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ローラー台おすすめ4選を徹底比較!種類やメーカーごとの選び方を解説!

室内でのロードバイクトレーニングに使うローラー台について、固定や三本などローラー台の種類や、メーカーごとにおすすめのモデルを比較しながら紹介していきます。種類ごとの特徴を理解して、ローラー台を使ったトレーニングを始めロードバイクライフを充実させましょう!
2020年8月27日
おおかみ
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神楽

そもそもローラー台とは?

出典: https://www.amazon.co.jp/Lixada-Lixada-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%A9%9F-3%E6%9C%AC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC-%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/dp/B06XDJSMNQ/ref=sr_1_13?ie=UTF8&qid=1518653379&sr=8-13&keywords=%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%8F%B0

ローラー台とは、ロードバイク(マウンテンバイクなどでも使用できるローラー台もあります)で室内トレーニングをする、あるいはレース前にウォーミングアップをするために使われることが多いトレーニング器具です。実際に路上で行うトレーニングとはペダルをこぐ感覚が違うものが多いことに加え、ロードバイクに乗るだけでも独特なコツを要求する種類もあるため、しっかり自分の目的にあったローラー台の選び方をする必要があります。ですが、天候や時間的な制約を受けずにロードバイクに乗るのと近い感覚でトレーニングを行うことができます。

ローラー台の種類

ローラー台には、その形式によって大きく分類するとまずは、固定ローラー台と、三本ローラー台の二つに分類することができます。ここからはそれぞれの特徴について見ていきましょう。

三本ローラー台

三本ローラー台は自転車を固定しないため、フレームに与える負荷が少なく、より実際の走行に近い感覚でのトレーニングができるローラー台です。ロードバイクとローラー台以外に特別用意しなければならないものが少なく、ローラー台でのトレーニングを始めるまでの準備が短い時間で済むということも特徴に挙げられます。一方、固定されていないために自らロードバイクの転倒を防ぐためにバランスをとる必要があります。そのバランスの取り方が、実際の走行よりもシビアに感じられる点が、少し慣れが必要なローラー台になっています。

固定ローラー台

固定ローラー台は、ロードバイクの前輪あるいは後輪を固定してトレーニングを行うローラー台です。転倒の心配がないため、比較的初心者にもおすすめできるローラー台です。FTPテストなどのペースで全力を出し切るタイプのトレーニングに適しているとも言えるでしょう。三本ローラー台と違い、形式が固定ローラー台の中にも複数あるため使用環境や目的に合わせて形式ごとの特徴を理解することができれば自ずと選び方は見えてくるでしょう。

固定ローラー台の種類

固定式のローラー台は、タイヤドライブ・ダイレクトドライブ・リムドライブ・ハイブリット式の4種類に分類することができます。それぞれの特徴やロードバイクに与える影響などを比較しながら見て、理解することで選び方の参考にしましょう。

タイヤドライブのローラー台

固定式のローラー台の中でも、最もモデル数が多い形式の固定ローラー台でしょう。ロードバイクの後輪を固定し、タイヤにローラーを接地させることでローラーを回転させるタイプのローラー台です。比較的安価で、値段的にはおすすめしたくなりますが。クイックリリースを固定のために左右から抑え込む形で締め上げるので、頑丈な作りのローラー台専用クイックリリースを使うことを推奨されることが多いです。また、タイヤに凹凸があると騒音の原因になることに加え、この形式のローラー台はタイヤの磨耗が激しいため、耐久性と静粛性に優れたローラー台専用タイヤの使用が推奨されています。タイヤをいちいち着脱したくない…でも騒音は困る…となると、ローラー台専用のホイールがタイヤとセットで必要になり得るなど、追加出費がかさみがちなローラー台とも言えます。三本ローラーと比較すると静か(負荷方式による)ですが、集合住宅では防振策が必須な種類のローラー台です。

ダイレクトドライブのローラー台

ダイレクトドライブ形式のローラー台は、ローラー側にスプロケットを装着し、リアホイールを外したロードバイクをホイールをはめる要領でローラー台に固定します。そのため、タイヤの磨耗を気にする必要はなく、負荷方式によらず騒音が出にくい種類のローラー台だと言われています。クランクやペダル、ハブなどに搭載されるのと遜色ない精度を持つパワーメーターを内蔵しているものもあり、比較的高価な種類のローラー台です。

