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コンパネのサイズ一覧!国内販売メーカー別に価格や規格を比較紹介!

コンパネとはコンクリートパネルの略。大きくいってしまえばベニヤの一種です。コンパネのサイズはほぼ一種類だけです。知っていそうで知らないコンパネのこと。今日は国内のコンパネメーカー別の価格とともに、その規格やサイズなどを詳しくご紹介していきましょう。
更新: 2024年1月18日
佐藤3
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コンパネとは

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コンパネという言葉は、DIYに興味がある人なら聞いたことも見たこともあるという人が多いでしょう。ホームセンターでもコンパネと書かれた合板をよく見かけます。少し前にはベニヤ板と合板のことを呼ぶ人が多かったですが、最近では何でも「コンパネ」と呼ぶ人の方が多いようです。

それほどメジャーになりつつあるコンパネ。コンパネにはどんな規格があり、どのくらいの価格で買えるのでしょうか。気になるメーカーごとのコンパネの特徴もご紹介します。

コンパネ基礎知識/合板・ベニヤとの違い

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まずご紹介するのはコンパネなど合板の基礎知識です。合板と一口にいってもベニヤから構造用合板、そしてコンパネと大きく分けて3種類に分けられます。それぞれの違いを見ていきましょう。

ベニヤ板

ベニヤ板は板を合わせてつくった板材で、全ての基本となる呼び方です。広くいえば全部ベニヤで間違いないのです。ベニヤであることの条件は、単層の板を何重にも重ねた作られた板材ということのみです。ただし、この「単層の」というところがミソで合板の中には外側の層と内側の層が別々の素材でできたものも売られています。

これに関してはベニヤ板とは呼ばず「合板」と呼んだほうが良いでしょう。

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構造用合板

次に合板ですが、これは合板にも種類があります。そのなかでDIYに使われるのは「構造用合板」と呼ばれる合板でしす。これは住宅用に作られた合板のこと。合板でも用途が決まっておらず耐久度など考慮されていないものを「一般合板」と呼びます。もちろん、構造用合板もベニヤ板の一種ですが似て非なるもの。

構造用合板は特に「ホルムアルデヒド」などの規格に合格したもので、売られているものにも大きくスタンプが押されているのを見たことがあるでしょう。構造用合板はJAS規格(日本農林規格)で規格が決められています。

コンパネ

最後にご紹介するのが今回のテーマでもある「コンパネ」です。コンパネのコンはコンクリートのコン。コンクリートの型枠用の合板であり、ベニヤ板でもあるという板を合わせて作られた板の中では最下層に位置するものがコンパネです。

コンパネは構造用合板のように規格が細かく定められていないのが特徴です。コンクリートの枠用なのですからあまり厳しくないというわけです。そのせいで価格も安く売られています。構造用合板が釘打ちで取り付けるのに対して、コンパネはネジで留めることが出来るのが大きな特徴です。

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コンパネはバラすこと前提の合板

コンパネをコンクリート枠用以外によく使用しているところとして、演劇の大道具などのセットがあります。これは、コンパネの「ネジ止めできる」という特性を活かして使用したあとにバラしやすくするための知恵です。表の木材は綺麗出ないものも多いですが、耐水性にすぐれている点、ネジ止めするという点で何度も使いまわす物を作るのには向いているといえるでしょう。

コンパネの構造

コンパネの構造は単純で、ベニヤを幾重にも重ねたものとなっています。特に重視されるのは耐水性に優れているという点です。コンクリートの枠に使用されるのですからそれも当然ですね。

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剥離剤

コンパネ材は通常5枚の板を重ねて合板にされていることが多いです。その一番表面の板には、通常剥がしやすくするための剥離剤を塗ってから使用します。市販のコンパネ中には元々この剥離剤が塗られているものもあります。それらはパネコートと呼ばれています。

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合板以外の材質も

コンパネ=合板というイメージを持っている人も多いでしょう。一般的にコンパネといえば合板で間違いではないのですが、コンパネの中には軽合金、鋼板、プラスチック製のものまであります。コンクリート用パネルという意味なので合板である必要はないことを知っておくと「あれ?」ということも少なくなるでしょう。

コンパネの強度

強度が問題となるのはコンパネではなく「構造用合板」のみです。コンパネにされるようの合板は特に強度についての規格はありませんので、その強度も公開されていません。また施工の仕方によってもコンパネの強度は変わってきます。コンパネの強度については「物によって違う」としかいいようがないのが実情です。

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強度の安定

コンパネの規格には強度について一切決められていません。もし、メーカーごとの強度が知りたいのであれば自分ですべてのコンパネを集めてきて物をのせて強度を測るしかないでしょう。安定した強度を得たいのであれば、強度の規格がある構造用合板を使用することをおすすめします。

コンパネサイズ・標準寸法・規格

気になるサイズ

コンパネを使いたいと思った時、ポイントになるのがコンパネの寸法や規格です。たくさんのサイズがあった方が自分の目的に合わせて寸法を選べて便利ですね。ここでは、コンパネのサイズからベニヤ、構造用合板のサイズの規格をご紹介します。

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コンパネのサイズ

コンパネのサイズ規格は寸法900mm×1800mmが基本となります。厚さは12mmがほとんどです。しかし、この厚みだけは別の寸法が存在する場合があり、15ミリであったり21や24ミリである場合も少数ですが存在します。その場合でも縦横の寸法は変わりません。

