい地方が原産になっていますが、意外と寒さに強いんですよ。
おすすめの特徴
魅力的な花を咲かせるのは、暖かい初夏の5月です。南国の風合いを持った植木の中でも、比較的寒さに強いというのがシンボルツリーにおすすめの特徴です。常緑樹なので、剪定以外に特別な手入れのいらない植木だというのもうれしいポイントです。
育てやすい人気の常緑樹(洋風)おすすめ第4位
洋風のようにも和風のシンボルツリーにも人気の庭木が、カルミアです。星形のようなコロンとした小さな花を、たくさん集めたような花姿が、美しい花木になっています。カルミアは、常緑の植木で夏の暑さに注意すれば、毎年立派な花を咲かせてくれますよ。
カルミア
花が美しく、毎年開花する時期が楽しみになりそうなシンボルツリーになりそうですね。庭に植える場合は、寒さに強いですが暑さや乾燥に弱いので、半日陰のような庭に植えるようにしましょう。
庭のガーデニングにもうまく調和し、低木ならではの低い視線で庭を眺められます。圧迫感を感じないので、狭い庭に植えるシンボルツリーに適した植木だといえます。
分類
カルミアの科名属名は、ツツジ科ハナガサシャクナゲ属です。原産国は、北アメリカです。日本では沖縄以外の本州すべてで栽培が可能な植木です。
庭木の樹高
低木の花木としては美しいカルミアは、樹高約2~3mしかなりません。横幅にも広がるので、上よりも横幅を確保するようにするとよいと思います。また、カルミアの開花時期は5月~6月中旬です。寒さに強い性質があるので、積雪地方の庭に植える場合でも、十分開花可能です。
用途
常緑のため、庭の生垣やシンボルツリーに適した用途があります。
おすすめの特徴
白やピンクのカルミアは洋風のシンボルツリーに適した、華やかな植木になりますし、赤や茶色、紫のカルミアは落ち着いた色味で和風のお庭も鮮やかに彩ります。
どんなガーデニングにも調和するのもよい特徴で、下草との相性も抜群です。寒さに強いが暑さに弱い性質があるので、庭の下草にこだわってみてはいかがでしょうか?
庭木の育てやすさ
庭の、西日が当たらないような庭に植えるようにしましょう。または、半日陰庭に植えることをお勧めします。夏の乾燥や暑さ対策さえできれば、手入れのいらない比較的、中級者向けの庭木になります。
剪定をしなくても自然とまとまり、コンパクトながら大きな花を開花させてくれますよ。
育てやすい人気の常緑樹(洋風)おすすめ第3位
もともと観葉植物として、室内で栽培されていたシマトリネコです。しかし近年、寒さに強い性質や柔らかな葉色が人気で、庭木に適した姿が魅力となりました。
手入れのいらない性質も人気で、たちまちシンボルツリーとして定番になりました。一株でも大きく育てば背も高くなり、柔らかな葉がゆらゆらと風に揺れる姿が美しいですね。庭の自然な姿を楽しむことができるんです。
シマトリネコ
シマトネリコは常緑樹でしなやかな枝先と、柔らかい色合いの葉っぱが規則的に並んでいるナチュラルさが魅力の植木なんです。庭にシマトリネコを植えると、子供と木陰でガーデニングを楽しむのが楽しみになりそうですね。
暖かな家庭を見守ってくれるような、優しい庭木です。
分類
シマトリネコの科名属名は、モクセイ科トネリコ属に属してます。原産国は、日本・台湾・フィリピンなのでどんな庭にも適した育てやすい樹木ですよ。
庭木の樹高
形態としては、10mにもなる高木です。しかし庭に植えてもゆっくり樹高は高くなってくるため、まさに家や家族と一緒に育っていくような庭木になります。
シンボルツリーにはとっても適した植木ですね。自然の木立が美しいので、剪定などの手入れのいらないシンボルツリーとして人気です。
用途
耐暑性には非常に強く、やや寒さに強い庭木なので日本でも幅広くシンボルツリーとして扱われています。また、日陰でも育つため庭の玄関前に植え付けてもよいと思います。
庭木の育てやすさ
もとは観葉植物として扱われていた植物です。そのため、戸外でも育てやすく、日当たりの良い庭でも日陰でも適したシンボルツリーになると思います。
