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コマセ(釣り餌)で使う「アミエビ」と「オキアミ」の違いと使い方を徹底解説!

釣具屋で必ず販売されているアミエビ オキアミこれらはアミエビコマセなどを作る際に必要で初心者からベテランまでが様々な釣り方にアミエビ オキアミを利用します。今回はアミエビコマセの使い方やアミエビとオキアミの違いを紹介しそれぞれの特徴も合わせ説明いたします。
2020年8月27日
pomesmix
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サビキ釣りや撒き餌に必要なアミエビ&オキアミ

ここ最近、アジングやエギングなどのルアーフィッシングがブームになったことでまだ餌釣り・サビキをしたことがない釣り人も少なからずいらっしゃると思われます。そして、これから釣りを始めようとする初心者の方にも「コマセとは何か?」を分かり易いように説明していきます。

今更聞けない、アミエビコマセってなに?

コマセとはアミエビ オキアミに加えアミエビと配合餌(集魚剤)を混ぜ合わせた餌の事です。そしてコマセは釣り人の周囲へ魚を集める為に使用します。コマセを使用する方法はサビキ釣りのカゴにコマセを詰めたり、浮き釣りの際に撒き餌として使われます。

アミエビ&オキアミは様々な魚種が狙える

コマセは釣り初心者から上級者までが使う、餌の一つで小物の魚から大物の魚まで様々な魚種を釣るのに使用されます。現在、世の中には多種多様な商品が数多く出回っており値段の安いものから高めの物・ブロック状やチューブタイプまでネットや店頭に所狭しと陳列しています。

様々な種類のアミエビコマセ

ネットや釣具屋では本格的なアミエビコマセを配合する為のアミエビや配合餌が数多く陳列しています。アミエビは○○産と産地ごとに解凍されたブロック・凍ったブロック状のものが売られており、ブロックには様々な大きさがあります。そしてこれらはどの釣具屋でも同じように販売されています。

狙う魚によってアミエビコマセは様々

アミエビコマセに必要な配合餌は狙う魚によって種類が分かれていて、そこから更に狙う魚の配合餌はメーカによって何種類も出されており、配合に慣れた釣り人ならまだしも作り方も分からない、初心者の方には何がいいのかわからないと思われます。

初めての人はアミエビコマセのお手軽チューブ

そこで、お勧めしたいのは初めから配合されているアミコマセチューブです。このチューブタイプは手が汚れることもなく、さらにピーチやラベンダーの香り付きでコマセ特有の嫌な匂いが車内や服に染み付くこともなく、持ち運びにもチューブタイプは便利です。アミコマセチューブも様々な種類がありますが基本サビキ専用になっていますのでどれを選んでもらっても変わりはありません。

味やサイズなど種類豊富なアミエビ&オキアミ

アミエビとオキアミは釣具屋に必ずあると言ってもいいほど売られており、その売り場には冷凍庫のブロック状のアミエビやオキアミ以外にも冷蔵庫で売られてるブロックやチューブではないパックに入った種類豊富なオキアミが存在します。

アミエビ&オキアミの商品は沢山

アミエビについては上記で説明した通りですがオキアミはアミエビと違い、コマセとしてカゴや撒き餌として使用する以外にも刺し餌としても使用することが出来ます。その為、オキアミの刺し餌にはメーカが様々な種類を出しており、選ぶのも一苦労します。オキアミの種類には撒き餌・カゴ・刺し餌に使用できる冷凍ブロックタイプや刺し餌を基本とした「サイズ・硬さ・ボイルか生・味匂い付き」など用途に分かれて販売さてています。

アミエビ&オキアミってエビなのか?

アミエビやオキアミは見た目や名前からエビだと思われる方も多数いらっしゃるかと思われます。ましてや初心者の方はエビであることに疑いも持たないでしょう。しかし、見た目は完全にエビのアミエビとオキアミは分類上では全く別の存在だったのです。

①アミエビ&オキアミの分類とは?

