MSR(エムエスアール) MSR EVO/ダークブルー 40641ブルー
MSR エムエスアール EVOアキュブレイド
MSR(エムエスアール) REVOエクスプローラー
MSR(エムエスアール) ライトニングアッセント/30インチ/コバルトブルー
MOCHIZUKI(モチヅキ) ストラップキーパー/25mm
雪山登山で大活躍!MSRのスノーシューでラクラク移動
雪山は、白い雪に囲まれ、静寂に支配され、とても幻想的で魅力的です。そして、比較するものの無い雪山は雄大でいて、恐ろしくもあります。そんな雪山を登山されている方は年々増えています。夏の登山と違い、足元の雪に足をとられてしまいますが、そんな時に便利なのがスノーシューです。中でもMSRのスノーシューは機能的でありながら、デザインもシンプルで美しいのでおすすめです。
スノーシューとは
スノーシューとは、雪の上を楽に歩く為の歩行具のひとつで、日本で言うところの「かんじき」です。スノーシューの上にブーツを固定させて、アメンボの様に雪に浮くというイメージです。手にはスキー等で使われるストックを持って、杖代わりに使います。無くても大丈夫なのですが、バランスを取るのに体力を使ってしまいます。
スノーシューは3種類
スノーシューは主に登山用、平地・緩斜面用、トレイルランニング用の3種類があります。登山用はグリップ力が強く、平地・緩斜面用は歩きやすさを優先し、トレイルランニング用は軽さを優先して作られています。このことを踏まえるとスノーシューの選び方も簡単に行えます。
メリット
浮力が強いので深雪の上でも埋まることが少なく、雪をかく能力も高いので広い平原や傾斜の緩い山をスイスイ進むことが出来ます。普段入れない雪山でもスイスイと入っていけるのは気持ちが良いです。
デメリット
狭い場所が歩きにくく、グリップ力が弱いので急斜面や横歩きしにくいです。そういう時はアイゼンやスパイク等を使用し、グリップ力を強化しましょう。 また、持ち運ぶ時はかさばりますし、比較的に重いものが多いです。
MSRのスノーシューの種類
MSRのスノーシューは大きく分けて3種類のシリーズに分けられます。最上位クラスのライトニングシリーズ、ミドルクラスのREVOシリーズ、入門クラスのEVOシリーズです。 どのシリーズもMSRの特徴である、機能性とデザイン性を兼ね備えています。
ライトニングシリーズ
あらゆる地形に対応出来る様に設計されたMSRのスノーシューの中でも最上位のシリーズです。外周を取り囲む板状の360度トラクションフレーム、2本のクロスメンバーが優れたグリップ力を発揮すると共に剛性も考慮され、丈夫でしなやかなデッキが地形に追従します。本来、スノーシューが苦手とする急斜面の登りやトラバース(斜面の横歩き)時にもしっかりと雪面を捉えることが出来ます。
REVOシリーズ
REVOシリーズは、これまでにない構造を採用した新世代のスノーシューなのです。最上位クラスのライトニングシリーズと定番のEVOシリーズとの双方の特徴を兼ね備えています。登りでは鋸歯を装着したスチールフレームが強力なグリップ力を発揮し、トラバース(斜面の横歩き)時では柔軟性のあるプラスチックが適度にたわむことで地形に追従します。ライトニングシリーズと比較すると、やや安価になります。
EVOシリーズ
軽さとグリップ力を兼ね備えた入門者向けにおすすめのスノーシューです。スノーシューに必要な機能を十分に搭載し、MSR最高とも言えるコストパフォーマンスを誇るモデルなのです。まずはこのシリーズから試してみるのもいいかもしれません。
MSRのスノーシューサイズの選び方
スノーシューはサイズを考慮しないと、雪に埋まり進みにくくなる等の不具合が起きてしまう場合があります。その為、サイズにも気を付けなければなりません。 MSRのスノーシューは、22インチ(56cm)と25インチ(64cm)の2つのサイズがあります。22インチと25インチを並べて比較すると、だいぶ大きさが変わって見えるので、現物で確認しておきましょう。サイズの選び方ですが、体重と荷物の重さを計算して、雪の状況に合わせて、上記の表を参考に選定して下さい。また、オプションパーツでスノーシューに着脱可能なテイルを追加することでワンランク小さいスノーシューを使うことが出来ます。選び方は色々とあるかもしれませんが、取り回しや持ち運びのことを考えると小さめのサイズにしておいた方が無難かもしれません。
おすすめのMSRのスノーシュー5選!
