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ドロップハンドル・クロスバイクとは?
初めに「ドロップハンドル」とはどんなハンドルなのでしょうか。競技やサイクリング向けのハンドルで取っ手(ハンドルの端の部分)が下方に丸く曲がっているハンドルのことです。空気の抵抗を考えて作られたハンドルなので高速走行が可能になります。
次にクロスバイクとはどんな自転車か 手軽な価格、乗りやすさからスポーツバイクの入り口とも言えるのがクロスバイクです。ロードバイクとMTBの良いとこどりをしており、とても人気があります。
ドロップハンドル化のデメリットー①
フレームの設計の違い
では、なぜクロスバイクのドロップハンドル化は「肯定的」な意見ではなく「否定的」な意見が多いのでしょうか。その中の大きな理由として「フレームの設計の違い」が大きくかかわっています。
クロスバイクは「頑丈」「低価格で買いやすい」「街など狭い場所で乗りやすい」ロードバイクは「スピード」「軽量」「振動の吸収」という点を考え作られたフレームがほとんどです。
またエンド幅(タイヤの軸を固定している幅のことを指す)がクロスバイクは135mm ロードバイクは130mmと違うため、ロードバイク用のホールを使うことが出来ません。
ドロップハンドル化のデメリットー②
フレームの素材
クロスバイクは重量が10kg前後ロードバイクは8kg前後がスペックを期待できる目安となります。そして重量に関わってくるのが素材です。
クロスバイクとロードバイクでは違う素材を使用しており、クロスバイクは「クロモリ」ロードバイクは「カーボン」と呼ばれる素材を主に使用しています。 たった2kgの違いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1ℓのお水2本分と考えるととても大きな違いですよね。
ドロップハンドル化のデメリットー③
ブレーキの違い
もう一つの理由としてブレーキがあげられます。
ロードバイクでは「キャリパーブレーキ」クロスバイクでは「Vブレーキ」が使用されており、ブレーキをキャリパーブレーキに替えるとなるとアームが短く届かなくなってしまうため「フォーク」と呼ばれる部分まで交換しなくてはいけません。
第一に走行中のバイクを止めるのはブレーキです。ブレーキを替えるということは「命」にもかかわってきますのでとても大切な部品だということが分かります。見た目だけにこだわりブレーキを安易に変えるのはやめましょう。
ドロップハンドル化のデメリットー④
費用
実際にかかる費用はどれくらなのか?まとめていきたいと思います。
①ハンドル
クロスバイクでは通常「フラットハンドル」が使われています。その為、「ドロップハンドル」を新たに追加購入しなくてはいけません。。 ハンドルは安いもので1300円高いものだと10000円以上するものもあります。
②ステム
クロスバイクとロードバイクではそれぞれ使われているハンドルが違うためステムと呼ばれる部品を短くしなくてはいけません。フラットハンドルからドロップハンドルに替えるとブレーキのレバーが約3cm遠くなります。
その為3cm~4cm短いステムの購入が良いでしょう。ステムは約900円から5000円程で購入できますが質の良いものだと10000円以上します。
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③ブレーキ
一般的にクロスバイクでは「Vブレーキ」ロードバイクは「キャリパーブレーキ」を使用しています。 Vブレーキとキャリパーブレーキではブレーキの引きしろが違います。Vブレーキは引きしろが大きいのに対しキャリパーブレーキは引きしろが小さいです。
ブレーキの種類によって交換も
そして変速機とブレーキが一体化しているクロスバイクのドロップハンドル化にはSTIが使用できますが、Vブレーキ仕様のものや、変速機とブレーキが別の別のものはSTIだとワイヤーの動く量が足りないのでSTIが使用できません。
なので既存のブレーキを使用すると良いでしょう。シフトレバーとブレーキレバーが一体となっているVブレーキのクロスバイクを改造する場合バーコンと呼ばれるシフトレバーを購入する必要があります。
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④バーテープ
ドロップハンドルの特徴ともいえるぐるぐると巻かれたバーテープですがブレーキワイパーを纏めたりするので交換必衰のパーツといえるでしょう。 500円から3000円程で購入できます。
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⑤ワイヤー
ブレーキレバー・バーコンをワイヤーとセットで購入していない場合別にワイヤーを購入しておかないと長さが足りなくなってしまうので注意が必要です。 ワイヤーは 1000円から6000円程で購入出来ます。
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クロスバイクのドロップハンドル化にかかる費用の合計
ドロップハンドル化するために必要なパーツを購入するとなると約10000円から30000円程、加えて工具なども購入するとなると40000円から50000円程必要なります。
クロスバイクのドロップハンドル化
実際の手順
1・ハンドルバーやワイヤー類などすべて外す。 2・ドロップハンドルにバーコン・ブレーキを付けステムで固定する。 3・ブレーキワイヤーを固定し正常に動くか確認する。 4・バーテープを巻いていく。 おおまかな手順はこんな感じです。
ドロップハンドル化のメリットー①
ハンドル幅
ここまではドロップハンドル化の「デメリット」についてあげていきましたがはたしてデメリットだけなのか? 「メリット」は全くないのか?そういう訳でもありません!今度はドロップハンドル化の「メリット」をいくつかあげていきます!
狭い道で有利
まずは「ハンドル幅」フラットハンドルは約70cm、ドロップハンドルは約30cm、フラットハンドルからドロップハンドルに交換すると約40cm幅が小さくなり、狭い道などでも快適に走行することが出来ます。
狭い道などで車のミラーにハンドルの端があたりそうになったりしてしまったことありませんか?人にぶつかりそうになったことありませんか?そういったことを気にせず走行できるのはかなりのメリットではないでしょうか。
そして幅が小さくなるということは、小さな動作で走行できるということ。=疲れ削減にもつながります!
ドロップハンドル化のメリットー②持ち方のバリエーションが豊富
フラットハンドルは持ち手とハンドルが近いため急なハンドル動作に優れているというなどのメリットもありますが、最大の難点が「持ち手が替えられない。」というところ。 その点ドロップハンドルには持ち方のバリエーションがたくさんあります。
①下ハンドル
ハンドルの下の部分を持つ持ち方です。高速走行や風が強いときなどに使います。風の抵抗が少なくなるため、スピードがとても上がる持ち方です。
②フラット
ハンドルの横に伸びている部分(平らな部分)を持つ持ち方です。体を起こせる持ち方なので、景色などを楽しみながら走行できます。
③ブラケット
ブレーキや切替機がついている場所を持つ持ち方です。手の向く方向が歩くときと同じで、姿勢も楽なのでほとんどの方が使っている持ち方となります。 ドロップハンドルはクッション性が効いたバーテープが巻かれたものがほとんどなので自分に合った持ち方を研究してみて下さい。
クロスバイクのドロップハンドル化ーまとめ
クロスバイクのドロップ化についての意見をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
クロスハンドルからドロップハンドルに交換することで疲れにくくなる、狭い道の走行が楽になるとメリットもたくさんありますが、新たに部品や工具を購入するため費用がかかってしまう工程がとても大変とデメリットもあります。
ドロップ化をする場合はデメリットもあるということをお忘れなく…! ご自身の体に合ったハンドルで快適な自転車ライフをお過ごしください。