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木製サッシとは?
木製サッシとは、窓ガラスをはめる枠に木材を使ったサッシのことです。木製サッシのほとんどは住宅ごとに合わせて、オリジナルの窓がつくられます。そのため、これから建てる家や、サッシの取り換えに合わせた取り付けも可能です。
木製サッシの特徴
木製サッシの特徴には、「外気の影響が少ない」、という利点があります。多くの住宅・建物に設置されるサッシの多くは、アルミやプラスチック(樹脂)が使われています。
木材はこれらの素材よりも熱伝導率が低い(アルミニウム合金の約1800分の1)ため、暑い地域や寒冷地の北海道・東北地方での設置に適しています。さらに、木製建具のサッシは調湿性や豊富なカラー、環境への負荷が少ないなどの特徴も備えています。
洋風の建築やログハウスなどを新築される方や、既存のサッシに不満がある方は、機能性と木の風合いを生かした木製サッシを検討してみましょう。
木製サッシの選び方
木製サッシには、アルミやプラスチック製のサッシとは、違った特徴を持っています。建物に設置する前に、木製サッシの種類やメリット・デメリット、メンテナンスの仕方を知って選び方を学びましょう。
これで、快適な生活を送るためのサッシが選べますよ。
【木製サッシの選び方】サッシの特性を知る
木製サッシには、アルミなどのサッシと同じく、大きさや形、機能性に応じてたくさんの種類がつくられています。そのため、選び方を決める前に、設置する部屋に合わせた木製サッシを知る必要があります。
それでは、木製サッシにはどのような種類があるのでしょうか。設置されているサッシは次の通りです。
木製サッシの種類
・引き窓(引き違い、片開・両引き)、ヘーベシーベ(ヘーベシーベキップ、履き出し窓)、開き窓(片開き・両引き窓)、ドレーキップ(内開き・内倒し窓)、突き出し窓、すべり出し窓、FIX窓(はめ殺し)、上げ下げ窓、回転窓、天窓、折れ窓など。
【木製サッシの選び方】メリット・デメリットを知る
木製サッシには、窓枠に木材を使用しています。断熱性が高く、結露を発生を抑えてくれるなどの利点がある一方で、腐食や手入れなどのデメリットも備えています。木製サッシの選び方を決めるときは、メリットとデメリットの要素も加えておきましょう。
【木製サッシの選び方】木製サッシのメリット
木製サッシの選び方に、高い気密性や木目や質感、インテリアとの調和に適した素材などの項目を加えておきましょう。木製のサッシには、木製建具の良さがふんだんに詰まっていますよ。
木製サッシのメリット・気密性が高い
木製サッシは気密性の高い木製建具です。アルミ製のサッシよりも気密性が高く、プラスチックでつくられる樹脂製のサッシと同じくらいの値を示します。気密性が高いと、木枠から室内に入って来る空気と、外へ逃げる空気が少なくなります。木製サッシは、外気の影響を受けにくい木製建具といえますよ。
木製サッシのメリット・雨水の侵入を防ぐ
木製のサッシは、水密性(圧力が加えられた水が、物質のなかに入ってこない性質)が高い木製建具です。木枠からは、雨の入ってくる量を抑えられます。雨の量が多くて弱い風が吹くときには、木製サッシの方がほかの素材でつくられたサッシよりも、高い水密性を誇ります。
木製サッシのメリット・結露が発生しにくい
木製のサッシは、熱が伝わりにくい木製建具といわれています。窓枠に木材を使うと、暖かい部屋の空気がサッシに触れても、結露が起こりにくくなります。
また、木には調湿機能があります。雨が降って濡れてしまっても、雨が上がったあとに、木枠の表面や木のなかに入った水が蒸発するため、木が腐ってしまう危険を減らしてくれるのです。
木製サッシのメリット・耐火性に優れている
木製のサッシは火に強い木製建具です。「木だからよく燃える」、ということではないのです。加熱と強度の関係を示したグラフによると、アルミニウムに熱を加えていると、2分~3分ほどで強度が30%まで低下をします。
このときの温度は、約300度。これに対して、木材に熱を加えた場合は、熱を加えてから27分あたりでようやく、30%までに強度が低下します。
さらに、木製サッシには、木枠が炭化をすると、なかの燃えていない部分を守る働きもあります。熱に弱いと思われがちな木製サッシは、熱に強い木製建具といえますね。
木製サッシのメリット・多岐に渡るデザイン
木製のサッシは、いろいろな形に木枠を加工することができます。木製サッシのほとんどは、建物に合わせた窓枠をつくることが可能です。そのため、室内や外観、インテリアとの調和を図ることができますよ。
さらに、格子やガラスの種類、サイズ、形状(三角や台形、ラウンド型)など、設置する場所にふさわしい窓枠を選べる利点もあります。
【木製サッシの選び方】木製サッシのデメリット
