カメダ KCT-13
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テイラー カラーコルゲートチューブ
コルゲートチューブとはどんなチューブ?
表面にアコーディオン状の細工を施したチューブのことをコルゲートチューブと言います。やわらかく取り回しが容易で材質やカラー、サイズも多種多様なものがあり実にさまざまな使い方がされています。また、チューブにスリット(切り込み)が入っているものもあり用途により使い分けることでより簡単に設置することができます。
コルゲートチューブの利点
コルゲートチューブの利点としてやわらかくて取り回しが簡単である点はすでに述べましたが、このページをご覧の皆さんはきっとこう思っておられることでしょう、「え?それだけのなの?」と。いえいえ、もちろんそれだけではないんです!コルゲートチューブの魅力はまだまだあるのです!
コルゲートチューブは丈夫なのです!
カメダ KCT-13
取り付け設置の際に折り曲げてもクセがつきにくく、きちんと元の形状を維持してワレやヒビの心配なく施工できます。つまり、コルゲートチューブは取り回しの自由さと頑丈さを両立した配線チューブというわけですね!
耐候性、耐熱性、耐薬性などなど耐性もりだくさん!
コルゲートチューブは屋外で使用される配線チューブとしても重宝します!屋外の過酷な日光や風雨、紫外線にも負けない材質で作られているため室内はもちろん屋外のアンテナケーブルや配水ホースの保護にも利用できます。
また、酸性、アルカリ性などの他有害な成分にも強い耐性があるため酸性雨やPM2.5などの有害物質からも内部のケーブルをしっかりガードします!
もちろん寒さにも強いコルゲートチューブ
耐熱だけでなく寒さにも強いのがコルゲートチューブの利点の一つです。製品によってマイナス50度の低温でもワレやヒビ、変形を起こさずに内部のケーブルを守ります。春夏秋冬、高温から低温までオールシーズンで利用できるのはありがたいですね!
コルゲートチューブは軽く安価でカットも簡単にできる!
コルゲートチューブの材質として一番ポピュラーなのがポリプロピレン!これは簡単に言えば樹脂を加工したもので、とても軽くてカッターなどでの切断も容易にできるのが最大のメリット!それでいて低価格でリーズナブルなのも良いですね。
材質を変えることでさらにパワーアップ!
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以上の利点はまだまだコルゲートチューブの基本的なものでしかありません!コルゲートチューブの真の魅力、それはズバリ材質を変えることで得られる付加効果にあるのです。ポリプロピレン製の一般的なコルゲートチューブも十分に優秀な性能を備えていますがさらにもう一歩、用途に応じて工夫を加えたものが開発されています。
例えば、自動車や重機のエンジンルーム内でケーブルをまとめる配線チューブとして利用する場合は耐熱性の材質のコルゲートチューブを利用すれば安心安全の施工を実現できます。
他にも屋外使用なら耐候性の材質のコルゲートチューブを、内部の配線を外から見えるようにしたい場合には白く透明な材質のコルゲートチューブをといった具合に使い方に応じてかゆいところに手が届くのがコルゲートチューブの利点と言えますね!
コルゲートチューブの種類
まずは標準のコルゲートチューブ
ポリプロピレン製、一般に「PP」と省略表記されている材質ですね。この材質で作られているものが標準的なコルゲートチューブです。おそらくコルゲートチューブと言えばまず先にこれが出てくることでしょう。
安価でいろいろなサイズとカラーバリエーションがメーカーより販売されています。ポリプロピレンは絶縁性で電気を通しにくい性質があるため電気配線チューブとして利用されています。また、とても柔軟性がありかつヒビわれにくいので作業しやすいのも利点です。
熱に強い!耐熱コルゲートチューブ
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耐熱コルゲートチューブはなんと驚きの100度以上もの高温にも耐えきります!その秘密は材質にあり!熱に強いナイロンを使用して作られているため生産しているメーカーによっては120度以上の超高温にも耐えるコルゲートチューブもあります。
反面、通常のポリプロピレン製のものより少し硬いというデメリットもありますが、それを考慮してもこの耐熱性は大きな魅力と言えますね!
