琵琶湖のブラックバス
琵琶湖のブラックバスとは
琵琶湖のブラックバスは今更説明不要な超メジャーフィールドで、日本最大のブラックバスの釣れるスポットです。1970年代半ばに初めてブラックバスが確認され、その後は様々な大会やバスプロや記録が誕生する、ブラックバスの最大のフィールドです。
フィールドが広大な故に様々な攻め方が必要となり、その方法は無限に広がり大きな魅力としてバサーを惹き付けます。
現在は特定外来種指定され駆除対象になっているブラックバスですが、ビックバスの実績も多数あり、数多くのバサーが陸っぱりやボートで巡廻するバスフィッシングの聖地です。
琵琶湖のブラックバス釣りの釣果
琵琶湖のブラックバスの釣果は、ビックバスの釣果や数々の大会を開催される程、良型の釣果が期待出来る広大なフィールドに数多の優良ポイントがある、国内では最高のバスフィッシングのフィールドです。
関西地方のバサーはビックワンを求めて、日ごろは近所の野池で腕を磨き、週末や連休に琵琶湖に遠征し、ビックワンや数釣りを求め琵琶湖に通うというスタイルです。
過去には世界最大のブラックバスの釣果もあるフィールドなので、移住して狙う人もいる程の有望な釣果が期待出来る、琵琶湖は最高のフィールドです。
琵琶湖のバス釣りの歴史
琵琶湖のブラックバス釣りの歴史
琵琶湖のブラックバスは公式には1974年に確認された所から始まり、神奈川県の芦ノ湖、山梨県の山中湖に移植した公的放流と異なり、個人の移植によって繁殖し、80年代には爆発的に増え、多くのバサーを輩出するバスフィッシングの最大のフィールドとなりました。
陸っぱりからバスフィッシングを楽しむ人や、ボートで広大な湖に釣れるポイントを求めて繰り出す人など数多くのバサーが集まります。
琵琶湖にあるマリーナは個人保有のバスボートやレンタルのバスボートがあり活況です。現在では特定外来種として駆除対象となり、ブラックバスのキャッチ&リリースを禁止していますが、釣果に大きな変化は無く現在もバサーの聖地としてアングラーが訪れます。
琵琶湖のブラックバス釣りの数々の大会
超大型のブラックバスが釣れる琵琶湖では、数多くのバストーナメントが開催されます。その中でも国内最大のバストーナメントが「BIWAKO OPEN」で参加者300人以上でプロもアマチュアも入り乱れて戦うオープントーナメントです。
その他にもマリーナごとの大会や、釣り具のメーカーなどの大会が年に10回以上開催される、ブラックバスが釣れる、広大なフィールドとポイントを擁する、琵琶湖ならではのイベントが長きに渡り開催されています。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報①/北湖エリア
北湖の特徴
北湖は海の様な湖流があり、透明度の高い水質が特徴的な釣りのポイントです。この様な条件のポイントなので大型のバスの釣果も多く、北湖専門の釣り人も多くいます。
北湖の釣れるポイント/知内漁港
漁港からバスがみえる程透明度の高いポイントです。静かな湾内は小型のバスが多く、ライトタックルで釣果を狙えます。
スポット的な釣果が期待出来るのが、テトラ側の回遊待ち、または漁港の外側の黄色いポールは取水口になっていて、ベイトが寄りやすく、朝一番のスポットで釣れる可能性があります。場所的に足場が良く釣り人の多い、初心者にもおすすめの北湖のポイントです。
北湖の釣れるポイント/知内川河口
アユの遡上がある北湖の流れ込みのポイントです。近くには百瀬側もあり、併せてスポット的に狙うポイントとして有効な場所です。どちらもサンドバーが形成され、サンドバーの奥側のカケアガリがポイントです。
アユの遡上のシーズンは高い釣果が期待できます。また知内川河口は足場が良いので、ウェーディングも楽しめる場所として釣り人が訪れる、人気の北湖エリアのポイントです。
北湖の釣れるポイント/藤ヶ崎
琵琶湖の最北端の場所で、北湖エリアの起伏がある岬周辺のポイントです。藤ヶ崎岬周辺はシャロ―となっていて、東側はディープになっています。シャロ―に向かい小魚の回遊があり、大きなバスも回遊する、大物の実績ポイントです。
このポイントは人家も無く、透明度が非常に高いポイントなので、アプローチは慎重に行い釣行する事をおすすめします。北湖エリアの大物が狙える陸っぱりのポイントです。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報②/西湖エリア
