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葉色が多彩!ヒューケラの育て方!株分けの時期や寄せ植えの方法とは?

半日陰や日陰でも元気に育つヒューケラは、ガーデニングに欠かせない存在です。ヒューケラが人気の理由から、育て方・増やし方をご紹介します。また、数多いヒューケラの品種も合わせてご紹介します。ヒューケラの特徴を知り、育ててみましょう!
2020年8月27日
yuko.t
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目次

ヒューケラとは

ヒューケラは北アメリカ原産の草花で、ユキノシタ科・ツボサンゴ属に属しています。時期を問わず、一年中葉を付けている常緑の多年草で、ガーデニングには欠かせないと言ってもいい程メジャーな草花です。

ヒューケラ?ツボサンゴ?

ヒューケラはツボサンゴと呼ばれることもありますが、ツボサンゴというのは本来「ヒューケラ・サンギネア」のことを指します。なので、ヒューケラの種類によってはツボサンゴではないのですが、近年ではヒューケラ=ツボサンゴとして認識されていることがほとんどです。

ヒューケラの魅力や人気の理由

ヒューケラは、ガーデニング初心者の方から上級者の方にまで、幅広く人気がある草花です。その人気の理由は、見た目や育てやすさ、取り入れやすさにあります。

ヒューケラの魅力1.見た目

ヒューケラは、なんといってもその姿が魅力そのもの。特徴的な葉っぱの形と種類豊富な色は、他に類を見ません。 可愛い見た目のものや上品な見た目のものなど、ヒューケラには様々な葉色のものがあり、ガーデニングをしている人にとってはイメージしているお庭や花壇に合ったものが見つかるので、とても重宝されています。

ヒューケラの魅力2.育てやすさ

ガーデニングに取り入れやすいヒューケラは、基本的にかなり丈夫な草花です。ちょっとやそっとじゃ枯れてしまうこともなく、育てやすさはピカイチ!毎日植物のお世話をできない人や、植物を育てる自信が無い人でも安心して育てることができますよ。

ヒューケラの魅力3.日陰でも育てられる

ヒューケラには耐陰性があるので、日陰でも育てることができます。植物には日光が必要なものが多く、日が当たらない場所でのガーデニングに悩む人も多いかと思いますが、ヒューケラは家の北側や建物と建物の間などにも植えることができます。そのためヒューケラは、日陰のガーデニングには欠かせない存在となっています。

ヒューケラの魅力4.取り入れやすい

ヒューケラは常緑多年草で、一年中葉を付けています。時期によって枯れて無くなってしまうことも無いため、お庭や花壇、そしてプランターにとても取り入れやすいと言えます。他の草花との相性も良いため、様々な場所で使われています。

ヒューケラの育て方

ヒューケラの育て方:植える場所


ヒューケラは比較的丈夫な草花なのですが、ムレにはそこまで強くありません。その為、真夏の直射日光がガンガン当たる場所には植えない方が賢明です。逆に日陰でも成長することができるので、半日陰や日陰の場所に植えるのがおすすめです。 ヒューケラは、園芸店やホームセンターでポット苗を買い求めることができます。そのポット苗を地植えや鉢植えで植えていきましょう。

ヒューケラの育て方:用土

ヒューケラはムレに強くないので、水はけが良い土に植えるようにしましょう。地植えの際に水はけが悪いと感じたら、腐葉土を混ぜ込むようにします。鉢植えの場合は市販の培養土で問題ありません。 また用土を作る場合は赤玉6:腐葉土4など、水はけと水もちがいい配合にし、多湿にならないように気を付けましょう。

ヒューケラの育て方:水やりのポイント

ヒューケラの水やりは、土の表面が乾いてからしっかりと行います。土が乾いていないのに水やりを行うと、土中が多湿の状態になり根腐れを起こしやすくなります。また、暑い時期の日中の水やりも土中が蒸れてしまいます。早朝と夕方など涼しくなって行うようにしましょう。 地植えの場合は基本的に水やりは不要ですが、雨がずっと降らず見るからに土が乾いている場合にはしっかりと水を与えてあげましょう。 また、苗を植え付けてから根付くまでの間は乾燥させないようにします。水やりを忘れないように気を付けましょう。

