庭をおしゃれにガーデニングしよう!
おしゃれな庭って憧れますよね!素敵な庭を自分でガーデニングできたら最高です。しかしガーデニングには雑草が大敵です。せっかく綺麗にした庭でも雑草が生え放題ではみっともないし、気分もよくありません。雑草が生えてきたら除草剤を撒いたり、抜いたりするのは大変ですね。
雑草対策には砂利&除草シート
防草シートと砂利を上手く使って雑草が生えないようにしましょう。防草シートと砂利を使えば庭の管理がぐっと楽になりますよ。防草シートの上に敷く玉砂利にも色々種類があるので、明るい庭や落ち着いた庭など自分好みににガーデニングできます。
価格を抑えて庭に雑草が生えないようにする方法
コンクリートを打ってしまう
庭に雑草が生えないようにするには究極の方法です。さすがの雑草もコンクリートを突き破っては生えてこれないので心配ありません。コンクリートは必ずつなぎ目が必要ですが、そこから雑草が生えてくることとコンクリートだけでは無機質で庭が味気ないのが欠点ですね。またコンクリートは設置に費用が掛かるのと一度設置してしまったら簡単には撤去できないのもあまりおすすめできないところです。
踏み固める
砂利を敷いただけでは雑草が生えてきてしまいます。昔の家の土間には草が生えていませんよね、たたきと言いますが土を固めてしまえば植物は根を張れなくなり成長できません。同じように庭の土や砕石に圧をかけて固めてしまえば雑草が生えにくくなります。これも単調な庭になってしまうのが欠点なのと、全く雑草が生えないわけではありませんし、上に砂利を敷くこともできません。
防草シートを敷く
防草シートを敷く方法は庭のレイアウトに自由度が高く、費用も安くおすすめです。防草シートを敷いた上に砕石や玉砂利を乗せてガーデニングしてもいいですね。もし庭の砂利の隙間から雑草が生えて困っているなら、一度綺麗にして砂利の下に防草シートを敷けば、雑草取りがかなり楽になります。防草シートのいいところは簡単に手に入り、素人でも施工できるところです。ガーデニングは範囲が広くなるので大変そうですが防草シートを敷いて上に玉砂利や砕石をのせるだけなので初めてでもできますよ。
防草シートとは
防草シートとは地面に敷くことで雑草が生えないようにするシートのことで、化学繊維でできています。雑草が生えない仕組みは、下から雑草が伸びようとしても防草シートが日光を遮り成長させないことで雑草が生えてくるのを防いでいます。また雑草の種が飛んできても砂利と防草シートで地面と触れられないので、根を張ることができず雑草が生えることができません。防草シートだけでは風で飛んでしまうのでピンで止めたり砂利を乗せたりします。防草シートだけでは庭の景観が損なわれてしまいますが、上に玉砂利を載せることで素敵に庭にすることができます。
防草シートの苦手なこと
防草シートを敷いたからといって全く雑草の生えない状態がずっと続く訳ではありません。薄い防草シートであれば突き破って生えてくる雑草もありますし、防草シートに隙間があれば必ずそこから生えてきます。上に敷いた砂利に砂が溜まってしまうとそこから生えてくることもありますが、これは深く根を張れないので簡単に抜けます。覚えておいていただきたいのは、防草シートは万能ではないこと。防草シートの敷き方が悪かったりメンテナンスや管理をしないと思ったような効果がでないことがあるので注意してください。
防草シートの選び方
庭での用途で選ぶ
庭の防草シートを使う場所で選びます。駐車場で上に車が乗るところでは厚手の防草シートが必要ですし、上を人が歩くか歩かないかでも選ぶ防草シート変えましょう。もし防草シートの上に砂利などを何も敷かずに使う場合、防草シートが紫外線にさらされて劣化しやすくなりますので庭に合う色かどうかと耐年数をチェックして下さい。上に砂利を載せる場合も砂利の重みでやぶれないような厚さのあるものを選んで下さい。
防ぎたい雑草の種類で選ぶ
庭の防草シートを敷きたい場所に今生えている雑草を見てみましょう。イネ科の雑草はとても強く、薄い防草シートは突き破って生えてくるかもしれません。十分な厚さと遮光性のある物を選んで下さい。