しかし、耐寒性は宇やや劣るため-5℃になる場合には越冬できないい可能性もあります。下草やマルチングを使って地中を温めるようにすれば、他には手入れのいらない育てやすい庭木になります。
育てやすい人気の常緑樹(洋風)おすすめ第2位
オリーブは銀葉が美しい柔らかな雰囲気が洋風のお庭にぴったりな樹木ですね。シンボルツリーにはもってこいの美しさや、食用にもできる楽しみ方の幅が広い樹木だといえます。二種類以上の品種を混植しておくと、結実しやすいようです。
オリーブ
オリーブの木は、乾燥に強く寒さに強い、さらに樹勢が強い性質を持っています。根締めや風からも家を守ってくれますよ。基本的に整枝や剪定の必要もなく、手入れのいらない樹木で楽ですね。
分類
モクセイ科オリーブ属で、形態は中高木に該当します。オリーブは、原産国がアジアやヨーロッパなどで寒さに強い樹木です。
庭木の樹高
中高木ですが、樹高は2mから5mです。また、オリーブの実の収穫期は、10月下旬といわれています。大きくなったオリーブを収穫するのも楽しそうですね。自然の風合いを残すようにすれば、剪定などの手入れのいらない助かる樹木です。
用途
オリーブの実を収穫するためには、2種類以上のオリーブの木が必要になります。・マンザニロ・ルッカ・ジャンボカラマタ・ミッションなどが良く混植されています。剪定の仕方で低くもできるので、手入れのいらない果樹木として人気ですよ。
おすすめの特徴
常緑の銀葉が美しく、うれしいオリーブの果実も収穫できる果樹として利用できるのがおすすめです。オリーブの甘みを生かすためにも、たくさんの水と日光を好みます。庭植えの植えつけ場所は、年中日が当たる場所を確保するようにしてくださいね。
育てやすい人気の常緑樹(洋風)おすすめ第1位
花が梅のように見え、小さな花が、葉の先に車輪状になって密集して咲かせていることからつけられた和名のシャリンバイ。染物にも使われているほどの鮮やかな花の色は美しく、暑さにも強いことからよく使用されている庭木です。
シャリンバイ
バラ科シャリンバイ属の低中高木です。品種によって樹高の高さに差があって、仕立て方によってコンパクトにすることもできます。剪定にも強い生育旺盛な樹木なんです。
原産国は、日本で本州から沖縄まで広範囲に分布しています。美しい花を咲かせるのは5月~6月です。開花時期が楽しみになりそうですね。
用途
耐寒性・対処性に優れていて、洋風にぴったりの愛らしい花姿をしています。シャリンバイは、日当たりがよい場所で、肥沃な土を好みます。栄養のある土を保つために肥料は必要ですが、主性が強く多少の水切れにも強い耐性があります。
洋風の庭木におすすめのガーデニング
なるべく手入れのいらない、シンボルツリーを守るようなガーデニングを合わせるとより美しい庭を作ることができそうです。
庭に植えるシンボルツリーが寒さに強い植物でも、積雪地域や地中の凍結が心配されるような場合はマルチングの必要があります。
そこで庭に植えるシンボルツリーに合わせた、素敵な庭の下草を選ぶようにしてみてはいかがでしょうか?
庭に植えるべき宿根草・ネモフィラ
あたり一面にいっぱいの青色の花を咲かせる下草が、ネモフィラです。シンボルツリーのあたりは、根がむき出しにならないように気を付ける必要がありますが、ネモフィラはほふく性の茎をのばしてあたり一面に芝のように広がります。
乾燥から防ぐことができたり、雑草防止の効果もあるのでこまめな雑草抜きの手入れのいらない庭になると思います。ガーデニングにもピッタリの下草といえると思います。
庭に植えるべき宿根草・アジュガ
ガーデニングで人気のアジュガです。特にこの画像の、アジュガ・チョコレートチップは美しい銅葉が広がる常緑の植物です。花は穂をすっと立たせて紫色の花を一面に咲かせてくれます。
雑草防止効果や、地中の気温の上昇・凍結防止にも効果的です。寄せ植えにも人気のガーデニングに欠かせない植物ですね。シンボルツリーが決まったら洋風ガーデニングに適した植物を選んでみてはいかがでしょうか?