木製サッシの選び方に、水漏れや腐食、メンテナンスなどデメリットに感じる項目も加えましょう。これから建てる家や窓のリフォームを検討している方は、デメリットを把握したうえで木製のサッシを設置すると、後悔することが少ないですよ。
木製サッシのデメリット・継ぎ目、ひび割れから水が浸入する
木製サッシには継ぎ目・ひび・割れから、水が入るデメリットがあります。木枠に空いた隙間を通じて水が入ると、木材を腐らせたり、部屋のなかへ水が漏れたりすることがありますよ。
木製サッシのデメリット・定期的な塗装が必要
木製サッシには腐食したり、直射日光を浴び続けたりすることで、劣化してしまうデメリットががあります。木枠に塗られた塗料が剥がれると、腐食や水漏れ、結露などを引き起こすため、木製サッシを設置する場合は、定期的に塗装を塗り替える必要がありますよ。
木製サッシのデメリット・カビが生える
温度差による結露や水漏れによって、木製サッシにはカビが生えてしまいます。木枠に生えたカビはなかなか取り除けません。木製サッシの設置を検討する方は、カビが生えてしまうデメリットも考えておきましょう。
【木製サッシの選び方】メンテナンス
木製サッシのメンテナンスも選び方のポイントに加えてください。木製のサッシにはアルミなどの素材と違って、取り扱いや手入れを誤ると、腐食・水漏れ・カビなどの発生を招きます。
とはいえ、日ごろから手入れをしていれば、木製建具であっても機能を失わずに使い続けることができますよ。
木枠の表面を拭く
汚れを取り除くために、木枠の表面を拭きましょう。メンテナンスには、月に1回~2回程度の拭き掃除を行ってください。汚れを取り除く布は、乾いた布が適していますよ。
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雨が上がったあとに乾燥させる
雨が降ると木枠の表面や、木のなかには水が残っています。そのままにしておくと腐食を招いてしまうため、雨が降ったあとは窓を開けてください。サッシが外の空気に触れると、乾燥が早まります。これで木のなかに残った水分を蒸発させることができますよ。
塗料を塗り直す
再塗装の目安は3年~5年です。木製のサッシを設置し目安の期間を迎えたら、木枠を塗り直しましょう。これで、サッシの色合いが元に戻り、腐食や紫外線による劣化を防ぐことができます。2回目の塗装は、5年~10年を目安に行ってください。
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金具を点検する
蝶番・戸車・クレセントなどの金具は、長く使っていると動きが悪くなります。潤滑油やシリコンスプレーを吹きかけて、滑らかな動きに戻してあげましょう。
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ひび・割れを補修する
木製サッシは、劣化をすると表面にひびが入ったり、割れてしまったりすることがあります。その場合は、シリコンを使って隙間を埋めてあげましょう。これで、割れ目の広がりを抑えられます。屋外に面した部分では、腐食の防止にもなるため、ひび・割れを見つけたら業者に依頼するか、自分で補修をしましょう。
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【木製サッシの選び方】木製サッシの価格を調べる
木製サッシの選び方に、価格の項目を加えてください。ただ、木製サッシは建物や部屋に合わせて作る木製建具です。注文をして、見積りを出してもらわないと、大まかな価格を知ることができません。
木製サッシの設置を検討する方は、販売・製造するメーカーに問い合わせて、見積もりを出してもらいましょう。
【木製サッシの選び方】木製サッシのメーカーを知る
国内で製造・販売を行う10社の、木製サッシメーカーを紹介します。メリットやデメリット、メンテナンスの手間を選び方に加えたうえで、木製サッシを取り付けたい方は、次に挙げる木製サッシのメーカーを参考してください。
木製サッシのメーカー① 株式会社ユニウッド
新潟県村上市に工場を構えるメーカー。木製サッシや、アルミと木製サッシを合わせた「アルミウッド」の製造・販売を行っています。
使用する木材
米マツ、米ヒバ、天然材の青森ヒバ(積層材)、ニヤトー、シポマホガニー
使用する塗料
オランダ・シッケンズ社のセトールHLSe。薄い皮膜で、木材を保護しつつ、木の質感を残します。
製品の特徴
・断熱性、気密性、水密性に優れたサッシをつくります。 気密性:A-4、水密性:W-4~5、耐風圧:S4~7、遮音性:T2~3、断熱性:H-5 ・防火認定に対応した窓 ヘーベシーベ引き違い・片引き、片開き・両引きドアと窓など ・Low-E複層ガラス、樹脂スペーサーを使用します。
