シマノ (SHIMANO) ベイトリール 16 アルデバラン BFS 左ハンドル
シマノ (SHIMANO) ベイトリール 16 アルデバラン BFS XG 左ハンドル
シマノ アルデバラン BFS
シマノ (SHIMANO) ベイトリール 17 スコーピオンBFS 左ハンドル
『16アルデバランBFS』とは?
【16アルデバランBFS】とは、シマノから発売されているベイトリールです。ベイトフィネス専用機として発売されましたが、軽量なルアーなら幅広く扱えるようになっています。また、16アルデバランBFSは、ギア比6.5のモデルである『16アルデバランBFS』とギア比が8.0のモデルの『16アルデバランBFS XG』の二つのラインナップが用意されています。見た目は変わらないですが性能に差があります。
『16アルデバランBFS』のスペック
シマノ (SHIMANO) ベイトリール 16 アルデバラン BFS 左ハンドル
●ギア比:6.5 ●最大ドラグ力:3.5(kg) ●自重:130(g) ●スプール寸法:32/22(径mm/幅mm) ●フロロ糸巻量:8-45(lb-m) ●最大巻上長:65(cm/ハンドル1回転) ●ハンドル長:42(mm) ●ベアリング数:S A-RB/ローラー 9/1 ●本体価格:46,000(円)(2018/3/9現在)
『16アルデバランBFS XG』のスペック
シマノ (SHIMANO) ベイトリール 16 アルデバラン BFS XG 左ハンドル
●ギア比:8.0 ●最大ドラグ力:3.5(kg) ●自重:130(g) ●スプール寸法:32/22(径mm/幅mm) ●フロロ糸巻量:8-45(lb-m) ●最大巻上長:80(cm/ハンドル1回転) ●ハンドル長:42(mm) ●ベアリング数 S A-RB/ローラー 9/1 ●本体価格:46,000(円)(2018/3/9現在)
『16アルデバランBFS』と『16アルデバランBFS XG』の違い
シマノ アルデバラン BFS
『16アルデバランBFS』と『16アルデバランBFS XG』の大きな違いは一つだけです。それは、ギア比ですが【6.5】と【8.0】の違いです。ブレーキやスプールは同じ設計です。ギア比の使い分けとして、ハイギアはカバー撃ちなどで使用し、ローギアは巻物が基本ですので、『16アルデバランBFS』も同じ使い分けで、『16アルデバランBFS』はスピニングタックルで使用するようなプラグなどで使用し、『16アルデバランBFS XG』は、スモラバなどカバーに対して使用するルアーが適しています。
『16アルデバランBFS』と『スコーピオンBFS』の比較
『16アルデバランBFS』と『スコーピオンBFS』のスペックの比較
シマノ (SHIMANO) ベイトリール 17 スコーピオンBFS 左ハンドル
●16アルデバランBFS:スコーピオンBFS ●ギア比 【6.5】:【6.3】 ●最大ドラグ力 【3.5】:【3.5】 ●自重(g) 【130】:【165】 ●スプール寸法(径mm/幅mm) 【32/22】:【32/22】 ●フロロ糸巻量(lb-m) 【8-45】:【8-45】 ●最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) 【65】:【63】 ●ハンドル長(mm) 【42】:【42】 ●ベアリング数 S A-RB/ローラー 【9/1】:【7/1】 ●本体価格(円) 【46,000】:【35,000】(2018/3/9現在)
『16アルデバランBFS』と『スコーピオンBFS』の違い
つまり、『16アルデバランBFS』と『スコーピオンBFS』と違いは何かと言うと、【自重】、【ベアリング数】、【価格】の3点です。価格が高くなればやはりそれなりに差が付きますね。特に大きな差は【自重】になってくると思います。ベイトフィネスで繊細に使用することが前提なので、この軽量さは、かなりのアドバンテージになりますね。もちろん、スコーピオンBFSもコストパフォーマンス抜群ですね。
『16アルデバランBFS』9つの特徴
『16アルデバランBFS』には、9つの特徴があるのでそれぞれ紹介していきます。
『16アルデバランBFS』:X-SHIP
『16アルデバランBFS』ではギアシステムを大型化し、ギアの配置を見直すことによって、ギア自体の性能や精度を上げることによって、無駄なエネルギーロスをなくすことで、より強力なパワーでリーリングが出来るようなシステムになっています。
『16アルデバランBFS』:“HAGANE”ボディ
『16アルデバランBFS』にも使われている【“HAGANE”ボディ】は、特に『16アルデバランBFS』ではベイトリール自体が自重≪130g≫も驚異的な軽さがありながら、高い剛性を持つ金属に仕上げられています。通常、この軽さになるとボディの耐久性が落ちてしまいますが、【“HAGANE”ボディ】を使用することで、問題点が解決されていると思います。
『16アルデバランBFS』:CI4+
『CI4』とは、軽量カーボン素材のことで、さらにそれを進化させたものが【CI4+】になります。軽さを維持したまま、剛性、耐久性を大幅にアップすることに成功し、ボディやローターなど各部品の軽量化に成功しました。
『16アルデバランBFS』:S3Dスプール
スプールの重量バランスやサイズの調整し、キャストをする時に発生する振動を極力抑えたスプールなっています。振動やノイズは従来のものから半減しているようです(当社比)。低速回転時だけでなく、高速回転でスプールが回っていても、回転にガタつきが少なく、ムラも極めて少なくなっていて安定したキャスト性能を発揮することができます。キャスト飛距離やキャスト制度を向上させることに成功したスプールになっています。
『16アルデバランBFS』:FTB