カラーもいろいろ♪色つきコルゲートチューブ
テイラー カラーコルゲートチューブ
お部屋のなかで使うのなら目で見て美しく施工したいと思うのは自然な発想ですよね♪コルゲートチューブにはサイズや材質以外にも色によってさまざまな種類があるのです。
配線チューブとしてお部屋のコード類を整頓しながらもうワンステップ上のステージへ!お部屋の雰囲気にあったカラーのコルゲートチューブを使ってお洒落に飾ってみてはいかがでしょうか♪
コルゲートチューブの屋外設置なら耐候性のあるものを!
お部屋のなかのケーブルだけがコルゲートチューブの出番だと思っていませんか?いやいや、そんなことはないんです。例えば屋外のアンテナケーブルや水撒き用ホースを保護するという使い方でもコルゲートチューブは利用されます。
屋外で使用するとなるとまず気になるのが日光や風雨、そして紫外線です。実は通常のポリプロピレン製のコルゲートチューブにも十分耐候性はあるのです。
バルコニーに設置したアンテナケーブルのカバー用に買いました。購入後約二か月強使いましたが、今年の暑い日差しにもかかわらず、問題なく耐えております。これからは寒い時期に突入しますが来年の夏まで持てば御の字かと。 アンテナケーブルが直接やられるよりは コストも安いのでオススメです。ただ道具なしで10メートル強ケーブルを中に入れるのは苦労しました。今度はこれ用の道具買います
耐候性プラス防鼠性、ネズミはあっちいけ!
確かに通常のコルゲートチューブには耐候性はあるのです、ですが屋外での脅威は天候だけではないですよね?そう!哺乳類ネズミ目のなんでも齧るあの子たち!彼らをはじめ屋外にはさまざまな野生動物たちがいますよ。
彼らにとってはコルゲートチューブをはじめとした柔らかくて丈夫なチューブ達は格好の遊び道具なのです。ですが!コルゲートチューブは負けません!動物たちの嫌う臭い成分を配合した材質を使用した特別なコルゲートチューブもあるのです!
うーん、まずい!二度と齧らないよ!
ネズミなどの野生動物は賢いのです。臭いだけでは限界がありますよね。そこでコルゲートチューブはさらなる進化を遂げました、それはすなわちマズくなることです。材質に野生動物がマズいと感じる成分をたっぷり練りこんだコルゲートチューブを屋外の配線チューブとして利用すればより確実に屋外ケーブルを保護できます!
コルゲートチューブのサイズはいろいろ
コルゲートチューブはメーカー発売のひとつの製品につき外径サイズによって10種類前後の数があります。もちろんスリットありのタイプとなしのタイプも入れるとその倍の数があるわけです。これだけあればどんな場面どんな使い方でも自由に施行できますね!
コルゲートチューブのスリットの有無
スリットのあるなしは保護したいケーブルにコルゲートチューブを設置する際の入れ方に関わってきます。もちろん、スリットのあるものの方がないものと比較して設置は容易です。現在、コルゲートチューブを扱うメーカーの多くがスリットのあるものとないものを両方販売していますので用途に応じて選択すると良いでしょう。
コルゲートチューブの使い方
コルゲートチューブはスリットのあるなしで入れ方がガラッと変わります。スリットのないものの場合は単純に端から保護したいケーブルを挿し込み進めていくわけですがスリットのあるものの場合はスリットをパカっと割ってから入れていくわけです。
コルゲートチューブを使う際の注意点!
コルゲートチューブは配線チューブとしてはとても優秀ですが、正しく使わなければ逆に内部のケーブルを痛めることになるかもしれません。特にスリットの入ったコルゲートチューブを使用する場合は内部のケーブルをしっかりと入れてスリットから飛び出さないように注意をしましょう。
コルゲートチューブの入れ方を実際に見てみよう!