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・ヘーベシーベ(引き違い、片引き、引き分け)、ケースメント・オーニング、FIX窓など
木製サッシの価格
・ヘーベシーベ引き違い(H1,500×W1,800mm~):311,400円~ ・ヘーベシーベ片引き(H1,500×W1,800mm~):239,400円~ ・ケースメント(H600×W600mm~):58,800円~ ・オーニング(H500×W500mm):58,800円~ ・FIX窓:(H600×W600mm~):10,800円~ (2018.2.14.現在)
木製サッシのメーカー② 株式会社ノルド
北海道に工場を構えるメーカーです。スウェーデンの2社と販売技術提携を結び、木製サッシ・アルミと木製サッシを合わせた製品の、製造・販売を行います。
木製サッシに使う木材は、ヨーロッパから輸入し、自社工場で仕上げを行っています。
使用する木材
欧州アカマツの集成材が使われています。
使用する塗料
塗料についての記載はありません。
メンテナンス
金具は、年に一度油(オイルスプレー、シリコンスプレーなど)をさしましょう。金具を動かしながら油をさすと、可動部全体に行き渡りますよ。
製品の特徴
【ノルドフェンスター/木製サッシ】 木枠は3層。木目の細かいハードウッドを使い、耐久性を高めています。ガラスには、アルゴンガス入りのLow-Eトリプルガラスを使用。
スペーサーにウォームエッジを採用して、断熱性を高めています。ガラスの周囲はコーキングが使われていないため、メンテナンスの手間がありません。排水路を設置して、腐食・劣化の危険を減らしています。
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・固定窓、回転窓、横すべり出し窓、外倒し窓、片開きテラスドアなど。
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー③ 株式会社TRANS
北海道帯広市に拠点を置くメーカー。木製の断熱サッシや、アルミと木製サッシを合わせた製品の設計・製造を行っています。自社工場のほか、提携するスウェーデンの工場でもサッシを製造。ヨーロッパの各国と建築資材や建具の輸出入も行っています。
使用する木材
欧州アカマツ(スウェーデン中北部産)の集成材を使用。防腐加工を施してから、木枠に使います。
使用する塗料
塗料に関する記載はありません。
メンテナンス
・雨のあとは、窓を開けた換気を行うこと ・塗料の塗り替えは、2年に一度 ・再塗料には、浸透性の木材保護塗料を使うこと
製品の特徴
・無塗装トリプルガラス木製窓 複層ガラスの間にフロートガラスを入れることで、熱貫流率を最大で0.775w/㎡kに抑えたサッシです。
・コンフォートエナジーガラスユニット 空気の層をつくるスペーサーに、ウォームエッジスペーサーを採用しました。空気の層にはガスを充てんし、ガラスの表面をコーティング加工することで、断熱・遮熱・紫外線のカットを実現させています。
【Smart Plus3(標準ユニット)】 ・3層ガラスを採用。熱貫流率は、0.990w/㎡k(ウォームエッジを使用) 【Opus Plus3(高性能ユニット)】 ・3層ガラスを採用。熱貫流率は、0.775w/㎡k(ウォームエッジを使用)
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・回転窓(転落防止のチャイルドロック付き)、FIX窓、片開き・両開きテラスドア(ディスクシリンダー内臓の錠を設置し、防犯性を高める)。
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー④ 株式会社川上製作所
創業は1914年。木製サッシ、古典建具、木製パーテーションなどの製造・販売を行うメーカー。新潟県村上市に拠点を構えます。昔ながらの手作りにこだわり、ほかのメーカーでは難しい注文にも応じ、北欧型の木製サッシ・木製サッシとアルミを合わせた製品を提供し、お客さんの要望を叶えています。
使用する木材
南洋桜サザンチェリー(アカテツ科の広葉樹)。オプションで、米マツ・米ヒバ・米スギ・国産のヒバを用意しています。
使用する塗装
シッケンズのセトールHLSeを使用しています。薄い皮膜のため、美しい木目を残してくれます。 ・オプション:ほかの塗料、抗耐候性塗料を選べます。
製品の特徴
【ホルムキラー】 木材に特殊な加工を施すことで、有害物質「ホルムアルデヒド」を分解します。家のなかにあるカーペットや本などから揮発するホルムアルデヒドを分解して、健康被害を抑えてくれるのです。
効果は半永久的に続くため、窓が寿命を迎えるまで、有害物質を分解してくれますよ。
製品の紹介
【JOYWOOD】 防火対応の、北欧型高機能・高断熱木製サッシ。川上製作所ではこのほかに、木製サッシとアルミを合わせたメンテナンスフリーのSmart view、スリムで強度を高めたT-LINEがあります。
