WORKPRO ペンチ 手芸
はじめに
みなさんには、何か身につけたり、持っていると安心できるもの、前向きになれるようなものがあるでしょうか。このオルゴナイトは、そのような不思議な力をもつパワーグッズです。そしてオルゴナイトの外見も含め、神秘的な存在が話題になっているようです。
オルゴナイトは材料を揃えれば、自作して部屋にインテリアとして置いたり、ペンダントなどのアクセサリーとして身につけることができます。
まずは、オルゴナイトがいったいどのようなものなのかを知り、簡単な作り方を参考にして自作してみましょう。
オルゴナイトとは
オルゴナイトって何?
オルゴナイトの中には、水晶(クリスタル)または天然石、銅線コイル、鉄、などが入っています。周りは、レジン(樹脂)で固められています。
オルゴナイトは、有機物である樹脂(レジン)と無機物である水晶や金属を合わせて作られる造作物です。そして不思議な力をもつお守りとして、飾ったり身に付けたりすることができます。
可愛いものから魅惑的なものまで、さまざまな姿で部屋に置くインテリアとして、目で楽しめる開運グッズとなっています。また、このオルゴナイトは飾るだけで、その空間にパワースポットが作り出せる・・といわれています。
では、オルゴナイトのもつ不思議な力とは、どのようなものなのでしょうか。
オルゴナイトの持つ力
オルゴナイトには、ネガティブなオルゴンエネルギーというものを、ポジティブなオルゴンエネルギーに変えてくれる、目に見えない力があるといわれています。ということは、よくないものをよいものに変えてくれるということです。
具体的に説明すると、問題になっている電磁波を和らげて守ってくれる、人の感情をマイナス思考からプラス思考に導いてくれる、水や空気の浄化をしてくれる作用があるということです。
ただ目に見えるものではなく、人それぞれ効果や感じ方は違ってくるでしょう。
水晶や金属をレジンで固めることにより、圧力をかけパワーを放出し続けます。
オルゴナイトという名前の由来は?
かなり前になりますが、1930年代にオーストリアの精神分析家のヴィルヘルム・ライヒという博士によって、発見され名付けられた「自然界のエネルギー(オルゴンエネルギー)」の研究が進みました。
このエネルギーを吸収して、身体と心のバランスを整え、本来持っている滞在能力を呼び起こし、放出し循環させる・・ということが元となっているようです。
オルゴナイトへの期待
オルゴナイトは、スピリチュアル的なグッズのひとつであり、開運グッズ、風水グッズと同じような存在だと考えられます。開運グッズや風水グッズと違うところは、オルゴナイトは造作物なので、いろいろな形にすることができることです。
中に入れる物は、水晶などの天然石と金属などの力を発揮するための必需品以外は、製作者が選ぶことができます。色も形も装飾も自由にできます。そのため、いろいろなオルゴナイトが存在するわけです。ではどのような形があるのでしょうか。
オルゴナイトの形
オルゴナイトを置物として部屋に飾りたい
部屋に飾る置物として、どのような形がいいのでしょうか。オルゴナイトの形は、先がとがっていたほうが放出されるエネルギーのパワーが強く、さらに黄金比といわれるピラミッド型のサイズが最強だといわれています。
そのため、一番人気のあるオルゴナイトの形は、ピラミッド型になっています。
オルゴナイトをアクセサリーという形にして身に付ける
オルゴナイトをペンダントなどのアクセサリーという形にして、常に身につけることができます。お守りとして水晶のブレスレットを身につけるように、オルゴナイトのアクセサリーは、身を守る存在のひとつになってくれます。
オルゴナイトはどうすれば手に入る?
