シマノ| ベイトロッド ゾディアス バス 164L-BFS/2 6.4フィート
シマノ|2015 ゾディアス[ZODIAS]168L-BFS
ダイワ|スティーズ STZ 681MLMFB-SV (SKYLAY) ベイトモデル
ノリーズ|680JMHS“JUNGLE SPIN”
レジットデザイン| ST63ML Solid Tip Model. WSS ST63ML
シマノ|スピニングロッド ゾディアス バス 270MH 7フィート
ワイルドサイド|WSC-G66ML レジットデザイン
ジャクソン| デュナミススーパーコンペティション DSCS-510L-AS
悩まないためのバスロッドの選び方解説!!
ブラックバスを釣るうえでたくさんの道具がありますが、その中でも最も重要な一つのバスロッドを選ぶときに悩まないように的確に自分が欲しいバスロッドを選択できるようにしましょう。
最新のバス釣り事情!
近年のブラックバス釣りの事情ははフィールド状況で言うと、規制が厳しくなったり、野池などは釣り禁止の場所が増えるなど苦しい状況にあります。しかし、新しくバスフィッシングが解禁になった湖などもあり、明るい話題もあります。これからバスフィッシャーマンが自分のことだけでなく、環境のことも考えながらバス釣りをしていくことが重要になってきています。これから何十年、何百年先も気持ちよくバスフィッシングが出来るように考えていきたいですね。
バスロッドの選び方を初心者向けに解説
初心者の方がバスフィッシング用のロッドを購入する時にたくさんの種類があって迷ってしまいますが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。最初は難しく考えずにオーソドックス=バーサイタルなものがおすすめです。まずは、スピニングロッドかベイトロッドと言うことになりますが、必ずスピニングロッドを選択しましょう。スピニングタックルは初心者の方でも使いやすく、ベイトタックルは中級者以上になってから購入するようにしましょう。
バスロッドの選び方①:フィールド別で考える
バスフィッシングにおいて、日本には様々なフィールドがありますね。湖や川、池などたくさんの種類のフィールドがありますが、自分がどのフィールドに行くかといった点でもバスロッドの選び方が変わってきます。例えば、オーバーハングなどがたくさんあるフィールドでは、オーバーハングの下に入れられるようなロッドを選択し、オープンウォーターが広がるフィールドでは遠投性能が高いバスロッドを選択する必要があります。そのフィールドの特性を理解することで必要なバスロッドが必然と絞り込めるはずですね。
バスロッドの選び方②:長さを考える
バスロッドを選ぶうえで、ロッドの長さも重要ですね。ロッドの長さだけで見ても、たくさんの種類があります。初心者の方は、6ft~6.6ftくらいのものが扱いやすく丁度良いと思います。中級者以上になってくると、用途に合わせた長さを選択する必要があると思います。単純に短いものはキャストの正確性か高くなり、長いものはキャストの性能が落ちます。しかし、短いものは飛距離が出にくく、長いものは飛距離が出やすいと言ったメリットもあります。
バスロッドの選び方③:パワーを考える
ロッドのパワーとは、いわゆるロッドに記載されている『UL』とか『MH』とかになります。ロッドの硬さもパワーに比例して硬さがUPしていきます。パワーの強さにもたくさんの種類があるので紹介しますね。パワーの強さは、『UL(ウルトラライト)』→『L(ライト)』→『(ML(ミディアムライト)』→『M(ミディアム)』→『MH(ミディアムヘビー)』→『H(ヘビー)』となります。メーカーによって表記が違う場合もありますし、更に細分化した表記がされている場合もあります。初心者の方はスピニングロッドの『L』くらいが扱いやすいと思います。
バスロッドの選び方④:テーパーを考える
