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恵那山の登山ルート情報!難易度や時間、登山口へのアクセス情報までご紹介!

恵那山は、眺望を楽しむというよりは登山行程を楽しむ山といえます。信仰の対象ともされる恵那山への様々な登山コースやその特徴、各登山口までのアクセス、駐車場情報などいろいろな情報をご紹介しています。日帰りで楽しめる山なので、初心者でもチャレンジできます。
2020年8月27日
kaorin007
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恵那山とは

概要

恵那山は、標高2,191mもある美嚢最高峰の山です。濃尾平野から岡崎平野へと広がるその姿は、雄大なくし形をしていてます。昔は、「胞山」あるいは「胞衣山」とも呼ばれていた山です。また、恵那山の姿かたちから「舟覆伏山」とも呼ばれています。山麓には、中山道の宿場町として知られる馬籠宿と妻馬籠宿がある山です。コースにより難易度も様々で初心者から中・上級者まで楽しめるといえるでしょう。

日本百名山としても知られる恵那山

恵那山は、長野県阿智村と岐阜県中津川市の境にり、中央アルプスの最南端に位置する山です。恵那山の姿は、船をひっくり返いしたような形状をしているため「船伏山」とも呼ばれています。また、恵那山は、深田久弥著「日本百名山」にも描かれている山です。

信仰対象ともなる恵那山

恵那山には、天照大神が生まれた時に着ていた胞衣(なえ)をおさめたという言い伝えがあります。胞衣山という名前の由来は、このことから来ているといえるでしょう。また、古事記によれば日本武尊が科野峠 (神坂峠) で拝したとされるのも恵那山の神です。明治から大正にかけては、道路事情などが良くなったことから恵那講というものがはやり白装束をまとった多くの人々が恵那山登山のため登山道を訪れました。

恵那山の山頂は2箇所ある

恵那山の山頂は、明治18年9月に三角点が置かれた広場付近の標高は2189.8mの地点とその後観測技術の向上によって発見されたより高い地点との2カ所が存在しています。最高地点の地図上の標高が、現在の標高の2,191mです。

恵那山登山コースの種類

恵那山山頂へのアクセスルートは、【登山道・神坂峠ルート】【広河原ルート】【黒井沢ルート】【前宮ルート】の4種類です。また、難易度もそれぞれのルートにより様々だといえます。登山の季節になると、毎年4月下旬ごろに富士見台高原の神坂小屋付近で、恵那山の開山祭が開かれています。また、毎年5月11日には、恵那山を全世界に知らしめた英国人のウォルター・ウェストンにちなみウエストン祭が開かれています。

恵那山【登山道・神坂峠ルート】登山口の情報

恵那山【登山道・神坂峠ルート】登山口までのアクセス

神坂峠登山口までのアクセスは、バスか自家用車を利用します。バス利用の場合、名古屋から名鉄バスを利用して「ヘブンスそのはらスキー場」のロープウェイとバスを利用。最寄バス停は、園原バス停です。バス停から登山口までは、4.3kmほどです。雪のない夏場や紅葉期などは、ヘブンスそのはら展望台から富士見台高原バスが利用できます。 マイカーで恵那山神坂峠登山口まで行く場合は、岐阜県側からのみのアクセスとなります。中央道・中津川インターチェンジから林道大谷霧ガ原線で神坂峠へ。約20km程度で目的地に到着です。所要時間は、だいたい60分程度です。

恵那山【登山道・神坂峠ルート】駐車場について

最寄りの駐車場は、【ヘブンスそのはら駐車場】【神坂峠頂上駐車場】【大檜駐車場】の3つがあります。【ヘブンスそのはら駐車場】は、文字通りヘブンスそのはらの駐車場です。登山口までは、3.8kmのところにあります。【神坂峠頂上駐車場】は、登山口からはとても近いですが、5台程度の駐車スペースしかありません。【神坂峠頂上駐車場】から1kmほど手前のところにあるのが、【大檜駐車場】です。こちらは、50台以上の駐車スペースがあります。


恵那山【登山道・神坂峠ルート】について

恵那山【登山道・神坂峠ルート】登山の流れ

日帰りでの神坂峠ルートで恵那山頂上までへ行くには、次のようなコースになります。所要時間は、大体7時間~8時間程度です。登山の前には、登山計画をしっかりと立てルート地図を確認しておきましょう。難易度的には、他のコースに比べてハードだといえます。 神坂峠登山口→鳥越峠→大判山→分岐→恵那山頂避難小屋→恵那山頂上

登山道(神坂峠ルート) - 恵那山の登山ガイド
神坂峠から登り始める恵那山登山の定番コース「登山道・神坂峠ルート」を紹介。展望の良いコースで、山頂まで高低差600m、距離6800m、登頂まで3時間50分かかりました。

