100均グッズでキャンプを楽しもう!
広い野山や潮風の心地いい海岸での野外活動、皆で火を囲んでのバーベキュー…、キャンプは本当に楽しいアウトドアです。今では道具も比較的手軽に入手できるようになりました。でも、キャンプ道具って、結構高かったりするんですよね。一流メーカーの器具ともなると、一個で何千円とかするものまで…。
100均に行けば道具もそろう
でもご安心。本格的な登山家やプロのキャンパーでもないかぎり、道具はもっと気軽に考えましょう。 今は我々庶民の心強い味方「100均ショップ」に行けば、調理器具やその他の器具もほとんど揃ってしまいます。特にこれからキャンプを始めたいと思っている方のために、100均キャンプグッズをとことん紹介したいと思います。
※道具の中には、100均で購入できるもののうち、100円以上するものも紹介しています。
これだけ揃う!100均で買えるキャンプグッズ
一例として、私がキャンプで使う持ち物の中から、100均のものをあげてみました。ごらんの通り、少なくとも50種類以上ものグッズが揃うんです。これだけでもキャンプがだいぶ気軽にできそうに思えたのではないでしょうか。それでは、この中から、「これは是非」と思う道具を20種、順番に紹介していきたいと思います。
※この写真の中に含まれない器具も紹介します。皆さんのキャンプのスタイルに合わせて色々と揃えてみてください。
100均で揃うキャンプグッズ 1
汚れ防止と安全のための軍手
まずは、汚れやけが予防として、軍手をあげます。キャンプは薪や炭などに触れて手が汚れます。また、有害な動植物に思わず触れてけがをすることもあります。これらの予防に、軍手は必ず持ってください。サイズも大小、滑り止めつきとそうでないものがあります。ただし、購入の際は熱に強い綿製のものにしましょう。
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食材を切るための包丁
料理にあたってまず欠かせないのが包丁。今では家庭で使うサイズの包丁も100均で購入可能です。たとえ100均でも、数日のキャンプであれば十分に使用に耐えうる性能があります。
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食材を切るためのまな板
まな板も、プラスチックのものが購入可能です。また、このタイプはかなり丈夫なので、一度購入するとそれから何年も使うことができます。
また、ポリプロピレン製のまな板(カッティングシート)もあります。カッティングシートは、薄く、曲げることができるので、普通のまな板よりかさばらないというメリットがあります。色違いのものが何枚かまとめて売ってあるので、バーベキューなど食材が多いときに使い分けるのもおすすめです。
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食材に火を通すための鍋類
小型の鍋であれば、100均で購入も可能です。ファミリーキャンプには不向きですが、ソロキャンプなどではクッカーの代わりとして十分に使えるので、ぜひ持ち物に加えておきたいところです。
フライパンも100均で購入できます。やはり鍋と同じく小型なので、鍋とセットでクッカーの代用として持ち物に加えておくことをおすすめします。
意外と便利な使い捨ての鍋
「鍋まで持つのはちょっと…」と思う向きもあるかもしれません。そんな時は使い捨て用のアルミ鍋という方法もあります。もちろん鍋と一緒に使うのもおすすめです。また、コーヒーでも1杯…そんな時に、ケトル代わりにお湯を沸かすこともできます。
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バーベキュー用の網
バーベキュー用の網も、30㎝×40㎝程のものならば100均でも購入が可能です。これを何枚か使用すれば、自由に広さの調整ができます。その他、クッカーやケトルなど、小型の調理器具を乗せて弱火での料理もできます。
1枚物の網の他に、食材を挟み込むタイプもあります。これなら、一度に食材を裏返して焼くこともできます。バーベキューだけでなく焼き魚など、形が崩れやすい食材の料理に便利です。
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食材や料理をつかむ箸類
せっかくできた暖かい料理も箸がなくては食べられません。箸は使い捨ての割り箸から普通の箸、菜箸まで幅広く100均で購入が可能です。
使い捨て可能な割り箸
ファミリーや大人数でのキャンプならば、使い捨ての割り箸セットを一つ持っておくことをおすすめします。
他に、箸としてだけでなく、画像の細い木のように数本組み合わせて、炭や新聞紙などと一緒に使えば即席のファイヤースターターとしても使えます。
普通の箸