ロッドテーパーとは、ロッドの曲がり方のことです。テーパーの種類は基本的には3種類になります。先端が曲がる『ファーストテーパー』、真ん中から曲がる『レギュラーテーパー』、全体で曲がる『スローテーパー』が基本になります。これもメーカーによって細分化されることもありますが、基本はこの3種類になります。 細かい操作などは『ファーストテーパー』、巻物などには『レギュラーテーパー』か『スローテーパー』がいいですね。
バスロッドの選び方⑤:ロッドバランスを考える
初心者の方は特に、ロッドバランスをあまり気にする人は少ないかもしれませんが、これはかなり重要な要素です。バスロッドを持って、リールシート付近の自分が握る位置に人差し指を置いてバランスが取れれば、ロッドバランスは○です。リールを付けて持つのが一番ですが、店頭などで付けられない場合には気にしてみましょう。
バスロッドの選び方を最新のバス釣り事情から考える
最新のバス釣り事情として、『ベイトフィネス』と『パワーフィネス』を考える必要があります。特に『パワーフィネス』は、日本の狭いフィールドでバスを確実に獲るための手段として覚えておく必要があります。『ベイトフィネス』に関しては定番化していて、たくさんの情報があります。そこで、『ベイトフィネス』、『パワーフィネス』のロッドを、たくさんの種類の中から長さ、硬さ、飛距離、感度などの点に気を付けて選ぶ必要があります。
最新バススロッドの選び方①:ベイトフィネスロッド
『ベイトフィネス』のロッドを選ぶときには、当然何を重視するかで違ってくるとは思いますが、飛距離を重視するのか操作性を重視した感度の高いベイトフィネスロッドにするのかですね。ベイトフィネス用のロッドは6ftとより少し長めのロッドが多いです。ベイトフィネスでは小型のワームやスモラバを使用することが多くなると思いますので、ピッチングで距離を取りたい場合は長め、きっちり狙ったポイントに入れたい場合は短めがいいですね。
おすすめバスロッド:ベイトフィネス用バスロッド
【ベイトフィネス】とは、ベイトタックルで繊細な釣りをするためのシステムです。 通常、繊細な釣りはスピニングタックルを使用しますが、カバーの中やストラクチャーに居るバスをスピニングタックルだとラインが切れてしまったりする場合に、太いラインを使用して繊細な操作をするためのタックルになります。3種類おすすめベイトフィネス用バスロッドを紹介します。
1.ZODIAS(ゾディアス)164L-BFS、164L-BFS/2:ベイトフィネス用バスロッド
シマノ| ベイトロッド ゾディアス バス 164L-BFS/2 6.4フィート
全長(m) 1.93/ 自重(g) 先径(mm) 102/ 適合ルアーウェイト(g) 4~12/ 適合ライン ナイロン・フロロ(lb) 6~12/ テーパー FF/ 本体価格(円) 11,633(2018/7/19現在)/ ※画像はイメージです
最初に紹介するのが、シマノの【ZODIAS(ゾディアス)164L-BFS、164L-BFS/2】です。これから、ベイトフィネスを始めようと思っている、初心者の方はもちろん中級者の方にもおすすめします。長さは標準的な長さで、硬さはL(ライト)なので扱いやすくスピニングと同じような感覚で使用でき、しっかりと感度を感じることが出来ます。ロッドデザインやグリップもかっこよくまとまっています。ワンピースとツーピースがあるのもいいですね。
2.ZODIAS(ゾディアス)168L-BFS、168L-BFS/2:ベイトフィネス用バスロッド
シマノ|2015 ゾディアス[ZODIAS]168L-BFS
全長(m) 2.03/ 自重(g) 105/ 適合ルアーウェイト(g) 4~12/ 適合ライン ナイロン・フロロ(lb) 6~12/ テーパー FF/ 本体価格(円) 12,144(2018/7/19現在) ※画像はイメージです
上記で紹介したモデルよりもロッド長さが長くなったモデルです。シマノの【ZODIAS(ゾディアス)168L-BFS、168L-BFS/2】は、164L-BFSよりも長い分飛距離が出ますが、操作性は164L-BFSの方がいいので用途によって使い分けることをおすすめします。飛距離がUPした分難しくなるので、初心者の方よりも少しベイトフィネスに慣れてきた、中級者の方にいいと思います。長くなった分、感度は164L-BFSよりも若干ですが落ちますがさほど気になりません。
