ポリラック ( POLY-LACK ) 300ml
ポリラックとは何か
ドイツが生んだコーティング剤
ドイツが生んだコーティング剤、それこそがポリラック(POLY-LACK)です。もともとドイツではポリラックというと使い方はカー用ではなく船舶用でカー用には「カーラック」と呼ばれる商品が利用されていましたが基本的に中身は同一のもの。現在は遠く離れた日本でもこれらの両方が簡単に購入できますがとくに使い分けに悩む必要はありません。日本ではどちらもカー用として販売され使われています。
コーティング剤とはどんなもの?
コーティング剤とは車の塗装を保護するために塗布するものです。車の塗装は風雨や飛び石、野鳥の糞に鉄粉に黄砂と通常の使用でも日々磨耗し傷ついていきます。それらの劣化から車を保護するために用いるのがコーティング剤の主な使い方。ポリラックもこのコーティング剤の一種というわけです。
ポリラックとカーコーティング方法
カーコーティングとは
カーコーティングは主に車を保護するために施工されます。具体的にはコーティング剤を車に塗装することで車を守るための膜を車の元の塗装の上にかぶせて覆いつつむことで風雨などの外的要因から塗装を保護するという仕組みです。例えるのならバリアーを張るようなイメージでしょうか。
カーコーティングとワックスの違い
ワックスは油です。蝋や石油系の油を混ぜたものでカー用のものは塗装の艶だしに効果を発揮します。一応、ワックスにも塗装保護効果はありますがその持続時間はコーティング剤よりも短いという性質があります。油を塗装表面に置いているだけなので雨などで流れ落ちていき、それが汚れの原因になってしまいます。
カーコーティングは2種類に分かれる
カーコーティングは手間と費用がかかる代わりにとても長く持続する「ガラスコーティング」と簡単な方法でかつ費用が安い「ポリマーコーティング」に分かれます。どちらも一長一短ですが、ポリラックはその名から連想されるように後者のポリマーコーティングにあたります。
カーコーティングは革新的な方法
1980年代にカーコーティングが大衆に知られだしてから少しずつ車の保護方法はワックスからカーコーティングへと移行してきました。それでもまだ日本ではカーコーティングというと価格の面で避けられている傾向にあります。カーコーティングのなかでもポリラックのようなポリマーコーティングは塗装保護という使い方でみればワックスよりもメリットが多い画期的な方法です。皆さんもポリラックの特性を知り、よりよいカーライフを送りましょう。
ポリラックの特徴
簡単確実な施工!
ポリラックの魅力は簡単な施工方法にあります。コーティングというと何やら特別な技術であったり道具であったりが必要なイメージがあるのでは?ポリラックにそれらは必要ありません。ポリラックの使い方は単純明快、塗って拭くだけ。初心者の方でも簡単に使うことができるのがポリラックの第一の特徴と言えます。
施工時間の短縮
「簡単で単純といっても塗装が仕上がるまでには時間がかかるんでしょ?」と思ったそこのあなた。その認識は間違いです。ポリラックは作業を始めて1時間から2時間ほどで余裕をもって仕上がります。空いた時間でピカピカになった車でドライブなどいかがですか?
通常のコーティングと違って再施工も簡単!
例えばガラスコーティングの場合には再施行するときには今残っている保護膜、バリアーを全て除去してからあらためてまたコーティングをしなおすのが一般的な方法ですよね。ポリラックの場合はそうではありません。ポリラックを再施行したいときには単純にまた上からポリラックを塗るだけですむのです。再施行のことまであらかじめ考慮されたコーティング剤なのでメンテナンスも簡単で、それでいて他の方法よりも価格も安くすんでしまう。ポリラックが世界に長年愛されてきた理由がそこにあります。
ポリラックの効果
車の汚れを落とす
ポリラックは通常の洗車後にそのまま塗るだけ。そのため、ポリラックを知らない人からすれば「おいおい、コーティングするんだから特別な下地の処理をしないとダメだろう」と呆れられてしまうかもしれません。ですがその心配はご無用です。ポリラックはもともと車に付着している通常の洗車では落ちないような油や水垢などの頑固な汚れを強力に除去してくれます。ポリラックには汚れ除去効果もあるのです。
車の艶出し
ポリラックは年季の入った車に新車の艶を戻します。ポリラックには艶出し効果もあるのです。特に濃い色の車により強く効果を発揮するこの艶出し効果、もちろん淡い色の車にも十分な効果があります。ただポリラックを塗装するだけでコーティング機能、汚れ除去機能にくわえて艶まで出てしまう。多面的に車にプラスの効果を付与できるのもポリラックの驚くべき魅力と言えます。
車の傷を隠す
ポリラックの効果は上記したものだけではありません。ポリラックを塗装することで生み出される保護膜、バリアーは車の傷にも効果があります。ポリラックの保護膜が車の傷をうめていき、もともとの傷の程度によってはパッと見て目立たなくなるほどまで傷を隠します。
持続するコーティング
ポリラックを塗装することで生み出される車の保護膜、バリアーは長く維持されます。その期間はおおむね2、3ヶ月。人によっては洗車をする間隔よりも長いかもしれませんね。通常の洗車をするついでにポリラックを施工すれば車はずっと保護された状態を維持できるというわけ。これはもうポリラックを試すしかないでしょう。
ポリラック施工前に準備したいもの
洗車用のスポンジ
ポリラックの施行前には必ず洗車をする必要があるのでスポンジはマストアイテムです。価格の安いものでかまわないので必ずカー用のものを用意しましょう!
