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ウレタンコートでルアーの塗装を長持ちさせよう
ルアーは何度もキャスティングしているうちに、塗装が剥がれてきたり、傷がついたりしているものです。せっかく綺麗に塗装されているルアーの塗装がボロボロでは、その効果も半減してしまいます。お気に入りのルアーなら、ずっと綺麗に長く使いたいですよね。そんな時には自宅でできるウレタンコートのコーティングがおすすめです。
ウレタンコートってなに?
ウレタンコートとは「ウレタン樹脂でできたコーティング剤」です。釣具のコーティングに限らず、色んなシーンでのコーティングに使われており、身近なところではフローリングのコーティングにも用いられています。
ウレタンコートの中には塗布面の反射をよくして、キラキラと光らせる効果のあるものもありますので、選ぶウレタンコート剤によっては、ルアーの性能を100%以上引き出すことも可能でしょう。
ウレタンコートの種類
ウレタンコートの他、同じようなコーティングとして「シリコンコート」「UVコート」などがありますが、ウレタンコート液は価格が安くコスパもよいコーティング剤です。そのかわりに耐久性に欠けますが、釣具などの小さなものなら時々コーティングしなおしてあげることで、塗装も復活するのでウレタンコートでのコーティングが一般的です。
一液ウレタンコート
ウレタンコーティング剤が、ひとつの液体で済むタイプのウレタンコートです。いわゆる「どぶ漬け」というコーティング方法ができるのは、このタイプのウレタンコート剤です。使っているうちに液が減ってきて容器に隙間ができると、ウレタンコーティング剤がドロッと固まってきてしまいます。
薄め液で薄めながら、ある程度は濃度を元に戻すこともできますが、最初から全部は使い切れないものと割り切って、ドロッとしてしまったウレタンコーティング剤は捨ててしまって、新しいものを買う人も少なくありません。
二液ウレタンコート
本剤と硬化剤に別れて、二つセットで売られているウレタンコートです。混ぜ合わせてはじめて固まり始めるので、一液ウレタンコートのように時間経過でドロッとしてくることはありません。ただ、混ぜ合わせる割合が決まっていること、「どぶ漬け」ができないことなど使いにくさもあるウレタンコート剤です。
スプレーウレタンコート
MH11603
スプレーを均一に行うことで、ムラなくコーティングすることができるウレタンコート剤です。ルアー1つなど少ないウレタンコートをするのには向いています。しかし、どうしても他のウレタンコート剤よりも皮膜が薄いので、何度も何度も吹き付けてあげる必要が出てくるのが難点です。
ウレタンコートでルアーをコーティングやり方
ウレタンコートするルアーの数や手間を考慮して、ウレタンコート剤を選びましょう。ここでは、簡単でやる人も多い「どぶ漬け」でのルアーのウレタンコートのやり方をご紹介します。重ね塗りの回数によって、耐久性もお好みで上げることができるのでおすすめです。
前準備
ルアーについているフックやスプリットリングはあらかじめ外しておきます。ここではどぶ漬けできる「一液タイプの水性ウレタンコート」を使います。水性ウレタンコートのメリットは、油性のウレタンコートよりも液がサラッとしていて、どぶ漬けしてもコーティング剤が着きすぎることがありません。
ウレタンコートのやり方①
どぶ漬けでのルアーのウレタンコートのやり方は非常に簡単です。ビンのフタを開けてルアーをとぷっと浸けるだけです。サッと着けて、サッと引き上げましょう。長くて瓶に入り切らない場合は、ひっくり返して一度で2回トブ漬けをします。
ウレタンコートのやり方②
ルアーを吊り下げられる高さの空き箱、数が少ない場合は紙コップなどにウレタンコートしたルアーを吊り下げて乾燥させます。どぶ漬けは1度のコーティング作業で終わらず何度か重ね塗りをします。乾かしては塗りを2~3回繰り返します。
ウレタンコート仕上げ
最後の重ね付けが終わったら、最低6時間はそのまま放置して完全にウレタンコートを乾かします。その後バリ部分をカッターなどを使って取り除けば、買いたてのような綺麗でピカピカのルアーにコーティング完了です。
