スキー板の選び方!
長さとサイズだけ選んでおけばいいなんてものではないんです!それではけがをしますよ!
子供も大人もスキー板の選び方にはいくつかのポイントがあります。もちろんサイズや長さなどの基礎知識も必要ですがそれ以外の知っておいた方がいいポイントについてもこれから見ていきましょう。
スキー板の種類
メーカーの最近の傾向は数種類に
近年、レジャーとしてのスキーが広まりそのスキー板の特性もゲレンデでのカービングスキーをメインとした形状に安定のロッカーの要素が強く感じられます。
また、昨シーズンあたりから人気が出ている、圧雪されたきれいなゲレンデと圧雪されていないバックカントリーなどの両方を気持ちよく滑ることが出来るスキー板であるのがオールマウンテンモデルと呼ばれる板です。
滑り方で変わるスキーの種類とおすすめの3サイズ
そもそもあなたにとってのスキーについて1度考えてみましょう。どんなスキーを滑るのか、どんなスキー板を使ってきたのか、などその滑り方のスタイルは様々です。
実はスキー板もそんな多様性に対応した作りがあり、それぞれの特徴が生かされるスキー板を選ぶべきです。大まかにスキーのスタイルを分けるとオールランドスキー、デモスキー、フリースタイルスキー、モーグルスキーに分けることができます。
長さだけじゃない!こんなスキーの種類の分け方も
前述した4種類のスキーのスタイルの分け方もありますが、細かくてよくわからないといった方には「カービングスキー」と「ファットスキー」という2種類の分け方をしています。
「カービングスキー」は主にゲレンデを滑るようにカービングに特化したスキーのことで、「ファットスキー」とは新雪やバックカントリーを滑ることを目的としたスキーのことでそれぞれにもスキー板の特徴があります。
スキー板の形状の種類は長さに関係なく
スキーの板の違いとは何も長さや固さなどサイズ感だけではありません。
形状といってそのスキー板ごとに向いた滑り方に特化した滑りやすさを追求するためにそれぞれに形が違っています、その種類を大きく分けると3つ、ロッカーとキャンバー、キャンバーロッカーという種類に分けることができます。
スキー板の選び方基礎知識①長さ
一口に長さといっても
スキー板の選び方といえばまずは長さ!と思い浮かべる方も多いと思います。間違いで張りませんがこの長さというサイズ感について基準が1つではないことをご存知でしたか?よく言われている長さの基準とは身長から-5~10cmという基準ですよね。
基本中の基本、スキー板の長さの選び方は1つではない
実はこの身長から-5~10㎝という基準は間違い基準ではありませんが正解という基準でもないんです。
このスキー板の長さというのは自分のスキースタイルに合わせて変えていくことができ、何も明確な基準ではないのです。何も初心者や中級者に限った話ではありません。
初心者のスキー板の長さ
ここまで条件を限定するとあくまで目安という基準ですが自分の身長から-5~10㎝の長さが1番使いやすいとされています。これは、スキー板のサイズが長すぎると初心者にとっては扱いづらく基準として正しいとはされていないためこの基準となっているのです。
ゲレンデからリフトに乗ることを想像すると長さのあっていない長いスキー板に乗って初心者が移動するのは大変ですよね。
スキー板の選び方基礎知識②幅とサイズ
スキ-板の幅(横の長さ)とサイズという選び方
スキー板をよく観察してみてください。スキー板にはそれぞれ幅のサイズが違っているという特徴に気が付くと思います。とくにスキー板を先頭kら3部分に分けてトップ、ウエスト、テールとそれぞれ呼ぶことがあります。
この3部分をスキー板の3サイズとして表現することもあるので頭に入れておきましょう。
スキー板の3サイズの種類分け
そんなスキー板の3サイズですがスキーのスタイルによってそれぞれ変形していきます。前述したしたスキーの種類を思い出してください。大まかな種類分けの方法で「カービングスキー」と「ファットスキー」という種類分けがありましたね。
この3サイズによって滑りやすさがかなり変わってくるのです。こだわる方ほどその滑り方とこの3サイズの関係性は深くなります。
板の3サイズの長さで種類分け
「カービングスキー」とはゲレンデを滑らかに滑って降りてくるスタイルなのでスキー板に求めるポイントはカーブがしやすいこと。そこで基準になる3サイズがウエスト部分になります。
ウエスト部分が細いことで足元の機動性が上がりより細かいターンができるという仕組みになっています。逆に「ファットスキー」になると3サイズのウエストが幅広いスキー板を選ぶことで安定性を高めてくれます。
スキー板の選び方基礎知識③種類
さらなるスキーの種類
ここからはスキーの滑り方のスタイルによってその特徴に合わせたスキー板をご紹介していきます。「カービングスキー」や「ファットスキー」などの種類よりも少し深く掘り下げて見ましょう。なんだか聞いたことある種類もありそうですね!
