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簡単!タイダイ染めの方法とは?模様の種類や漂白剤での絞り方を紹介!

とてもおしゃれで独創的なタイダイ染め、実は自宅で簡単に自作できてしまうのです!何とも難しそうですが、初心者の方にも優しいタイダイ染めをご紹介しますので是非ともチェックしましょう。また、漂白剤を用いたタイダイ染めもご紹介しますので明日から実践しましょう!
更新: 2022年1月29日
Nov
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タイダイ染めに挑戦しよう

おしゃれでかわいいタイダイ染め

タイダイ染めという染めの方法はご存知でしょうか?少し小難しい感じがしますが、渦巻きやマーブル、マンダラなどのカラフルな色合いのあの染め方です。そこで今回は簡単なタイダイ染めの方法と作り方、さらには簡単な絞り方もご紹介します。

簡単なタイダイ染め!

材料を集めて注意点を守るだけでお家で簡単にタイダイ染めはできてしまいます。染めなので汚れる心配などもあるかもしれませんが、慎重に注意しながら染めるることで簡単に出来てしまいます。

タイダイ染めについて

タイダイとは?

タイダイ(Tie-Dye)は「絞り染め」を日本語で表しており、日本だけでなく海外でも発展していた染めの方法で、世界中には様々なタイダイ染めの種類が存在しています。ちなみに"Tie"の意味は「絞る」で、"Dye"は染めを意味しており、海外では「Tie Dye」と表記されています。たくさんの絞り方があるので、簡単なタイダイの絞り方・作り方をご紹介いたします。

タイダイ染めのメカニズム

どうやったらマーブルのような個性的なタイダイ染めになるのか気になる方が多いかとは思いますが、メカニズムはとても簡単です。布で例えると、布を何度か折り畳みそれを糸で数か所固定することで、固定された部分には塗料が入り込まず色が付く部分と付かない部分ができます。

「絞り方」がタイダイ染めの要なので、タイダイ染めの作り方を理解することで自身の狙ったタイダイ染めになります...が、それにはある程度タイダイの熟練度が必要なので今回は簡単な作り方をご説明いたします。

簡単!タイダイ染めの種類は?

タイダイ染めの種類は数多くあるのですが、今回は簡単な種類と方法のタイダイ染めをピックアップします。初心者の方は初めからマーブル模様などを作ろうとせず。「まず試してみよう」というリラックスした気持ちでタイダイ染めを試しましょう。

タイダイ染め -折り絞り-

最も簡単な絞り方が、折って絞るだけのシンプルな絞り方で、布を数回折ってタコ糸や輪ゴムで縛るだけで処理完了なタイダイ染めです。絞り方は、布の端を巻くようにして固定したり、数か所を指でつまんで糸で巻いて固定することで、糸で縛った箇所に塗料が入るのを防ぐことができます。

タイダイ染め -棒状絞り-

布をくるくるとロールしたり何度も折って棒状にして絞るタイダイ染めの方法です。棒状になっているのでその棒をタコ糸で巻くようにして固定すれば固定部分が白くなります。上手く計算して染めることでボーダー模様やマーブル染めも作成できるので、やり方次第で様々な染め模様に挑戦できます。

タイダイ染め -渦巻絞り-

渦巻き模様がもっとも有名で人気なタイダイ染めの模様ではないかと思います。実はこの模様、意外に簡単な作り方となっており、渦巻きの中央にしたい部分を指でつまんで、つまんだまま指を回せば布が円状になります。円状になった布をタコ糸で縛って固定すれば縛った部分が白くなります。マーブル柄などの個性的な模様もできますので発展性が非常に高いです。

つまんで巻くのと糸で縛るのが少々難しいですが、慣れてしまえばくるっと一周指を回すだけで円状の布が出来上がります。マーブル柄なども複数の色により染められますし、きつく縛れば白い部分が多くなるのでいろいろ実験ができて楽しめます。

塗料の種類

ダイロン(DYLON)塗料

ダイロンは手芸屋でよく売られているタイプの塗料で、使いやすく発色がいいので、迷った方はこちらを購入すれば間違いありませんが、種類が多く一色一色ばら売りなのでたくさんの色で染めたい方にはコストパフォーマンスが悪くなる恐れがあります。