アミエビの中にはアキアミと言われる種類がいて、よく混同されますがアキアミは釣りで使用される以外にも私たちの食用としても普段から利用されているエビの仲間です。体長は10ミリから30ミリ程度の大きさで半透明の色をしていますが死んでしまうと私たちが普段見るピンク色の姿になります。

アミエビはエビじゃない?

では普段、釣具屋で見かけるアミエビはというとツノナシオキアミと言われエビではなくプランクトンに属しています。アミエビはオキアミの近似種で体長は10ミリから20ミリ程度でアキアミと違い私たちの食用として利用されることは少ないです。


オキアミの分類は?

次にオキアミですがこれは南極オキアミと言われる、体長25ミリから40ミリ程度のプランクトンの一種です。オキアミ程のサイズともなればどう見てもエビにしか見えませんがエビとオキアミの歩脚形状の違いを見てみるとハサミが有るのか無いのかで区別することが出来ます。

アミエビ&オキアミの使い方の違い

基本的な使われ方としてはアミエビ オキアミもコマセとして使用されますが狙う魚・釣り方によって使い分ける必要性が出てきます。そしてカゴを使う際はアミエビとオキアミでカゴの種類も使い分けなければなりません。

①アミエビとオキアミの違い

アミエビとオキアミの餌の違いですがまず、見てわかる程の大きさの違いです。20ミリまでがアミエビで40ミリまでがオキアミになります。次にアミエビ オキアミでは匂いの臭さが全く違います、オキアミはそれほど臭くなく鼻を近づけなければ匂いは分かりませんがアミエビは少し離れていてもかなり匂います。臭いことからオキアミを使えばいいかと思いたくなりますが残念なことにオキアミよりアミエビのほうが集魚率は高くなっています。

②アミエビとオキアミの違い

次にアミエビとオキアミの撒き餌をした時の沈下スピードが違ってくるのもポイントになります。アミエビは沈むスピードが遅くゆっくりと漂いながら沈下していきますがオキアミは沈下スピードが速くスゥーっと落ちていきます。この沈下スピードを使い分けることによって釣れる魚種や魚の集まり方が変わってきます。

アミエビとオキアミで釣れる魚種が変わる

アミエビとオキアミはそれぞれ上記で説明した通り様々な違いがあります。そして、その違いが魚種の幅を広げてくれる事となりますのでフィールドや狙う魚種によって餌を変えていきましょう。この選択が後に大きな釣果へと繋がります。

アミエビコマセで狙う魚種とは

アミエビは小型の魚種である、アジ・イワシ・メバルなどを狙う際に使用し、アジは特に反応がいいです。この他にも稚鯛やグレがかかる事もあり、一般的にサビキ釣りやフカセ釣りの撒き餌で使われるのがアミエビになります。サビキでアミコマセを使う場合はチューブタイプを使うのが手返しがよく効率がよいです。

オキアミで狙う魚種とは

オキアミは中型から大物の魚種を狙う際に使われ、その魚種にはグレ・チヌ・マダイに加え青物までを狙うことが出来ます。オキアミは配合餌と混ぜる必要はなくオキアミのみをカゴや撒き餌・刺し餌として使用し狙っていきます。なのでブロックのオキアミかパックのオキアミのみとなります。

アミエビコマセに必要な配合餌とは

釣具屋に数多くの種類がある配合餌はいったい何のために必要なのか。グレ用の作り方やチヌ用の作り方・アジ用の作り方・ヒラメ用の作り方と専用の配合餌まであります。配合餌が一体、釣果にどの様に影響するのか気になりますね。

①配合餌の必要性

配合餌の基本的な役割は5つあります。まず一つ目は配合餌で粘り気を出すことによりコマセがまとまりオキアミが散らばることもなく、遠くのポイントへ投げ入れることが可能となります。二つ目はフィールドや狙う魚種・その日の潮の流れからコマセの沈下スピードを変えるために使用します。材料の重いコマセは早く沈み、材料の軽いコマセはゆっくりと沈んでいきます。