もちろんちゃんとした箸もあります。マイ箸を持ち物に加えれば、使っていくうちに愛着もわいてきます。
料理用の菜箸
調理中に割り箸を使うこともありますが、できれば菜箸を持つことをおすすめします。菜箸があればバーベキュー、山菜や川魚の天ぷらなどで、熱や油の跳ねを気にする必要がありません。
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食材をつかむトング
肉や野菜を鉄板に乗せたり動かしたり…トングはバーベキューには欠かせません。もう1本用意すれば、火ばさみの代わりに炭などをつかんで動かしたりということも可能です。画像の製品は付属の金属の輪が上下にスライドし、未使用時は開かないようにできます。
100均で揃うキャンプグッズ 8
食材を刺す串
キャンプで一度はやってみたいのが、食材を串にさしたバーベキュー。肉を直火でじっくりと焼いて豪快にかぶりつきたいですよね。串も竹製のものからステンレス製と、幅広く購入が可能です。
竹串
竹製の串は、本数が多いので大人数のキャンプや、焼き鳥など食材をたくさん串に刺す料理に便利です。ただし、金属製に比べ火に弱いので、あまり火に近づけ過ぎないようにしてください。
柄付き串
直火で食材を焼くと、金属の串では持ち手が熱くなることもあります。柄付きの串であれば、それも気にせずにバーベキューを楽しめます。
スライド串
他に、焼いた食材を簡単に外せるバーベキュー串もあります。持ち手部分に「スライダー」がついているため、熱や手の汚れを気にせずに焼けた食材を皿に移せるので、大変便利です。
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包丁を研ぐための砥石
バーベキューなどで、肉を塊から切り分けると、肉の脂で切れ味が落ちることがあります。そんな時のために、小型の砥石を持ち物に加えておきましょう。
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水や液体を漏らさない密閉容器
キャンプに持っていく食材や調味料は、日数に応じて量を調整しながらコンパクトに運びたいもの。密閉性に優れた小瓶やタッパーなどをうまく活用しましょう。
プラスチック製小瓶
ソースなどの液体調味料は、そのままボトルで持っていくとかさばります。かといって、おうちにあるのにまた小さいサイズのものを買うのもちょっと…、こんな時に必要量を小さい瓶に小分けすれば、スペースの省略や軽量化に役立ちます。
密閉性に優れたタッパー類
余った料理を持ち帰りたい、キャンプ中のハイキングのお弁当に…、そんな時に大小のタッパーがおすすめです。密閉性だけでなく、かなり頑丈なので中身をつぶす心配もありません。また、食材や料理の他に、救急用品や小物入れとしてもおすすめです。
ふたに弁がついているタイプなら、余分な蒸気などを逃がして食品の傷みを抑える効果もあります。
フリーザーバッグ
小瓶やタッパーが「中身を外に漏らさないもの」であれば、フリーザーバッグは「中身を外の水から守るもの」です。氷入りクーラーでの食材の保存にこれを使えば、氷水で食材がべちゃべちゃになることもありません。ぜひ1箱持ち物に加えておくことをおすすめします。
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水切りネット
料理で出た生ごみもその辺に捨てず、ちゃんとまとめましょう。そこで台所の三角コーナーで使う水切りネットを数枚でも持ち物に加えておくことをおすすめします。
100均で揃うキャンプグッズ 12
鉄板クリーナー
バーベキュー後のクッカーや網、鉄板の掃除はなかなか大変です。ヘラとブラシが一緒になった鉄板クリーナーで、まず鉄板や網についた汚れを効率的にしっかり落としましょう。
100均で揃うキャンプグッズ 13
キャンプでの急な天候の変化はよくあること。当日の天気が良くても雨具は忘れないようにしましょう。 1~2泊程度であれば、100均の雨具でも心強い味方になります。
雨でも両手が空く雨合羽
傘と違い、手がふさがらないのが雨合羽のいいところです。また、水や空気を通さないので、急に寒くなってきたときの防寒具などにも代用できます。
ポンチョタイプや通常の袖付きなどがあります。 ※100均の雨合羽は耐久性はあまりありません。消耗品と割り切って、使用後は新しく買い替えることをおすすめします。
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初めてキャンプに行くと、夜の暗さにびっくりすることがあります。普段の私たちの生活は、たとえ夜でも意外と明るいものです。 そんな真っ暗なキャンプの夜も、100均グッズで明るく過ごしましょう。
足元を照らすための懐中電灯
家庭用のものよりやや小さめの懐中電灯であれば100均で購入が可能です。夜間は足元をしっかり照らさないと、転んだり、危険な生物に気づかず思わぬけがをすることがあります。必ず1個は持ち物に加えておきましょう。
