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フォグランプの正しい使い方!車のライトの効果や取り付け方をご紹介!

夜の道路で輝く車のライト。たくさんある車のライトの中で、フォグランプとはいったいどのライトのことなのでしょうか。気になるフォグランプの使い方や車のライトの効果、取り付け方についてご紹介します!これで愛車とのドライブが楽しくなること間違いなし!
2020年8月27日
murasaki.doraemo
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ヘッドライトとは

車のメインとなるライト

ヘッドライトとは、『前照灯』といい、車の前面に付いているライトのことです、夜間やトンネルで道を照らしたり、対向車や歩行者に存在を知らせるための効果があります。ハイビームとロービームがあり、ハイビームはおよそ100m先を、ロービームはおよそ40m先を見えるように照らすのが規定です。夜間時のヘッドライトの点灯は義務付けられています。対向車や前に車がいない場合はハイビームを使うのが正しい使い方です。

スモールランプとは

自車を知らせる小さくても大きな存在

スモールランプとは、『車幅灯』といい、ポジションランプと呼ばれることも多いです。車の前と後ろの四隅に付けられていて、車の幅を夜間でもわかりやすくする効果があります。前照灯とは役割が違って、前を照らすことより広範囲から視認してもらう意味でつけられています。スモールランプはフォグランプ点灯時もヘッドライト点灯時も連動して点灯します。スモールランプの使い方としては、夕暮れ時や朝方など、薄暗い時間で車の存在を知らせる使い方をします。

フォグランプとは

フォグランプってどのライト?

フォグランプとは自動車のライトのひとつです。ワンボックスカーなどで言うと、ヘッドライトより下に位置した路面に近い場所にあるライトを見たことがあると思います。あのランプをフォグランプといいます。フォグランプという言葉を知らない方も、どんな使い方や効果があるか知らない方も、中にはいると思います。しかし、フォグランプを見たことがないという人は珍しいと言えるくらい、今の車には装備されていることが多いです。

フォグランプの役割と効果

フォグランプとは、『前部霧灯』と呼ばれます。使い方としては、文字のごとく濃霧時に点灯させるライトです。濃霧時は空気中に多くの水分が漂っている状態です。そこに、前照灯のヘッドライトの光をあてると、空気中の水分に光が乱反射してしまい、とても見えづらくなります。しかし、フォグランプは、前照灯のヘッドライトと違い、上下への光の幅を抑え、左右に光が広がるように設計されています。そうすることで、光の乱反射を軽減して、視界をとりやすくなる効果があります。

フォグランプの色

昔は黄色が多かった

昔の人は、フォグランプの色といったら黄色と思う人も少なくないかもしれません。フォグランプが黄色いことにはちゃんとした理由があり、視認性の問題があげられます。濃霧時につけるフォグランプですが、光の反射に強い色は、一般的に波長の長い色とされてきました。波長の長い色というと、赤なのですが、赤はブレーキランプや緊急車両のランプと間違われてしまうため、赤の次に波長の長い黄色が取り入れられたということです。黄色いライトは濃霧時でも視認しやすい効果があります。

現在のライトは白色が主流

現在は白い色のフォグランプがほとんどです。それは、ランプの性能が向上したことにより、白色でも濃霧時などに視界が確保できるようになったからです。また、フォグランプの色をヘッドライトと同色にすることにより、車両との距離感がわかりやすかったり、他の灯火類の色も認識できるからです。

フォグランプ点灯のルール


フォグランプの出番は霧以外でもある

フォグランプは『前部霧灯』と呼ばれている通り、霧や雨の時に点けるのが原則的なルールになっています。しかし、霧や雨のとき以外に点けていても違反になるというわけではありません。フォグランプは、ヘッドライトに比べ、光量がとても抑えられています。そして、上下に広がる光も狭いため、対向車の迷惑になったりすることもありますが、正しいフォグランプを点けていれば問題はないと言えるでしょう。