3.スティーズ 681MLMFB-SV 【スカイレイ パワープラス】:ベイトフィネス用バスロッド
ダイワ|スティーズ STZ 681MLMFB-SV (SKYLAY) ベイトモデル
全長ft.(m) 6'8"(2.03)/ 自重(g) 90/ ルアー重量(g) 2.3-18/(oz.) ライン フロロ(lb.) 7-14/ 価格(円) 52,045(2018/7/19現在)
ダイワの【スティーズ 681MLMFB-SV 【スカイレイ パワープラス】】は、ML(ミディアムライト)のパワーより少しだけ硬さをUPさせたMLM(ミディアムライトミディアム)と言う硬さに仕上がっています。適度な長さで飛距離はもちろんのこと、感度も抜群です。数あるベイトフィネスロッドの種類の中でも、バーサイタルに使用できますし、中級者から上級者のかたにおすすめです。
最新バスロッドの選び方②:パワーフィネスロッド
『パワーフィネス』用のバスロッドを選ぶ場合もベイトフィネスと似ていますが、『パワーフィネス』はより専門的なバスロッドになります。『パワーフィネス』は基本的にはカバーの釣りになるので、どれだけ濃いカバーからバスを引きずり出したいのかがポイントになってきます。カバーが濃ければ濃いほどバスロッドに硬さを求めることになるので、そこに気を付けて『パワーフィネス』用のバスロッドを購入しましょう。
おすすめバスロッド:パワーフィネス用ロッド
【パワーフィネス】とは、濃いカバーの中に潜むバスを釣るためにより繊細な操作を必要としたいが、繊細にするとラインが細くなってしまうという矛盾を実現させたスピニングタックルです。つまり、パワーは欲しいけど、繊細に誘いたいときに使用します。バスロッドの硬さを上げパワーアップさせ、ラインをPEラインを使用することによりカバーからバスを引きずり出す釣りです。3種類おすすめパワーフィネス用バスロッドを紹介します。
1.NORIES(ノリーズ)680JMHS“JUNGLE SPIN”:パワーフィネス用バスロッド
ノリーズ|680JMHS“JUNGLE SPIN”
Length(cm(ft)) 204(6'8")/ Line(PE / Leader) #0.8~2 / MAX 14lb./ Lure(g) 1/16~1/2/ Taper Fast/ Power Med-Heavy/ Weight(g) 113/ Price ¥54,000-(2018/7/19現在)
【NORIES(ノリーズ)680JMHS“JUNGLE SPIN”】はパワーフィネスの代表的なバスロッドです。 スピニングロッドでありながら、ミディアムヘビーという硬さで強靭なパワーを持ち、少し長めのブランクスで飛距離も稼げ、ファーストテーパーであることで操作性と感度にも配慮してある、パワーフィネス専用のバスロッドですね。初心者の方には少し難しいバスロッドですが、パワーフィネスを本格的に覚えたいのなら、おすすめのバスロッドです。
2.LEGIT DESIGN(レジットデザイン)WSS-ST63ML Solid Tip Model:パワーフィネス用バスロッド
レジットデザイン| ST63ML Solid Tip Model. WSS ST63ML
全長 6ft.3inc/ 標準自重 95g/ アクション F / 適合ルアー 1.3-7g/ 適合ライン(フロロ) 3-6lb/ 適合ライン(PE): 0.6-1.5lb/ メーカー希望小売価格 31,860円(2018/7/19現在) ※画像はイメージです
初心者の方にもおすすめするのが、【LEGIT DESIGN(レジットデザイン)WSS-ST63ML Solid Tip Model】です。パワーフィネス用のバスロッドの中では、柔らかめの硬さに仕上げられたミディアムライトパワー仕様です。そのため初心者の方にも扱いやすく、普段のスピニングタックルと同じ感覚で、ソリッドティップを採用しているので飛距離も出やすく感度にも優れています。カバーの中でも比較的薄いカバーや、繊細な操作をしたいときなどに良いと思います。