【FTB】とはつまり『FINESSE TUNE BRAKE SYSTEM』のことです。軽量ルアーをベイトリールで扱うベイトフィネスにおいて、ピッチングのキャスト性能を上げるには、スプールの軽量化は確実に必要になってきます。 従来のスプールはブレーキユニットがスプールに装着されていたので軽量化には限界がありましたが、今回シマノが新開発した「FTB(FINESSE TUNE BRAKE SYSTEM)」は、スプール自体からブレーキユニットを取り外したことで、シマノのベイトフィネスリールで史上最軽量のスプールの開発に成功しました。スプール自体に直接マグネットブレーキをかけることで、よりベイトフィネスに対応した新しいブレーキシステムです。
『16アルデバランBFS』:エキサイティングドラグサウンド
【エキサイティングドラグサウンド】とは、ドラグ音が鳴るシステムのことです。スピニングリールではドラグ音が鳴ることは当たり前ですが、ベイトリールではドラグ音がないことが当たり前でした。ベイトリールでもドラグ音が鳴る設定にすることで、魚にラインが引き出されているのかが分かりやすく魚とのやりとりにアドバンテージが出ます。、またドラグ音が鳴ることで、アングラーに爽快感が出ます。
『16アルデバランBFS』:S A-RB
業界初の「表面改質」により「不動態層」を形成しました。 不動態とは、金属表面に腐食作用に抵抗する酸化被膜が生じた状態のことであり、この被膜は溶液や酸にさらされても溶け去ることが無いため、内部の金属を腐食から保護するために用いられます。 つまり、不動態層があることで錆の腐食に強いベアリングを作ることに成功しました。 さらに、その側面を防錆素材でコーティングし、塩分による塩ガミを大幅に減少させたのが、【S A-RB】です。
『16アルデバランBFS』:スーパーフリースプール
【スーパーフリースプール】とは、リールのクラッチを切った時に、2つのベアリングでスプールを支えるため、スプールがフリーの状態を軽くしたスプールです。
『16アルデバランBFS』:海水OK
シマノ独自の高性能ベアリングの錆を寄せ付けない、S A-RB、A-RBの採用えお使用し、さらに外側も防腐処理がされていることで、海水などの塩分がある海釣りでも使用が出来ます。もし海水で使用するのであれば、使用後はシャワーなどで洗うことをオススメします。
『16アルデバランBFS』のブレーキシステム
従来のシマノのブレーキシステムは、遠心ブレーキが主流でしたが、『16アルデバランBFS』ではマグネットブレーキを採用しました。シマノのマグネットブレーキシステムは、スプールが低回転時にはマグネットがスプールから離れ、スプールが高回転時にはマグネットがスプールに近づく構造になっていて、この構造により遠心ブレーキに近い特性にすることに成功しました。低回転時にバックラッシュしやすい遠心ブレーキの弱点を補うことが出来ていますね。
『16アルデバランBFS』のブレーキ設定
『16アルデバランBFS』のブレーキ設定ですが、片側3個の設定で左右で6個のマグネットが設定、装着されています。さらに付属のマグネットを付け加えれば、最大で8個のブレーキ設定し付けることが可能で、8個ともなれば強風時にも安定したキャストが可能です。とりあえず最初は、付属のマグネットブレーキを2つ追加した8個の設定でも十分スムーズにキャスト出来るので、外部のダイヤルで調整して、それで試してみて強すぎたら減らしてみてください。
『16アルデバランBFS』の軽量スプール
従来のベイトリールで使用していた、スプールユニットからブレーキユニットを排除した軽量スプールは、極限まで軽くしたシマノ史上最軽量のスプールを作り上げました。スプールの重量はまさかの【7.2g】になっています。このスプールの軽さにより、ベイトフィネス時のピッチングでの低弾道キャストでのアプローチが可能になっています。
『16アルデバランBFS』のインプレ
『16アルデバランBFS』のインプレを各性能毎に紹介します。 見た目がかっこいいというインプレッションですが、実際に使用して見たらどんなインプレッションか紹介します。
『16アルデバランBFS』の重さ
『16アルデバランBFS』の重さのインプレとして、衝撃的だったのが重量です。【自重が130g】と言う軽さのベイトリールは、ベイトフィネスにおいてあまりにも大きなアドバンテージです。1日中キャストしていても疲れ知らずの軽さですね。
『16アルデバランBFS』の回転
『16アルデバランBFS』の回転のインプレとしては、スムーズな回転でした。4gほどのスモラバでは狙ったところにしっかりとピッチングキャストでき、バックラッシュもほとんどありませんでした。
『16アルデバランBFS』のドラグ音
『16アルデバランBFS』のドラグ音のインプレですが、かなり爽快です。45UPを釣りましたが、ドラグ音が鳴ることで、バスとの駆け引きが非常にやりやすく、また従来のベイトリールよりもスムーズにドラグが出ているようなインプレッションでした。
『16アルデバランBFS』におすすめの釣り
『16アルデバランBFS』のに向いている、おすすめの釣りはもちろん【ベイトフィネス】です。ベイトフィネス専用機として製造・販売されているので当然だとは思いますが、一度『16アルデバランBFS』を使用すると軽さや性能に驚くはずです。スモラバやネコリグなど、スピニングタックルでしか扱えなかった軽量ルアーたちをカバーに入れるのに最適なリールですね。
まとめ
『16アルデバランBFS』すごかったですね。遠心ブレーキとマグネットブレーキの良いとこどりのようなリールシステム、驚くようなリールの軽さ、スピニングリールのようなドラグ性能で今までスピニングタックルでしか攻められなかった、カバーやストラクチャーを釣ってみてくださいね。