価格で選ぶ
すべての条件を満たす十分なものを選ぶのが一番いいんですが、費用をいくらでも使えるわけではないのがDIYのつらいところですね。ガーデニングでの防草シートの価格は安い方ですが庭が広ければそれだけ費用も掛かりますね。砂利とのバランスも加味して防草シートを選んで下さい。
庭におすすめ防草シート.1 アストロ 園芸用 防草シート 1×10m
DBQ-362
サイズ:100×1000cm 本体重量1.24kg 材質:ポリプロピレンスパンボンド不織布(耐侯剤配合)
家庭用で庭のちょっとした場所におすすめの防草シートです。1m✕10mで売っているので庭の雑草の気になるちょっとしたスペースに使いやすいです。またある程度ガーデニングが進んだ庭の方に少しだけ追加したい時に便利ですね。アストロという不織布メーカーのオリジナル製品で厚手の不織布は破れにくく砂利を乗せても大丈夫です。色はグリーンとブラウンの2色から選ぶことができます。機能は十分でちょっと使いたい方におすすめです。
価格
価格は2100円ほどです、1㎡あたりは21円です。リーズナブルである程度の機能があると思います。
庭におすすめ防草シート.2 シンセイ防草シート 草よけシート
価格がおすすめの防草シートです。化学繊維を織って作ってあるので隙間から日光が入ってしまいそうです、遮光性は公表されてないようですが防草シートのグレードとしては低い方です。とりあえずお試しで使ったり、弱い雑草の生えている所におすすめです。基本的に砂利を載せても大丈夫です。
価格
価格は7600円ほど、1㎡あたりは76円です。先ほどの防草シートよりは少し高いですが100m分1巻になっているので広い範囲を施工する人におすすめです。
庭におすすめ防草シート.3 防草シート エコナル 1m×50m
農業用の防草シートといった感じの商品ですね。織り込んだクロスシートで敷きやすい厚さになっています。防草効果は十分でガーデニングにピッタリの商品ですね。色が地味なのでむき出しで使うには向かないかもしれません。上に砂利を乗せるか目立たないところに使うようにするのがおすすめです。
価格
価格は5800円ほどです、1㎡あたり116円になります。十分な防草効果が期待できるので妥当な価格といったところでしょうか。
庭におすすめ防草シート.4 デュポン ザバーン
アメリカのデュポン社の製品です。ポリプロピレンの不織布が4層構造で作られていて、厚手で耐久性があります。もちろん日光はシャットアウトしながら水は通します。防草シートの機能としては最高ではないでしょうか?欠点は価格が比較的高いことですが、一度敷いた防草シートを敷き直そうとしたら上の砂利をどけないと行けないので重労働です。このザパーンならほとんどメンテナンスせずに長期に渡って雑草を防いでくれますので、一度砂利を敷いたらそのままがいいという方におすすめです。
価格
価格は12000円ほどします、1㎡あたりは400円でこの中では飛びぬけて高いですね。でもそれだけの価値がある防草シートです。
玉砂利とは
玉砂利とは簡単に言うと丸い石のことで、ガーデニングでは庭に砂利を敷き詰めて使います。いろいろな種類の砂利が売っているのでガーデニングしたいイメージに合わせてレイアウトすることができます。大きさもいろいろあって神社にあるようなこぶし大の砂利から、指先ほどの大きさの砂利まで選ぶことができます。最近は防犯機能のある砂利には上を歩いたら普通より大きな音がして警戒する砂利もありますね。
砂利と砕石との違い
似ているようで実は砂利と砕石は違います。どちらも小石だと思って間違った使い方をすると思うような効果が得られません、この機会にきちんと覚えておきましょう。砂利と砕石は形で見分けられます、丸い形をしているのが砂利でごつごつしているのが砕石です。玉砂利などの砂利は上流で砕けた大きな石が川を流れるうちに角が削れて丸くなっています(あるいは人工的に作っています)。砕石は大きな石を砕いたものでまだ角が取れずにごつごつしています。