カーシャンプー
同様にカーシャンプーも必須ですね。ポリラックを使う場合には価格面にも気を配りたいところ。お徳用の容量の多いカーシャンプーで入念に洗車をしましょう。
洗浄用の水
もちろん洗車には十分な量の水も必要になります。カーシャンプーを残さず落として万全な状態でポリラック施工に望むためにもあらかじめ水をきちんと確保しておきましょう。
カー用マイクロファイバークロスを複数枚
ポリラックの施工には適切な布を選ぶのが一番大事!必ずカー用のマイクロファイバークロスを用意しましょう。ポリラック施工にはこのクロスが複数枚必要になります。●洗車後に車に残った水気をきちんと拭き取るために●ポリラックを塗装するために●仕上げに車を拭くために、といった使い方で最低でも3枚、車体の大きい車ならばそれ以上は用意しておきたいところです。マイクロファイバークロスは1枚数百円程度の価格で購入できます。
最後に忘れちゃいけないポリラック
これがなければ始まりませんね。ポリラックは一回の施工でおおよそ50mmから100mm程度使用すれば十分な効果が得られるかと思います。ポリラックには数種の容量のものがありますので初めて使う人はお試しで容量の小さいものを、ポリラックの魅力にやみつきになった人は大容量のものをとニーズに応じて選択するとよいでしょう。
ポリラック施工の方法
はじめに必ず洗車する
ポリラック施工の重要な下準備、それが洗車です。カー用スポンジとカーシャンプーですみずみまで洗いましょう。ポリラックは手間の少ない優れたコーティング方法ですが、この洗車作業がポリラック施工で求められる唯一の下ごしらえです!
洗車の後はきちんと水気をふきとろう
洗車が終わり水でカーシャンプーと汚れを十分に洗い流したら用意したクロスで車に残った水気をしっかりと拭きましょう。このひと手間がとても大事な作業。ポリラックをまんべんなく車に塗装するためにも水気はきちんと取り除いておきたいところですね。
ポリラックを軽くクロスに含ませる
車体から水を拭き終われば、いよいよポリラックの登場です。あらかじめ準備しておいたクロスにポリラックを適量含ませていきます。「適量と言われても具体的に言ってくれないと…」と疑問に感じた人のためにアドバイス!おおよそですが、クロスに100円硬貨よりも少し大きいかな?といった程度の量をたらすとちょうどよいかと思います!
車にポリラックを塗っていく
クロスにポリラックを含ませたらさあ、いよいよポリラック施工です!といっても、ポリラック施工は単純簡単。ただ車に塗っていくだけです。とくに気負わずに鼻歌でも歌いつつ塗っていきましょう!
塗ったポリラックが乾燥するまで待つ
ポリラックは車に塗ったあとで乾燥するまで待つ必要があります。その時間はおおよそ20分前後。この工程が終わればあとはもうゴールは目の前です。
ここでちょっとしたアドバイス!
ポリラックを塗るときにはあらかじめ塗る場所の順番を決めておくと効率が上がります。例えば、最初にボディ部分を、次にバンパーなど金属部分を、最後にフロントなどのガラス部分をという感じで塗る場所を決めておくとフロントにポリラックを塗り終わるころにはボディ部分が乾燥してきているはずなので間をおかずに作業できますよ!
最後に乾いた布で拭き取る
ポリラックが乾いたらラストにクロスで拭きましょう!乾燥したポリラックと一緒に油や水垢などのカーシャンプーでは取りきれなかった頑固な汚れもこれで綺麗に落ちたはずです。もちろん、コーティングも終わっています!ポリラック作業はこれで完了、おつかれさまでした!