スキーの種類①オールランドスキー
圧雪されたゲレンデ滑走するスキーのことで一般的に多くのレジャースキーヤーが選ぶスキー板がこの種類になります。センター幅が約70~90mm、ターンからターンへの切り替え時の操作性を重視したスキー板が多く、カービングスキーの中心ともいえるでしょう。
スキーの種類②デモスキー
みたままの文字通りのスキーで主に技術の向上に向けてのスキーの練習を指しています。オールランドスキーに近いカテゴリーでいスキー板も変わりはほとんどありません。初心者やトリック練習中のスキーヤーはすべてこれにあたります。
もっともけがをしやすいので自他共にご注意を!
スキーの種類③フリースタイルスキー
パークやキッカーなど主にトリックといわれる技を使いながら滑っていくスキーのスタイルです。このスタイルのスキーの限っては使いやすさには個人差が大きく人気の基準もかなり変わってきます。
キッカーなどを飛ぶ方は安定性が重要なのでウエストが90mmなど太めの、スキー板を使っている方が多いです。このスタイルのスキーやは特に若い方が多く毎年雪山にこもってスキーだけに集中するような方もたくさん。
スキーの種類④モーグルスキー
こちらは有名ですよね。その通り速さを追求して滑るスタイルです。お論ピックの正式しゅもこにもなっている種類のスタイルですね。このスタイルに向いているスキー板は板のウエストが60㎜~などかなり細いタイプのものが向いています。
細かいターンの繰り返しもあるので重心移動が簡単にできることからおすすめします。
スキー板の選び方基礎知識④形状
初心者にも中級者にも人気の形状
ここからはさらに詳しく分けてスキー板の形状もご説明します。形状によってもそのスキー板のスペックが変わってくるので基礎知識として、またマメ知識としても確認しておきましょう。
初心者にも中級者にも人気の形状があります、やはりカービングスキーが主体でスキー自体がレジャーである日本ではゲレンデを滑るということがメインなのでゲレンデでのカーブがしやすいことが人気の条件になってきます。
キャンバー、ロッカー、キャンバーロッカー
スノーボードでの板の形状をご存知の方にはすぐにわかるとは思いますが、スキー板にも形状といって板を横から見た時の方時の状態が変わっていることの気が付きましたか?
「キャンバー」という形状はトップとテールが床面に設置していて沿っているように見えるいスキー板の形状のことで「ロッカー」という形状はこの逆になります。「キャンバーロッカー」という形状はw字になっているスキー板の形状を指します。
3サイズにもかかわる形状
キャンバーという形状のスキー板は主に初心者向けのスキー板に、ロッカーという形状のスキー板はフリーライド向けにおすすめされています。
両社の欠点を補いいいとこどりをする形状のキャンバーロッカーのスキー板はオールランド向けにおすすめされていて人気です。もし迷ったらキャンバーロッカーの板を選んでおけば間違いありません。
サイドカーブとは?