西湖エリアの特徴
湖周道路がありアクセスが楽で、田園が多い場所にあるポイント西湖エリアです。地形的に大きな岬状となっている安曇川や金丸川付近が一級ポイントとなっていて、釣り人が集まる場所です。河口、浜、水門、漁港と釣果実績が揃い、足場の良い場所が多いのが西湖エリアの特徴です。
西湖の釣れるポイント/安曇川浜園地
安曇川の北側にある浜園地で、平野の足場の良い場所から釣果があります。ここは西湖エリアの中心的な場所で、河口、漁港、岬など様々なポイントから狙える場所で、釣り人と釣果情報も多く、初心者におすすめな西湖エリアの一級ポイントです。
西湖の釣れるポイント/和田打川
西湖エリアの小河川の流れ込みと、河川内がポイントとなる和田打川です。この場所は春先から初夏にかけては河川が増水し、河川内にバスが遡上し、狙いやすく、釣果情報が多いおすすめのエリアです。
春先から初夏以外は河川は渇水するので、流れ込みを狙うのがセオリーとなります。また、大雨の後などもスポット的に釣果が狙える、西湖エリアの有望な釣れるポイントです。
西湖の釣れるポイント/荻の浜
西湖エリアの南端に位置するポイントです。浜は緩やかなシャロ―になっていて、ウェ‐ディングの釣り人で賑わい、釣果実績が高いおすすめポイントです。浜からの遠投も回遊バスの釣果が期待できます。スポット的な小河川の流れ込み、突堤でも実績のある西湖エリアの有望なポイントです。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報③/東湖エリア
東湖エリアの特徴
琵琶湖の北湖から大きく湾曲した姉川から彦根付近のエリアで、ベイトが溜まりやすく回遊するポイントとなっていて、釣り人に人気なスポットです。彦根、長浜等の一級ポイントを擁す釣り人も多い、実績も高い事が特徴の東湖エリアです。
東湖の釣れるポイント/姉川河口付近
東湖の最北端の岬付近のエリアで、北湖からのベイトの回遊があり、スポット釣りが期待出来るエリアです。河口は広いサンドバーになっていて、格好のウェーディング釣りポイントとしても高確率です。
姉川の南側はディープな水深のポイントで、ラン&ガン釣りする事が楽しいエリアです。取水塔でのスポット釣行も実績があり、様々なスタイルの釣りが楽しめる、東湖の有望ポイントです。
東湖の釣れるポイント/長浜港
東湖エリアの大きな漁港で海の様に大型船が就航する、水深のある港です。琵琶湖の超メジャーポイントで、釣り人は家族から、ベテランバサーまで多く、過去には突堤やテトラ帯が超一級ポイントでしたが、現在は釣りが禁止となっています。
港も至る所で釣りが禁止となっていて、注意が必要です。ですが漁港外の河口や漁港の南側が実績が高く、おすすめの人気釣りポイントで、東湖エリアでは外せないポイントです。
東湖の釣れるポイント/彦根港
長浜港と並んで人気のある、東湖エリアの実績の高いポイントです。1年を通して釣れると知られる港で、春は港からビックワン、梅雨時期ではシャロ―でトップで釣れるスポットが人気です。
琵琶湖でも指折りの越冬ポイントとしても知られ、冬でも深場からモンスターが釣れると噂され、釣り人が絶えない人気の東湖エリアのスポットです。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報④/近江エリア
近江エリアの特徴
近江エリアは東湖エリアの南にあたり、近江八幡市の中心のバス釣りのポイントです。流量の多い大きな川が何本か流れ込み、大型魚の実績がある、釣り人に人気のエリアです。
近江エリアの釣れるポイント/野洲川河口
河口は足場が良く初心者でも釣りを楽しめるポイントです。河口や河川内のウィードスポットも狙い目で、ウィード打ちでスポットバイトも楽しめます。南側のテトラ帯も狙い目の、数釣りが期待出来るおすすめのポイントです。
近江エリアの釣れるポイント/堀北漁港
水質がクリアーでロケーションも良い漁港のポイントです。南側の砂利エリアで実績が高く、ラン&ガンの釣りが有効です。漁港は船の往来も多いので、夕方以降の釣りがおすすめです。漁港で気配が無い時は少し離れた桟橋も実績が高く、おすすめです。
近江エリアの釣れるポイント/愛知川河口