オルゴナイトは、出来上がったものや制作キッドがインターネットなどで売られています。しかし自分で材料を揃えれば、安く簡単に好きなデザインのオルゴナイトを自作できます。
みなさんの好みで色を付けたり、ビーズをいれたり楽しみながら、自分だけの、そして世界にひとつだけのオルゴナイトを自作してみましょう。
オルゴナイトに入っている天然石
浄化作用を持つ水晶は、天然石の代表的存在です。
天然石の役割
オルゴナイトの中心で重要な役割をしている天然石は、どのようなものでどのような意味があるのでしょうか。オルゴナイトでは、一番効果のある天然石として水晶がよく使われます。
水晶は無色透明で、浄化や純粋なものを象徴する万能のパワーストーンです。邪気払いの石ともいわれ、代表的な天然石と位置付けられています。
水晶の種類
色によって名前が違い、ローズクォーツ、ミルキークォーツ、アメジスト、スモーキークォーツ、レモンクォーツ、などがあります。
オルゴナイトの作り方 基本の材料
オルゴナイト作りには欠かせない材料があります。これだけで基本的なオルゴナイトを作ることができます。
材料 これがあれば基本的なオルゴナイトができる
色も質もさまざまで雑貨店やインターネットで売っています。小さいものなら100均でも売っています。先がとがっているものが特によいです。
金属のコイルなら何でもよいですが、太さは0.7~0.9mmくらいの太さが使いやすいです。100均やホームセンターでも売っています。水晶に巻き付けるか渦巻きを作ってから使いましょう。
金属たわしを細かく切って使います。こちらも、100均やホームセンターで売っています。
UVレジンが手芸店やインターネット通販で売っています。100均でも少量なら売っています。ピラミッド型などの大きなものを作る時は、2液混合レジンを使った方が経済的です。
小型のものやアクセサリー作りには、100均のものでもよいでしょう。
大きな型やピラミッド型は、インターネットで売っています。自作もできます。
アクセサリーや小型のものを作るための型は、100均でも売っています。出来上がった時にはがしやすいため、お菓子作りに使うシリコン製のものがお勧めです。少し厚みのある型のほうが、材料を入れやすいです。
オルゴナイトの作り方 装飾のための材料
オルゴナイトを装飾したり、個性的なものを作るためにあると便利な材料です。この材料で色やデザインがが変わってきます。
材料 オルゴナイトを装飾のためにあると便利なもの
ストラップやペンダントにするときの材料です。手芸店、インターネット、100均でも売っています。
キラキラ感を出したいときに使います。100均でも売っています。
いろいろな形や色があるので、好みによって揃えるとよいでしょう。手芸店、100均でも売っています。
レジンに色を付けるためのインクです。手芸店、インターネットで売っています。100均では色付きのレジンが売られています。
こちらは、みなさんの好みで入れてみましょう。
UVレジンを使ったアクセサリー作りに使います。硬化する時間が短縮され、数十秒で固めることができる便利な道具です。ネイルにも使われています。
レジンは、自然の光に当てれば硬化するので、UVライトはなくてもいいです。
オルゴナイトの作り方 準備
道具の準備と注意点
銅線を扱うのでニッパー類や、つまようじ、作業するときの手にフィットする薄いビニール手袋や軍手、材料を型に入れるピンセットがあると便利です。
新聞紙などをひいて作業すると、机が汚れず片付けが楽になります。レジンを扱うときは部屋の換気をして作業しましょう。
WORKPRO ペンチ 手芸
内容 | 平やっとこ(平ペンチ)*120mm、丸やっとこ(丸ペンチ)*130mm;ニッパー*105mm;ストレート ピンセット*140mm;先曲がり ピンセット*120mm;収納ケース(290mm*125mm*5mm) |
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材質 | 炭素鋼、硬度HRC35-50 |
オルゴナイトの作り方 ピラミッドの型を自作しよう
ピラミッドの型はインターネットなどで探すと売っています。100均の方眼紙と硬質カードケース(クリアファイルの厚いもの)を使って、自作することもできます。
ピラミッドの型の自作
方眼紙で同じ正三角形を4枚作ります。貼り合わせるとこのようになります。
方眼紙で作った4枚の正三角形を、硬質カードケース(クリアファイル)に、ペンなどで型取りカットします。方眼紙で作ったように張り合わせると、ピラミッドの型ができあがります。
オルゴナイトの作り方 ピラミッド型作りの流れ
ここからオルゴナイト作りにはいります。
ピラミッド型オルゴナイト 作り方の流れ
型を逆さにして、キッドやレジンを入れて作っていくので、先に出来上がりの先端部分からデザインしていくという流れになります。出来上がりを想像して、先端部分に配置したいものを先に入れます。
水晶を目立たせたいのなら、早い段階で水晶をいれ、水晶を真ん中に置きたいなら、真ん中にくるように中間にあたりに入れましょう。
オルゴナイトの作り方 ピラミッド型作りのポイント
レジンについて
ピラミッド型のような大きなものを自作するときは、手芸店で売ってる2液混合レジンを使ったほうが割安です。インクを使って着色もできます。
説明書に書いてある量をきっちりはかり、しっかり混ぜることが大切です。
作り方のワンポイント
