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ハイドロボールとは?観葉植物の根腐れ防止剤の効果と使い方をご紹介!

観葉植物や多肉植物を、ハイドロボールを使って水耕栽培《ハイドロカルチャー》をする場合の、ハイドロボールの”効果”や”役割”について、また、水耕栽培《ハイドロカルチャー》をする場合に根腐れ防止剤でどんな”効果”が得られるか、”役割”や”使い方”をご紹介します。
2020年8月27日
yyjjkmd
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ハイドロボールとは?

粒状にした粘土状の土を高温《約1200℃くらい》で焼き上げた軽石状の物で、多数の気泡を持っているので、保水性があり、匂いも無く清潔な”発砲煉石”です。また、土を使わずに植物を育てるので虫が付きにくく、室内に土を持ちこみたくない方にも清潔に植物を楽しむことが出来ます。植物が根から出す酸を吸収し、根を活性化すると言う効果もありますので、水だけで栽培するよりも、ハイドロボールを使うことにより色々な植物を栽培することができます。その上、ハイドロボールの特徴として劣化しにくいという点があり、何度も洗って再利用出来ますのでエコにつながります。ちなみにハイドロと言う言葉は”水”という意味です。

ハイドロボールは、観葉植物や多肉植物《サボテン》など色々な種類の植物を、水耕栽培する場合に、植物を支える役割があるハイドロボールを使うと植物をうまく支えてくれます。色々な大きさの粒の種類がありますので、大きい植物には大粒の種類、小さな植物には小粒の種類というように選んで下さい。

ハイドロボールの種類色々

《レカトン》レンガの石で出来ていて、ミクロのあなに空気や水を貯め植物に供給します。 《ネオコール》炭で空気や水を浄化し、マイナスイオン効果もあります。色の種類も豊富です。

《ゼリーの玉》涼しげなゼリー状のボールは夏におすすめです。キューブやクラッシュなど形の種類も沢山あり、色も綺麗です。

《カラーサンド》大理石の粒・ゼオライト・ガラスの粒などを色々な色で染めた物です。大きさ色の種類も豊富で、透明なガラス容器に入れるととても綺麗です。

《セラミス》通気性・保水性・水はけ・清潔の要素を持ち、洗って何度も利用できます。 《ウォーターサンド》セラミスと同じセラミックで、煮沸で滅菌する事が出来ます。とても水はけが良いです。

ハイドロボール使用したハイドロカルチャー(水耕栽培)

今まで土に植えてあった観葉植物や多肉植物を、ハイドロボールで植え替えて、ハイドロカルチャー《水耕栽培》を始めてみませんか?植物を水耕栽培するためにハイドロボールを使用すると、細かく水やりを気にすることも無く、土も使わないので、清潔で室内にピッタリな育て方です。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーで観葉植物・多肉植物を植えるメリット

・《無菌》で《清潔》で《匂いも無い》ハイドロボールは、害虫も付きにくく、室内を汚すことなく色々な種類の植物を育てるのに最適です。 ・《ハイドロボール》はほとんど劣化することが無いので、水で洗えば何度でも利用することができます。 ・使用する容器をガラスなどの透明なものを利用すると、底に残っている水の残量が良く解り、水やりのタイミングも解ります。水不足になったりせずに留守がちの方にも便利です。 ・室内の雰囲気やご自身の好みにあった容器で育てる事が出来、インテリア性も高いです。

・容器は透明なガラスが水の量が解っておすすめですが、どんなものでも底に穴があいて無ければ大丈夫です。ご自身のお好みやインテリアに合わせて、自由に選べます。例えばこんな貝殻でも素敵です。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーとは?

ハイドロカルチャーは水耕栽培のことですが、土を使わずに多肉植物や観葉植物のような植物を水で育てるのにハイドロボールを使うとうまく植物を支えてくれます。


ハイドロカルチャーに必要な材量

★ハイドロボール ★底に穴の開いていない器(透明なガラスがおすすめです) ★観葉植物・多肉植物・水に挿し木をして根を出した植物 ★根腐れ防止剤 ★水耕栽培用の液体肥料・イオン交換樹脂栄養剤 ★水位計(透明な容器で無い場合は、水やりのタイミングが良く解り、あると便利です) ★ピンセット・割り箸など

水位計

ハイドロカルチャー用水位計 直径9cm内容器用

出典:Amazon
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水位計は鉢底に溜まっている水の量を示しますので、最低水位を示すところまで差し込むだけです。水位計には赤いゲージがついていて、水の溜まっている高さの分だけ赤いゲージが上下して水の分量を知らせてくれますので、水やりは、この水位計が下がりきって2,3日してから水やりをして下さい。まだ水が入っているにもかかわらず、水やりをすると根腐れの原因になります。

