フリージアの色別花言葉
フリージアは、柔らかな見た目と肉厚な花びらが可憐な植物ですよね。今では切り花として人気で、生け花の材料にもされています。香りも高く、甘くてフルーティーな香りで見る人を魅了します。
フリージアの花言葉には、可愛らしく初々しい甘酸っぱい印象を受けるものばかりなんですよ。今回は、フリージアの全体の花言葉や5つの色別花言葉をまとめました。基本情報はもちろん、誕生花・英語・花名の由来などもまとめてご紹介します。
フリージアとは
フリージアは、アフリカが原種と呼ばれている黄色と白色が一般的です。その後の品種改良によって、赤色・紫色・ピンク色などの鮮やかな花が作出されてきました。まずは、このフリージアの花や誕生花、花名の由来について紹介します。
開花時期
フリージアの開花時期は、3~4月です。今では温室栽培で一年中切り花を購入することができますよ。
花名由来
フリージアという花名の由来というのは、ドイツ人医師の「フレーゼ」という人物に由来しているようです。エクロンというデンマークの植物学者が、南アフリカでフリージアを発見してきました。
エクロンは、当時友だったフレーゼを表敬し、フレーゼの名からこの花をフリージアと名付けたというエピソードが由来なんです。また、和名ではフリージアにはアサギスイセン(浅黄水仙)という別名で呼ばれることもあります。
これは、黄色の花色のフリージアがスイセンによく似ていることに由来して付けられているんですよ。
誕生花
フリージアの誕生花は、黄色のフリージアは3月21日で、一般的なフリージアは3月23日になっています。1/10・1/24・2/11・2/14・2/18・2/22・2/27・2/28・3/1・4/14・5/8・8/20・12/17でもあります。
誕生花になっている日が多いのも特徴ですね。花の色によって誕生花があるので、気になる人には誕生花の色のフリージアを渡すと喜んでもらえるのではないでしょうか?誕生日に合わせて、フリージアを花言葉と一緒にプレゼントしてみるのもいいですね。
色
フリージアの花の色は、白色・赤色・ピンク色・紫色・黄色などがあります。赤の花の中に黄色が入っている花びらもあって、おしゃれですよ。
フリージアの基本情報
フリージアは、オランダで品種改良が行われてたくさんの色が出回るようになりました。日本には、昭和になってから輸入されてきて、園芸品種として広く栽培されるようになりました。
黄色と白色のフリージアの花は、香りがとても強く香水の原料としても使われていたり、切り花に使わる花としても開花時期が長いので人気の花なんです。フリージアの花色は美しく香りが豊かなのが特徴ですね。それでは、フリージアの基本情報を説明していきます。
科名属名
フリージアの科名属名は、アヤメ科フリージア属でした。
学名
フリージアの学名は、英語で「Freesia・hybrida」と言います。
和名・属名
フリージアの和名は、浅黄水仙(アサギスイセン)といいます。また、別名は「香雪蘭(コウセツラン)」と言います。水仙とは違う種類の球根植物ですが、どうしてこのような和名がついたのでしょうか?和名の由来が気になりますね。
和名由来
フリージアの和名は、浅黄水仙(アサギスイセン)と言いますが、その和名の由来は水仙のように見えるという花びらの形からきていました。白色の花びらをしたフリージアは、水仙の黄色の部分とよく似ています。
黄色は水仙よりは薄めの淡い黄色をしていたため、「黄浅水仙」という和名が付けられたんですね。また、香りが高いフリージアなので、その甘い香りが蘭のようにも感じさせてくれます。このことから、和名の別名では「香雪蘭」とも呼ばれるようになりました。
英語名
フリージアは英語でFreesiaと書きます。その英語名の由来はデンマーク植物学者、エクロンによって名付けられた英語名です。これは、フリージアを植物採集の時に初めて発見し、友人の医師だったフリーゼを系評して名前をとったことが由来です。フリーゼという英語からの、Freesiaという英語の花の名前を付けたのがフリージアの由来です。
原産国
原産国は、南アフリカケープ地方です。
分類
フリージアは、球根植物の草花です。
草丈
フリージアの草丈は、20cmから50cm程度に成長します。
難易度
基本的には難しい栽培方法はありません。室内の温度管理のみで栽培できる植物で、やや初心者向けと言えます。
フリージア全体の花言葉:「期待」
花の色が関係ない、フリージアの全体の花言葉を先に紹介しましょう。有名なフリージアの花言葉に「期待」があります。どんな花色でも使えるので、好きな花言葉のフリージアに、違う色のフリージアをミックスさせて期待を込めてみるのもいいですね。
フリージア花言葉「期待」の意味
フリージアの開花時期には、とても良い香りを出します。そしてその美しくも可憐な花には、咲く前から「期待」を膨らませてしまうでしょう。きれいな色味は蕾の段階でもよくわかります。そんなわくわくや緊張も混じったような高揚感のある「期待感」を伝えるときに贈ってみると良いのではないでしょうか?