緩やかな負荷が特徴

タイヤドライブとは違い、クイックの上から締め上げる形での固定ではないため、比較的フレームに与える負荷が緩やかなものになっているとも言えるでしょう。この型式のローラー台の特徴としては、やたら重いこと、やたら大きいこと、静粛性が高いことが挙げられます。家の中で据え置きにして使うための種類でしょう。静粛性が高いので集合住宅にはおすすめです。

ハイブリッド式のローラー台

ハイブリッド式のローラー台は、三本ローラーと固定ローラーの特徴を併せ持ったローラー台と言えるでしょう。基本的にはロードバイクの前輪を外しフォークを固定します。後輪は固定せず、三本ローラーのようにただ台の上に置きます。この種類のローラー台は、固定ローラーの転倒しないという特徴と、三本ローラーのバランスの維持をする必要があることで実際の走行に近い感覚でのトレーニングができるという特徴を持つローラー台になっています。比較的軽量で、持ち運びしやすいため、レーズ会場でのウォームアップにもおすすめです。

リムドライブのローラー台


タイヤドライブの亜種とも言える種類のローラー台です。タイヤドライブと同じように後輪をつけたまま、後輪のクイックを固定することでロードバイクを固定しますが、タイヤではなくホイールのブレーキ面にローラーを押し付けることで負荷をかけます。ホイールにダメージを与える方式なので、近年はめっきり見なくなりました。

ローラー台負荷ユニットの種類

ローラー台でのトレーニングでは、ホイールが高速回転しても、空気抵抗が増したりするわけではないので実際の走行と比較して負荷が弱くなってしまいます。そのため、ローラー台には負荷ユニットが付いていて負荷を増大してトレーニングをすることができます。ローラー台の負荷ユニットについて知り、選び方の参考にしましょう。

磁石式負荷ユニット

その名の通り、磁力を使ってローラーの回転しやすさを変えるユニットです。比較的強力な負荷を発生させることができることと、負荷の段階を自ら選択できるため、任意のタイミングで任意の強さでの負荷をかけられることが特徴の負荷ユニットです。とにかく強い力で踏めるようになりたい、そのための練習がしたいという方におすすめの種類です。一方で、実際の走行のようなリニアな負荷をかけることはできず、なんとなくカクカクとした踏みごたえになってしまう・比較的大きな騒音が発生するという欠点もあります。

フルード式負荷ユニット

出典: https://www.amazon.co.jp/CycleOps-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%97%E3%82%B9-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%892-990196/dp/B00EPM7T1M/ref=sr_1_2?s=sports&ie=UTF8&qid=1518653811&sr=1-2&keywords=%E8%B2%A0%E8%8D%B7%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88+%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%89

フルード式負荷ユニットは、負荷ユニット内に充填した液体によって負荷をかける方式の負荷ユニットです。ユニットの回転数に合わせて自然に負荷のかかり方がきつくなっていく方式で、自分の任意の負荷を即座にかけることは出来ません。最大でかけることができる負荷は磁石式と比較すると低いものが多いですが、とても滑らかに負荷を増やしていくことができます。また、磁石式と比較して静音性に優れているため、トレーニング時間が遅くなりがちな方や、集合住宅にお住いの方はこの方式を採用しているローラー台がおすすめです。

Zwiftってなに?

Zwiftは比較的最近になって作られた、バーチャルサイクリング・ランニングができるアプリです。ここではサイクリングのみの説明をしますが、ローラー台の上でロードバイクにかけられたパワーを、パワーメーターやスピード・ケイデンスセンサーからのデータで数値化し、アプリ上を走る自分のアバターが走る路面状況に合わせたスピードに変換することでバーチャルサイクリングを行うことができるものです。

Zwiftのメリット

Zwiftの大きなメリットは、レースやワークアウトなどの機能にあります。ローラー台でのトレーニングはどうしても単調なものになりやすく、飽きがくるのが早いです。Zwiftは、世界中のプレーヤーとのレースができたり、自分のレベルに合わせたトレーニングメニューを組んでくれるので、トレーニングに対する精神的なハードルが低くなります。Zwiftに対応しているか否かでローラー台の種類を選ぶという選び方もありだと思います。

ローラー台の選び方?

