MAVIC(マヴィック) クイックリリース MTB用 マウンテンバイク用 [並行輸入品]
DT SWISS HWQASM00S2932S RWS フロント用 クイックリリース
(TNI/ティーエヌアイ) (自転車用クイックリリース) 軽量チタンスキュワーセット
クイックリリースとは
クイックリリースとは、主にロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど、スポーツ向けの自転車で使用される、工具無しで簡単にホイールを取り外し、装着ができるパーツのこといいます。 クイックレリーズやクイックレバーなどと呼ばれることもありますが、意味は同じです。
クイックリリースの構造
クイックリリースの構造は、内側へレバーを倒すことで、レバーの両端がシャフト方向に強く引かれ、フレームを挟み込み車輪とフレームを固定します。メーカーによって締め方や外し方に特徴があるものがあります。
クイックリリース取り付けの前に確認して起きたいポイント
クイックリリースレバーを取り付ける前に点検しましょう。
バネの向き
クイックリリースのシャフトにはバネが2個付いています。圧縮された小さい方が必ず内側になります。バネの向きが逆になると固定力が無くなり、締まらなくなります。取り付けにはバネの向きをよく確認しましょう。
レバーがスムーズに動くか
雨の中での走行が多いと泥や砂がレバー内に混入し、レバー開閉の固さが渋くなり、スムーズに動かなくなることがあります。開閉を確認してスムーズに動かない場合は清掃しましょう。また、雨天走行後に放置するとシャフトが錆びつくことがあります。錆びついた場合は錆を落として、防錆処理をしましょう。※あまりに錆びついていたり、レバー開閉の固さが渋い場合はクイックリリースレバーの交換をお勧めします。
シャフトの長さ
クイックリリースには規格があります。大まかに分けると、ロードバイク用とマウンテンバイク用の2種類があり、フレームのエンド幅によってシャフトの長さが違います。長い分には使用することはできますが、シャフトがはみ出て不恰好になるので、適正サイズを用意しましょう。
クイックリリースの緩め方
レバーを起こす
左手で自転車のフレームをしっかりと押さえながら、右手でクイックリリースレバーを起こします。その時にレバーの角度と、どれくらいの固さで締まっていたかを記憶しておくと、レバーを締める際の指標になります。
レバーを回して緩める
クイックリリースレバーの反対側にあるナットを左手で押さえながら、レバーを反時計回りに回して緩めていきます。ナットが外れてしまうまで緩めきってしまうと、ナット側のバネが勢いよく飛び出す恐れがあるので、ナットが外れてしまうまでレバーを回し過ぎてしまわないようにしましょう。
シャフトまで外す必要はない
初心者によくみられるのが、クイックリリースを緩める際、ナットを全部回して、シャフトまで抜き切って緩めている方が多いです。固定されていたホイールが抜けるだけ緩めることが目的になるので、全部取ってしまう必要はありません。
クイックリリースの締め方
基本的にゆるめ方の手順の逆になります。
レバーを時計回りに回す
ナットをしっかり左手で押さえながら、クイックリリースレバーを時計回りに回し、締め込んでいきます。この際、レバーが倒すことができなくなる固さまで締め込まないように注意しましょう。
レバーを倒す
左手でフレームをしっかりと押さえて、クイックリリースレバーを手の平全体で押し込むように倒します。この際、緩める時に確認したレバーの固さ位になるようにナットを緩めて調整します。
ホイールがしっかりはまっているか確認する
クイックリリースレバーを締め込む前に、ホイールがフレーム(フォーク)のエンドにしっかりとはまっているか確認します。ホイールが斜めにはまっていたり、しっかり奥まではまっていない状態でレバーを締め込むと、ホイールがフレームに干渉して回らないなどのトラブルが起きます。 バイクを逆さまにしてホイールを取り付けると、しっかりフレームの奥まではまらないことがあります。できれば正立させた状態でホイールを取り付けることをおすすめします
クイックリリースの締め込む固さ
両手でレバーを倒し込める程度の固さでレバーを倒しこみます。レバーが緩むリスクをできる限り減らすために、できる限りきつく締め込みたいところですが、あまりきつく締め込んでしまうとレバーどころか、他のパーツまで破損させてしまい交換を余儀なくされます。
締め方が強過ぎる場合
クイックリリースはレバーを倒しこむことで、フレームとホイールを挟み込んで固定します。締め込む固さがきつ過ぎるとレバーに挟まれている、フレームとホイールのハブを破損させる事態が起きます。この2つは修理が困難かつ、高価なパーツになるので、適切な締め方と締め込んだレバーの固さを覚えて破損させないようにしましょう。
締め方があまい場合
締め方があまいとホイールがしっかりと固定されていない為、最悪走行中にホイールが外れてしまう危険性があります。また、締め方があまい状態で走行している時と、ガタつき、ハンドルの違和感、まっすぐ走行できないなど、これらの症状が現れます。
クイックリリースの正しい位置
レバーの位置が正しくないと、固定力が足りなくてホイールが外れる危険性や、レバーに障害物が当り、レバー破損の原因にもなります。また、レバーを倒し込み過ぎてしまうと、フレームとレバーの間に指が入るスペースがなくなり、レバーを倒して緩める際に大変な思いをすることになります。
クイックリリースはノンドライブサイド側に取り付ける
クイックリリースレバーのレバーは、左右どちらに取り付けても問題ありません。ですが、ホイールの脱着やメンテナンスの作業効率を考えると、基本的には「ノンドライブサイド」といわれる、スポロケットやリアディレイラーが取付けられていない側への取り付けが基本になります。