②配合餌の必要性

三つ目は匂いです。魚は海中に漂う匂いに敏感で人間よりも嗅覚が良いという実験結果が出ております。その為、配合餌にはニンニクなどの材料が使われたりと匂いが強いタイプも数多く存在します。四つ目は濁りやキラキラに反応する魚種がいること、アジはキラキラした海中を漂うものに反応しチヌは濁りの入ったものに反応することが分かっています。その為、配合餌にはアジならキラキラ成分配合と記載されていたりチヌならば濁り成分配合と記載されていることが多いです。


③配合餌の必要性

五つ目はコマセの増量です、コマセは撒き餌やカゴに使用するとそれなりの量が必要となってきます。長時間の釣行となればいくらあっても足りません、このような時に使用されるのが配合餌として売られている麦やパン粉のみの配合餌です。これらは水を含むことで肥大し量が増えるので長時間の釣行には欠かせないアイテムとなります。麦やパン粉は通常の配合餌と一緒に入っているタイプもありますので配合餌を購入する際は材料をしっかりと確認しましょう。

アミエビコマセを作るのに必要な道具

アミコマセを作るには作り方があり様々な道具が必要になってきます。道具には一つ何万もするタイプもあれば一つ数百円のお手軽なものまで様々です。最初のうちは無理して高いものは購入せず手の届く範囲で道具をそろえていき作り方を覚えていきましょう。

快適にアミエビコマセを作るには

アミコマセを配合するのに必要な作り方の道具はコマセバッカン・水汲みバケツ・マゼラー・ヒシャクです。コマセバッカンはアミコマセを配合・入れておくのに必要になり、水汲みバケツはアミエビの解凍・アミコマセの調整の際に必要な海水を堤防や磯などの高いところから汲む場合に使用します。

マゼラーで凍ったエビも混ぜ合わせ可能

マゼラーはアミエビと配合餌を混ぜ合わせるときに使われ、アミエビがある程度凍っていても崩すことが出来ます。ヒシャクは撒き餌をポイントへ投げ入れる際に使用し遠くのポイントへ投げ入れたい場合は長めのヒシャクを近くなら短めのヒシャクと自身の釣り方によって長さを決めておきましょう。

アミエビと配合餌の配合・作り方

アミエビとコマセを配合する場合、作り方が分からないと迷ってしまいます。アミコマセは配合して出来上がったときに配合したものが固すぎたら海中でコマセが上手く広がらなかったり柔らかすぎたら海中に届く前に散らばったり海水表面で広がってしまったりするのである程度の硬さを知っておく必要があります。

①アミエビコマセの配合や作り方

まず初めに行うのがオキアミブロックを砕く作業になります。オキアミブロックを砕く作業はかなりの重労働で時間も掛かるため、出来るなら前日に買ってきてクーラーボックスや外において溶かしておきましょう。どうしても前日に買いに行けなければ釣具屋さんに連絡して解凍してもらったり釣り場で海水につけて溶かしておきましょう。オキアミが解凍できたら凍った部分がないか確認しながら混ぜていきます。確認が出来たら配合餌を入れていくのですがまずは配合餌のパッケージ裏面を確認して海水の配合量などを知っておきましょう。

②アミエビコマセの配合や作り方

アミエビと配合餌・海水を混ぜ合わせるのですがまずはアミエビと配合餌をしっかりと混ぜ合わして硬さを確認してください。硬さはヒシャクでアミコマセを掬いバッカンの内側をヒシャクの横側で軽くトントンと叩き確認します。この時、アミコマセがパラパラと乾燥した感じでしたら海水を少し入れて混ぜ合わしてください。アミコマセに粘り気があり泥団子が作れるくらいの硬さを目指していきます。

アミコマセの配合注意点

配合に失敗したらせっかくの釣行も台無しになってしまいます。ですのでしっかりと確認して不安を取り除いておきましょう。

アミエビコマセの配合や作り方

上記の状態まできたら配合餌と海水を混ぜ合わせていくのですがここで注意しておきたい事が2つあります。まずは配合餌は全部使わずにある程度の量を残しておいてください。これはアミエビと配合餌を混ぜ合わした後、最初のうちはいい感じに固めれたと思っても後から時間が経つに連れてアミエビから水分が出て後半にはアミコマセがビチョビチョになってる可能性が高いからです。配合餌が残っていれば調整することが出来ますので全部使わず残しておきましょう。2つ目は海水を入れすぎないことです、理由は1つ目と同じこととなります。