大まかな種類と負荷方式について見てきたところで、大まかな選び方の方向性をまとめておきましょう。選び方は何を重視するかによって大きく三つに分かれるかと思います。

①静粛性重視

ダイレクトドライブ+フルード>ダイレクトドライブ+磁石≒タイヤドライブ+フルード>タイヤドライブ+磁石≒ハイブリッド各種>三本ローラーといった順番で静粛性が高い傾向にあります。ローラー台のモデルによってはこの通りではありませんが、一定の傾向として選び方の参考になると思います。

②実走感重視

三本ローラー>ハイブリッドローラー>ダイレクトドライブ+フルード>タイヤドライブ+フルード≒ダイレクトドライブ+磁石>タイヤドライブ+磁石といった順番でしょう。三本ローラーはやはりローラー台の中では最も実走感に優れた方式であると言えるでしょう。


③価格重視

タイヤドライブ+磁石>三本ローラー>タイヤドライブ+フルード>ハイブリッド各種>ダイレクトドライブ各種といった順番です。三本ローラーは、負荷付きモデルかそうではないか、ダイレクトドライブはパワーメーター内蔵かそうでないか、タイヤドライブは連動自動負荷モデルかどうかで大きく値段が変わるため、注意が必要です。

④Zwiftなどバーチャルサイクリングをするかどうか

Zwiftをプレイするためには、ローラー台と、何らかのパワーソースが必要になります。パワーは、パワーメーターなどで実際に測った実測値と、スピードセンサーやローラー台の回転数と負荷段階から割り出した予測値(ZwiftではZパワーと呼ばれています)のどちらかを使用することができます。シビアなトレーニングを行いたいなら、実測値を計測できる環境を整える方が良いでしょう。その際、自分がパワーメーターを持っていないのであれば、パワーメーターを内蔵しているローラー台を選ぶという選び方もあります。また、画面内の坂道に合わせて負荷装置が自動的に負荷を大きくする機能を持っているローラー台も存在しており、バーチャルサイクリングとしての楽しみを追求するのであれば、そのような機能を持っている種類のローラー台を選ぶのがおすすめです。

ローラー台のメーカー

日本においてメジャーなローラー台のメーカーは、MINOURA・Tacx・ELITEの三つが特に有名でしょう。その他にも、Wahoo・Growtac・Kinetic・Cycleops・FEEDBACK SPORTSあたりのメーカーは、それぞれ一つは評価の高いモデルを発表しています。メーカーごとにデザインは大きく違うため、デザインを気にして選んでみるという選び方もありかもしれません。

ローラー台メーカー① MINOURA

神楽

MINOURAは日本の岐阜県に本社を持つメーカーです。ローラー台だけではなく、メンテナンス用のスタンドやディスプレイラックやバイクタワーなどといった製品を製造販売しています。ローラー台は、タイヤドライブ・ハイブリッド・三本ローラーの3種類をラインナップしていますが、フルード式の負荷装置を採用しているモデルはありません。特徴としては、タイヤドライブ式の固定ローラーにミニベロ用のローラー台のラインナップがあること、上位グレードはタイヤへのローラー接地方式を自重式と固定式で切り替えられること、ハイブリッドローラーが、スルーアクスルなど多彩なホイール固定方式に対応しているといった点を挙げることができます。

ローラー台メーカー② Tacx

Tacxはオランダのメーカーで、ローラー台やボトル、ボトルケージなどのサイクルアクセサリーを製造しているメーカーです。タイヤドライブ、ダイレクトドライブ、三本ローラーをラインナップしており、フルード式・マグネット式・自動負荷調節型も取り揃えるメーカーです。カチューシャ・アルペシンなど複数のワールドツアーチームにローラー台やボトル・ボトルケージを供給する、世界的メーカーです。淡い水色がブランドカラーのようで、デザイン性に優れた近未来的な製品が多いことが特徴です。ローラーのモデル名が、「Satori」「Bushido」だったりするので、日本好きな方が開発チームにいるのかもしれませんね。

