ATPWONZ ワイヤーブラシ
コーワ チャンネルブラシ84 D型
角利 サンドリー(SUNDRY) ワイヤーブラシ3本組
SUN UP ハンディーブラシ
uxcell スチールワイヤーチューブブラシ
トラスコ TB-5045
日本磨料工業 ピカール液 300g
技 職人魂 サビ取り職人 錆除去剤 100ml
YATSUYA 真鍮ブラシ
BESTU ワイヤーブラシ 3本組
京都機械工具(KTC) 三行ワイヤブラシ
ワイヤーブラシとは
ワイヤーブラシは頑固なサビや焦げ付き、塗装をはがすのに使われるブラシです。その名の通りブラシ部分がスチールや真鍮などの金属で出来ています。デリケートなクリーニングには向いていませんが、こびりついたサビや汚れなどを力技でこそげ落とすのにはピッタリな道具です。
ワイヤーブラシの材質
材質①ステンレス・スチール
ATPWONZ ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシといえば、ステンレス(ピアノ線)やスチールを思い出す人も多いでしょう。非常に硬い針金のようなブラシです。傷をつけてもよいから汚れやサビを強力に落としたい部分に向いています。
材質②真鍮
YATSUYA 真鍮ブラシ
真鍮は銅と亜鉛の合金で、スチールやステンレスとくらべてとても柔らかな金属素材です。ワイヤーブラシとして使用する場合もステンレス製のワイヤーブラシよりもブラシ部分の柔軟性があるので、研磨する面が傷つきにくいのが特徴です。欠点としてブラシの先が曲がりやすいことがありますが、ストレートのステンレスブラシで梳かすようにしてあげるとめくれたブラシの先が伸びて、また使いやすくなります。
材質③ナイロン
BESTU ワイヤーブラシ 3本組
金属ではありませんが、硬いブラシとしてナイロン製のブラシもワイヤーブラシのひとつとしてセットで販売されていることもあります。真鍮ブラシでも傷つきが気になる部分の研磨・クリーニングに使用します。ステンレスや真鍮ブラシでこすった後の粉を落とす仕上げのブラシとしても使われます。
ワイヤーブラシの種類と用途別の選び方
ワイヤーブラシにはブラシ部分がまっすぐなものと金属ブラシを波打たせて作られているものがあります。ここではワイヤーブラシの種類とその特徴・使用に向いている場所、選び方についてご紹介します。
ワイヤーブラシの種類
①ちぢれタイプ
コーワ チャンネルブラシ84 D型
ワイヤーブラシも直毛タイプと縮れたワイヤーブラシがあります。ちぢれタイプの特徴は細かい隙間に入り込みやすかったり広い範囲を磨くのに適しています。ストレートタイプのもののように、ブラシの毛先のめくれが気にならないので広がってもそのまま使い続けられるというメリットもあります。
ただ、あまりブラシの先が広がってしまうと磨く力も弱まってしまうので、そんな時はちぢれタイプのワイヤーブラシ買い替え時期といえます。硬いステンレスタイプのワイヤーブラシではなく、真鍮素材でできているものが多いのも特徴です。
②ストレートタイプ
京都機械工具(KTC) 三行ワイヤブラシ
ストレートタイプのワイヤーブラシは平面をクリーニングするのに適しています。硬いステンレスのブラシなのでブラシ自体の弾力性に欠けます。そのため、力を入れてゴシゴシと擦るのには向いていますが、細かい溝や筋に入り込みにくいというデメリットがあります。
サッシの溝などブラシをはめ込んで掃除できるところは良いのですが、ブラシサイズが大きいとブラシの先が届かないところができてクリーニングしにくくなってしまうのでサイズ選びや形選びが必要となってきます。
選び方のコツ
以上のような特徴から、ちぢれタイプは細かいギザギザがある面や棒状のものを磨くことに適しています。また、ちぢれタイプのブラシはブラシ部分の弾力性もありますので力を入れるとブラシ幅よりも広い範囲を磨くことができます。
ストレートタイプはダイレクトに力が面に加えられることから、平な広い面を磨き上げるのにパワーを発揮します。曲面を磨くにはちぢれタイプ、汚れがひどい平面部分にはストレートタイプとおぼえておくとよいでしょう。