玉砂利と砕石の使い分け
では玉砂利と砕石はどこに使ったらいいのでしょうか?玉砂利は形がよく、色も種類が多いので庭に敷いて使うのに向いています。一方砕石はレンガやコンクリート敷きの基礎として使うことが多いです。砕石はバラスとも呼びますが、踏み固めるとしっかり締まります。これは砕石のごつごつした隙間にそれぞれ入り込んで動かなくなるためで、コンクリートなどの基礎にはしっかり踏み固めてやることが大事です。この基礎に玉砂利を使ってしまうとどれだけ踏んでも固まらなくなってしまいます。玉砂利は庭の景観をよくするための飾りとして、砕石は基礎などの土台として使うと覚えておけばガーデニングでは間違いではありません。
玉砂利の選び方
玉砂利の種類は本当にいろいろあり、迷ってしまいますね。玉砂利の選び方をいくつかに分けて解説します。
玉砂利の色で選ぶ
まずは砂利の色で選ぶのが一番簡単な方法です。完成した庭をイメージしてそれに近い玉砂利を選べばいいのです。白や黒などの単色の玉砂利があれば、5色の砂利をミックスして売っている砂利もあります。美しい白砂利か存在感のある黒砂利かバランスのとれたミックス砂利か、または赤砂利やピンクの砂利を選んでもいいでしょう。ひとつ気を付けて欲しい点は、砂利は濡れると色が変わることです。白い砂利はあまり変わらず、黒い砂利はより黒くなります。雨が降ったり水を撒いた時にイメージと違ってしまわないように、濡れた時の砂利の色も確認しておきましょう。
玉砂利の大きさで選ぶ
砂利の大きさもいろいろな商品があります。小さいと砂利が飛び散りやすく、砂利が大きすぎると歩きにくいです。玉砂利をどこに使うかで使い分けましょう。人が歩かないところでは大きい砂利にして存在感を持たせたり、庭に広く敷くのであれば砂利の大きさが揃っていると統一感がでますね。
玉砂利の機能で選ぶ
防犯などの特殊な機能付きの砂利もあり、見た目は普通の砂利ですが踏むと大きな音がして不審者を警戒する機能があります。これは庭よりも家の周りの犬走りにおすすめです。家族が歩いても大きな音がするのであまり人が通らないところだけにするのがおすすめです。
玉砂利の価格で選ぶ
防草シートと同様に予算オーバーしてしまうような種類の砂利は使えませんね。玉砂利もそうですが庭石などは高級なものだとびっくりするような価格で売っているのであきらめざるを得ない場合があります。
庭におすすめの玉砂利.1 白玉砂利
まずは白玉砂利がおすすめで、和風の庭にも洋風の庭にもよく合います。白玉砂利は庭が明るくなり濡れても色が変わらないので、雨の日や曇でも庭が暗い感じになりません。大きさは1.5cmから3cmで上を歩いてもちょうどいい砂利なので庭のどこでも使えますよ。
価格
価格は20kgで2500円ほどで、1kgあたり125円です。あまり商品によってのばらつきはないようです。
庭におすすめの玉砂利.2 新那智黒石砂利
那智黒石は碁石にも真っ黒な使われる砂利で和歌山県で採れます。ツヤのある上品な黒色で水に濡れるとより黒が濃くなり存在感があるので、庭ではアクセント的に使うのがおすすめです。和風に石灯籠と合わせたり、植物の足元や室内のアクセントにも使えます。思い切って大きめのサイズで使うと庭の雰囲気がぐっと締まって、雨の日はより黒く落ち着いた佇まの砂利です。
価格
価格は20kgで4700円ほどで、1kgあたり235円です。那智黒石は比較的割高ですね。その分ほかの石にはない存在感があります。
庭におすすめの玉砂利.3 五色砂利
5色の玉砂利のミックスです、単色より柔らかい感じの砂利で植物によく合いますね。これは白、青、赤、黄の砂利のミックスですが他にもいろいろあるので庭のイメージに合わせて選んで下さい。
価格
価格は20kgで2000円ほどで、1kgあたり100円です。単色よりはミックスしたほうが安い傾向ですね。
庭におすすめの玉砂利.4 ナチュラルマーブライト ピンク砂利