画像の塗料は「デニムブルー」となっていますが、その他にも色々な種類があります。ちなみに化学繊維は染められませんので綿や麻の生地をチョイスしましょう。ダイロン一袋でTシャツ二枚分染められるのですが、染める際には「塩」が必要になります。

imoli 8色 タイダイ染めキット

こちらの塗料は複数の色が封入されているのでいろいろな色をお試しできます。布を一色だけで染めたい時には量が足りなくなりますが、種類がたくさんあるのでマーブル模様などのタイダイ染めにもチャレンジできます。

imoli 8色 タイダイ染めキット

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天

キットには8色含まれておりマーブル模様などにはうってつけのアイテムになっております。タイダイ染めに慣れてきて色数を増やしたい人にはおすすめです。また、ビニール手袋なども同梱されていますのでいろいろ購入する必要がなく便利です。

そめそめ タイダイ染めカップ

こちらは染めた後のソーピング作業(定着・洗濯)までしっかりとサポートしてくれるキットで、色の定着度はその他よりも高い堅牢度を誇っています。種類も多くいろいろ染められますので初心者の方にもおすすめなキットとなっております。


タイダイ染めカップ

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

こちら一つでTシャツを5~7枚まで染めることができ、実験から本製作まで入念に行うことができます。ちなみにこちらは"粉"の状態から塗料を作るので染め色の強さもコントロールできます。計量カップと手袋もついているのでとても便利です。ちなみにこちらも化学繊維が染められませんので注意しましょう。

染められる材料

天然繊維

天然繊維には「綿・麻・ウール・絹」などがあるのですが、よくある生地は綿や麻の素材で、この二つの素材は発色よく綺麗に染めることができます。ウールや絹は動物由来の繊維であるため染め色にバラツキがあります。ウールや絹の場合はタイダイ染めのムラになったり染め色が悪くなったりするのでおすすめできません。

化学繊維

化学繊維を染められる塗料と染められない塗料が存在しており、染める前に注意が必要です。ポリエステルやナイロン、レーヨンなどがありますが、今回ご紹介した塗料では化学繊維を染めることはできません。もしどうしても化学繊維を染めたい場合は"DYLON"のマルチ染料でしたら染めることができる繊維もあるので検討してみましょう。

必要な材料

タイダイ染めの塗料

塗料については先ほど挙げた塗料の中から選んで購入して頂ければまず問題はありません。一色で実験したい場合やシンプルなタイダイ染めをしたい方はDYLONのものを、その他の二つはより鮮やかでタイダイ染めをより多くの色でしたい方にぴったりで、あれこれ買うのが煩わしいと思う方にも適しています。

タイダイ染めの材料

先ほどの複数色封入された簡単キットの中には材料が揃っていますが、タイダイ染めにDYLONを使いたい方に向けた材料をご紹介します。ちなみに簡単キットを購入した人も持っていて損はない材料なので是非ともチェックしましょう。 ・計量カップ(水の計量) ・ビニール手袋(手の保護) ・タコ糸・輪ゴム(絞り用) ・金属ボウルorバケツ(染めるときに使用) ・ビニール袋(染めている間の保管用) ・塩(ダイロンのみ使用)

計量カップ

OXO 計量カップ 500ml

出典:楽天
出典:Amazon
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ビニール手袋

コモライフ ズレずにフィット ポリエチ手袋

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輪ゴム

バケツ

リス バケツ 角型 6.5L

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ビニール袋

Pack Do! マチ付ポリ袋 エンボス加工

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タイダイ染めする素材

最も重要なのがタイダイ染めする素材です。Tシャツや手ぬぐいなど様々ですが、染めたい素材を購入して取り掛かりましょう。また、汚れた状態ですと色が定着しにくいので綺麗な状態の布やTシャツを用いましょう。

初めて行う人は手ぬぐいなどで染の練習してからTシャツなどに挑戦すると失敗も少なく済みます。手芸屋で綿布のハギレやカット販売の綿布で染めるとリーズナブルに挑戦できます。