おすすめのワイヤーブラシ4種
ワイヤーブラシにも色々なものがありました。市販のワイヤーブラシで使いやすいもの、持っていると便利なものなどおすすめをご紹介します。
おすすめ①
角利 サンドリー(SUNDRY) ワイヤーブラシ3本組
細かいところを磨きやすい、歯ブラシのような形をしたワイヤーブラシです。水回りやサッシの溝の掃除、ガスレンジの焦げ付きの除去など家中の細々とした掃除やDIYに使えます。
どんなワイヤーブラシを買ったらいいのかわからないという人、色々な場所に使えるワイヤーブラシが欲しい人は、まず歯ブラシサイズで幅は歯ブラシよりも狭めのものを選ぶと良いでしょう。
おすすめ②
SUN UP ハンディーブラシ
錆びないステンレス製だから水を使うお掃除やメンテナンスにピッタリです。やわらかなちぢれブラシなので、ホーロー鍋のこげつきも傷をつけずにピカピカにしてくれます。先が曲がったこの形で曲面にもフィットして、無駄な力を入れなくても汚れ落としがはかどります。
このような先が曲がったタイプのワイヤーブラシは汎用性が高いので、思わぬシーンで痒いところに手が届く存在となってくれるでしょう。
おすすめ③
uxcell スチールワイヤーチューブブラシ
円筒形の中を綺麗にするならこんな形のワイヤーブラシが便利です。クルクルと回すだけで磨きにくいチューブの内側をピカピカに磨くことができます。狭い部分の汚れ落とし、サビ落としにも使えます。
おすすめ④
トラスコ TB-5045
細かいところのサビ、汚れ落としには歯ブラシのような柄つきで小さなサイズが便利ですが、広い範囲の塗装を落としたり汚れ、サビを落とすには角型・小判型のこのような毛玉取りブラシのような形をしたワイヤーブラシのほうがスピーディーに作業が進みます。
使う場所の広さ、サイズに合わせてこのような形のワイヤーブラシも使い分けていきましょう。
使い方のコツ
掃除にDIYに、愛車のメンテナンスにと多方面で活躍するワイヤーブラシですが、その使い方によってコツがあります。ここでは、ワイヤーブラシを効率的に使い方をご紹介します。
基本の使い方
ワイヤーブラシは一方にゴシゴシこすらずに、行って返ってと「往復に動かす」ことでサビや汚れを研磨面から引き剥がします。ブラシの先をサビや古い塗装、汚れにひっかけて引き剥がすのがワイヤーブラシの汚れ落としの方法です。
サビ落とし
ワイヤーブラシでサビを落とす時は、サビの酷さによって材質を変えます。特にひどいサビが付着している場合は、最初はステンレスのワイヤーブラシで荒くゴシゴシとこすっておおかたのサビを落とすとスピーディーに作業がすすめられます。
仕上げは真鍮製のワイヤーブラシで研磨面を傷つけないように慎重に磨くことによって仕上がり満足度が違ってきます。
磨き
磨き作業は研磨面に傷つけないように行うのがポイントです。力を入れすぎずに靴磨きをするようにブラシを軽くシュッシュッと動かして研磨面の汚れを掻き落としましょう。
ワイヤーブラシでも落ちないサビには
研磨剤
日本磨料工業 ピカール液 300g
ワイヤーブラシを使う時の補助的な使い方ができるのが金属用研磨剤です。研磨剤には色々な種類がありますので、金属のサビを落とすなら金属用の研磨剤を選ぶことが大切です。
錆取り剤
技 職人魂 サビ取り職人 錆除去剤 100ml
研磨剤を付けてワイヤーブラシでこすっても落ちないような侵食が進んだサビの場合はケミカルな力を借りてみましょう。全てのサビが落ちるというわけではありませんが、研磨剤より強力にサビ落としができます。
目的に合わせて上手に使い分けよう
水回りの掃除やしつこい汚れ落とし、鍋を磨いたり車やバイクの部品の研磨にも使えるワイヤーブラシ。固くて汚れを引き剥がしやすいスチール製ブラシ、しなやかで研磨面に傷をつけにくい真鍮製やナイロン製など、目的に合わせて使い分けるのが使い方のポイントです。
どれか一つだけでなく、複数の材質や種類を持っていると汚れの程度や研磨する場所に合わせた使い方ができるので便利です。ワイヤーブラシを上手に活用すると、お掃除やDIYが楽しく楽になるでしょう。