思い切ってピンクの玉砂利はどうでしょうか?庭の雰囲気がガラッと変わります。これはピンクでも白みがかった色合いの砂利なので広く敷いても大丈夫です。
価格
価格は20kgで2500円ほどで、1kgあたり125円です。白玉砂利と変わりませんね、白よりもナチュラルな雰囲気にしたいときおすすめです。
庭におすすめの玉砂利.5 瓦チップ
正確には砂利ではありませんが、瓦チップも庭をいい雰囲気にしてくれます。瓦チップは使用済みの瓦を砕いて砂利の代わりに庭で使えるようにしたもので、独特の色合いが魅力です。砂利と組み合わせてもいいし、瓦チップだけ敷いてもいい雰囲気になります。
価格
価格は30kgで2500円ほどで、1kgあたり83円と砂利より安いです。思い切って赤い色を広く敷きたい時に砂利だと高いのでおすすめです。
防草シートと玉砂利の敷き方
用意するもの
用意する材料 ・防草シート ・玉砂利 ・防草シート固定ピン 用意する道具 ・スコップ ・はさみ ・ハンマー これだけあればなんとかできますが、便利な道具はあるといいです。この際買ってもいいですし、何かで代用してもいいでしょう。
必要な玉砂利の量
必要な材料を用意するときに困るのが玉砂利の量の計算ですね。防草シートは面積を計算すればいいので簡単ですが砂利は初めてだとよくわかりません。特に砂利はキログラムの重さの単位で売っているのもわかりづらくしていますね。砂利は厚すぎると歩きにくく薄いとすぐ下地が出てきてしまいますので、おすすめは4cmほどの厚さで敷くことです。計算式は(砂利を敷く面積)X(厚さ4cm)X20=必要な砂利の重さ(kg)になります。1mX1mの範囲に砂利を敷こうとすると80kgの砂利が必要です。
防草シートを敷く前に
防草シートと砂利を敷く前に段取りしましょう、地味ですがこれが一番大事な作業です。まず砂利や石をどけて庭の雑草を抜いてしまいます、この時生えている植物を覚えておいて下さい、後で同じ植物が生えてきたらそこで防草シートを破っている可能性があり後のメンテナンスに役立ちます。雑草を抜いた地面はでこぼこになっているので知っかり踏み固めて平らにしてやります。プロは転圧機で固めて水勾配もとってしまいますが、ガーデニングでは足でしっかり踏めば大丈夫です。きちんと平らになるまで頑張って下さい、くぼんでいると水たまりができたり砂が溜まってそこから雑草が生えてきてしまいます。
防草シートの敷き方
地面が平らになったら防草シートを敷きます。防草シートの種類によらず敷き方は隙間なく敷くのが基本です。防草シートは横長なので長さをいかす敷き方で敷き詰めますが、合わせ目は十分10cmほど重ねて下さい。また壁際などはピッタリにせずに5cmほど余裕を持たせておけば防草効果が出ます、余計な部分は玉砂利で隠れてしまうので大丈夫です。テープで仮止めして固定ピンをハンマーで打ち込みます、間隔は上に砂利を乗せるのであれば1m間隔です。
玉砂利の敷き方
庭に砂利を敷くとき狭い範囲であっても大量の砂利を使います。砂利の量の計算方法をご紹介しましたが思っているより多くなると思います。砂利の敷き方のコツはどんな種類であってもなるべく最初に広げておくことです。砂利の袋は重く1袋ずつ運ぶのは大変なので一輪車などである程度砂利を広げておいてから袋を開けましょう。あとはレーキなどで砂利を均せば完成です。
便利なグッズ
砂利はそのままだとどんどん流出してしまいます。せっかく苦労して敷いた砂利が流出してしまっては残念です、そこでこのような固定グッズを使うとブロックの隙間に砂利が入って動かなくなり、の流出をなるべく抑えてくれるのでおすすめです。
まとめ
防草シートは敷き方に注意すれば雑草をかなり抑えられ、後々のガーデニングが楽になります。ガーデニングの中でも防草シートと玉砂利の施工は簡単なのでDIYがおすすめです。玉砂利の種類を選ぶのも楽しいですし、玉砂利の種類を変えて庭の雰囲気をガラッと変えることもできますよ。完成した庭をじっくり眺めたり、また違う種類の砂利を敷いたりしてガーデニングを楽しんでくださいね。
1m×30m