「水質浄化」をし「肥料」をゆっくりと溶かし出すしてくれる、「イオン交換樹脂栄養剤」を使えば肥料のことを気にすること無く水耕栽培をすることが出来ます。「イオン交換樹脂剤」は水を浄化してくれますが、肥料が含まれていませんので、肥料を与える必要があります。「イオン交換樹脂栄養剤」は、3ヶ月から半年くらいで効き目が無くなって来ますので、一定の期間が過ぎた場合は補填して下さい。

イオン交換樹脂栄養剤

ハイドロカルチャー専用 イオン交換樹脂栄養剤 5cc

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーに植え替える方法

・まずは植え替える植物の根の周りをほぐしながら土をふるい落として下さい。(根を傷めないようにくれぐれも気を付けて)それからその根を水で洗って綺麗にします。 ・根腐れ防止剤を入れます。容器の底が見えなくなるくらいに入れて下さい。根腐れ防止剤は水が腐るのを防ぐ効果があります。

・ハイドロボールは、使用する前に水洗いして乾かしておきましょう。そのまま使うと水が濁ることがあります。 ・植え替える植物をどの方向に向けると素敵に見えるかを決め、3分の1ぐらい入れたハイドロボールの中央に植える植物を置き、その植物のまわりからハイドロボールを少しずつ根を傷つけないように優しく入れていきます。 ・ハイドロボールが根の間にも上手く入るように、ピンセットや割り箸などを使って、丁寧にやさしく馴らしてください。ガラスの容器の場合は、出来るだけ外から根が見え無いようにピンセットで埋めて下さい。

《ハイドロボール使用》注意点

・新しいハイドロボールは、使用の前に水洗いして乾燥させておいて下さい。 ・ハイドロボールは、植える前に綺麗な水を吸収させて使用して下さい。 ・植え替える場合、出来るだけ容器の側面に根が直接ふれて、外から見て見えることのないように植えて下さい。 ・ハイドロボールを再利用する場合も良く洗って、よく乾かして利用します。

ハイドロボールにカビ?

ハイドロボールに白っぽいものがつく事がありますが、これはカビでは無くほとんどの場合は水道水のミネラルが結晶化した物や、肥料に含まれている塩分です。ただ、ふわふわとした白いものがついている場合には、カビの可能性があります。もしカビが生えた場合には、植えてある容器から取り出して、ハイドロボールを水で綺麗に洗い乾燥させて、植え替えて下さい。なるべく風通しの良い所に飾って管理して下さい。

ハイドロボールを使った観葉植物の根腐れ防止剤の効果と使い方

観葉植物や多肉植物の根腐れの原因は、根が呼吸出来ていない、または、酸素の量が不足しているため根の呼吸ができなくなり細菌が繁殖して根腐れを起すのです。


根腐れを起こさせないためには、根の部分に酸素が充分にいきわたるようにし、酸素不足を好む細菌が繁殖しないように、常に清潔な状態を保ち、育ちやすい環境に整備することが最重要です。根腐れ防止剤には、植えてある植物の根から出た不要物質を吸着し、水が腐らないようにする効果があります。

根腐れ防止剤

”ゼオライト”には天然由来のものと人工的に作られた物の2種類があります。”天然のゼオライト”は、海底や湖底で採集し、細かな結晶が集まってできた物です。”人口のゼオライト”は天然のゼオライトの結晶構造をまねて作り出した物です。人工のゼオライトには低コストの物と高コストの物2種類があり、低コストのゼオライトは、石灰岩や製紙灰が使われており、100円均一などではこの低コストのゼオライトが多いようです。

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ミリオンA

”ミリオンA”は、純度の高い中くらいの粒の珪酸塩白土(秋田県の八沢木地域で採掘される白い粘土を粒状に加工した物)です。コロイド粒子のイオン交換作用、この浄化作用により水質が良くなり水が腐りません。粒の大きさは3種類ありますがミリオンAが最も大きくハイドロカルチャー(水耕栽培)などには扱いやすくお薦めです。

ソフトシリカ ミリオンA 500g

出典:Amazon
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根腐れ防止剤の使い方

根腐れ防止剤は、容器の底が全部隠れるくらいに敷き詰めて使用します。根腐れ防止剤の効果はずっと続く物ではないので、半年から1年くらいに1度は洗浄、交換が必要となります。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーの管理場所

直射日光の当たる所は避けて下さい。暑い日に直射日光が当たると、容器の中の温度が上がり過ぎて、根腐れを起こす場合があります。なるべく室内の明るい場所で、直射日光を避けて管理して下さい。エアコンの風が直接当たる場所には置かないで下さい。乾燥してしまいます。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーの快適温度