3.ZODIAS(ゾディアス)270MH:パワーフィネス用バスロッド
シマノ|スピニングロッド ゾディアス バス 270MH 7フィート
全長(m) 2.13/ 自重(g) 107/ 適合ルアーウェイト(g) 5~18/ 適合ライン ナイロン・フロロ(lb) 6~12/ テーパー F/ 本体価格(円) 20,088(2018/7/19現在) ※画像はイメージです
シマノの【ZODIAS(ゾディアス)270MH】は、低価格でパワーフィネスを始めたい方におすすめのバスロッドです。通常のスピニングタックルで攻め込めないエリアを攻略したいときに必要なバスロッドです。7ftと長さに特化したこのロッドはキャスト時に飛距離を出すことはもちろん、カバーを攻めるときにはロッドを長さを使って飛距離の出るピッチングが可能です。パワーはMHですが、チューブラーなので感度も問題ありません。初心者~中級者までおすすめのバスロッドです。
中級者向けのバスロッドの選び方
バス釣りをしていて中級者になるころには、こんな場合にこんなバスロッドが欲しいと考えるようになってきますね。初心者の頃とは違い、ルアーやフィールドによって、バスロッドの硬さや長さ、感度など色々気になってきます。そこで、中級者~上級者になるために今まで以上に、バスロッドの素材や仕様を気にしてみましょう。
中級者向けのバスロッドの選び方①:グラス素材
ワイルドサイド|WSC-G66ML レジットデザイン
全長: 6ft.6inc / 標準自重: 140g / アクション: MS / グリップ長: 220mm / 先径: 2.2mm / 元径: 13.5mm / 継数: 1pc / 適合ルアー: 7-14g / 適合ライン: 10-16lb / カーボン: 0% / アラミド: 0% / グラス: 100% / メーカー希望小売価格: 30,780円 ※画像はイメージです
ロッドの素材にもいくつかの種類がありますが、中級者の方からおすすめしたいのがグラスロッドと呼ばれるバスロッドです。グラスロッドの特徴は、しなやかさになります。特に力を発揮するのがクランクベイトやスピナーベイトなどのルアーをストラクチャーなどにタイトに通したいときには、通常のバスロッドより弾く力がないのでより向いています。中級者以上になったなと思ったらグラスロッドも試してみてくださいね。癖が強い分、使いこなせれば大きな武器になります。
中級者向けのバスロッドの選び方②:ソリッド
ジャクソン| デュナミススーパーコンペティション DSCS-510L-AS
Length:5ft10in/ Power:XX‐Light/ Section:1pc/ Self weight:99g/ Lure weight:5/16ozMax/ Closed length:177cm/ Line:6lbMax/ Top DIA/BUTT DIA:1.1mm /9.0mm/ Action:超Extra Fast/ Material:carbon:98% ガラス繊維:2%
ソリッドロッドの特徴は、粘りがあることです。通常のバスロッドはチューブラーと言われ、中が空洞になっていますが、ソリッドは中が詰まっている状態を言います。チューブラーに比べると少しだけ感度は落ちます。また中身が詰まっているため、重たくなりやすく短めの長さのロッドが多いですね。硬さの表記では柔らかめのものでもソリッドはパワーがあるのも特徴ですので、バスとのやりとりは苦になりません。
まとめ
どうでしたか?最近のバス事情のポイントは、太いラインで感度よりもバスを確実に獲ることを重視した『ベイトフィネス』、スピニングタックルでより濃いカバーを繊細に釣っていく『パワーフィネス』、飛距離よりもバスをばらしにくい『グラスロッド』、バスに違和感を与えにくく、感度も維持した『ソリッド(ティップ)』です。 これから始める初心者の方も、ステップアップしたい中級者の方も、迷ったら見てくださいね。