手前も照らして視認性の向上

ヘッドライトは路面の先の方を照らすように設計されているため、どうしても車の足元、手前は暗くなってしまいます。そこで、フォグランプを点けることにより、手前の明るさも確保でき、街灯の少ない場所や、山道、狭い道などでも、ドライバーはより運転しやすくなります。そして、左右に広がる光により、広範囲の車や歩行者から認識されやすくなります。

正しいライトを点けましょう

晴天時の夜間に点けていても、交通違反にはなりませんが、対向車が眩しいと感じる光を放っているフォグランプは、光軸がずれていたり、バルブの設計ミスである社外品などを付けていたり、上方にも光の飛びやすいHIDバルブをいれている可能性が高いです。この場合、晴天雨天など関わらず、正しくないフォグランプを装備しているので、専門業者に見てもらいましょう。

フォグランプの後付け方法

自分の車にフォグランプを後付けする方法

自分の車にフォグランプが付いていなくて、他の車のフォグランプが羨ましく思ったときはありませんか?自分の車にもフォグランプを付けたくなりますよね。フォグランプは後付けできるので、諦めることはありません。そんなとき、どこに頼んだらいいか、選択肢は4つほどあります。1つは自分で取り付けること。2つめはディーラに頼む方法。3つめはカーショップに頼む方法。4つ目は板金屋に頼む方法です。技術や知識のある人なら自分で取り付けるのが一番安価な方法ですが、専門業者にやってもらうのが一番安心ですよね。それぞれの後付け方法をご紹介します。

ディーラーに頼む

やはり安心を選ぶならディーラーです。値段も他の方法より高くついてしまうのは想像できると思います。費用はおよそ20,000円前後と言われています。工賃でこの値段なので、フォグランプ本体の価格を足すと40,000円前後となることでしょう。ただし、ディーラーで取り付けしてもらえば、ディーラー保証の対象となるので、なにかあっても安心です。一番安心な後付け方法でしょう。

カーショップに頼む

カーショップなら街でよく見かけるので頼みやすいと思います。値段も10,000円以内でやってくれるところが多いと思います。ただし、知り合いなどからフォグランプをいただいて、それを持ち込んで付けてもらおうと思っても、持ち込みの場合取り付けはしてもらえないことが多いです。または別に料金がかかってしまう可能性が高いので注意が必要です。カーショップでフォグランプ本体を購入してもらうとなると、20,000円以上はかかってしまうと思います。

板金屋に頼む

鈑金塗装業者の場合、およそ15,000円程だと思います。他の場合もそうですが、お店により仕上がりの良さが違ってくるので、なるべく口コミや技術のあるお店に頼みたいところです。鈑金塗装業者の場合、持ち込み可能な場所が多く、フォグランプ本体があれば工賃のみで取り付けが済んでしまうこともできます。本体を購入してもらうとなると10,000円〜20,000円ほどプラスされることでしょう。

車にフォグランプのスペースがあるか

どこに頼むにしろ、注意すべきなのは、今あるバンパーにフォグランプが付くスペースがあるかどうかです。バンパーにフォグランプが付くスペースがない場合、作業を断らててしまう場合もあります。スペースがないと、フォグランプ付きの新しいバンパーを購入しなければならないので10,000円以上金額が増してしまいます。


フォグランプの後付け注意点

フォグランプ位置は車の指定範囲内で

フォグランプを後付けするとき、注意すべき点が3つほどあります。どこに取り付けてもいいわけではありません。しっかりと定められた場所に取り付けなければ違反になってしまいます。取り付け位置は、フォグランプ上端の位置が800mm以下。下端の位置が250mm以上。最も外側の端は、車体の最も外側から400mm以内と決められています。フォグランプの位置は高すぎても低すぎても内側に入りすぎてもダメということです。

ライトは2灯までで車内にも知らせよう

もう一つに、フォグランプは3灯以上同時に点灯してはいけない規定があります。そして、点灯する際には、同時にポジションランプも点灯することがルールです。また、フォグランプ用のスイッチも必要ですし、車内からでもフォグランプが点灯しているかわかるようにランプを付けるルールもあります。ただ単にフォグランプ本体だけを車体に取り付け点灯したからOKというわけではないことを知っておきましょう。