一度に全てのレジンや材料(キッド)を入れるのではなく、先にレジンを入れ → キッドを入れ → レジンを入れ → キッドを入れ→レジンを入れる、という流れになり3cmほどの層を3回~4回繰り返し作るようにします。
そうすることで、3~4層のオルゴナイトができあがります。ひとつの層で色やビーズやラメなどを、少しずづ変えたり、区別したりしてみましょう。
色つけのワンポイント
色を付ける場合は、オルゴナイトのできあがりの先端が透明→中段が薄い色→下段が濃色にすると、出来上がりのデザインが上から下にいくほど、濃くなるグラデーションとなり、バランスがよくなります。また、色は想像より濃く出来上がるので、薄めに着色しましょう。
オルゴナイトの作り方 ピラミッド型を実際に作ってみよう
ピラミッド型オルゴナイト 作り方の手順
1、銅線を適当な長さにカットし水晶などの天然石に巻いておく、また銅線で渦巻型を作ります。
2、金属たわしを細かくカットします。手を切らないように、軍手をして作業してください。
3、ピラミッド型を逆さまにして、コップなどに置き固定します。材料やレジンを入れると重くなり、傾くと中の材料も傾いてしまうので、安定するようにしっかり固定しましょう。
4、逆さにしたピラミッド型に少量のレジンを入れます。泡ができたら、つまようじでつぶします。まずは1層目を作ります。ピンセットで1層目に入れるキッドを配置します。
好みで装飾品もいれます。キッドが隠れるほどのレジンを流し込みます。
次に、2層目に入れるキッドを配置します。できたらレジンを入れます(色をつけるときは、先にレジンに着色インクを混ぜておきます)。 このように、少量ずつの作業を繰り返し、3~4層を作っていきます。
レジンをいれて泡ができてしまったら、つまようじでゆっくりつぶしておきましょう。
層によってグラデーションをつけたり、ビーズなどの装飾をいれたり、ラメをいれると、バラバラ感がなくすっきりしたデザインになります。
5、すべて入れ終わったら、固まるまで待ちます。硬化にかかる時間は、24時間~48時間です。夏は24時間ほどで、冬は48時間ほどかかります。
オルゴナイトの作り方 ペンダント型やストラップ型のオルゴナイトを作ろう
ペンダントオルゴナイト 作り方の流れ
ペンダントを作るときは、ペンダントフレームを買って、オルゴナイトを作れば、そのままペンダントになります。
また、100均で売っているシリコン型などを使って、小さなオルゴナイトを作り、ヒートンを取り付けると、ペンダントやストラップやキーホルダーなど、好きなアクセサリーにして身に付けることができます。
水晶などは小さめの物を使いましょう。厚めの型を使った方が、材料(キッド)が入れやすいでしょう。
ペンダントフレームを使ってオルゴナイトを作れば、そのままペンダントになります。材料の入れすぎに気を付けて作りましょう。
樹脂粘土を加工するときなどにもよく使われます。出来上がったレジンに取り付けて、アクセサリーの金具とつなげて使います。オルゴナイトに細い穴をあけるピンバイスがあると便利です。
ペンダントオルゴナイト 作り方の手順
材料(キッド)の下準備をします。 ・銅線は適当な長さにカットし渦巻型を作ります。
・金属たわしを細かく切ります。 ・天然石や水晶の小型のものを選んでおきましょう。 ・ストラップやペンダントに使うチャームを選んでおきましょう。
・装飾のためのキットを選んでおきましょう。レジンは100均などの色の付いたものが使いやすく、色の種類もあります。濃くなりすぎないように、初めは淡い色を使ったり、透明な色とまぜて使うといいでしょう。
1、型にレジンを薄くのばします。
2、ピンセットなど使いやすいもので、天然石や金属を好きな場所に配置して、ラメや装飾品もいれてみましょう。 できてしまった泡をつまようじでつぶしながら、少しずつ作り上げていきましょう。
3、配置が終わったら、キッドがすべてかくれるようにレジンを入れます。あとは固まるのを待つだけです。自然光で固めると夏と冬では変わりますが、12時間~24時間ほどかかります。
UVライトを使うと、5分~10分で固まります。
お菓子作りなどに使うシリコン製の型を使うと、このようにできあがります。
オルゴナイトにヒートンをつける方法
出来上がったオルゴナイトに、ヒートンをつけてアクセサリーのチャームとつなげます。UVライトがなくても、自然の光にあてて接着できます。
ヒートンを取りつけると、アクセサリーチャームとつなげて、このようなストラップやキーホルダーからイヤリングなど自作でき、アクセサリーの幅も広がります。
オルゴナイトのお手入れ方法
オルゴナイトは、水晶などの天然石が入っている神聖なものなので、たまに浄化してパワーを充電することが必要です。1~2か月に一度、月の光に当ててあげるとよいといわれています。
特に満月の光は、効果が高いようです。お守りとして、普段から綺麗に大切に扱いましょう。
まとめ
オルゴナイトは、スピリチュアルの世界のものであり、そのパワーは見えるものではなく、証明することができません。しかし世の中には目に見えない力が存在し、何かを動かしているのだろうか・・と感じることもたびたびあります。
オルゴナイトは、すべての願いを叶えてくれるものではありませんが、私たちが何かに迷った時、辛い時には、勇気や前向きなパワーを与えてくれるものだと思えるのです。材料も安く作り方も簡単ですので、ぜひ一度オルゴナイト作りに挑戦してみてください。
自作したオルゴナイトは、宝物となっていつも輝いてくれるでしょう。