育てやすい人気の常緑樹(和風)おすすめ第5位
和風のお庭に必ずある庭木がサザンカです。椿とならんで人気のサザンカは、日本の固有種なんですよ。花が終わると1枚ずつばらばらと散る姿が椿と異なりますね。高木にもなるので、椿よりもシンボルツリー向けです。
サザンカ
通履きとよく似いていますが、サザンカとの違いは、開花時期の違いです。椿は早春に開花させ、サザンカは10月から12月に咲かせる晩秋の花木なんです。雪が早く下りれば、花と雪の美しいコントラストを自宅で楽しむことができるんです。また、椿よりも耐寒性が弱芋が特徴です。
分類
ツバキ科ツバキ属の中高木です。樹高は、2~6mほどで、剪定も簡単に行うことができますよ。
用途
日本が原産国なので、広く栽培が可能です。花の色も種類が豊富なので、お庭に合わせて選ぶことも出来ますね。シンボルツリー以外にも、低く剪定すれば生垣にも使用できます。扱いやすい常緑樹として人気の樹木ですね。
育てやすい人気の常緑樹(和風)おすすめ第4位
タイサンボクは、とても薫り高い花木です。特に、花期が長く春に大きな花を咲かせるのがこのタイサンボクなんです。花期は、6月で芳香の高さが自慢の花は人の顔ほどの大きさを持っています。真っ白な花をさかせ、光沢のある南国チックな常緑葉のコントラストは美しいですね。
タイサンボク
上向きに花を咲かせる、前向きさが縁起の良い花木です。どこで花が咲いているのか探してしまうほど香り意の高いマグノリア香を漂わせています。
タイサンボクの歴史は古く、明治時代に渡航してきました。生育旺盛で、一株からたくさんの幹が立ち、分岐を続けていくので横枝も張ってくれて立派な庭木となります。
分類
モクレン科モクレン属の中高木です。原産国は、北米南で、樹高は大きくなると20mにも育ちます。
おすすめの特徴
花の開花時期は、6月~7月で大きな花を咲かせます。寒さにも強いので、冬でも光沢のある常緑の葉っぱを楽しむことができますよ。花木・香りのあるシンボルツリーを探していたら、ぜひ取り入れてもらいたい庭木です。
育てやすい人気の常緑樹(和風)おすすめ第3位
日本やアジアに自生していて、樹高が15mにも大きくなります。ユズリハは、常緑性の高木で私たちを大気汚染から守ってくれたり大きな花を咲かせて楽しませてくれます。葉質が厚く、光沢のある美しい濃緑は家と共に育ち孫の代まで見守ってくれる優しいシンボルツリーとなります。
ユズリハ
ユズリハは縁起の良い樹木なんです。本来の常緑樹というのは、新しい葉がつくときに昔の葉は自然と落ちていきます。しかしユズリハの場合は、徐々に生え変わりが行われるわけではないんです。
新しい若葉が生えそろった時に、一斉に昔の葉っぱが落ちていきます。ユズリハが縁起ものだといわれる所以は、この様子がまるで親と子に例えられると思われているからです。そして、このことから「家が続いていく」とされているんですね。
用途
高木になるので、ユズリハがシンボルツリーとなることが多いです。そのため、日陰ができても問題いない場所や西日の当たる場所などに植え付けておくとよいと思います。そのため、積極的に取り入れたい庭の縁起樹木として県によっては「植樹」活動を行っているところもありいます。
育てやすい人気の常緑樹(和風)おすすめ第2位
シャクナゲは、漢字で「石楠花」・「石南花」とも書きます。西洋シャクナゲとも呼ばれていますね。つつじのような形をした花ですが、西洋のように大きくフリンジのある花びらが特徴的で常緑の樹木になります。
洋風でも和風でも庭のガーデニングにぴったりなことから、根強い人気のある樹木です。
シャクナゲ