フリージア花言葉・白色「あどけなさ」
白フリージアの花言葉は「あどけなさ」です。真っ白で何色にも染まらないまっすぐな姿勢はどんな人の心も清らかにしてくれますね。誕生花としても人気ですし、開花時期には真っ白の大きな花びらが覆いかぶさるようにして割きます。花嫁のブーケとてもよく使われていますよね。
白フリージア花言葉「あどけなさ」の意味
フリージアの白い花の花言葉は、「あどけなさ」以外にも、 ・「純情」 ・「純潔」 ・「慈愛」 ・「無邪気」 ・「親愛の情」 などのたくさんの花言葉が多いのも特徴ですね。どの花言葉も、純な姿がわかるようです。
フリージアの白い花はドレスのレースのようにも見えてきますね。薄くて透明度の高い白色のフリージアの花姿から付けられました。穢れのない花嫁の印象がする美しいフリージアですね。
フリージア花言葉・紫「憧れ」
紫色フリージアの花言葉は「憧れ」でした。たしかに、他のフリージアがかわいらしい見た目なのに対して、きりっとした上品な美しさが漂っていますね。この色は開花時期にははっきりとした紫になります。また、開花時期のあいだ色があせにくいので、切り花として人気のある色のフリージアですよ。
紫フリージア花言葉「憧れ」の意味
紫のフリージアは、菖蒲のようにもアヤメのようにも見える和風の相貌をしています。その見た目の凛とした美しさから「憧れ」とつけられました。また紫色のフリージアは、甘酸っぱいフルーツの香りがするんです。
香水の原料にもなるほど甘く良い香りがするので、開花時期が楽しみになってしまいますよ。目上の人にも贈り物としてぴったりの花ではないでしょうか?
フリージア花言葉・赤「純潔」
赤色のフリージアは、品種改良によって新しく出た品種です。赤色の花言葉は「純潔」や「情熱」です。赤のフリージアもあれば、ピンク色よりの花をしたフリージアもありますよ。
赤フリージア花言葉「純潔」の意味
見た目の真っ赤な花姿から、情熱という花言葉が付けられています。花言葉の中には、「純潔」といった乙女心満載の花言葉もありますね。これは対照的に花言葉のようですが、ほほを染めたようなピュアな姿に当てはめているようです。
フリージア花言葉・黄色「無邪気」
オーソドックスな、黄色フリージアの花言葉は「無邪気」でした。黄色の花は女性にも男性にも、そして年齢問わず愛される種類のフリージアではないでしょうか?「どんな時も無邪気で、素直に前向きに頑張ってほしい」そんな気持ち意を込めて贈ってみるとよいかもしれません。
黄色フリージア花言葉「無邪気」の意味
フリージアの黄色い花には、開花時期になると金木犀のような強い香りがします。この花の可愛らしい見た目に合わせて、主張するように自信満々と咲かせる花姿から、「無邪気」とつけられたのでしょうか?上を向いて歩くような花姿に、見ているこちらも元気になってくる素敵なフリージアです。
フリージアを花言葉で贈ろう
いかがでしたか?フリージアは、アヤメ科の18世紀から愛されてきた植物でしたね。
オランダで品種改良が進み、たくさんのきれいな園芸品種が増えてきたんです。日本の菖蒲のように見立てて生け花もできるので、洋風の生け花としてこれからたくさん出番がありそうですよ。
お客様にも喜んでもらえる、プレゼントにも喜んでもらえる素晴らしい植物、「フリージア」をたくさん活用しましょう。フリージアの誕生花や、花色別の花言葉を組み合わせて、失敗しない花束の贈り物を作ってみてくださいね。