材料の買い方

タイダイ染めの材料や塗料

タイダイ染めの材料や塗料はホームセンターや手芸屋で購入することができます。塗料については手芸屋に売られているのでお好きな塗料を購入しましょう。もしお探しのモノがなくともネットショッピングでタイダイ塗料が手に入るのでご検討ください。

タイダイ染めの素材

素材は手芸屋に行けばありますが、タイダイ染めの前に実験で腕慣らしをしたい方はいらなくなったTシャツなどで試して頂いても結構です。また、Tシャツに関してはネットショッピングの「卸売りショップ」の無地Tシャツがおすすめで、比較的安価に綿100%Tシャツを手に入れることができます。

タイダイ染め -注意点-

塗料の取り扱い方法


タイダイ染めをする際の注意点として塗料の使用方法がに注意しましょう。塗料は人体に有害なので手に付着した際は早急に水で洗い流しましょう。また、服に付着すると色が取れなくなりますので、作業服やエプロンを着用した状態で染めに取り掛かりましょう。

場所を選ぶこと

粉の塗料などは少しの風でも飛散してしまうので食べ物を保管している場所での使用は控えましょう。テーブルなどに付着た場合は綺麗に拭き取らないと、目に見えない塗料が残ってしまい食べ物に付く恐れがあります。塗料はごく少量で染められるため少量の塗料であろうと油断しないようにしましょう。

タイダイ染め -作り方-

タイダイ染め -布の絞り方-

タイダイ染めはタコ糸などを用いて絞ることになるのですが、始めのうちはきつく絞ることをおすすめします。絞りが甘いと白い部分ができませんので、輪ゴムやタコ糸を用いてしっかりと固定して染めるよう心掛けましょう。

タイダイ染め -塗料ののせ方-

ドキドキの塗料のせですが、材料や塗料の種類によって染め方が異なっているので、取扱説明書に従って染めましょう。基本は液体塗料を材料に掛けてから数分放置すれば染められますが、説明書に従って染めなければ上手く染められない場合があるので熟読しましょう。

絞り方 -折り絞り-

オーソドックスなタイダイ染め

まずは折り染めの作り方をご説明します。最も簡単なタイダイ染めの方法なので実験やお試しにはうってつけです。お手頃サイズ(30cm四方以上)の布を見つけて早速取り掛かってみましょう。

手頃な布を用意

まずはお手頃な布を用意して折り重ねていきます。画像内の点線に合わせて折っていけばまず失敗はありませんので挑戦しましょう!

小さくなりすぎないように注意する

折り重ねる回数は三つ折り~四つ折り辺りが好ましいです。あまり小さくしてしまうと絞れる範囲が狭くなりますので折る回数はほどほどにしましょう。ちなみに折る回数が多くなるほど染めた時白くなる部分の範囲は多くなります。

タコ糸で固定する

適度な大きさに折りたためたらタコ糸を使って縛っていきます。画像内での絞り具合は弱めなので、布が縮まるくらいの力で固定するように心掛けましょう。

以上の過程で準備は完了で、あとは塗料を振りかけるだけでタイダイ染めが完了します。ちなみに複数色を試したい方へのアドバイスとして、画像のように布を絞った際に四つのスペースができるので、各々のスペースに異なる色を掛けることで鮮やかな色合いのタイダイ染めになります。

絞り方 -棒状絞り-

簡単なタイダイ染めができる!

折り絞りに続いて簡単な方法がこちらの方法となっております。布を巻いて後はタコ糸でグルグルと巻くだけなので考える必要もなくお気軽にチャレンジできます。

布を巻く

巻き方のアドバイスとしては、そこまで細かく巻く必要はなく緩やかに巻いていって頂ければ問題ありません。重要なのは後のタコ糸を巻く手順なのでそこまで気を張る必要はございません。

棒状の布を固定

画像内のように数点タコ糸で固定すればボーダー状の染め模様になります。場所を決めて固定するのではなく、闇雲にきつく縛り付けることで細かい白い線が全体に現れますので、そちらもやってみる価値はあります!