満開のシャクナゲは美しく、バラのように豪華絢爛な樹木です。つつじのような花をまり状に固まって咲かせています。淡い色やしっかりとした赤やピンクなどが鮮やかで、和風のお庭にも洋風のお庭にも似合いますね。景観を壊すことなく、周りの風景に調和できる美しい樹木です。
分類
シャクナゲの科目属名は、ツツジ科ツツジ属です。
庭木の樹高
ヨーロッパやアジア・北アメリカを原産国とする寒さに強い・暑さに強い樹木です。樹高は、50cm~5mという低木です。美しい花は、4月下旬~5月中旬に開花しますよ。
用途
シャクナゲは、たくさんの愛好家によって様々な交配が行われました。西洋では、欠かすことのできないシンボルツリーとして使われています。日本でも、和風のお庭にも似合う華やかな花姿を取り入れたい人たちによって交配されました。
今では花の色も多岐にわたり赤・白・黄色などの定番以外にも、淡いピンクと紫の複色などの変わった品種っも生まれています。
おすすめの特徴
品種改良によって、寒さに強いシャクナゲがたくさん生まれています。さらに暑さにも非常に強くなって来ているため、栽培しやすく手入れのいらない樹木として人気が高まってきています。
育てやすい人気の常緑樹(和風)おすすめ第1位
和風のおすすめ人気樹木は、ヤマモモでした。ヤマモモは、山の中で桃のように食べられる果実という意味合いがあります。実際は、食用にするととても酸っぱいので観賞用としてシンボルツリーにされることがほとんどです。光沢のある常緑葉が人気の手入れのいらない鑑賞樹です。
ヤマモモ
花は小さく目立つことはありませんが、リンゴのような淡く甘い香りが漂います。その後に長期間鑑賞できる真っ赤な小さな桃のような果実を楽しむことができますよ。
この実を目指して、たくさんの鳥や渡り鳥を観賞することこも出来そうですね。家族で、ヤマモモの成長と鑑賞を長く楽しめると思います。
分類
ヤマモモは、ヤマモモ科ヤマモモ属の花木です。原産国は、本州・四国・九州などの日本の山に自生していました。
庭木の樹高
ヤマモモの樹高は、高木で大きくなると15mにもなります。ヤマモモ開花時期は、4月です。赤色の花を咲かせますよ。注意してみてみるとかわいらしく小さな花を咲かせています。
用途
常緑の美しい光沢のある葉っぱが特徴のヤマモモ。常緑のため、葉も落ちないので手入れがいらない種目としてシンボルツリーに適しています。小さく仕立てても6mほどになってしまうため、生垣には向きません。
和風の庭木におすすめのガーデニング
和風のお庭のシンボルツリーには、花が咲く樹木が多く使われていると思います。四季を感じさせてくれる和のお庭には、色合いを引き出す下草などでガーデニングを楽しめるようにしましょう。
手入れのいらないローメンテナンスな下草ガーデニング方法を紹介します。
庭に植えるべき宿根草
日陰や半日陰も、和のお庭ならではのガーデニングスポットに変身されていみましょう。よく使われているのは、常緑で寒さにも強い植物です。エリゲロンやヒューケラを画像ではうまく使っていますね。
さらに、オミナエシやロベリアも和風の風合いを醸し出す美しい植物です。ヒューケラには、様々な色がそろっているのでカラフルに色をソロ終えてもお庭のイメージを変えられられますよ。
育てやすい人気常緑樹がおすすめ
庭に植えるシンボルツリーは決まりましたか?ずっと家と一緒に成長していく、ガーデニングのかなめともいえる植木になるので、慎重に決めていきたいですよね。
庭木に適した植木は様々ありますが、一番の条件は、手入れのいらない事かもしれません。
常緑樹の場合は落ち葉などのかたずけの心配がありませんし、シンボルツリーに適しているかもしれませんね。
さらに、季節になると花が咲くような庭木を庭に植えるといっそうガーデニングが楽しくなると思います。庭のテイストに合わせて、ステキなシンボルツリーが見つかるといいですね。