観葉植物や多肉植物を育てるためには、10℃~25℃くらいの温度が理想的な室温です。10℃を下回ると植物が休眠期に入り根腐れしやすくなりますし、25℃以上になっても休眠してしまい成長を止めてしまいます。なので、冬はなるべく暖かい所で、夏はなるべく涼しい所に置いて下さい。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーの水やり

水の量は、容器に入っているハイドロボールの高さの1/5くらいまでにして下さい。根は水につかっている場合には、水に溶け込んでいる酸素を吸収していますが、水の中の酸素を全部吸収してしまいますと、水素イオンだけが残りその水に長く浸かっていると根腐れを起こします。この根腐れを起こさないためにも、容器の水が全部無くなるまで待ってから水やりをします。

水が完全に無くなって2,3日してから水やりをして下さい。つまり根が常に水につかっている状態ではなく、時々は新鮮な空気に触れさせることが重要なことなのです。水がなくなっても細かい根がハイドロボールの隙間に入り、ハイドロボールにしみ込んでいる水を吸収しますので、水がなくなってしまっていても、水やりを急いでする必要はありません。水やりのタイミングが最も重要なポイントです。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーへの肥料

ハイドロカルチャー《水耕栽培》で育てている観葉植物・多肉植物の根は、普通の土植えのものより弱いので、肥料が強すぎると根を腐らせる原因になります。普通の液体肥料の場合は希釈倍率を標準よりさらに2倍くらい薄めて使う方が無難です。ハイドロカルチャー用の肥料の希釈倍率が表示されている場合はそれを参考にして下さい。また、休眠期は根が肥料を吸収する事が出来ないので、肥料を与える場合は、成長期の春と秋に薄めた液体肥料を複数回に分けて与えて下さい。栄養分がゆっくりと溶けだすイオン交換樹脂栄養剤を使用している場合は肥料は必要ありませんが、半年に1回くらい補充して下さい。


ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーの日常の手入れ法

ハイドロカルチャー《水耕栽培》を植えてしばらく経つとハイドロボールの表面が白くなる場合がありますが、カビでは無くカルシウムが外に出てきた物ですので、水洗いすると再び利用することが出来ます。ガラス容器などに藻などがついた場合は、中の植物を全部出して、ガラス容器を洗って、中の植物を植え替えて下さい。冬は、室内が乾燥しますので1日に1,2回スプレーで葉に霧を噴きかけると観葉植物が乾燥すること無く、活き活きしてきます。

水耕栽培とは、水だけで育てる水栽培に肥料を混ぜて栽培することを言います。その水耕栽培《ハイドロカルチャー》ですが、最近はハイドロボールに限らず、カラーサンドと言う土では無い土壌を使った物も含まれるようになりました。どちらも土を使わずに植物を育てると言う所は共通しています。

ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーの植え替え

植え替えるには、容器に入っている物を全部とりだし植え替えます。、ハイドロボールを綺麗に水洗いをして乾燥させておきます。根の汚れている部分や、腐っている部分などがあれば清潔なハサミで切り取り、根を整えて準備をして下さい。ハイドロカルチャーの手入れとして、半年から1年に1回ハイドロボールの洗浄と根腐れ防止剤の入れ直しのために植え替えて下さい。植え替えの方法は、同じ工程で植えて下さい。

多肉植物をハイドロボールを使ったハイドロカルチャーに

出来れば水耕栽培で発根させたお好みの多肉植物を用意します。土に植えられていた多肉植物は土に慣れてしまっているので、ハイドロカルチャーには向いていません。もし土に植えられていた多肉植物をハイドロカルチャーにする場合、今生えている根を綺麗に土を落とし優しく水洗いをして、根を根元から切り取って下さい。今生えている根を取り除くことで水耕栽培に適した根に生え換わります。根腐れを防ぐために切り口を2,3日くらい日の当たらない所で乾かしてから植えて下さい。

ハイドロボールを使ったアクアポニックス

水槽で金魚などの魚を飼いながら上で観葉植物や多肉植物のような植物を育てることで、これをアクアポニックスといいます。上と下の水槽はポンプでつながっていて水が循環し、魚のフンが植物の栄養になるので肥料は必要ありませんし、水やりの心配もなく、もちろん魚のために無農薬です。こんなところで育てるのはやはり、葉野菜やハーブがおすすめかもしれません。

まとめ

ハイドロカルチャー《水耕栽培》は難しいのではないかとお考えになる方が多いかもしれませんが、ルールを守って育てて頂くと、意外と簡単で美しく《水耕栽培》を楽しむことが出来ますので、是非ハイドロボールを使った水耕栽培をお楽しみください。