複数の色を用いて闇雲に色を振りかけることでマーブル状の染め模様も簡単に出来てしまいます。固定する部分を増やせばボーダーの数も増えますので、単純そうに見えて奥が深く発展性のある染め方法となっています。

絞り方 -渦巻絞り-

発展的なタイダイ染め

これが思うようにできれば初心者卒業と言っても問題ありません。渦巻絞りは方法によって染め模様が大きく変わり、巻くのが少々難しかったりします。しかし渦巻き模様は美しく、マーブル模様からカラフルな染め色まで自由なので是非ともチャレンジして頂きたいです。

つまんで渦状にする

まずは渦巻の中央にしたい部分を決めて、そこを指でつまんで"グルッ"と手を回転させます。すると複数のヒダが生じますので布が円状になるまで手を回します。作り方のコツは一度指でつまんで持ち上げてから、テーブルなどの面につまんだ指を押し付けながら回すと上手くいきます。


形を整える

円状になった布を上から見ると画像のようになります。ここまできれいにするのは難しいですが、できたヒダの形を指で整えながら成型するとより綺麗な円状に仕上がります。

タコ糸で固定する

布なので形が崩れやすく元の形に戻ろうとするので早くタコ糸で縛りましょう。縛る時も形が崩れやすいので最初は仮止めしておいて止め終わったらきつく縛り付けるのがいいです。

画像のように無造作に布を縛り付けても問題なく、綺麗な染め模様が生まれます。規則正しく巻くと規則的な白い染め模様が浮かび上がるので試してみましょう。さらに、マーブル柄を作りたい方は複数色で無造作に塗料を3~4色振りかければ面白いマーブル柄に染め上がります。

漂白剤を用いて色を抜く

漂白剤で脱色しよう

タイダイ染めの他に、漂白剤を用いた脱色をしても面白い染め柄を生み出せます。一度染めた布を再び絞り、漂白剤を振りかけることで意図的に白い部分を作りだすことができます。

漂白剤の注意点

漂白剤は塗料よりも有害なので必ずマスクと手袋を忘れないようにしましょう。万が一漂白剤が手などに付着した場合は適切な処置を行いましょう。また、漂白剤は衣服に合った漂白剤を選ばなければ茶色に変色することがあるので、用途以外の漂白剤は使わないように!

漂白剤は原液だと効果が強すぎる場合があるので水で薄めて用いるのも効果的です。あまりにたくさんの漂白剤を掛けるとお気に入りの染め柄も台無しになってしまいます!

漂白剤の使い方

漂白剤は基本的に塗料と同じ染め方で問題ありません。また、絞った部分に柄が残るというのを忘れないようにしましょう。漂白剤の濃度によりマーブル模様もできますのでタイダイ染めと同じ感覚で「白く染める」イメージでやりましょう!

タイダイ染めの応用

種類豊富なタイダイ染め

今回ご紹介したタイダイ染めの作り方以外にも様々な種類のタイダイ染めがあり、より発展的なものや計算が必要なタイダイ染めがあります。今回のタイダイ染めの作り方はお家で簡単に出来る初心者向けのタイダイ染めとなっており、もっとやりたい方はどんどん難しいタイダイ染めに挑戦しましょう!

タイダイ染めは何度でもできる!

タイダイ染めの塗料は保管しておけばいつでも使えますのでしっかりと封をして保管しましょう!タイダイ染めの作り方を一度を覚えれば応用が簡単なのでいらない布や試したい染め模様があればやりたい時に挑戦できます。

タイダイ染め -まとめ-

染色と脱色を組み合わせて

今回は染めだけでなくタイダイ染めの作り方、さらには脱色技法までご紹介しました。タイダイ染めと脱色を応用すればケミカルウォッシュのジャケットやジーンズも作成可能なのでタイダイ染めと併せて脱色もどんどん挑戦しましょう!

タイダイ染めを生かして

タイダイ染めで創作ダンスや模擬店の衣装などのTシャツやユニフォームも安価でできてしまいますし、世界に一枚のTシャツや手ぬぐいもできてしまいます。クラフトイベントなどでタイダイ染めのTシャツを販売している方も多いので出店してみるのもいいですね!