ローラー台メーカー③ ELITE

ELITEはイタリアのメーカーで、Tacxと同じようにローラー台・ボトル・ボトルケージなどのサイクルアクセサリーを製造するメーカーです。ラインナップもTacxと似通っていてタイヤドライブ、ダイレクトドライブ、三本ローラーをラインナップしており、フルード式・マグネット式・自動負荷調節型も取り揃えています。赤を差し色として使うことが多く、ブランドカラーとして認識しているようです。FDJなど複数のワールドツアーチームにローラー台を供給しています。

ローラー台メーカー:その他

Wahoo fitness・Kinetic・Growtac・Cycle opsなどのメーカーをこの場でまとめて紹介していきます。

Wahoo fitness

Wahoo fitnessは比較的新興のメーカーですが、Team SKYにローラー台を供給していることで日本では名が知れたメーカーと言えるでしょう。ローラー台以外にも、elementシリーズというサイクルコンピューターの評価も高いメーカーです。ローラー台のラインナップは、ダイレクトドライブ式のKICKERと、タイヤドライブ式のKICKER SNAPがあり、どちらも自動負荷調節機能を持つ磁石式のスマートトレーナーです。加えて、KICKER CLIMBという前輪を外して使用する、物理的にロードバイクを傾斜させる製品も発表しています。

Kinetic

Kineticは、Rock&Rollという名前の固定ローラーで有名なブランドです。Rock&Rollローラーの特徴は、クイックを固定する部分にエラストマーを利用することで車体を揺らすことができ、実走しているような感覚を再現できるとともに、フレームへの負荷を軽減できることからダンシングを可能にしている固定ローラーだということです。後輪固定型のローラーではかなり珍しいダンシングのできるローラーです。フルード式の負荷装置で静音性にも期待でき、おすすめです。


Growtac

日本のサイクルアクセサリーメーカーです。四本ローラーという三本ローラーよりも安定性は高く実走感のあるローラーを開発したり、GTローラーFlexという、ダンシングが可能なハイブリッドローラーをつくるなど、オリジナリティに溢れた製品を作るメーカーです。オリジナリティだけではなく、その性能はサイクリストに認められひそかに話題になっている注目メーカーです。

種類別おすすめローラー台

三本・タイヤドライブ・ダイレクトドライブ・ハイブリッドとさまざまな種類を見てきました。それらローラー台の種類ごとにおすすめを見ていきましょう。

ELITE ARION MAG(三本)

三本ローラーからは、三段階の負荷装置と樹脂素材で軽量性が魅力的なARION MAGをおすすめします。ローラーが鼓型なので、比較的脱輪しにくい構造になっています。

GIANT CYCLOTRON FLUID ST(タイヤドライブ)

タイヤドライブからは、廉価かつ、フルード式の負荷装置で静粛性の高いGIANT CYCLOTRON FLUID STがおすすめです。負荷も十分すぎるほどの2000Wまで対応。2000w踏める日はおそらく来ないでしょうが…

Tacx NEO smart(ダイレクトドライブ)

ダイレクトドライブからは、TacxのハイエンドモデルNEO smartをおすすめ。誤差1%の高精度パワーメーター、25%までの傾斜を再現する自動負荷調節機能、2200wの高負荷対応、バーチャルサイクリングの路面状況に合わせて振動する路面再現機能、バイクの振りに合わせて保持脚がティルトする機構など、全部盛りのマシマシモデルです。ZWIFTを最大限楽しむならこれでしょう。

Growtac GT roller flex(ハイブリッド)

ハイブリッドからは、Growtac GT roller flexをおすすめします。数が増えてきたハイブリッドローラーの中でも、フロントを固定するエラストマーの硬さが絶妙で、ダンシングしても不安が少ない構造になっています。加えて、構造的に心配される騒音も控えめで、防振策次第では十分に集合住宅での使用も可能でしょう。

ローラー台について:まとめ

さまざまなローラー台について、その方式や負荷形式に分けて見てきました。それぞれの形式から一つずつおすすめは出してきましたが、同じ形式の中でも売りにしている特徴が違うモデルがあることは多いので、自分がローラー台に何を求めているのかを明確にすることが、選び方を固めていく上で大切なプロセスになると思います。