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・クレセント引き戸、シングルハング、カーテンウォールなど ・防火認定:ヘーベシーベ引き戸、ケースメント、オーニング)、FIX窓など
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー⑤ キマド株式会社
富山県富山市に拠点を構える、木製サッシの製造と販売を行うメーカー。低価格の製品やふんだんに明かりを取り入れる大開口窓を製造しています。
また、省エネルギーや環境に配慮することで、お客のニーズに応えています。木製サッシのほかに、メンテナンスフリーのサッシ、木製サッシとアルミを合わせた製品もつくっています。
使用する木材
・パイン材(集成材) ・アセチル化木材(特別な処理を行って耐久性を高めた木材)
使用する塗料
VATON FX バトン #501 透明 0.7L【大谷塗料株式会社】
バトン:植物由来の浸透型着色剤(油性塗料)。健康に害を及ぼす原料は含まれていません。紫外線による劣化、変色、狂いなどを防止、サッシの耐久性を高めてくれます。また、塗料は木材のなかに浸透して硬くなるため、強度を上げる効果も認められています。色は全4色です。
メンテナンス
庇あり:4年~5年に一度 庇なし:1年~2年に一度 再塗装:撥水性が落ちたら、塗装を行ってください。
製品の特徴
【Classic】 Classicは、防音性も備えた木製建具です。窓枠に木材を使うことで、アルミなどの金属製のサッシよりも熱が伝わる量を抑えました。 【そのほかの製品】 Smart Eco、QUATTRO 0.51、一部の窓が準防火地域に対応する「Skeleton」や、収納可能な大開口窓「Dolphin Window」があります。
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・FIX、オーニング、トップターンなど ※木製サッシを取り付ける場合は、庇を設置する必要があります。
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー⑥ 株式会社小島工作所
木造工事、家具・木製建具の製造、リフォーム事業などを行うメーカー。拠点は、長崎県の諫早市。製造する木製サッシには、国産のヒノキを使用し、気密性・水密性・耐風圧性を高めています。また、サッシに取り付ける金具は質の良い製品を選んでいます。小島工作所は、日本の気候に合わせた木製サッシを提供しています。
使用する木材・塗料
・長崎県産のヒノキ(集成材) ・浸透性の保護塗料
製品の特徴
【WD LINE】 ・気密性:A-4、水密性:W4~5、耐風圧:S-4~7、遮音性:T-2~3、断熱性:H-5
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・ドレーキップ、ヘーベシーベ、片引き、片FIXなど
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー⑦ アルス株式会社
木製サッシ・木製ドアを製造するメーカー。山形県の米沢市に拠点を構えます。気密性・水密性に優れた木製サッシを製造。木材が持つ断熱性を活かした、結露の発生を防ぐサッシを販売しています。
使用する木材
・低価格の米マツ、耐久性のある米ヒバ、米スギ(無垢材) ・青森ヒバ(積層材):耐水に優れています。ヒバの香りは、シロアリ・ゴキブリを殺し、ダニ・カビも寄せ付けません。
使用する塗料
・シッケンズのセトールHLSe:浸透性で、薄い皮膜をつくります。美しい木目を残し、揮発性有機化合物と臭いを抑えた塗料です(防腐・防カビ材を含んでいます)。
メンテナンス
【木枠】 ・月に1回~2回、乾いた布でサッシを拭きましょう。年に一度、硬く絞った布で汚れを拭き取ります。 【再塗装】 ・1回目:2年~3年後(沿岸部や紫外線の強い地域では、1年~2年後) ・2回目:5年ごとに行ってください。
【金具】 ・1年に1回以上、油(潤滑油、シリコンスプレー、グリースなど)をさしてください。引き戸は月に1回、レールの掃除を行いましょう(戸車に埃が付くと動きが鈍くなるため)。
製品の特徴
【夢まど】 ・防火性に優れる:防火・準防火地域、耐火・準耐火建築物への設置が可能。 ・結露を防止します:断熱スペーサーの採用 ・インテリアを損なわない:木目と色が選べます。
部屋のイメージに合わせた木製サッシが設置できますよ。 ・狂いが少ない:水分を10パーセントほどに下げることで、曲がりの発生を抑えました。
施工例と木製サッシの種類