新しいルアーを買ったらすぐウレタンコートしておけば、傷や塗装はげがかなり防げます。使っているうちにはげてきたら、定期的にウレタンコートしなおすのもよいでしょう。
ウレタンコートの注意点
ウレタンコートはどぶ漬けなら簡単な工程で行えるので、コツさえつかめば誰にでもできるウレタンコートのやり方です。しかし、それでも注意点に気をつけることで、更に綺麗に使いやすく、ルアーをウレタンコートすることが可能です。ルアーにウレタンコートでコーティングするときの注意点についてご紹介します。
つけすぎない
ウレタンコートも厚く塗った方が丈夫だろうと考え、一度のコーティングでジャブジャブ浸けたり上げたりを短時間で繰り返す人もいますが、一度につけすぎると、ムラ(ウレタンコートが厚いところと薄いところができたり表面がボコボコになる)になりやすいです。どぶ付けにするにも1度のコーティングではサッと浸けるだけにしましょう。
アイの詰まり
ウレタンコート液がアイにつまってしまい、うっかりそのままにしてしまって、後であわてて詰まりを剥がす(穴を開け直す)ということもあります。ウレタンコートの仕上げのときにしっかりアイについたウレタンコートを剥がす、埋まってしまったアイをドライバーや千枚通しなどで掘っておくことをお忘れなく。
小容量を買う
ウレタンコート剤は、使いかけはどんなにしっかり瓶に蓋をしても中身が固まってしまいます。うすめ液でうすめることもできますが、一度に使い切らない分は破棄する気持ちで、ちょうどよいサイズのものを買うようにするとよいでしょう。
保存するときに蓋を下にして逆さにするとよいという話もありますが、結局最後は固まってしまうので使い切りサイズをおすすめします。
人気のウレタンコート剤
ウレタンコート剤といっても、いろいろな種類のものが発売されています。実際にルアーのウレタンコーティングに使っている人がいるウレタンコーティング剤をご紹介します。
OFFICE ACCELウレタンコートL.R+
OFFICE ACCEL ウレタンコートLR+
どぶ漬けにも、スプレーに入れて噴霧しても使えるウレタンコートです。乾燥時間は夏場なら12時間、冬季なら24時間必要です。つかいかけは3ヶ月ほどで硬くなってしまいます。容量がいろいろなものがありますので、小さな瓶で使い切るつもりで買った方がコスパはよいでしょう。
Zestジグ専用一液ウレタンクリヤー
ジグ専用一液ウレタンクリアー速乾タイプ200ml
UV防止剤配合で、太陽光による色焼け、色あせを防ぐ効果もあります。コーティングしたあと剥がれにくいとの口コミがあった商品です。
OFFICE ACCELウレタンコートMJ+
OFFICE ACCELウレタンコートMJ+
ウレタンコートの仕上がりが綺麗でコーティングの耐久性も高いので、使っている人も多いウレタンコート剤です。ただ、お値段が1,725円と少々割り高なので価格で選ぶ人は、別のウレタンコートにすることも考慮した方がよいでしょう。
東邦産業 超!ケイムラウレタンフィニッシャーEX
超!ケイムラウレタンフィニッシャーEX
ケイラムのウレタンコート剤は、キラキラと光ってルアーの塗装による特性を最大限に引き出してくれます。このウレタンコートを塗ったものと、違うもので同じルアーでも釣果に変化があったという口コミもあります。容量が少なめなのも無駄が少なくて◎。
東邦産業 ウレタンフィニッシャーEX
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更に容量が少ないウレタンコートです。どぶ漬けをすることもできますが、マニキュアタイプなので、ハケを別途用意することもなく刷毛塗りもできます。少量のルアーのウレタンコートをするにはピッタリの商品です。
まとめ
ルアーは失くしたりしないかぎり本体は長持ちするものです。塗装が剥がれてきてしまってちょっと・・・と思うお気に入りの模様なら、同じものを買い換える前にウレタンコートで塗装が復元しないか試してみるのもよいでしょう。
誰にでも「このルアーでここで釣るとよく釣れるんだ」というお気に入りのルアーはあるものでしょう。そんなヘビロテルアーは劣化も早いので、こまめにウレタンコートしていつもよい状態で使ってあげたいですね。