恵那山【登山道・神坂峠ルート】の特徴

神坂峠ルートは、眺めの良い定番の登山ルートだといえます。15分ほど登ると恵那山の山頂を眺めるいことができます。鳥越峠付近は、急なアップダウンのある場所です。標高が1,900mを越えた登山道になると針葉樹林に囲まれた森林道が続きます。その後、2,000mあたりで一瞬眺望が開けますが、残りの登山道は急な勾配で岩石が多いのが特徴です。

恵那山【広河原ルート】登山口の情報

恵那山【広河原ルート】登山口までのアクセス

恵那山【広河原ルート】登山口までのアクセスは、車利用になります。中央自動車道園原インターチェンジから富士見台公園線に入ります。その後、最終ゲート近くの駐車場まで車で行くことが可能です。

恵那山【広河原ルート】駐車場について

恵那山【広河原ルート】付近の駐車場は、最終ゲート近くにある【峰越林道ゲート登山者用駐車場】を利用することになります。台数にして20台前後の駐車が可能です。

恵那山【広河原ルート】について

恵那山【広河原ルート】登山の流れ

恵那山への登山ルートの中で、もっとも最短でいけるのがこの【広河原ルート】です。日帰りでの所要時間は、6~7時間程度といったところでしょう。片道ルートのおもなポイントは、次の通りです。登山する前には、登山ルート地図などでコースを必ず確認しておきましょう。難易度としては、他のコースに比べ比較的登りやすいといえます。 広河原登山口→広場→三角点→恵那山頂避難小屋(分岐)→恵那山頂

広河原登山口(峰越林道ゲート) - 恵那山、富士見台、南沢山の登山口情報 Yamakei Online / 山と溪谷社
広河原登山口(峰越林道ゲート) - 恵那山、富士見台、南沢山の登山口情報。恵那山への広河原ルートの登山口。登山口へと続く峰越林道は林道が崩壊して利用できないので、最終ゲートにある駐車場までとなる...

恵那山【広河原ルート】の特徴

【広河原ルート】は、恵那山へ最短で登れる登山ルートですが、眺望を期待するには満足できないかもしれません。単調なのぼりばかりが続き、山頂についても絶景を期待することができないのが残念なコースです。また、ゲートまでの峰越林道は狭いので運転にはくれぐれも気を付けましょう。通行止めなどもよく行われるので、事前に確認しておくことをおすすめします。問い合わせは、長野県下伊那郡阿智村役場建設農林課建設係 (電話代表 0265-43-2220)まで。

長野県阿智村公式ウェブサイト - Achi Village Web Site
阿智村公式ウェブサイトへようこそ。阿智村は長野県の南部にある村です。村の行政情報の他、イベント情報や観光情報も掲載しています。

恵那山【黒井沢ルート】登山口の情報

恵那山【黒井沢ルート】登山口までのアクセス

恵那山黒井沢登山口までのアクセスは、神坂峠ルートと同様に中央道中津川インターチェンジを降ります。その後、恵那神社からウェストン公園へと向かいます。その先は恵那山林道で道幅がかなり狭まるのが特徴です。その後、約10km林道を走ると黒井沢登山口の広々とした駐車場が見えてきます。バスの利用も可能ですが、林道を10kmも歩かなければならないのでマイカーなどの利用が良いでしょう。

恵那山【黒井沢ルート】駐車場について

黒井沢登山口付近の駐車場としては、ウェストン公園から林道を約10km 走った所にある黒沢登山口駐車場が利用できます。駐車台数は、20~30台程度駐車可能です。簡易トイレと休憩できる簡単な場所も設置されています。

恵那山【黒井沢ルート】について

恵那山【黒井沢ルート】登山の流れ

黒井沢ルートの登山口には、クマに注意の看板があるのでクマ鈴などの対策をしておくとよいでしょう。日帰りの所要時間は、7~8時間程度というところです。おもな片道コースポイントは、次のようになります。登山の前には、必ずしっかりとした計画を立てルート地図を把握しておくことが大切です。難易度としては、神坂峠ほどでハードではなく初心者でも歩きやすい登山道だといえるでしょう。 黒井沢登山口→黒井沢休憩所→野熊ノ池避難小屋→野熊ノ池→恵那山頂避難小屋→恵那山頂

黒井沢から恵那山 - 恵那山 - 2016年4月10日(日) - ヤマケイオンライン / 山と溪谷社
黒井沢から恵那山 - 恵那山 - 2016年4月10日(日) - 標準コースタイムの1.7倍も時間がかかってしまった。体力不足がありあり、もっと、体力アップに努力すること。水場から山頂小