懐中電灯がかさばるのであれば、小型ライトという方法もあります。小型でも今はかなり強い光を出せるものが100均でも普通にあります。また、カラビナがついていれば、テント内に吊るして照明器具にしたり、ベルトに下げて手軽に持ち運びもできます。
100均で揃うキャンプグッズ 15
吊り下げ用のカラビナ
小さい持ち物ををリュックなどかけて持ち運びしたり、調理器具をロープに引っかけて干したりと、様々な使い道があります。1個と言わず、数個は持ち物に必ず加えておきましょう。
画像の様にコップやランタン、ケトルやクッカーなども干したりできます。 ただし、登山や業務用のものに比べて耐久性は劣るので、あまり重いものを下げるのには向きません。
100均で揃うキャンプグッズ 16
保冷剤(熱冷まし)
氷とは別に、保冷剤を持っておくことをおすすめします。氷と違って濡れないため、濡らしたくないものを冷やすときなどに便利です。冷蔵庫で凍らせるものは、氷を入れたクーラーボックスに入れるなどしておきましょう。
叩くと冷えるタイプもあります。こちらは常温でも携帯ができるので、打撲や体調不良時に体を冷やすためになどの緊急時に便利です。
100均で揃うキャンプグッズ 17
ロープ
物干しや道具のまとめなど、キャンプにもロープはぜひ持ち物に入れてください。長めのものと短めのものをそれぞれ購入したり、お好みの長さに切ってお使いください。
例として、画像は物干し用のハンガーロープですが、長さもありかなり丈夫なので、キャンプにも十分おすすめできるものです。この他にもさまざまな種類のロープがありますので、ぜひお実際に探してみてください。
100均で揃うキャンプグッズ 18
ペンチ
キャンプ道具が壊れたり、お子さんと一緒に枯れ木などで工作をしたくなった…、そんな時のため、小型のペンチやラジオペンチを1個持ち物に加えておきましょう。針金とセットで持っておくと便利です。
針金
折れた支柱の修理、破れたテントの補修用の針代わりなど…太さ1㎜前後、長さ10mくらいのものを持っておくと便利です。
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ハンマー
テントのペグ打ちなどで、最もキャンプになじみがある工具の一つと言ってもいいかもしれません。テントに付属しているハンマーは、小さすぎて使い勝手が悪いことがあります。それなら、ちゃんとしたハンマーを1個持っておいた方が効率よく作業ができます。
通常のハンマーの他に、ゴムハンマーなどもあります。ゴムは金属に比べて力は劣りますが、打撃のダメージが少ないので、キャンプでのDIYなどで竹や木を割るときに刃物をたたいても刃を痛めません。用途に合わせて使い分けましょう。
100均で揃うキャンプグッズ 20
折り畳みコンテナ
折り畳みコンテナは、頻繁に出し入れする器具を入れておくのに便利です。ただし、組み立て時にしっかり組んでおかないと、持ち運び時に横板が外れて中身がこぼれることもあるので注意してください。
コンテナを使い分ける
コンテナはサイズも大小あるので、同じサイズなら積み重ねもできます。何種類かを数個買っておいて、目的ごとに器具を入れておけば、料理やその他の作業を効率よく行うことができます。 ※コンテナの値段は、サイズにより100~500円ほどかかります。
100均キャンプグッズを楽に運ぶためには?
ここまで、キャンプに役立つ100均グッズを紹介してきました。最後に、100均キャンプグッズを、うまくまとめて持ち運びする便利な器具を紹介します。 ※注)こちらは100均ではありません。
ストッカー
小物を一度に収納したい場合に、大変便利なのがストッカーです。折り畳みコンテナはふたを別に買う必要がありますが、ストッカーは最初からふたがあり、また頑丈なので、椅子代わりにもなります。同じものを複数購入すれば、重ねて車に積むこともできます。
こちらは、私が使用しているアイリスオーヤマ製のストッカーで、ごらんのとおり、最初の画像にあった道具はほぼすべて収納できます。
キャリーカートがあれば楽に運べます。 ※ストッカーは中に仕切りがありません。用途ごとに器具を袋やケースに分けるなどしてください。
さあ、100均グッズでキャンプに行こう!
いかがだったでしょうか。 これまで上げた100均グッズは、100均ショップの商品のほんの一部でしかありません。今回紹介した道具の他にも、キャンプに役立つ道具はまだまだたくさんあります。また、一度買えば何年も使えるものもたくさんあります。 これを読んだ後、ぜひご自身で100均グッズを選んで、キャンプに行ってみてください。きっと新しい楽しみが見つかるはずです。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。