フロント
フロントフォークに対して、やや前方、もしくは、やや後方に沿うようにレバーを倒します。※フロントフォークに完全に沿うようにレバーを倒してしまうと、指が入らなくなるので、フロントフォークから少しずらして沿うようにレバーを倒しましょう。
リア
リア三角と言われる、2本のフレームの間にレバーを倒しこみます。この場合にも、フレームに対してレバーを完全に沿わせてしまうと外すのが困難になってしまうので、注意しましょう。
クイックリリースの選び方とおすすめ3種
クイックリリースの選び方の基準は耐久性と強度を重視したものを選びます。軽量な物ほど価格が高くなる傾向がありますが、最近では安くて軽量な物もみかけるようになってきました。しかし、メーカーによっては固定力や耐久性が不安な物もあるので、構造や材質がしっかりした物を選んだ方が安心です。いくつかおすすめのクイックリリースをご紹介します。
おすすめその1,MAVIC(マヴィック)
MAVIC(マヴィック) クイックリリース MTB用 マウンテンバイク用 [並行輸入品]
有名老舗自転車ホイールメーカーMAVIC。MAVICは自転車パーツメーカーの世界の3本指に入ると言っても過言では無いメーカーです。このMAVICのクイックリリースは、MAVIC独自のカム構造を採用しており、レバーの絶妙な締まり具合と固さで、ストレスなくホイール交換を行えます。また、シンプルな構造なので外し方に戸惑う事もありません。
おすすめその2,DT SWISS(DTスイス)
DT SWISS HWQASM00S2932S RWS フロント用 クイックリリース
DT SWISはスイスのホイールメーカーです。このクイックリリースは締め方が特徴的で、レバーを倒し込んだ後にレバーを回して、増し締めが行えます。増し締めを行うことで、固定力の評判もよく、材質もチタン製とスチール製があり強度も安心です。
おすすめその3,TNI(ティーエヌアイ)盗難防止クイックリリース
(TNI/ティーエヌアイ) (自転車用クイックリリース) 軽量チタンスキュワーセット
TNI盗難防止クイックリリースはレバーを倒し込んで固定ではなく、六角レンチを使用して固定します。レバー式のクイックリリースは外し方が簡単な為、ホイールの盗難のリスクが上がります。TNI盗難防止クイックリリースは六角レンチを使用した外し方を採用することで、簡単にはホイールを外せなくなり、盗難防止につながります。
クイックリリースが固くてどいうにもならないとき
仲間内や、ショップの店員さんなどにクイックリリースレバーを締め込んでもらった際、「力一杯締め込まれてしまってレバーがびくともしない...」なんて経験があるかと思います。そんな時の対策をご紹介します。
六角レンチやドライバーなどを利用する
六角レンチやドライバーなど、全長の長い工具をレバーとフレームの間に挟み込み、テコの原理で工具ごと外側へレバーを倒し込みます。この際、フレームを傷つけないようにタオルやウェスを挟んでおきましょう。
シートポストを利用する
出先や身近に柄が長い工具が無い場合、シートポストの空洞をレバーに差し込み、テコの原理でそのまま外側へ倒し込みます。少々荒い外し方になるので慎重に倒し込みましょう。
タイヤレバーを利用する
タイヤ交換の際に利用する樹脂製のタイヤレバー使用して、テコの原理でレバーを倒します。タイヤレバーは元々、ホイールを傷つけないようにしてタイヤを交換する道具です。傷を付けづらい材質かつ、タイヤ交換に対応するだけの強度を持っているので安心して使えます。
クイックリリースの取り扱いがスムーズになれば楽しさが広がる
自転車の楽しさはちょっとしたことで大きく変わってきます。クイックリリースの使い方がスムーズになると、どのような楽しさにつながるのかご紹介します。
メンテナンス
自転車メンテナンスの基礎中の基礎、パンク修理。クイックリリースがスムーズに扱えることでパンク修理も容易になります。また、ホイールの外し方を覚える際にも役に立ちます。自分で自転車のメンテナンスできる楽しみを感じることができます。
輪行
輪行は自転車の自由度が一気に高まり、輪行できるところ全てがサイクリングのフィールドになります。輪行に憧れてロードバイクを乗り始めた人も多いのではないでしょうか。輪行をするためにはホイールを外して輪行袋に梱包しなければなりません。ホイールを外すにはクイックリリースのスムーズな取り扱いが必須になってきます。
自転車のカスタマイズ
クイックリリースも立派な自転車のパーツです。各メーカーからカラーバリエーションや軽量化された商品が販売されています。クイックリリースの取り付けと外し方を覚えるだけで、ドレスアップや軽量化など自分のニーズに合ったものに交換できます。自分の好みにあったパーツに交換し、カスタマイズできるのも自転車の楽しみの一つです。
定期的にクイックリリースのチェックのすすめ
定期的にクイックリリースが緩んでいないかチェックすることをお勧めします。走行中の振動や衝撃で意外と緩んでることに気付かないで走行していることが多い部分です。走行している最中にホイールが外れてしまうと、命に関わる事故に発展します。クイックリリースは構造は簡単ですが、ホイールとフレームを繋ぐ重要な部分です。メンテナンスの第一歩として、定期的なチェックをお勧めします。
まとめ
クイックリリースの使い方について少しは理解を深めていただけたでしょうか?クイックリリースの使い方はロードバイクやマウンテンバイクなどの、スポーツ自転車を乗るに当たって必須になってきます。パンク修理やホイールの外し方を覚える際にも必要な項目になります。クイックリリースのスムーズな使い方を覚えて、快適な自転車ライフを送りましょう。