恵那山【黒井沢ルート】の特徴

黒井沢ルートの特徴は、時間的には神坂峠ルートとほぼ同じですが、神坂峠ルートほどアップダウンの激しさがないといえます。急斜面は苦手だという登山者には、こちらのコースがおすすめです。登山道の途中に、3ヵ所の山小屋が設置されているので、休憩しながら自己ペースで登ることができるでしょう。ただし、見晴らしの良い場所は2,000mいったところのほんの少しのエリアだけになります。

恵那山【前宮ルート】登山口の情報

恵那山【前宮ルート】登山口までのアクセス

前宮登山口へは、公共交通機関を使っていくことができます。JR名古屋駅から中津川駅へ向かいます。中津川駅から北恵那交通バスを利用して恵那山ウェストン公園前バスで降りれば登山口まで行くことが可能です。 マイカーなどを利用して岐阜方面から行く場合は、国道19号を北上し国道363号へ向かいます。その後、恵那神社の看板を目安に進み、恵那神社付近の駐車場へ車を止め登山口までは徒歩になります。高速道路利用で行く場合は、中央道中津川インターチェンジが最寄りのインターチェンジになります。

恵那山【前宮ルート】駐車場について

前宮登山口付近の駐車場は、恵那神社近くにある駐車場が利用できます。前宮ルートは、ハードなコースのためあまり人気がないようです。駐車場も平日などなら、結構空いていることが多いようですね。

恵那山【前宮ルート】について


恵那山【前宮ルート】登山の流れ

前宮ルートは、他のルートよりも時間が長くハードなコースだといえます。そのため、あまり人気のコースではないようです。主な片道コースポイントは、次のようになります。結構ハードな工程なので、事前にルート地図などをしっかりと確認して登山計画を立てておきましょう。難易度的には、神坂峠ほどではありませんが、時間的に長丁場なのが特徴です。 前宮登山口→枯大桧→中の小屋跡→空峠→物見の松→行者越→空八丁→一乃宮社→恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐→恵那山頂避難小屋→恵那山一等三角点

前宮ルート恵那山 - 恵那山 - 2016年4月30日(土) - ヤマケイオンライン / 山と溪谷社
前宮ルート恵那山 - 恵那山 - 2016年4月30日(土) - ほとんど、雪は消え、アイゼン、スパッツは必要ありませんでした。古くからの登山道のわりには、頂上付近の混雑と違って、静かな

恵那山【前宮ルート】の特徴

登山口からは、植林が立ち並ぶ地味な登山道をひたすら上ります。五合目を過ぎて枯大桧までの道のりは、地道なのぼりが続きます。空峠からは針葉樹もちらほらとみられるのが特徴です。このあたりの見晴らしが、一番良いといえるでしょう。物見の松から尾根が少し細くなります。ちょっと厳しい行者越えを過ぎ、最後の急なのぼりである空八丁をすぐれば笹藪に出ます。その後、一宮からコース分岐地点、避難小屋を越えれば山頂です。ただし、山頂の眺望をほとんど望めないのが恵那山の特徴です。

恵那山に関する初心者向け情報

恵那山は初心者でも大丈夫?

恵那山は、少しハードではありますが初心者の方でも充分日帰りで楽しめる山です。ただし、熊などが出るとも言われているので、初心者だけでなく登山をする場合は、クマよけ対策などをしておく必要があります。林道などが通行止めになることも多いので、登山の前には必ず近くの役場などで情報を確認しておきましょう。

準備物で注意するポイント

ザックは、タウンユースのものではなく登山用のものを使いましょう。初心者にも登れるとはいえ、結構ハードな場所もあるので体に密着する登山用リュックで行くことをおすすめします。靴に関しても、初心者だからとあまり安いものを買うのではなく、それなりに安全安心な靴で行くことがおすすめです。価格的には、1万円程度が目安になるでしょう。

変わり安い山の天気対策も

変わりやすい山の天気を考慮して、雨風や日焼け対策のできるウェア選びが大切です。また、初心者には、疲労を軽減するためにもトレッキングポールなどを用意しておくとと安心ですね。恵那山には、クマの心配もあるようなので初心者に限らずクマ鈴などのクマ対策グッズを持っていくことをおすすめします。

まとめ

恵那山の登山は、眺望を楽しむというよりは地図を片手に自然を体で感じることを目的に行く登山だといえるでしょう。ルート地図を見ながらしっかりとした登山計画を立て、自己ベストにチャレンジしてみるのもおすすめです。ルートによっては、初心者でも利用しやすい難易度の低いルートもあります。各ルート地図情報のリンクもつけているので、参考にしてみてくださいね。