この動画にあるように片手で保護したいケーブルを、もう片方の手でコルゲートチューブを持ちスリットをパカッと開きスライドさせるように前後運動をしながら作業していくと簡単に手早く設置ができます。
コルゲートチューブと他のチューブって何が違うの?
コルゲートチューブは他の一般的な配線チューブと比較すると取り回しの簡単さや耐候性をはじめとした耐性の数々などなどいろいろと利点があることをここまで紹介してきましたが、それでは他に取り回しがしやすく丈夫なチューブはないものでしょうか?
実はあるんです、よく似たチューブが。そのチューブの名前は何を隠そうスパイラルチューブ!コルゲートチューブと同じく形状に特徴のあるチューブです。
スパイラルチューブってどんなチューブ?
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スパイラルチューブはコルゲートチューブと同じく主にケーブルなどの保護材として利用されているものの一つです。コルゲートチューブと同じく自由に設置でき、さまざまなサイズがあり使い方に応じて材質を選択することで多様な場面で活用されているチューブです。
コルゲートチューブとスパイラルチューブの共通点
コルゲートチューブとスパイラルチューブの共通点はいくつかあります。例えばスパイラルチューブにはコルゲートチューブと同じく耐候性耐熱性をはじめとした耐性があり、サイズやカラーのバリエーションも多くいろいろな種類のものが販売されています。
屋内屋外問わず使用でき、色を自由に使うことでお部屋の雰囲気に合わせた設置もできます。
コルゲートチューブとスパイラルチューブの違い
コルゲートチューブとスパイラルチューブの違いは、ずばり設置する際の入れ方にあります。コルゲートチューブの場合は端から挿入していくか、あるいはスリットを割り入れていくわけですが、スパイラルチューブの場合は保護や束ねて整頓したい配線類に巻きつける形で設置していくわけです。
コルゲートチューブとスパイラルチューブの使い分け
スパイラルチューブは後付け簡単!
スパイラルチューブは入れ方がすこし独特です。保護したいケーブルに対して外側から巻きつけていくという入れ方であるためにすでにある配線の上から巻き入れていくことができます。さらに、取り外すのも容易なため設置のやりなおしがコルゲートチューブと比べて簡単にできるというメリットがあります。
途中でコードを分岐させるならスパイラルチューブ!
コルゲートチューブはスリットのないものはもちろんスリットのあるものでも中身のケーブルの一部をチューブの途中から外に分断して出すことはできません。スパイラルチューブは内部のケーブルを巻きつけながら施工していくなかで、中身のケーブルの一部だけをチューブの途中から外に出して分岐させるという作業ができるわけです。
スパイラルチューブはどうしても隙間が多くなる
スパイラルチューブは巻きつけるという入れ方の性質上コルゲートチューブよりも内部のケーブルが外に露出する部分が多くなります。そのため屋外で使用するときにはネズミなどの野生動物による咬害で内部のケーブルが傷む可能性が高くなります。
屋外でアンテナケーブルなどの保護チューブとして使用する際には隙間のないコルゲートチューブを使用したほうが良いでしょう。
スパイラルチューブの入れ方を実際に見てみよう!
スパイラルチューブはこのように保護したり束ねておきたいケーブルの上からクルクルと巻きつけていくわけですね。この動画では二本のケーブルをまとめていますがこのようにスパイラルチューブを使えば何本ものケーブルを後からしっかりと束ねて簡単に一本にまとめてスッキリ整頓できます!
まとめ
以上でコルゲートチューブについての説明を終わります。いかがだったでしょうか?配線チューブと一口に言っても世の中には実に多くのチューブがありますよね。用途に応じて一番適当な配線チューブを選ぶことはとても難しいことだと思います。
このまとめが皆さんがコルゲートチューブ、または他の配線チューブを選び使用する際に少しでもお役に立てたのならこれ以上の幸せはありません。ご精読ありがとうございました。