EVO
MSR(エムエスアール) MSR EVO/ダークブルー 40641ブルー
ユニボディーデッキを採用し、グリップ力が高いトレクションレーンを装着したエントリーモデルです。 ユニボディーデッキとはプラスチックを一体成型したもので、とても丈夫なデッキです。トレクションレールとはスノーシュー底面にスチール製の鋸歯を並行に装着したもので、グリップ力が高く、トラバース(斜面の横歩き)時の横ズレを防いでくれます。
シンプルで使いやすい入門品!
ビンディングは2本のラバーベルトでブーツを固定するシンプルなタイプです。比較的、平地を歩くのに向いています。MSRのスノーシューの中では安価で、入門品としての選び方が多いです。
デナリクラック・アッセント
1996年に登場したモデルを日本限定で復刻したものです。どんな地形でも対応できる性能は20年経った今でも高レベルです。 EVO同様、ユニボディーデッキを採用し、グリップ力が高いトレクションレーンを装着しているので、丈夫でトラバース(斜面の横歩き)時の横ズレを防止してくれます。また、アンテナ(テレベーター)を装備されているので、登山にも向いています。
20年経っても色褪せない定番品!
ビンディングは3本のラバーベルトで固定するタイプで、大きさの異なるブーツにも対応出来ます。昔からのファンに人気でありながらもMSRの中では安価で、初心者の方にも手が出しやすいおすすめの一品です。
EVOアキュブレイド
MSR エムエスアール EVOアキュブレイド
ビンディングがステップイン方式
便利なステップインで快適着脱!
EVOアッセントのデッキに、ヨーネックス社のステッピングインディング「アキュブレイド」を搭載したコラボレーションモデルになります。 金具につま先を合わせて踏み込むだけで装着出来るので、とても簡単で便利です。着脱の多い場合にはおすすめです。ただし、アキュブレイドビンディングには、専用のブーツが必要なので注意が必要です。また、MSRの中でも高価な一品です。
REVOエクスプローラー
MSR(エムエスアール) REVOエクスプローラー
REVOシリーズのエクスプローラー(緩斜面用)
エクストラデッキを採用した新世代のスノーシューです。 エクトラデッキとは、EVOで採用されている軽いプラスチックのデッキに、スチールフレームの鋸歯を装着したもので、強力なグリップ力は登山を可能にし、トラバース(斜面の横歩き)では柔軟性に富む形成型プラスチックが適度にたわんで地形に追従します。また、テレベーターも装備しているので、エクスプローラーでありながら、登りにも強いです。
抜け目ない性能の標準品!
ビンディングはハイパーリンクバインディングを採用し、グローブした状態でも素早く簡単に脱着できるラチェット式です。ベルトの長さは2段階に調節可能で、登山靴やスノーボーブーツにもベルトを交換せずに対応できます。値段もEVOに迫る程で、手が出しやすいのも魅力です。
ライトニングアッセント
MSR(エムエスアール) ライトニングアッセント/30インチ/コバルトブルー
ライトニングシリーズのアッセント(登山用)
あらゆる地形に対応したMSRの最上位スノーシューです。 デッキを囲むフレームには鋸歯があり、フレーム自体でもグリップする為、全方向に適応します。横方向の2本のクロスメンバーにより、軽さと剛性の両立を可能しています。また、テレベーターも装備しており、登りにも強いです。
どんな環境でも適応出来る最上級品!