【YM純木シリーズ】 ・FIX窓(三角・丸形など)、ケースメント、ドレーキップ(内開きと内倒し)、ヘーベシーベ、クレセント、エコスライドなど。 おすすめは、エコスライドです。大開口の窓で光をふんだんに採り込めます。しかも、片方はFIX窓を取り付けるため、価格を抑えられます。
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー⑧ 株式会社アイランドプロファイル
木製サッシ・木製建具の製造と販売を行うメーカー。長野県茅野市に工場を構えます。木の風合いや質感を重視し、気密性が高くて、扱いやすいサッシを提供しています。また、デンマークの「PROFIL VINDUET」と技術提携も図ってもいます。
使用する木材と塗料
・米ヒバ、米マツ、アコヤ、ニヤトー、東濃ヒバの集成材 ・オスモカラー:天然の植物油からつくられる塗料で、表面に被膜をつくりません。そのため、塗料の剥がれ・めくれが起こりませんよ。
メンテナンス
1回目:3年目に行います。 2回目:10年目に行います。
製品の特徴
【プロファイルウィンドー】 ・高い断熱性により結露を防止 ・遮音性が高い:高断熱Low-E複層ガラスとドイツ・デンマークの金物を使用するためです。 ・防火窓の認定を受ける(一部の窓):防火・準防火地域、耐火・準耐火建築物に取り付けることができます。
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・ヘーベシーベ引き込み、サイドスイング、サイドハング、ドレーキップ(内開き・内倒し窓)、FIX、折れ戸など。
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー⑨ タミヤ株式会社
奈良県に工場を構えるメーカー。木製サッシ・ガラスの製造を行っています。木製サッシをはじめ、防火設備認定のサッシ、木製とアルミを合わせたサッシもつくります。自社で木製サッシにはめるガラス(Low-E複層ガラス、3層の複層ガラス・高性能熱反射ガラス)も製造しています。
使用する木材
米ヒバ、米マツ(ピーラ)の積層材を使用。オプションで、ヒノキ・アコヤなども選べます。
使用する塗料
色は17色で、塗膜は空気を通します。耐水性があり、割れや反りも防止しますよ。※オプションで自然塗料が選べますよ。
使用する金具
ドイツ製の金具を使用します。機能性・操作性に優れ、長い使用期間にも耐えてくれますよ。
メンテナンス
・塗装:2年~3年で再塗装が必要です。 ・金具:4カ月~半年ごとに、油(シリコンスプレーやグリースなど)をさしてください。
製品の特徴
・木材の水分を10%±2%に減らし、反り・割れを防止。木枠の強度を高めています。 ・防火窓に対応 ・気密性:A-4、水密性:W-4~5、耐風圧:S-5~7、遮音性:T-2、耐熱性:H-4~5
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・オプションで、防火設備窓に対応する窓:ドレーキップ、ケースメント、オーニングなど ・そのほかの窓:ファルトシーベ(内開き・外開き折り戸)、丸窓など
木製サッシの価格
価格の記載はありません。
木製サッシのメーカー⑩ ウッドテック秋富
工場は長野県上田市にあります。木製建具や家具の製造と販売を行うメーカーで、秋山木工所と富国木工所株式会社によってつくられました。ドイツ製の製造機械を導入し、木製サッシ・木とアルミを合わせたサッシをつくります。
信州の木材などを使用し、再利用可能な木材を使って環境に配慮、断熱性にも優れた木製サッシを提供しています。
使用する木材・塗料・金具
・タモ、ナラ、ピーラ、マツ、ヒバ、オークなどの集成材 ・無垢材 ・自然塗料(揮発性有機化合物を使っていない) ・ドイツ製の金具
メンテナンス
・塗料:数年に1回、塗り直してください。
製品の特徴
【アキフフェンスター】 ・断熱性の高いLow-Eガラスを使うことで、結露を防止。 ・防虫、防腐処理を施すことで、長期間の使用を可能にしました。 【アキフフェンスター"プレミアム"】 ・信州産の木材を使用。 ・国内最高クラスの水準をマーク。気密性:A-4、水密性:W-5、耐風圧:S4~5、熱貫流率は1.08~0.937w/㎡k
施工例と木製サッシの種類
【木製サッシの種類】 ・オーニング、サイドターン、引き違い戸、ヘーベシーベ、FIXなど
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価格の記載はありません。
まとめ
木製サッシの特徴や選び方のポイント、取り扱うメーカーを紹介しました。木製サッシは木製建具の利点を生かす、木の性質や風合いを楽しめるサッシです。
ただし、このようなメリットと共に、悪い面とも付き合う必要があります。木製サッシの選び方に困ったときは、メリット・デメリットの両面を受け止めてから、建物を飾る窓を設置してください。
・網戸付回転窓