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ハーフヒッチの結び方!すっぽ抜けない強度の高い結び方を解説!

FGノットやPRノットの工程のひとつであり、ラインのすっぽ抜け防止にも便利なハーフヒッチ。ノットの強度を上げるのにも活躍する結び方を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。結び方の注意点やコツなど、ハーフヒッチを用いる際の参考にぜひご覧ください。
2020年8月27日
沢可
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ハーフヒッチで強度を高める

ハーフヒッチは別のノットと組み合わせて使うことが多く、ノットの補強や、ラインのほつれ止め、すっぽ抜けの防止などサポートが主な役割です。 とくに他のノットと組み合わせたときの強度の補強はかなり有力です。今回は、そんなハーフヒッチの結び方や結ぶときのコツ、注意点などを解説していきたいと思います。

ハーフヒッチはどう使うのか

ハーフヒッチは止め結びの一種なので、よく知られたFGノットやPRノットだけでなく、様々なノットに追加することでラインのすっぽ抜けやほつれを防ぐことができます。 またノットの補佐だけではなく、サルカン結びにハーフノットを用いても、かなりの強度を得ることができます。ハーフノットなしと比べるとおおよそ10%前後の違いが出るほどです。

ハーフヒッチの結び方

ハーフヒッチは、止め結びを上下交互に結んでいくことで編みこみの形になります。止め結びとは、別名一重結びのこと。糸でできた輪の中に糸の片方を通して結ぶ、結び方で一番馴染みのある形のことです。 リーダーにラインで作る止め結びを重ねていくのが、ハーフヒッチの結び方になります。このとき重要なのは、ひと結びひと結びしっかりと締めこむことです。


緩い結びのまま次を結んでしまうと、形が歪むだけでなくハーフヒッチの主目的であるノットの強度やすっぽ抜け防止が機能を果たせません。上の動画を参考にして、しっかりと引き締めてください。

交互に編む必要は?

上下交互に編む手順がわずらわしい、上か下かの一方ではいけないのか。そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。結論から言えば、しっかりときれいに編むことができれば、必ず上下交互に編まなくてはいけない、ということはありません。

ただ、ハーフヒッチに慣れていない方は、きちんと均一に結べているかわかりづらい、ということもありますので、上下交互に編んでいくことを推奨しています。

ハーフヒッチのコツは常にテンションをかけること

ハーフヒッチを初心者でもきれいにしっかりと作るコツは、ノットを作るとき常に本線となる糸にテンション(引っ張る力)をかけることです。 ピンと引っ張ることで編みこみやすくもなりますし、本線に対して同じ力で締めこむことができるので、編みこみが均一になり、ノット本来の強度が発揮されやすくなります。ノットアシストツールをお持ちの方は是非活用してください。

ハーフヒッチは単独でも使える?


FGノットやPRノットでは工程に組み込まれているハーフヒッチですが、サルカン結びなどスナップやリングに結びつける際のノットとして単体でも活躍します。 もちろん、しっかりとひとつひとつ締め込まなくては強度が弱まるのは単体で用いるときも同じです。ノットの作りはじめに、リングにラインを固く結びつけるのもポイントです。

単体ノットの決め手は結びの回数

ハーフヒッチは、ひとつだけではただの止め結び、ラインを結んだだけの形です。数を重ねて丈夫さを出すことで、強度の高いノットになります。 使うラインの太さや材質にもよりますが、ルアーなどに直接ノットを結ぶなら6回、サルカン結びとして用いるなら10回以上結ぶと信頼できる強度になるかと思います。上下でワンセットなので偶数回結んでください。

ハーフヒッチを結ぶときの注意点

複雑な手順のないハーフヒッチですが、なぜか最初は失敗しがち。何度やってもうまくいかないとお嘆きの方に、どうして失敗が起こるのか、注意したい点をご説明します。

締め込みは1回ずつ力を込める

ノット作りで一番多い失敗が、締め込みが甘くて緩んでしまう、ほどけてしまうというもの。1回1回しっかりと締め込むのはどんなノットにも言えることですが、ハーフヒッチは編みこみがシンプルな形であるぶん、締め込みの出来がノットの強度を大きく左右します。 慣れてきれいに結べるようになるまでは、1回絞めるたびに解けないかどうか確認しながら進めるといいでしょう。

ラインは水や専用液でしめらせる


ただし、あまりにも締め込みが強すぎると、本線のラインが傷ついてラインの強度がかえって弱くなるという落とし穴があります。これはノット作りに必ず生まれる問題です。だからもちろん、解決策もあります。 ラインを傷つけないためには、ノットを作っている部分のラインを濡らしてやればいいのです。水の中に長い間浸されることが前提の糸なので、乾いた状態のほうが脆いのでしょう。ノットを締め込むときには、ラインを濡らしながら行いましょう。

ハーフヒッチの結び方まとめ

汎用性が高く初心者でも簡単

単体でも、他のノットの補強としても使えるハーフヒッチ。作り方も簡単で、手順と注意点さえ気をつければ初心者でもすぐにきれいなノットを作り出すことができます。 まっすぐテンションをかけること、しっかりとした締め込みを均一に行うことは、他のもっと複雑な作りのノットを結ぶときにも必要な基本の動きです。ハーフヒッチを覚えることで、他のノットの基礎も固めることができます。

強度を上げて釣果を上げる

ラインの丈夫さは釣果にも密接に関わってきます。大物を釣りたい、数を釣りたい、長く釣りたい。それぞれ目的はあるかと思いますが、地球を釣るたびぷつぷつ切れるようではせっかくの獲物と戦うチャンスが水の泡です。 ハーフヒッチで得意なノットの強度を上げて、オールシーズン戦うための準備を整えましょう。