ポリラックで車の傷を隠す方法
ポリラックで傷を完全に消すことはできない
よく「ポリラックで傷消しをする」という言葉を耳にしますがポリラックは傷をコーティング、すなわちバリアーで覆い隠しているだけで「消している」というわけではないです。消えたように見えても、傷はそのままそこにあります。
ポリラックで傷を目立たなくすることはできる
ただ、ポリラックを使えば限りなく傷を見えにくい状態まで改善することは可能です。ポリラックはバリアーのように車の塗装表面に覆いかぶさり保護します。そのさいに車に出来ている小さな傷に入り込み埋まり、そしてその部分も含めて車体に艶を出してくれます。その結果、傷はパッと見ても判別できない程度にまで目立たなくなるのです。
傷が深い場合は手を出さないのがベター
ただし、深い車の傷をポリラックで対処しようとするのはおすすめできません。ポリラックは便利で簡単な画期的なアイテムではありますが万能ではないのです。深い傷の場合はポリラックを使わずにコンパウンドなどで対処するかあるいはさわらずに板金塗装などの業者に依頼したほうが無難でしょう。
ポリラック施工のコツとポイント
ポリラック施工と天候
ポリラック施工は雨の日以外の天気のときに行うか、風通しの良い屋根付きのガレージなどで行いましょう。ポリラックは乾かすという工程が必須となる施工ですので雨の日に屋外で行うのはおすすめできません。
黄砂はポリラック施工の大敵
ポリラックで一度きちんとコーティングしてしまえば黄砂はこわくありません。ただ施工するさいには黄砂をきちんと取り除いてから施工に取り掛かったほうがよいでしょう。そのさいは先に行う車の洗浄のときに黄砂で車に余計な傷が付かないように作業をしましょう。
ポリラックは乾かしすぎないように
ポリラックは車に塗ったあとで20分前後乾燥させる必要がありますが、そのさいに「乾燥させすぎない」ように注意しましょう。乾燥させすぎると乾いたポリラックを車から拭きとる作業が大変になります。そこまですぐに乾燥しすぎた状態にはなりませんのでシビアになる必要もありませんが、一応心にとめておいて下さい。
ポリラックを塗るときは必ずカー用クロスを!
通常の洗車もそうですがポリラック施工で通常のタオルなどを使用するのは絶対にNGです!これだけは絶対にカー用のマイクロファイバークロスにしましょう!通常のタオルで車を拭きますと細かな傷の原因になります。車専用のものを使いましょう。
ポリラックの価格
通販サイトがおすすめ!
ポリラック ( POLY-LACK ) 300ml
ポリラックのおおよその価格帯は300mlで4000円から5000円です。この量と価格で大体、4回から6回ほど使えるでしょう。一度ポリラックで施工すれば2ヵ月以上はコーティングが持続しますので、費用対効果で考えてもおすすめのカーメンテナンスアイテムと言えますね。
価格の変動には敏感に
上記画像はAmazonのサイトでみたポリラックの価格ですが、例えば楽天通販サイトの場合とAmazonサイトの場合とでは同じポリラックでも価格に差があります。当然、この二社以外の場所ではまた違った価格になります。ポリラックはドイツで主に製造販売されているドイツ生まれの商品ですので日本で販売するさいには情勢により価格に変動が出ます。購入を検討するときには価格を比較してみるとよいでしょう。
ポリラックとワックス
ポリラックとワックスの賢い使い方
ポリラックはワックスと比較すると、効果が多面的でとりわけ車を長期的に保護する機能に関しては明確にワックスより優れているアイテムです。ただ、高性能なワックスほどの艶出し効果や傷を隠す効果はありません。さまざまな効果があるポリラックですが、用途や場面に応じてワックスなどの他の商品と使い分ければさらに豊かなカーライフを送れるでしょう。
価格で見るポリラックとワックス
ポリラックは固有の正規品の商品のなかから選んでいくので価格は4000円なら4000円と決まってきます。それに比べてワックスの場合は200mlで1000円程度のものからはるかに高価なものまでさまざまなメーカーがいろいろな商品を販売しています。その意味で自由度があるのはワックスの利点ですね。
ポリラックの評価とまとめ
ポリラックの評価
ポリラックは「とりあえずこれを使っておけば安心」と人に薦められるほどの素晴らしい性能を持っています。数ヶ月に一度洗車をするという習慣がある人は洗車のついでにポリラックを施工すれば愛車を美しく保てるでしょう。簡単に施工できて効果も高いポリラック、試してみる価値は十分ありますよ!
まとめ
ポリラックについてすでに知っている人、知らなかった人、両方の人たちにとって有益な情報を提供できたのなら幸いです。ドイツ生まれのポリラックは数十年前から愛され使用され続けてきた実績のあるコーティング剤です。ただ、まだまだ車のメンテナンスに重宝するアイテムはたくさんあります。いつかまた紹介させていただければと思います。それではここまでありがとうございました。
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