サイドカーブとはご存知ですか?これはスキー板を横において立てた状態でのスキー板の円弧が半径何mになるるのかを表している数字になります。
スキー板を見ていると「R=〇m」という風にあらわされることが多いですがこの数字が大きければ大きいほどスキーのカービング時に必要なカーブのサイズが変わってきます。細かく小さくカーブをしたいのであればこのサイドカーブの小さいスキー板を選ぶといいでしょう。
初心者向けのスキー板の選び方
まずは長さとサイズの確認から
初心者の向けのスキー板の選び方についてポイントをまとめてみましょう。まず初心者の滑りは安定性がないこととスピードよりも機動性(カーブのしやすさ)が重点になってきますよね。
小回り聴くようなスキー板を使うことをおすすめするのでサイズは身長から10cmほど小さいスキー板を選ぶといいでしょう。
初心者のスキー板はとにかく安定性
サイズや長さ以外の安定性も
スキー板のえらい方で初心者が1番に重要視すべき点は安定性です。その安定性も長さという基準以外にもスキー板の形状や3サイズ特にウエストの幅などがあり複数選び方のポイントをご紹介してきました。
すべてをバランスよく比べて自身のスタイルに合わせたスキー板から選びましょう。
中級者向けのスキー板の選び方
選び方はサイズや長さの基礎知識に加えて
中級者のスキー板になるとそれぞれのスタイルがより明確に分かれてきてこだわりが出てくると思います。
上記の違いとスキー板の特徴を踏まえたうえでさらに良く滑るためにはとがったスキー板を選んだ方がいいのかなど複数項目を検討しながら気を付けて選んでいきます。
中級者はスタイルに分けてスキー板選びを
オールラウンドのスタイルなら長さよりも形状を
中級者の方でオールラウンドのスキー板を探している方にはずばりキャンバーロッカーのスキー板をおすすめします。初心者には難しくわかりにくかった板の反発などの特徴も中級者にはわかるはずで板の返りがわかるとも言ったりします。
キャンバーロッカーの板のいいところはレベルの上がった中級者でも使えることで、カービングスキーメインにこれからも滑り続けるという方にはおすすめの板です。
フリースタイルのスキー板は3サイズで選び方を
フリースタイルで滑る中級者の方には様々な選択肢があります。ブランドやメーカーにもこのレベルからのスキー板の選択肢が増えsラビ方にも個性が出てくると思います。また中級者にもなるとバックカントリーに出たりキッカーなどを使ったりと多様性に富んだ滑りをされますよね。
その場合は3サイズで幅の違うスキー板をという選び方をしておくといいでしょう。特にファットスキーにメインで行かれる方はウエストの幅の広いスキー板を選んでおくと便利なのでおすすめです。
おすすめスキー板ブランド3選!
では上記のスキー板の選び方を踏まえたうえで実際のおすすめブランドのスキー板を見てみましょう。それぞれのブランドのメーカーとしての特徴も一緒にご紹介します。
あまり聞きなれない人気ブランドもあるかもしれませんが毎シーズン雪山にこもっている筆者がおすすめするのでブランドの名前くらいは覚えておいて損はないです!
サロモンのスキー板
多くのメーカーの頂点ブランド
サロモンというブランドは聞いたことがある方が多いと思います。様々なメーカーの中でも有名ブランドであり圧倒的人気を誇るメーカーです。その支持者は初心者から中級者、上級者へと幅広く愛されています。
中でも信頼が厚く、スキー板の機能性は高く評価されているおすすめブランドです。
安定性の高いスキー板
国内では特にレジャー向けのスキー板として人気があり、初心者でも使えるとおすすめなメーカーですがヨーロッパでは競技者向けのブランドとしても有名でプレーヤーからも厚く支持を受けている本格派ブランドでもあります。
オガサカのスキー板
国内メーカー最強の刺客
国内メーカー最強ブランドでもあるオガサカのスキー板はそのメイドインジャパンでその作りも日本人向けでいて特に地元の長野では愛情たっぷり愛されています。地元の小学校などもこのオガサカユーザーが多いらしく絶大な支持を得ているようです。
とくに中級者はこの板を使っているのを見かけます。
国産という選び方
オガサカのスキー板は長い支持を得ている人気の板は様々なレベルがあります。国産という選び方も大いにありですがあくまで自分に合ったスキー板を選びましょう。
このメーカーのスキー板はオールラウンド向けのスキー板が特におすすめで「keo’s」という板はオガサカブランドの代表作ともなっています。
フィッシャーのスキー板
珍しいサイズ感のブランド
このフィッシャーというブランドのスキー板はノルディックや図ペンなど競技向けに作られた形状のものが多く日本の葛西選手などの日本選手団が多く愛用していました。
普通のありふれた板が嫌だという上級者の方にはこのスキー板をおすすめします。プロの気持ちが味わえるスキー板のメーカーかもしれません!
カービングスキー向けのサイズ感
このブランドの人気スキー板は3サイズのウエストが細いものでカービングスキー向けの形状になっています。その名も「ザカーブ」という型のモデルです。またこのメーカーのデザインは個人的にすごく好きです。
そのブランドロゴもスタイリッシュで流行の型になっています。
スキー板まとめ
いかがでしたでしょうか。このようにスキー板の選び方にはサイズや長さだけでなく形状や3サイズによる特性など複数の要素の掛け合いで選び方に違いが出てきますね。
人気のスキー板にはそれなりの理由があるのでその理由が自分のスキー板に適しているのかを今一度考えてよりお気に入りのスキー板を見つけましょう!