AP C型クランプ 45mm【G型クランプ シャコ万力】【鈑金作業 溶接作業】【アストロプロダクツ】
クランプってどんな工具?
万力に似た工具
クランプと呼ばれる工具はご存知でしょうか?万力と同じく"モノを固定する"能力を持つ工具ですが、用途が異なりとても便利な工具となっております。今回はクランプの使い方とたくさんの種類についてもご紹介します、さらにはクランプと似ている万力との相違点までもご説明します。
固定できる強み
万力と同様に「固定できる」というのが強みで、この能力がいろいろな場面で役に立ちます。さらに種類がとても多く、さまざまシーンに合った使い方を試すことができます。
"固定"と聞くとあまり魅力を感じないかもしれませんが、意外にも持っておけば役立ちます。特にDIYがお好きな方、または始めたい方は持っていて損はありません!これを機会にぜひGETしましょう!
クランプの意味
クランプ(Clamp)は日本語で"締める"を意味しており、日本での呼び名は「カタガネ」「締め具」とも呼ばれており、文字通り締め付ける為の金具として用いられていました。言葉の意味を知って頂いた次に構造についてご説明してきたいと思います。
クランプの構造
クランプは簡単な構造ですが非常に便利で、構造は意味の如く「ネジを締めて固定する」構造になっており、構造自体は万力とほとんど同じとなっております。しかし万力と決定的に違う部分がクランプにはあり、後にその違いについて詳しくご説明したいと思います。
安く手に入る
便利で値段が高そうですが安価で手に入れることができます。種類が多いため値段はピンからキリですが、特別な用途がない限りは安価で手に入ります。今回はクランプの用途や種類を詳しくご紹介いたしますので選ぶ際の参考にして頂けると幸いです。
クランプと万力との違い
万力とは?
万力(Vice)はネジの開け閉めを用いて素材を固定するための工具で、強い圧力により素材を締め付けます。用途としては素材を固定する場面(やすり掛け、カット、圧着)に用いられます。木材などを固定する場合はあまり強く締めすぎると壊れる可能性があるので注意が必要です。
それぞれの違い
万力の多くは機械製のものや、作業台やテーブルなどに設置して使用するものとなっており。一方クランプは"設置型"ではなく比較的サイズも小さくなっています。要するに万力は"素材そのものの固定"なのに対して、クランプは"作業台と素材を固定"するための金具であると考えて頂いて結構です。
クランプの用途
素材の切断
クランプは素材の切断の際にも役立ち、テーブルなどに木材をクランプで固定してノコギリを動かせば素材を綺麗に切断できます。大きな木材などになると足で固定して切断するのが主流ですが、小さな素材などはクランプを用いた切断が便利です。
素材の接着
素材の接着シーンで高い効果を発揮し、手で圧着するよりも効果が高くわずらわしさがありません。素材を選びますが、木材同士の接着などには特に便利で、接着剤を塗った後素材同士を合わせてクランプで固定するだけです。後は放置しているだけで手で貼り合わせるよりも強い接着性能が期待できます。
素材の研磨
万力同様、素材の研磨にも利用できます。切断の時と同じように机などに素材をクランプで固定して研磨しましょう。研磨の際には力が加わるので素材が動かないように2つ以上のクランプを用いるのが好ましいです。
素材の穴あけ
板などの素材に穴をあけるときにも大きな役割を果たします。穴をあける時気になるのはやはり机や床の心配です。どこかに浮かせない限りはどこかに傷をつける可能性があるので、机にクランプで固定して宙に浮かせた状態でドリルで穴あけができます。
クランプの使い方
基本的な使い方
種類は様々あるのですが、オーソドックスなクランプの使用方法は本体に付いているハンドル(ネジ)を回すことで開閉することができます。至ってシンプルなのでハンドルを回すだけで対象が簡単に固定できてしまいます。
注意点
一つ目の注意点は、不安定なところに固定しないようにしましょう。クランプの接地面は必ず平面に当てなければ効果が薄くなりますし、固定した素材が動いてしまいます。ミスをした時のショックが大きくなるので固定は確実にしましょう!
二つ目の注意点は強く締めすぎないようにしましょう。万力と比べるとパワーは弱いですが、あまり強く締め付けすぎると素材にひびが入ったり傷つけたりします。さらには作業台なら安心ですが、普段使いのテーブルなどで強く締めす付けすぎると跡が残りますので程々に固定しましょう。
クランプで傷つけないようにするには、クランプと素材の接地面にラバーシートなどを敷くのがおすすめです。締め付けを弱めることなく傷つけずに素材を固定することができます。
クランプの種類
C型クランプ
AP C型クランプ 45mm【G型クランプ シャコ万力】【鈑金作業 溶接作業】【アストロプロダクツ】
最もよく見られるオーソドックスなクランプがこちらです。最も安価で小型なので数点購入してもお財布の負担にはなりませんし工具箱の場所も取りません。簡単DIYに挑戦したい方は迷わず購入しましょう。
F型クランプ
L型クランプとも呼ばれており、ハンドルそのものが可動式で色々なサイズの素材に対応して固定させることができます。広いニーズに対応できますのでおすすめなクランプです。
バネクランプ
挟むだけで素材を固定できる便利なクランプがこちら。せんたくばさみと同じ構造をしており使用時のわずらわしさがなく、簡単に固定することができます。しかし比較的締め付ける力が弱いのでパワーを過信しないようにしましょう。
ラチェットバークランプ
レバーひとつで操作できるのがこのクランプです。その他のクランプよりはパワーは弱く慣れるまで難しいですが、一度慣れてしまえば使いやすいくそこそこ力があるので重宝する存在です。
ベルトクランプ
こちらのクランプは限定的ではありますが、木材などの接着に適しています。こちらの構造は四隅を固定することができるので四角い構造をした素材(箱や額縁など)に適しており、他のクランプではできない部分を固定することができます。
コーナークランプ
文字通りコーナーを固定するクランプで、その他のクランプとは性質が異なっています。その他のクランプとの違いは垂直固定ができる点で、こちらを用いることで垂直固定が可能になります。少々限定的な使用方法ですが、DIYがお好きな方は持っていて損はなしです。
トグルクランプ
こちらは作業台などに設置して使うタイプのクランプで、取り外して用いる事はできませんが万力のように作業台に取り付けておくといつでも使えますので便利です。お家に専用の作業台があれば取り付けておくとモチベーションもなんとなく上がります!
ハタガネ
ハタガネ(旗金)は日本で昔から用いられている金具で基本的にクランプと同じですがDIYに使いたい方は先ほどご紹介したクランプを購入して頂いて構いません。ちなみにクランプの日本版がハタガネと考えて頂いて結構です。
クランプの選び方
いざ買おうにも選び方が分からず迷った方は、"C型・F型"を購入すれば間違いありません。その他のクランプは限定的な使用やクセがあるので万能なクランプを買うのがいいです。
用途がはっきりとしている場合は今回ご紹介した種類の中から選びましょう。特にC型クランプは安価で数本購入してもお財布の負担になりませんので2本買いもおすすめです。
まとめ
クランプはホームセンターで色々な種類が売られており、お好きなクランプを手に入れることができます。しかし規模の小さいお店ですと置いてない可能性もあるのですが、万能なC型は必ずあるので是非とも探しましょう。
工具箱の仲間入り!
その他の金具同様に工具箱に入れておけば役に立つこと間違いなしです。クランプの中には大きいモノもあるのですが、工具箱に収まるものが多いので忍ばせておけばいつでも利用できます。特にDIYがお好きな方は必ず役立ちますのでホームセンターで購入しましょう!