ヒューケラの育て方:肥料

春と秋に薄めた液体肥料を週に一度ほど与えるようにします。しかし、ヒューケラは肥料が無くても育つので、あまり神経質に肥料を与える必要はありません。

ヒューケラの育て方:剪定

ヒューケラの剪定は、さほど必要ありません。終わった花を茎元から切ったり、枯れた葉を随時取り除くくらいで十分です。

ヒューケラの育て方:害虫や病気1/3

ヒューケラは害虫が付きにくいのも育てやすさのポイントです。しかし風通しが悪かったり、多湿になることが多い環境ではカイガラムシが付いてしまったり、うどんこ病になることもあるので注意しながら育てていきましょう。

ヒューケラの育て方:害虫や病気2/3【カイガラムシ】

カイガラムシは数ミリの極小の昆虫で、白い綿をまとった種類のものもいます。茎や葉にくっつき吸汁し、株を弱らせていきます。あっという間に増えていく害虫なので、見つけたらすぐに取り除くか専用の農薬をスプレーで対処しましょう。

ヒューケラの育て方:害虫や病気3/3【うどんこ病】

うどんこ病はカビによる病気で、茎や葉がうどん粉をまぶしたように白くなっていくのが特徴です。この病気も見つけたら農薬や切除するなど、早めの対処をするようにしましょう。成長を妨げ、最悪の場合は枯れてしまいます。

ヒューケラの増やし方


ヒューケラの増やし方①株分け

ヒューケラは株分けで増やすことができ、高い確率で成功します。ある程度成長したヒューケラを掘り起こし、株を適当な数に分けます。手でスムーズに分けられない場合は、切れ味のいいハサミやナイフを使いましょう。なるべく根を傷めないように気を付けます。 株分けしたそれぞれのヒューケラは、そのまま地植えや鉢植えにできます。根付くまでは乾燥させないように、しっかりと水を与えるようにしましょう。

ヒューケラの増やし方②挿し芽

ヒューケラは、挿し芽でも増やすことができます。比較的新しく元気な芽を切りとり、挿し芽用の土やバーミキュライトに挿しておくと根が出てきます。ある程度根が伸び成長したら、地植えや鉢植えにしてみましょう。

ヒューケラの品種・種類

ヒューケラ・サンギネア

日本に昔からあり、ツボサンゴと呼ばれる品種「ヒューケラ・サンギネア」です。真っ赤な花を咲かせるのが特徴。

ヒューケラ・ミッドナイトローズ

銅葉にピンクの斑が入る、華やかさのある品種です。珍しい色味の葉ですがどんな草花とも相性が良く、寄せ植えにおすすめです。草姿はコンパクトにまとまります。

ヒューケラ・ピーチフランベ

春夏は明るいアプリコットカラー、秋冬はシックなプラム色に紅葉するヒューケラです。寄せ植えや地植えすると、季節によって印象が変わるため飽きません。花は白色。比較的丈夫な種類になります。

ヒューケラ・ライムリッキー

ライムリッキーは黄金葉が最大の魅力で、日陰の花壇を明るくしてくれる頼もしいヒューケラです。花は白色で、ライムグリーンの葉とのコントラストがとても涼しげ。ヒューケラにはシックな色が多いので、このグリーンの色味は珍しく、新鮮味があります。

ヒューケラ・キャラメル


優しい色合いが特徴のヒューケラ・キャラメル。この品種は株が大きくなる傾向があるので、グランドカバーなどの広いスペースでの使用におすすめです。成長していくにつれて、見ごたえのある姿になっていきます。

ヒューケラ・デルタドーン

黄金葉に赤いラインが入る、インパクトが強いヒューケラです。鉢植えにこのヒューケラのみ植えてもさまになります。やや大型です。

ヒューケラ・ドルチェシリーズ

よく見かける「ドルチェシリーズ」は、スウィートプリンセス、アップルシブースト、ブラックナイト、ブラックベリータルト、マッチャプディング、 ライムソルベ、バタークリーム、スノーシュクレ、メープルファッジ、チョコミントなど、とにかく葉色が豊富なのが特徴です。ヒューケラだけの寄せ植えを作る時など、大きさが揃いやすいので重宝します。

ヒューケラ・シャンハイ

シルバーリーフのような濃いパープルの葉が魅力的。葉には光沢もあり、とても上品なヒューケラです。花も大きくしっかり咲きます。美しいという言葉がぴったりな品種ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ヒューケラの育て方や増やし方、品種をご紹介しました。ヒューケラは丈夫でどんな場所でも簡単に育てられ、ガーデニングには欠かせない存在です。 まだ育てたことのない方はぜひ育ててみてくださいね。育てている方も、ヒューケラにはたくさんの種類があるので、他の品種にもチャレンジしてみましょう。