河口が広くウィードの切れ目が狙い目のポイントです。河口は岬になっていて、遠浅のシャロ―となっているので、ウェーダーでの釣りも有効で、楽しめます。回遊での数釣りが楽しめる、朝、夕まずめが狙い目の人気ポイントです。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報⑥/南湖エリア
南湖エリアの特徴
春先から初夏のスポ―ニングの時期に大変高い実績があり、ビックワンが狙える、超有望なエリアが南湖エリアです。琵琶湖大橋の海峡での回遊待ちや大型水路も多数あり、バスを狙いやすい条件が揃う南湖エリアは、多くの陸っぱりのバサーが訪れるエリアです。
南湖エリアの釣れるポイント/琵琶湖大橋東側
北側の大きな岬は南湖エリアでも屈指の回遊バスのポイントで、回遊にあたると爆釣する事でも有名です。遠投してアシを探るのも有効実績があるポイントです。南側のゴロタ石のエリアは若干水深があり、ラン&ガンで狙うと有望です。スポ―ニングの時期はバサーが賑わう、南湖エリア人気のおすすめポイントです。
南湖エリアの釣れるポイント/木の浜埋め立て地
南湖エリアでバサーに超人気の、一級ポイントです。放水路が5本あり、全ての場所がポイントとなっています。足を使って一日楽しめる広大で有望な南湖エリア屈指のポイントです。大物も潜んでいるので根気よく見逃さず狙いたいエリアです。
南湖エリアの釣れるポイント/北山田漁港
南湖の比較的大きな漁港で、漁港のそばには湖岸公園があり、家族で釣りやBBQを楽しんでいます。漁港では50㎝アップのランカーの実績も多く、人気のポイントです。
公園側は若干水深があり、ミノーやバイブレーションが有効です。ブルーギルが数釣り出来るポイントとしても知られ、ファミリーフィッシングにおすすめのポイントです。
琵琶湖のおかっぱり釣り情報⑤/大津北エリア
大津北エリアの特徴
琵琶湖大橋のの西側から湖西道路までのポイントを尾大津北エリアと呼び、水深や水流があり、ベイトタックルで狙う事が主流のエリアです。
大津北エリアの釣れるポイント/真野川
琵琶湖大橋の北側にあるポイントです。真野川の北側はウェーディングでの超一級ポイントで、ランカーの実績も高い人気のポイントです。河口先端は初夏から冬まで有望な回遊ポイントで、場所取りも大変ですが場所取りが出来たら回遊待ちで粘りたい一級ポイントです。
大津北エリアの釣れるポイント/和邇川河口
琵琶湖海峡の北側に突き出す岬の河口のポイントで、遠投での釣行が有望なエリアです。大型が望める回遊待ちポイントとして有名で、ウェーディングでマズメ時間を過ごせば、ハイシーズンでは必ず周囲で大物が上がる一級ポイントです。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報⑧/大津南エリア
大津南エリアの特徴
琵琶湖大橋南西側のエリアを大津南エリアと呼び、港や公園や河川も流れ込み幹線沿いでアクセスもしやすいのですが、近年の外来種駆除の活動の発進エリアともなり、難易度が上がっています。
大津南エリアの釣れるポイント/におの浜
温排水が流れるポイントとして、晩秋から春にかけて河口で人気のあるポイントです。バイブレーションやスプーンでのリアクションバイトでのランカーの実績がある、大津南エリアの人気ポイントです。
大津南エリアの釣れるポイント/雄琴川河口
河口の北側がポイントでカケアガリが近く、カケアガリでのバイトが狙いのポイントです。良質なウィードが生い茂り、暖かいシーズンは狙い撃ちが楽しい釣りが楽しめます。ランカー実績が多い人気のおすすめポイントです。
琵琶湖のおかっぱりバス釣り情報/まとめ
琵琶湖のブラックバスの釣りの魅力
琵琶湖のブラックバスの陸っぱりの有力ポイントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?琵琶湖は海の様に大きく、天候や水流も加味した奥の深い釣りが楽しめ、国内では他に類を見ない程、魅力が詰まったバス釣りのポイントです。
ご存知の通り、世界最大級の10kgを超えるブラックバスを釣りあげたのも、あの広い本場のアメリカ大陸では無く、紹介した琵琶湖なのです。
他ではなかなか見れない50㎝オーバーのバスも普通に釣れるという、ブラックバスの聖地でこれから始める方や初心者の方に、この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。