ビンディングにはポジロックATバインディングを採用していて、中足部を締めるベルトを独立させたツーピース構造で、どんなブーツでも確実に固定出来ます。マイナス30度でも柔軟性を保つことの出来るウレタン製で、寒冷地でも安心です。値段はそれなりにしますが、MSRのフラグシップシリーズとされるスノーシューですので、どの機能も最高のもので安心です
知っておきたいスノーシューのパーツ
スノーシューは浮力を産むデッキとブーツを固定させるビンディングから構成され、歩行を助ける他のパーツを含む
スノーシューは簡単な構造になっています。基本的な構造を知っておき、留め具が外れる等の小さなトラブルは対応出来る様になりましょう。
フレーム
主にアルミで出来ている場合が多く、他のパーツを取り付けるための土台です。
デッキ
フレーム内に張られているシート状のものです。これが雪の上での浮力となります。このデッキが大きければ大きいほど、より重たいものでも浮くことができます。
ビンディング
靴を固定する為の金具です。ストラップで固定するものや、ワンタッチ式のバンドタイプなど様々あります。ストラップタイプは大きさの違う靴でも対応できる利点があります。ワンタッチ式は装着が簡単になりますが、専用のブーツが必要となる場合もあります。また、ビンディングの可動範囲が小さいものは、調整することの少ない初心者や雪上ハイキングに適しています。逆に可動が大きいものはバックカントリー等の競技や本格的な登山に適しています。
クランポン
ビンディングの裏側に装着されている金属製の歯のことです。これによってグリップ力が強まり、歩くことを容易にします。メーカーや用途によって形状が変わってきます。
便利なMSRのスノーシューのパーツ
MSRには便利なパーツがあります。テイルはデッキと同じ役割のものでオプションパーツです。購入したスノーシューがより過酷な環境に適応させる為に追加で付けることが出来ます。 テレベーターはかかとを高く保つ為のパーツです。これによりふくらはぎにかかる負担を軽くすると共につま先に力が入りやすくなります。つま先に力が入ることでグリップ力は向上するのです。グリップ力が強くなれば、より急斜面を登ることも容易くなるでしょう。
外れやすいベルトを簡単固定!
スノーシューで意外と多いのが、ブーツを固定するベルトが外れやすかったり、余った部分がブラブラと揺れて気になったりします。これをどうにかしたい方に秘密兵器があります。ストラップキーパーです。髪留めのピンの様なもので、余っているベルトとブーツを固定したり、ベルトが長ければスノーシューのフレームに固定出来るすぐれ物です。スポーツ用品店でも通販でも安く購入出来るのでおすすめです。
MOCHIZUKI(モチヅキ) ストラップキーパー/25mm
余ったストラップをまとめるクリップ
大きさの違うブーツでも対応出来るMSR
MSRのハイパーリンクバインディングは素早く簡単に着脱できるラチェット式のビンディングです。ベルトの長さが2段階に調節可能です。大きさが違うブーツにもベルトを交換せずに対応できるので便利で、ベルトの余りもキッチリ固定出来てスッキリしています。
女性でも簡単に出来る装着方法
スノーシューの装着方法ですが、手順を守って装着すれば誰でも簡単に出来ます。力が特別必要になることはありません。まずは、左右に間違いがないか確認します。左右の確認方法ですが、ベルトの留め金具が外側に来ているかどうかで確認出来ます。留め具が内側にくると転倒の元になってしまうので、注意して下さい。次につま先のベルトから順々に固定していきます。ベルトを固定した後にもう一つほどキツく固定するのがポイントです。やり過ぎますと足が痛くなので程々にして下さい。最後にかかとのベルトを固定すれば終わりです。
MSRの履きやすいステップイン
アキュブレイド対応のブーツが必要となりますが、固定が面倒な方におすすめのビンディングです。先端の金具につま先を合わせて踏み込むだけで装着できるステップイン式です。これですと楽に着脱が可能となります。
MSRのスノーシューの魅力
MSRのスノーシューは、他メーカーと比較すると機能性がありながらも洗練されたデザインになっていることが人気の一つです。MSRは登山に特化したメーカーで認知度も高く、多くの国々から評価も比較的高いです。また、シリーズのカテゴリーが分かりやすいのも魅力の一つです。
豊富な種類で選ぶ楽しみも
コストパフォーマンスではライトニング、REVO、EVOの3つのシリーズ、用途別ではアッセント、エクスプローラー、トレイルの3つのシリーズ、そして男性用と女性用と別れているので、選び方が分かりやすくなっています。それだけでなく、ユニークなモデルやオプションパーツも充実していて選ぶ楽しさもあります。ちなみにですが、男性用と女性用は比較すると、女性用の方が幅が狭いです。
雪の中へ踏み出せる気持ち良さ
スノーシューでの最大の魅力は、誰も踏み出していないふかふかの雪の上をスイスイ歩いていけることでしょう。どこにも足跡が無く、道の選び方も無い、道なき道を歩くのは、まるで自分が冒険家になったかの様に錯覚させ、非日常を味わうことが出来ます。 雪山へ向かうには準備はもちろん、そこへ向かうまでの苦労はとても大きいです。しかし、それを乗り越え、達成出来た喜びは一入かと思います。最近では用具を揃えるのも楽になったり、レンタルも可能になっているので、是非ともこの喜びを体感して頂きたいです。
1969年にラリー・ペンバーシーがクライミング用品の安全性と信頼性の研究の為に設立したアメリカの登山用品メーカー