構造用合板のサイズ

ちなみに構造用合板の寸法規格は910mm×1820mm。コンパネと比べると少し寸法が大きいのが特徴です。厚みの寸法規格は色々なサイズがありますが5.5mm〜28mmが主流となっています。

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ベニヤ板のサイズ

ベニヤの規格についても寸法は全く同じ。見比べて見るとコンパネだけがサイズ規格が少し小さくなっているのがわかります。

コンパネメーカーごとの違い

コンパネを扱っているメーカーには自社で合板を作っているところと、仕入れて販売だけしているところとあります。合板を作っているメーカーならその基材となる木材から選べるので品質は保証付きです。しかし、その分価格が高くなってしまうのは仕方ありません。メーカーごとのコンパネの特徴を見ていきましよう。

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株式会社 センエイ

住所:大阪府岸和田市木材町15-4 電話番号:072-436-5769 取り扱いコンパネの特徴 サイズ:12mm×900mm×1800mm 基材:ラワン合板・国産針葉樹合板など カラー:イエロー、グレー 、クリア コンパネでも強度が強く表面に色をつけるなど特殊加工を行ったコンパネを販売しています。すべて自社加工なので色は他にも選べます。価格は要問合せ。

DIY木材センター

楽天市場にて一般用にもコンパネ1枚フルサイズを販売しているメーカーです。耐水性を重視したコンパネが特徴。価格は塗装コンパネ(JAS品)12x900x1800で1枚2,650円(税別)(価格は2018年2月現在のものです。)DIY木材センターが扱っている上記のコンパネについては下のリンク先参照のこと。

塗装コンパネ(JAS品)(ベニヤ板) 12x900x1800 約12kg
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辰岡住建

住所:兵庫県洲本市下加茂2丁目1番2号 電話番号:0799-22-0333 営業時間:8:00~17:00 定休日:日、祝日/第2、第4土曜日/夏・冬休業日 取り扱いコンパネ種類:コンパネ、塗装コンパネ カラーなど:木目 低ホルムアルデヒドに対応した国内外メーカーの合板販売メーカー。詳しく内容を知りたいかたは以下のリンク先を参考にしてください。

創業半世紀 辰岡住建におまかせください - tatsuoka-jyuken ページ!

コンパネの価格(フルサイズ)

コンパネの規格はサイズだけというお話をしました。そのため、コンパネによっては構造合板よりも高額な価格になってしまうコンパネもあります。コンパネは規格が無いも同然なのですから安い木材を使用すればいくらでも安く作ることが可能です。

また逆に、表面をきれいにする加工をすることで、見栄えをよくして価格を上げることも可能ということです。コンパネの価格相場というものは「あってないも同然」と考えておいた方がよいでしょう。

安いコンパネ・高いコンパネ

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値段にバラつきがあるコンパネ。とはいってもだいたいどのくらいなのか目安が知りたいという人も多いでしょう。コンパネの通販を色々調べてみて最も安かったものと高かったものをご紹介します。サイズはすべてフルサイズで1枚の価格になります。 最安値:1,800円 最高値:17,820円 (価格は2018年2月現在のもの。価格に送料は含まれておりません。)


余ったコンパネで簡単DIY

最後にオマケとして余った端切れコンパネで作れるDIY作品をご紹介します。気になるものがあったらぜひ参考にして作ってみてください。

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コンパネにもオイルステインなどを塗ることで見た目も素敵な棚が出来ています。物を乗せるところはワンバイ材などを利用して強度を保ち、それ以外は上に物を置かないという条件ならコンパネでも十分ですね。

合板で作ったおしゃれな野菜箱。規格スタンプもおしゃれですね。(コンパネということで作者さんはご紹介されていましたが、これはFの後の星の数やサイズをみることでコンパネではなく構造用合板か一般合板のようです。)

余ったコンパネに水性ペンキで書かれた金魚のアート。写真で見るとコンパネだと全くわからない素敵な作品です。

レンジなどの収納棚と冷蔵庫の間にスッキリと収まった収納棚。このように余っているスペースも活用できる手作りならではの良いポイントですね。余ったコンパネで作ればコスパも良さそうです。

ホームセンターで売られていたコンパネ1枚を組み合わせて作られたおままごとキッチンです。綺麗に塗装されていてまるでこれがコンパネだとは誰も気づかないのではないでしょうか。ママの愛情が伝わってきます。

コンパネを買う時の注意点(サイズ)

コンパネのサイズは時折厚みが違うものがある程度で基本的に1つしかありません。しかし、一般用にホームセンターなどで売られている物のなかにはハーフサイズというものがあります。「大きなコンパネ1枚は不要なんだけどなぁ」というときは、店員さんに「ハーフサイズはありませんか」と訪ねてみると良いでしょう。物は置いていない場合でも取り寄せてもらえることもあります。

コンパネのサイズ一覧・まとめ

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コンパネの規格や寸法、メーカーごとの特徴や価格などをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。一口にコンパネ、合板、ベニヤ板といっても色々な違いがありました。ひと目でコンパネと構造用合板を見分けるにはサイズを見るのが良いでしょう。

サイズが1センチほど大きいのが構造用合板。小さいのがコンパネとすぐにわかります。コンパネは安いものや高いものと値段の幅も広い商品です。しかし、どれも耐水性に優れているという点では共通しています。

コンパネをあなたのDIY目的に合わせて選ぶことで、できあがりも変わってきます。作ることの楽しみも更にふくらむでしょう。