アミエビ・アミエビコマセの使い方カゴ編

アミエビを使った釣り方とはいったいどの様なものなのか、初めにカゴ釣りのポイントをご紹介いたします。

カゴを使った釣り方を知っておこう


アミエビを使ったアミコマセには一般的に広く知られているサビキ釣り・フカセ釣りなどがあります。サビキ釣りはファミリーやカップルが主に使用してる方法で釣り方もシンプルな基礎の釣りとなります。サビキは東日本・西日本で上かご・下かごと仕掛けが異なりますが基本は同じでカゴにアミコマセやチューブタイプのコマセを詰めて、ポイントへサビキ仕掛けを投げ入れます。

釣りのポイントは魚を引き寄せる事

投げ入れた後は1~3回程シャクってアミコマセを水中に拡散させ浮きの動きをよく見ておきましょう。ポイントはアミコマセやチューブタイプのコマセを頻繁にカゴへ詰めてポイントから魚を逃がさないようにしましょう

アミエビ・アミエビコマセの使い方撒き餌編

アミエビコマセを使った撒き餌による浮き釣り。その代表であるフカセ釣りの方法とポイントをご紹介します。

②撒き餌をする釣り方を知っておこう

アミコマセを撒き餌として使用するフカセ釣りは堤防や磯などで行うことが多く、釣り人も上級者の方が多いです。フカセ釣りはとても奥が深く、コマセにこだわる釣り人が多いのが事実です。フカセ釣りはドングリや棒ウキを使用してガン玉と一本のハリにオキアミを使い、それらの仕掛けをポイントへ投げ入れた後に潮の流れを読んでアミコマセを仕掛けに漂って行くように投げ入れます。この時、狙う魚種によってタナ(深さ)を変えていく必要性があります。

オキアミの使い方遠投カゴやフカセ釣り編

オキアミ単体で使用することも出来て狙える魚種も豊富なので釣り方も様々あり手軽なものから船で使用する釣り方とその場その時の状況で釣り方が変えられます。

①撒き餌・刺し餌と使える優れもの

オキアミを使った釣り方には遠投カゴの投げ釣りやフカセ釣りなど数多くの種類があります。遠投カゴを使った投げ釣りは専用のカゴを使いサビキと同じ複数のハリが付いたタイプや一本のハリを使用して中型から大物の魚種を狙っていきます。フカセ釣りはアミコマセの代わりにオキアミを撒き餌として使用します。ただし、その場合は初めにオキアミを海水につけて体内の空気を抜いておく必要があります。

オキアミの使い方穴釣り・小物釣り・カゴ釣り編

オキアミは刺し餌としても優秀で単体でも釣果は上がります。特に根魚などの魚種を狙う際はシンプルなタックルとオキアミだけですので荷物もかさばらずに移動がスムーズにできます。

撒き餌・刺し餌と使える優れもの

穴釣り・小物釣りはテトラや壁沿いにブラクリにオキアミを付けた仕掛けを落とし込みアタリを探っていく釣り方となります。カゴ釣りはビシカゴにオキアミを詰め込み、その下にあるハリに同じオキアミを付けます。仕掛けを投入したら魚がいるであろうタナまで落とし込みポイントに到達したら竿をシャクりビシカゴの中のオキアミを放出します。その後、針に付いてるオキアミと放出したオキアミが同じタナに来るよう調整して魚を誘導し食わせていきます。

アミエビ&オキアミとアミエビコマセのまとめ

アミエビやオキアミは似ているようですが実際は違いが数多くあり、釣り方も異なってきます。釣具屋にはブロック状のタイプやチューブタイプの物まで釣り人に合わせ数多くの種類があります。ベテランの方はアミエビブロック・オキアミブロックを使われるでしょうが初心者の方は無理にブロックタイプを選ばずにチューブタイプを選びましょう。ファミリーやカップルでサビキ釣りをされるのであればチューブタイプは少し小さめなので何個か購入しておきましょう。