フォグランプの車検への影響

フォグランプを点灯させるときの車検への影響をまとめると、フォグランプの位置は、上端が800mm以下。下端が250mm以上。最も外側の端は車体の最も外側から400mm以内であること。フォグランプの色は、淡い黄色か白色。ケルビン数でいうと、6000k程度。同時に点灯していいのは2つまで。点灯する際も、ポジションランプと同時点灯であり、車内にも専用スイッチと、確認できるランプが必要である。後付けする場合は注意が必要です。

LEDとハロゲンの違い

車のライトには種類があります

車のライトには、いくつか種類があります。真っ白な明るい発光をしているライトがあったり、ふんわりオレンジ色の暖かみのある発光をしているものもあります。車のライトに使われている主なランプは、LEDとHID、ハロゲンランプがあります。ここでは、LEDとハロゲンランプについて、それぞれの特徴や、メリット、デメリット、効果などを紹介します。

LEDとは

LEDライトの特徴

LEDという言葉は最近よく耳にします。みなさんはLEDの特徴をご存知でしょうか。LEDは有害な物質を含まない、環境にも人体にも優しい電球なのです。また、長時間発光し続けても熱くならないので樹脂レンズでも焼けて曇ることもありません。防水仕様にすることも簡単で、振動や衝撃にも強いのが特徴です。

LEDのメリット

メリットはなんと言っても寿命がとても長いということです。車のライトでも、ハロゲンのおよそ5倍は長持ちすると言われています。一度購入してしまえば、車を買い換えるまでLEDを交換する必要がないということもありえます。また、ハロゲンランプと違い、電球が急に切れてしまうということがなく、光力が少しずつ弱くなっていくので、取替まで安心して使用できます。


LEDのデメリット

デメリットは、購入時の値段が少し高いということではないでしょうか。夜間にあまり運転しないという人にとっては、逆にLEDが高くつくということもあるかとは思いますが、昨今ではLEDの価格もだいぶ安くなってきているので、そこまで値段に差がないということも現状です。LEDは熱に弱いので、熱い環境下を避けるため、後付けフォグランプのLEDバルブを購入する際など、冷却ファンと一体化になったものなどが売られています。

ハロゲンランプとは

ハロゲンランプの特徴

そもそもハロゲンランプってなんのことかわからない方も多いと思います。ハロゲンランプとは電流を流したフィラメントを高温にして光を発します。そのガラス球にハロゲンガスを封入していることからハロゲンランプと言われています。ハロゲンランプの色は暖かみのあるオレンジ色をしていて、少し安心するような優しい雰囲気がします。熱をもつので、レンズの内側が焼けて曇ってしまうこともあるので注意が必要です。

ハロゲンランプのメリット

ハロゲンランプのメリットとしては、淡い黄色い発光色をしているので、比較的対向車に眩しいと思われにくいことです。そして、淡い黄色ということで、色の波長が長く、雨の日でも真っ白なLEDの発光と比べて視界がいいという効果があります。雪の降る地域では、雪を溶かす効果もあるのが利点です。

ハロゲンランプのデメリット

ハロゲンランプのデメリットは、寿命が短いことです。LEDがハロゲンランプの5倍の寿命だとしたら、ハロゲンはLEDの5分の1の寿命ということです。使い方にもよりますがおよそ3年ほどとなっています。光量もLEDに比べて劣るので、少し暗く感じます。人にもよりますが、淡い黄色い色が少し古いと感じることもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フォグランプがどんなランプか、また、そのほかのライトの役割や効果をわかっていただけましたでしょうか。ただ道路を照らすだけのライトではなく、歩行者や対向車のためを思っていたり、雨や霧を想定していたりと、車のライトは奥深いものです。ライトごとに、それぞれ正しい使い方をして、安全で楽しい車ライフを送ってください。